合体分離のイロモノなのか?自由度はホンモノなのか? 2 in 1 PC「VAIO A12」をレビュー(その2)
・合体分離のイロモノなのか?自由度はホンモノなのか? 2 in 1 PC「VAIO A12」をレビュー(その1)
の続き。
「VAIO A12」は、ディスプレイ(タブレット)とキーボードの合体分離ギミックを有する2 in 1 PCでありながら、ガチのノートPCとして使えるというのが利点。
だとすると余計に気になるのが、やっぱり第8世代 インテルUプロセッサー(TDP15W)ではなくて、低消費電力チップセットのYプロセッサー(TDP 5W)をチョイスしているところのパフォーマンス。
・今までの2 in 1 PCに満足しているかい?まるでクラムシェルPCの快適さそのままに、合体分離ギミックが秀逸な「VAIO A12」登場。
・「VAIO A12」は、納得の2 in 1 PCになりえるのか実用として使えるかを考える。(前編)
・「VAIO A12」は、納得の2 in 1 PCになりえるのか実用として使えるかを考える。(後編)
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●VAIO A12のパフォーマンスをちゃんと納得しておこう。
「VAIO A12」に搭載されるプロセッサーは、第8世代 インテルCore Yプロセッサー(TDP 5W)。
カスタマイズとしては、Core i7-8500Y (1.50GHz)、 Core i5-8200Y(1.30GHz、Core m3-8100Y(1.10GHz)、Celeron-3965Y(1.50GHz)の4つのCPUからの選択。
VAIO S13/11に採用されているプロセッサーはが第8世代 インテルUプロセッサー(TDP15W)と考えると、低消費電力チップセットのYプロセッサー(TDP 5W)はどうしても非力に思えてしまう。
実際、Yプロセッサーを採用した理由としては、タブレット内部でプロセッサーを安定して動作させるためにファン機構を含む冷却システムを省くことと、軽量化や薄型化のためというものの、違いはちゃんと認識しておいたほうが良さそう。
第8世代 インテルCore Yプロセッサー(TDP 5W)。
「VAIO A12」に搭載できる最上位の「Core i7-8500Y 」の物理コアは2コア(4スレッド)、L3キャッシュメモリは4MB。
動作周波数は1.5GHzで、ターボ・ブースト時の最大周波数は4.20GHz。
それに対して第8世代Core プロセッサーUプロセッサー(TDP15W)。
VAIO S13/11に搭載できる最上位の「Core™ i7-8550U 」の物理コアは4コア(8スレッド)、L3キャッシュメモリは8MB。
動作周波数は1.8GHzで、ターボ・ブースト時の最大周波数は4.0GHz。
「Core i7-8500Y 」の内蔵GPUは、インテル UHD グラフィクス 615、「Core™ i7-8550U 」の内蔵GPUはインテル UHD グラフィックス 620となり、ここのパフォーマンスも異なる。
さらに言えば、VAIO S13/11にはVAIO独自の「VAIO TruePerformance™」により、システムの放熱レベルを超えた電力で短時間動作させてパフォーマンスを一時的に上げるという機能もあるのでさらにその差はある。
ただそのトレードオフとしてサーマル部品の増加により若干の重量増や、バッテリーの駆動時間が若干減少といった部分もある。
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●ベンチマークテストでCore YプロセッサーとCore Uプロセッサーの差を知る。
VAIO S11「VJS1121」 (2018年モデル)
CPU : 第8世代 Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz) TDP 15W
メモリー : 8GB
ストレージ : 第3世代ハイスピードSSD 約256GB
グラフィック : Intel UHD Graphics 620
VAIO S11「VJS1121」 (2017年モデル)
CPU : 第7世代 Coreプロセッサー Core i5-7200U(2.50GHz) TDP 15W
メモリー : 8GB
ストレージ : 第3世代ハイスピードSSD 約256GB
グラフィック : Intel HD Graphics 620
参考として、第8世代Coreプロセッサー(Core™ i7-8550U )を搭載するVAIO S11と、 第7世代 Coreプロセッサー(Core i5-7200U)を搭載するVAIO S11が2モデルあるので、それもあわせて比較してみる。
