VAIO typeRmasterをSSD RAID0化&Windows7化計画(その1)
突然のトラブル、
・VAIO typeR masterのRAID組んでたHDDが逝きました・・・
の続き。
VAIO typeR masterのRAIDを組んでたHDDが逝ってしまって
復旧するにしてもどうするもんかなと。
HDDを複数使って、安全にRAID5とかRAID10という手もあるけど、
うーんと考えてみて、
前々からやってみたかった
IntelのSSD「X25-E」を2個使って、
RAID0(ストライピング)にする事に決めた。
Intel製「X25-E」は、
現存するSSDの中でも
単独でシーケンシャルのリードとライトがかなり高速だったり
何しろランダムの読み書きは最高に心地良いし
SLCタイプだという安心感もある。
それをRAID0にすると、
さらに処理速度が速くなるのか?という期待値というよりも
どちらかというと、
1枚で32GBしかない容量を2枚で64GB近くで使えるという理由も含めて
システムとして使ってみたかった。
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<2.5インチSSDの物理的な装着>
当たり前の話ではあるけど、
VAIO typeRmasterのストレージの取り付け場所は、
前面4基と内部2基の取り付け位置ともに
3.5インチHDD専用ベイ。
Intel製「X25-E」は、2.5インチサイズなので
小さすぎてスッカスカでそのままだとネジ止めは不可。
そこで、
こういった時には、
「2.5インチ変換マウンタ」あたりを買ってきて
利用すれば良いのだけど、
こんなちっさい2.5インチSSDを3.5インチスペースまるまる1箇所を占領してしまうのはもったいないし、
たいして凝らなけりゃ自作で十分まかなえそうなので
アルミ板で3.5インチ1スペースに2.5インチSSD2枚を収められるマウンタを自作する事にする。
というか、
ぶっちゃけアルミ板をコの字に折り曲げて
ネジ穴を電動ドリルで穴あけしただけの超シンプルマウンタ。
2.5インチと3.5インチの左右の差分を計って
さらに高さをあわせるだけなので結構簡単。
それに、SSDをネジ留めするだけで出来上がり。
もともとVAIO typeRmasterの前面のHDD格納庫は
4つのHDDを金属ケースに収めて、
そのユニットを収納するというだけのものなので、
一番の底面に、自作マウンタ付きのSSDx2を突っ込むだけ。
幅もほぼ正確だったから軽い抵抗だけで
キュッキュッという感じで装着、
後は下の段とその上の段の
電源ケーブル2本とシリアルATAケーブルをつなぐだけ。
画像で見るとケーブルが無理してそうに見えるけど、
実際は内部から引き出せる余裕があって、
引っ張り過ぎない程度に余力を持たせてあるので問題ない。
こうすると、
3段目がいわゆる空きスペースになってしまうのだけど、
もともとここに入るHDDはかなりの熱を持っているし
冷却効率から考えたら、少しはこのスキマも有効かと。
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<RAID設定のおさらい>
次はRAID設定のおさらい。
新しく装着されたSSDをRAID 0として動作させるには、
BIOSからの呼び出しと事前の設定が必要。
RAID設定項目を呼び出すには、
BIOS画面から【Advanced】項目にある
【RAID Configuration】を[Hide]から[Show]に切り替える。
そうすると起動時に、
「Press to enter Configuration Utility…」
という画面が表示されるので、
それが出てる間に「Ctrl」キーと「I」キーを同時に押すと
RAID画面へ移行する。
RAIDの設定画面では、
初期値では、取り付けたストレージ(HDDやSSD)が
Physical Disksの一覧に表示されている。
そして、【1. Create RAID Volume】を選択して
RAIDの設定を選択。
VAIO typeR masterでは、
RAID0、RAID1、RAID10、RAID5の4種類のRAID構成が可能で、
今回は、RAID0(ストライピング)を選択、
Create Volumeを押して決定する。
2基のSSDのステイタスが、
「Non-RAID Disk」から「Member Disk(0)」
となって
RAID0(ストライピング)構成が出来上がった事が確認できる。
SSD1基あたりの容量がすくないので、
2個くっついても容量は、59.6GBしかない。
これで準備はOKなので
【4. EXIT】で抜ける。
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<リカバリじゃなくてWindows7化にチャレンジ!>
後は、
以前に作っておいたリカバリディスクを使って
本来あるべきWindows Vistaへ戻せばOK!
と思ったものの、
それじゃ普通すぎておもしろくないなーという
いつもの悪い癖が・・・
仕事用のメインマシンだから安定性を重視すれば、
元あるWindows Vistaに戻すのが一番無難なんだけど、
どうしてもここは「Windows 7 RC」を
入れてみたい気持ちが勝ってしまった。
ので、
保全のために、一応3.5インチHDD単機に
リカバリからWindows Vistaを普通にインストールして
入れ替えればいつでも動くようにしておいた上で、
Intel製「X25-E」x2のRAID0には、
Windows7RCをインストールする事にする。
続く。
こんなことしてるから
夜通しかかっても終われない・・・
【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】
4件のコメント
Windows7ならシステム以外でも結構要領が空きそうですね
間違いなく爆速が期待できますね!
ベンチ、結構楽しみにしてたりします。
システム以外は入れないって事は、プログラムフォルダやらも移しちゃうんでしょうか。
>nyaaさん
す、すみません書き方がよくなかったですね(汗
いえいえ普通にインストールしてアプリまでは入れますw
SSDX2にWindows7、緊急用に3.5インチHDDにVistaという入れ方をして
いつでも入れ替えOKな状態にしておいて、
データ的なものをそのほかのHDDやカード類に分散しておこうかと。
えっとすでに動いてますが、さっすが速いです(笑)
今日中にアップしますねw
自分のR-MasterはCドライブにJMicronコントローラ搭載の激安SSDでRAIDして半年経ってます。
kunkokuさんのようにまだ逝っちゃってはないんですけど、ランダムアクセスが2.2とかちょーしょぼく、プチフリが酷い状態です(涙)
当時、激安SSDでもRAIDにすればプチフリしないといって組んだんですけど、やっぱり駄目ですね。
Intel SLCのRAIDは爆速感漂ってますね!
ただ値段が値段なので自分には無理・・・。
近々intel MLC1本をCドライブに変更してみようと思ってます。
intel SLCのRAID、どのくらい速いか非常に興味あります。
>たゆみさん
HDDが突然というのは久しぶりでしたね(汗
こういうのはいつやってくるかわからないので要注意ですね(^^ゞ
それと、SSDというのが出てきて間もないですし、プチフリとかランダムアクセスとかデフラグのこととか、最近になってようやく解消されつつあるって状態なので、なかなかどれが良い!とかって決めづらいですよね。
そういった点ですとIntel製MLCの「X25-M」はすごく優秀ですし、最新ファームも出てさらに安定してますし、かなりお勧めですw
で、Intel製SLC「X25-E」のRAID0やってみましたのでご参考にしていただければ幸いですw