「Xperia 1 VII」と「 Xperia 1 VI・Xperia 1 V・Xperia 1 IV」の4モデルを比較検証。屋外でも見やすいディスプレイと、両面照度センサーであらゆる状況でも視認性が向上。
ソニーはスマートフォンフラグシップ最新モデルの「Xperia 1 VII」は、「Xperia 1 VI」のディスプレイよりもピーク輝度が向上。
さらに、新たに背面側にも追加された照度センサーにより、周囲の環境に合わせて理想的な明るさや色に調整してくれる。
「Xperia 1 V」から「Xperia 1 VI」へとモデルチェンジしたさいに明るさはかなり上がっていたけれど、「Xperia 1 VII」でも実際どこが進化したのか検証してみた。
・Xperia 1 VII 製品ページ
・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
----------------------------
目次
●Xperiaディスプレイ比較
ディスプレイスペック
まず「Xperia 1 VII」と、それよりも前のモデル「Xperia 1 VI」、「Xperia 1 V」、「Xperia 1 IV」のディスプレイスペックの違いについて比較してみる。
(画像は、左からXperia 1 IV、Xperia 1 V、Xperia 1 VI、Xperia 1 VII の順。)
「Xperia 1 VII」
解像度:フルHD+(2340×1080ピクセル)
アスペクト比:19.5:9
サイズ:6.5インチ
リフレッシュレート:1-120Hz
明るさ:Xperia 1 VI比でピーク輝度20%向上
「Xperia 1 VI」
解像度:フルHD+(2340×1080ピクセル)
アスペクト比:19.5:9
サイズ:6.5インチ
リフレッシュレート:1-120Hz
明るさ:Xperia 1 V比で50%向上
「Xperia 1 V」
解像度:4K(3840×1644ピクセル)
アスペクト比:21:9
サイズ:6.5インチ
リフレッシュレート:60Hzまたは120Hz
「Xperia 1 IV」
解像度:4K(3840×1644ピクセル)
アスペクト比:21:9
サイズ:6.5インチ
リフレッシュレート:60Hzまたは120Hz
![]() |
左:Xperia 1 VI 右:Xperia 1 V |
すぐにわかる違いとしては、解像度とアスペクト比。
「Xperia 1 V」以前のXperia 1シリーズとは異なり、「Xperia 1 VII / Xperia 1 VI」では、解像度が4K(3840×1644ピクセル)からフルHD+(2340×1080ピクセル)、アスペクト比は縦長の21:9から少し短くなり19.5:9に変わっている。
ディスプレイのインチ数(6.5インチ)は変化していないので、面積で考えれば「Xperia 1 VII」と「Xperia 1 VI」の方が大きくなっている。
解像度が単純に下がったというわけではなく、ディスプレイの明るさが大幅に向上していたり、LTPOを搭載して1-120Hzまでの可変リフレッシュレートに対応することで大幅にバッテリー持続時間が改善されている。
ちなみに、実際スマートフォンを利用する距離では、4KからフルHD+になっても解像度の違いはほぼわからない。
「Xperia 1 VI」と「Xperia 1 V」の実機で徹底検証!フルHD+とアスペクト比19.5:9 ディスプレイのメリット・デメリットをきちんと把握しよう。
解像度とアスペクト比については、以前Xperia 1 VIのときに検証したのでそちらを参考に。
明るさに変化はあったのか?
「Xperia 1 VII」は、前モデルの「Xperia 1 VI」比で約20%程度ピーク輝度が向上。
明るい場所でも、ディスプレイが暗く見えにくいということが減るはず。
![]() |
左:Xperia 1 VI 右:Xperia 1 V |
「Xperia 1 V・Xperia 1 IV」は、それよりも以前のモデルの画面が暗かったこともあり、ディスプレイ輝度は明るくなっていた。
屋内で見ている限りでは、「Xperia 1 V・Xperia 1 IV」の画面が暗いと暗く感じることはまずない。
ただし、実際に並べて比較すれば「Xperia 1 VII・Xperia 1 VI」の方が明るく見えるのは間違いない。
一番気になるのは、屋外の太陽光直下で利用するような場合。
Xperia 1 IV、Xperia 1 V、Xperia 1 VI、Xperia 1 VII の4モデルを並べて実際に見え方を比べてみた。
検証した日中が厳しいほどの晴天で、スマホを視認するのは困難なほどの過酷な条件だった。
4モデルでブラウザを表示した画面を並べてみた。
実際に目視すると、Xperia 1 IV・Xperia 1 Vの画面はほとんど見えないのに対して、「Xperia 1 VII」・「Xperia 1 VI」の画面が明るく眩しい中でも文字も視認できた。
「Xperia 1 VII」・「Xperia 1 VI」では輝度が上がっているだけでなく、「サンライトビジョン」という機能によって直射日光下での視認性が向上している。
原理としては、暗く表現されているエリアの輝度を上げて日光下でも自然なコントラストにしてくれるというもの。
「Xperia 1 VII」・「Xperia 1 VI」で「サンライトビジョン」を有効にするには本体画面設定の「明るさの自動調節」をONにしておけば良い。
直射日光のもとではさすがに伝わりにくいので建物の影に置いて比べてみた。(それでも眩しいくらいの場所。)
同じ写真を表示しているにもかかわらず、Xperia 1 IV・Xperia 1 Vは色の判別すら難しいくらいに画面がほとんど見えない。
けれど、「Xperia 1 VI」では表示されている映像が何かがわかるし文字も読める。
「Xperia 1 VII」ではもう少し明るく色の情報もより伝わってくる。
では、「Xperia 1 VI」(左)と「Xperia 1 VII」(右)に違いはあるのか?