まずは、CPUの演算能力と、グラフィック性能をそれぞれを計測するベンチマークソフト「CINEBENCH R15」。
VAIO A12「VJA1211」
「Core i7-8500Y (1.50GHz)/ Intel UHD Graphics 615」 (TDP 5W)
OpenGL : 36.53 fps
CPU : 237 cb
VAIO S11「VJS1121」
「Core i7-8550U(1.80GHz) / Intel UHD Graphics 620」 (TDP 15W)
OpenGL : 55.64 fps
CPU : 610 cb
VAIO S11「VJS1121」
「Core i5-7200U(2.50GHz) / Intel HD Graphics 620」 (TDP 15W)
OpenGL : 44.88 fps
CPU : 301 cb
VAIO A12のCore i7-8500Y (1.50GHz)では、スコア:237cb、レンダリング作業にかかる所要時間は約2分55秒だった。
そしてやはり飛び抜けて早いのは、VAIO S11で、第8世代Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz)+「VAIO TruePerformance™」のスコア:610cb、処理終了まで約1分2秒。
同じくVAIO S11の第7世代Coreプロセッサー Core i5-7200U(2.50GHz)では、スコア:301cb、処理終了まで約2分12秒。
動作クロックの違いと、コア(スレッド)の差がモロにわかる。
3Dのシーンを再生してその性能として1秒のフレーム(fps)を測定するグラフィックのベンチマーク(OpenGL)をみると、Core i7-8500Y (1.50GHz)が 36.53 fps、 Core i5-7200U(2.50GHz)が44.88fps、 Core i7-8550U(1.80GHz)+「VAIO TruePerformance™」が55.64fps。
ここでも見事に性能の差がみてとれる。
プロセッサー性能だけ見てるとYシリーズ大丈夫かと心配になるけれど、全体のパフォーマンスをみてから判断しよう。
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●体感速度に多大な影響を及ぼすストレージに第3世代ハイスピードSSDを搭載できる強み。
「VAIO A12」は、VAIO S13/11と全く同じくカスタマイズとして、SATA接続のSSDもしくは第3世代ハイスピードSSD(NVMe)を搭載できる。
正直、SSDだから高速という時代はとっくに過ぎてしまって、PCIeインターフェースを採用してかつ第三世代に進化したハイスピードSSDは、SATA SSDすら遥かに超える高速性能。
「VAIO A12」のストレージの選択肢としては、SATA(Serial ATA 6 Gb/s)の「SSD 128GB」と「SSD 256GB」。
そして、PCle(Gen3 x 4レーン接続)対応の第3世代ハイスピードSSDを採用する「256GB」、「SSD 512GB」、「SSD 1TB」。
全部で5パターンから選べる。
<VAIO A12 第3世代ハイスピード SSD(MVNe)>
<参考:2015年モデルVAIO S11 (第2世代ハイスピード SSD)>
ストレージ用ベンチマークテストCrystalDiskMarkで確認するとその差がエグい。
※参考となる下の2つのベンチマーク結果は、過去にCrystalDiskMarkで計測した結果のため、バージョンと検索結果項目が一部異なる点に注意。
第2世代ハイスピード SSDすらも上回る第3世代ハイスピードSSD(NVMe)は、ランダムアクセス[4K Q32t1](ブロックサイズ4KiB 32個の命令を1本で処理)の読み書きスピードに注目するとランダムアクセス性能の高さがわかる。
いまとなっては、SATA(Serial ATA 6 Gb/s)のSSDのスコアが高速と思えないほど。
読み書きスピードの速さは、Windowsアップデート、ソフトウェアの起動、OSの起動/終了/再起動、データ転送などといった大きな動きから、細かな挙動に対しても顕著に高速になるので、明らかな体感速度に影響する。
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●プロセッサーの性能が総合パフォーマンスの決定的差でないことと教えてやる(誇張)
プロセッサーの性能がどれほど実際のパフォーマンスに影響を及ぼすのか?
