ソニーが基本的に好き!

エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その2)


・エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その1)
の続き。

VAIO typeT(TZシリーズ)
の特徴的なシリンダーデザイン。
このシリンダーだけでも語る事は山ほどあって、
シリンダーヒンジのレイアウトや
左右にある電源ボタンとDCコネクターにも相当なこだわりがある。

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<エメラルドグリーンに輝く電源ボタンと見た目にこだわるDCコネクター>


TZを見ると一番に目をひくのが
メッキリングで囲まれた中に
綺麗に輝くエメラルドグリーンの光。

電源ボタンのLEDというのは、
「PCの電源=グリーンに光るもの」だと定義されてるらしい。
そこで、一般的なLEDを使ってしまうと
どうしても薄ぼんやりとしたグリーンにしかならなくて
なかなか綺麗に光るものがないのが現状みたいで
普通はそこまでこのLEDの色をどうにかしようとはどこのメーカーも思わない。

それをあえて、
電源のLEDの色を綺麗に光らせたいというというためだけに
新開発の高輝度LEDを採用して、
導光板や拡散板の部品ひとつひとつにこだわりまくった。

その結果として、
この鮮やかなエメラルドグリーンの光を発する事ができるようになった。


また、TZの電圧は16Vで、
ここもまたデザインをかっこよくしたいという観点から
TZのDCジャックの色を、
今までのように黄色のパーツを使わずに
黒いDCジャックに黄色いリングというデザインにさせた。


DCコネクターのジャックには、
通常、お約束で電圧を表示しなきゃいけないけれど、
それをあえてコネクタに記載するのではなく、
コスト度外視で、
LEDの側面に記載して見た目にも徹底的にこだわってる。


冷却ファンの位置もTXから変更。
TXの時は、そのまま使ってると
指があったまるという指摘も多かった事から、
今回は、冷却ファンを後ろ目に配置。

さらに、ファン効率をかなり改善。
TXの時には、確かにしばらく使ってると
ファンの音がブンブン聞こえて
かなりうるさいなーと感じたのは事実。

TZのファンの音は、
ほとんど耳障りにならないくらいの数db程度まで抑えられてて
図書館に持ち込んでも、周りの人からにらまれないくらいにまで
静穏性にも配慮されたらしい。

TXとTZを並べてフルスペックで走らせると
TXのFANの音にかき消されるくらいの差があるとの事なので
これは後日要実験!

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<ヒンジの線が1本消えた!?>


見た目にそこまでこだわるのか?
というのが、液晶とつながるヒンジとバッテリーが一体化して
ヒンジの線が1本消えてしまったシリンダーデザイン。

まずは今まではどうかというと。。

【VAIO NOTE 505 EXTREMEのヒンジとバッテリー部分】

初代VAIO 505から505EXTREMEに継続されている
ヒンジとバッテリー。

液晶ディスプレイと本体を支えるためと線材を通すために
必要なヒンジ。
これは、「本体側」と「ディスプレイ側」と「バッテリー側」の関係を考えれば
上の画像で見てもわかるとおり
切れ目の線が2本見えるのが当然。


【新VAIO typeT(TZシリーズ)のヒンジとバッテリー部分】

それが、よく見ると
TZのヒンジとバッテリー部分に見える線がなぜか1本しかない。

気にしなかったら全然気づかなかった事かもしれないけど
いったん気になるとものすごく気になる。
じゃ、
このヒンジはいったいどこにつながってるのか?


その秘密はバッテリーの形状にある。

TZ本体にある中側にあったヒンジが、
一段ほど軸の細いヒンジになっている。

そして、バッテリー側のカバーが外側に飛び出ていて
このカバーで、本体のヒンジ隠して、線を1本消すようになってる。

ヒンジの関係は505EXTREMEと何ら変わってないけれど
発想の転換でこのデザインを実現させたという事になる。


バッテリーのカバーが、
ヒンジをくるっとまわりこんで隠す形状になってるので、
バッテリーの取り付け方もちょっと特殊になってる。

通常は、バッテリーは後ろから平行に差し込む事が多いけれど、
今回のバッテリーは
バッテリーを本体に斜めにいれて、
そこからくるっとまわして装着するという方式になっている。


VAIO TZ バッテリー装着

本体の表側に出る線を1本でも減らす事で
505EXTREMEと比べても
すっきりとした見通しのよいデザインになってるというワケだ。


ちなみに、
デザイン命!とされたために
シリンダー部分の塗装にも相当なこだわりがあるようで
「シリンダーだけを塗装すべきで
 シリンダーじゃない部分に同じ色は使うべきじゃない!」
という事で
バッテリーの形状的に、
シリンダーと連なる部分と、本体と一体化する部分とがあって
その部分をきちんと2色に色を塗りわけをしてるそうだ。

これも言われるまで
全然気が付かなかった・・・

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エモーショナルVAIO typeT「TZシリーズ」レポート(その3)
へ続く。

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2件のコメント

  1. シルバー より:

    Tは完成度がかなり高いモバイルじゃないですか??
    前より厚くなったのにより薄く見えます!!
    やはりソニーは期待を裏切らない!

  2. kunkoku より:

    >シルバーさん
    今回の新typeTはかなりよくできてますねー。
    かなりのツボですw
    あまりにもカスタマイズの幅が広くてオーダーに迷ってます(^^ゞ