この2モデルを手に持って直射日光の照りつける中で画面を比べてみた。
どちらも輝度の高さに加えて「サンライトビジョン」の効果もあって、画面がしっかりと認識できている。
「サンライトビジョン」は、センサーに強い日差しが当たると単純に輝度を上げるだけでなく、明るい輝度はそのままに暗い部分をピックアップして輝度を上げることで白飛びを抑えつつ画面を見えやすくしている。
その上でこの2モデルを比べると、「Xperia 1 VII」はピーク輝度がさらにアップした事もあって、さらに「Xperia 1 VI」よりも視認しやすくなっている。
そして最も大きな違いは、逆光のような周りが明るくても手前が暗い場合。
「Xperia 1 VI」は前面にある照度センサーがないため、手前が暗いと自動的に画面輝度を下げてしまっていた。
「Xperia 1 VII」は、前面と背面の両方に照度センサーがあるおかげで、周りの状況を的確に判断して見やすい明るさに調整してくれる。
センサー1個分賢さが増えたことで誤認識が減って、普段使いとしてより快適に使える。
----------------------------
●より多くのシーンで使いやすくなり、日常使いのメリットが計り知れない「Xperia 1 VII」ディスプレイ性能。
昨年、「Xperia 1 VI」が登場したさいに、ディスプレイが19.5:9という一般的なアスペクト比と解像度はフルHD+となって、Xperia 1 Vまでにあったソニーならではの拘りが減ってしまったと思われた。
確かに、21:9のアスペクト比ならではのシネスコサイズの映画体験では表示領域が減ってしまったとか、横幅サイズが大きくなったといったデメリットもあったかもしれない。
けれど、それよりも普段使いのスマートフォンとして圧倒的に快適になった数多くのメリットが結果としてはユーザーに受け入れられたことも事実。
「Xperia 1 VII」も同じく19.5:9のアスペクト比となってディスプレイは大きくなり、多くのコンテンツ表示が良い方向に改善して、可変リフレッシュレートに対応したことでバッテリーライフが異常に延びた。
さらに「サンライトビジョン」と表と裏の2つの照度センサーによって、日光・日陰下の画面コントラストや視認性が良くなって、確実に進化している。
-----------------------
●Xperia新製品、アクセサリー
Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:204,600円(税込)
12GB/512GBモデル:218,900円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
Style Cover with Stand for Xperia 1 VII「XQZ-CBFS」
ソニーストア販売価格:5,500円(税込)
※リングストラップ付属
・Style Cover with Stand for Xperia 1 VII「XQZ-CBFS」製品ページ
ソニー フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII 」のことがわかる記事まとめ。実機レビュー、モデル比較、検証や設定チップスなど。
「Xperia 15周年 ファン感謝イベント」で Xperia 1 VII を体験。より鋭くスタイリッシュになった本体デザインと、3色のカラバリの印象をチェックしてみた。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。
Xperia 1 VII(XQ-FS44-1/SW)12GB/256GBモデル
ソニーストア販売価格:214,500円(税込)
デザイン:ダース・ベイダー、マンダロリアン
・ソニーストア限定『スター・ウォーズ』モデル | Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
ソニーストアで購入
ソニーストア (web)でご購入のさいに、以下バナーを経由してお買い上げいただくことで、当店の実績となります。
ソニーストア 直営店舗でご購入の場合
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入のさいに、
スタイリストさんにショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。