プロセッサーのみが異なり、メモリーとSSDは同等となる3機種で主要なベンチマークテストで比較してみよう。
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1.) 総合パフォーマンスベンチマークテスト「PC Mark 10」
プロセッサーやグラフィックス単独の性能ではなく、メモリーやストレージ含めて全体にかかるPCの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフト「PCMark10」。
実用操作を想定して、大きくわけてEssentials、Productivity、Digital Content Creationのスコアからトータル性能をはかる。
VAIO A12「VJA1211」
CPU : 第8世代 Coreプロセッサー「Core i7-8500Y (1.50GHz)/ Intel UHD Graphics 615」(TDP 5W)
メモリー : 8GB
ストレージ : 第3世代ハイスピードSSD 約256GB
PCMark 10 score :3022
Essentials 6682
Productivity 5259
Digital Content Creation 1946
VAIO S11「VJS1121」 (2018年モデル)
CPU : 第8世代 Coreプロセッサー「Core i7-8550U(1.80GHz) / Intel UHD Graphics 620」(TDP 15W)
メモリー : 8GB
ストレージ : 第3世代ハイスピードSSD 約256GB
PCMark 10 score :3802
Essentials 7764
Productivity 6330
Digital Content Creation 3037
VAIO S11「VJS1121」 (2017年モデル)
CPU : 第7世代 Coreプロセッサー「Core i5-7200U(2.50GHz) / Intel HD Graphics 620」(TDP 15W)
メモリー : 8GB
ストレージ : 第3世代ハイスピードSSD 約256GB
PCMark 10 score :3045
Essentials 6657
Productivity 5292
Digital Content Creation 2177
「PCMark10」のスコアをみて驚くべきは、VAIO A12と第7世代Coreプロセッサー Core i5-7200U(2.50GHz)を搭載するVAIO S11のスコアの差がほとんどないこと。
プロセッサーやグラフィック単体では差が出ていたものの、こと「PCMark10」での評価としてはほぼ変わらないだけの性能を出せているともとれる。
ただし、第8世代Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz)+「VAIO TruePerformance™」のVAIO S11だけは、大きくスコアをのばしている。
一つのベンチマークで答えは出せないけれども、おそらく強烈に高速な第3世代ハイスピードSSD(NVMe)の性能に大きく委ねられていることもあって、ビジネスからパーソナルにかけて一般に使うであろう作業であれば、VAIO A12でも十分に使えるのではとも思える結果である。
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2.) 3Dグラフィックス系ベンチマークテスト「3DMark」Basic Edition
「VAIO A12」の苦手とされる3D系のベンチマークテスト。
「VAIO A12」もVAIO S11も、CPU内蔵GPUという時点で厳しさはあるものの、結果は知っておきたい。
まずは定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」Basic Edition。
DirectX 9を使用したタブレットや上位スマートフォン向けの「Ice Storm Extreme」、DirectX 10を使用したエントリー向けのノート・デスクトップPC向けの「Cloud Gate」、DirectX 11を使用したゲーミングノート・ミドルPC向けの「Sky Diver」、同じくDirectX 11を使用したGPU負荷の非常に高いゲーミングPC向け「Fire Strike」、DirectX 12世代のGPUを含む高性能なPC向けの「Time Spy」の5つのテストを行ってみる。
VAIO A12「VJA1211」
「Core i7-8500Y (1.50GHz)/ Intel UHD Graphics 615」
Time Spy SCORE:295
Graphics Score 263
CPU Score 990
Fire Strike SCORE:834
Graphics Score 934
Physics Score 4082
Combined Score 279
Sky Diver SCORE:3074
Graphics Score 2967
Physics Score 3883
Combined Score 2953
Night Raid SCORE:3635
Graphics Score 4061
CPU Score 2282
Cloud Gate SCORE:4393
Graphics Score 6652
Physics Score 2008
Ice Storm Extreme SCORE:25064
Graphics Score 28811
Physics Score 17224
VAIO S11「VJS1121」
「Core i7-8550U(1.80GHz) / Intel UHD Graphics 620」
Time Spy SCORE:435
Graphics Score 378
CPU Score 3263
Fire Strike SCORE:1185
Graphics Score 1291
Physics Score 9261
Combined Score 406
Sky Diver SCORE:4827
Graphics Score 4489
Physics Score 8058
Combined Score 4658
Night Raid SCORE:5611
Graphics Score 5668
CPU Score 5313
Cloud Gate SCORE:9205
Graphics Score 10366
Physics Score 6614
Ice Storm Extreme SCORE:56207
Graphics Score 57628
Physics Score 51744
VAIO S11「VJS1121」
「Core i5-7200U(2.50GHz) / Intel HD Graphics 620」
Time Spy SCORE:381
Graphics Score 335
CPU Score 1774
Fire Strike SCORE:951
Graphics Score 1045
Physics Score 5028
Combined Score 330
Sky Diver SCORE:4055
Graphics Score 3935
Physics Score 4938
Combined Score 3909
Night Raid SCORE:4565
Graphics Score 5077
CPU Score 2906
Cloud Gate SCORE:6477
Graphics Score 8598
Physics Score 3477
Ice Storm Extreme SCORE:44915
Graphics Score 45960
Physics Score 41608
案の定、VAIO A12は厳しい結果になった。
最新のビデオカードを搭載したデスクトップゲームPC向け用のテストとなる「Fire Strike」や「Time Spy」は、もはや描画するだけでも相当に厳しく、なので3機種ともガクガクコマ送り状態で論外だし、「Sky Diver」もGPU内蔵CPUのPCでは厳しいのは当然の結果。
VAIO A12に関して言えば、低スペックPC向けのテスト「Ice Storm Extreme」、CPU内蔵GPUを搭載PC向けのテスト「Cloud Gate」であれば動作もスムーズになるのでこのあたりがいいところ。
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3.)ファイナルファンタジーXIV 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
スクウェア・エニックスのFINAL FANTASY XIVの動作環境を診断するためのベンチマークソフトテスト。グラフィックスAPIがDirectX11のみになっている。
VAIO A12「VJA1211」
「Core i7-8500Y (1.50GHz)/ Intel UHD Graphics 615」
・1920x10820 標準品質(ノートPC) :1741 設定変更を推奨
・1920x10820 標準品質(デスクトップPC) :1873 設定変更を推奨
・1920x10820 高品質(ノートPC) :1262 設定変更が必要
・1920x10820 高品質(デスクトップPC) :977 動作困難
・1920x10820 最高品質 :844 動作困難
VAIO S11「VJS1121」
「Core i7-8550U(1.80GHz) / Intel UHD Graphics 620」
・1920x10820 標準品質(ノートPC) :2621 やや快適
・1920x10820 標準品質(デスクトップPC) :2624 やや快適
・1920x10820 高品質(ノートPC) :1776 設定変更を推奨
・1920x10820 高品質(デスクトップPC) :1377 設定変更が必要
・1920x10820 最高品質 :1194 設定変更が必要
VAIO S11「VJS1121」
「Core i5-7200U(2.50GHz) / Intel HD Graphics 620」
・1920x10820 標準品質(ノートPC) :1934 設定変更を推奨
・1920x10820 標準品質(デスクトップPC) :1924 設定変更を推奨
・1920x10820 高品質(ノートPC) :1341 設定変更が必要
・1920x10820 高品質(デスクトップPC) :1050 設定変更が必要
・1920x10820 最高品質 :975 動作困難
FF XIVは、解像度の高いグラフィックでプレイできる外部GPUを搭載するデスクトップPCが圧倒的に有利ではあるものの、最近では設定次第でプレイできる。
少々厳しいもののDirectX11は固定となっているので、解像度を1920x1080(フルスクリーンモード)固定として、5つのベンチマークテストを計測。
FF XIVがCPUパワーよりもグラフィック性能を優先するため、やはり「Core i7-8500Y (1.50GHz)/ Intel UHD Graphics 615」のVAIO A12では厳しいものがあり、解像度を下げるなり設定を軽くする必要がある。
ちなみに、「Core i5-7200U(2.50GHz) / Intel HD Graphics 620」のVAIO S11もVAIO A12と大した差はなかった。
「Core i7-8550U(1.80GHz) / Intel UHD Graphics 620」 のVAIO S11のみ、モバイルPCでもそこそこ攻めた設定でFF XIVがプレイできそうである。
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4.) Windows版ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
Windows版のドラゴンクエストX。FF XIVよりは負荷が軽いのでこちらでもテスト。
VAIO A12「VJA1211」
「Core i7-8500Y (1.50GHz)/ Intel UHD Graphics 615」
・1920x1080:低品質: 5125 快適
・1920x1080:標準品質: 4182 普通
・1920x1080:最高品質: 3317 普通
VAIO S11「VJS1121」
「Core i7-8550U(1.80GHz) / Intel UHD Graphics 620」
・1920x1080:低品質: 7254 とても快適
・1920x1080:標準品質: 6123 快適
・1920x1080:最高品質: 5119 普通
VAIO S11「VJS1121」
「Core i5-7200U(2.50GHz) / Intel HD Graphics 620」
・1920x1080:低品質: 5125 快適
・1920x1080:標準品質: 4182 快適
・1920x1080:最高品質: 3317 普通
解像度を1920x1080(フルスクリーンモード)固定として、3つのベンチマークテストを計測。
VAIO A12でフルHDでフルスクリーンでプレイしても、「低品質」であれば快適となり、「標準品質」や「最高品質」でも普通と評価されているため、実際にプレイしても十分に動作してくれそうである。
もちろん「Core i7-8550U(1.80GHz) / Intel UHD Graphics 620」 のVAIO S11がよりスコアが高く設定も高くして出来ることには変わらず、性能差はきっちりと出ている。
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ベンチマークテストはあくまでも性能を知る指標ではあるけれど、「VAIO A12」のCore Yプロセッサー(TDP5W)は、VAIO S13/11のCore Uプロセッサー(TDP15W)とのパフォーマンス差は確かにあるということ。
グラフィック系にいたっては、第8世代 Coreプロセッサー Core i7-8550U(1.80GHz)+「VAIO TruePerformance™」のパフォーマンスが圧倒的。
モバイルするとしても、写真や動画の編集やレンダリング、もしくはゲームの快適プレイを優先したいならどう考えてもVAIO S13/11をチョイスしたほうが良い。
ただし、実作業をメインとした「PCMark10」での評価としては「VAIO A12」のスコアは予想外に高く、やはり爆速な第3世代ハイスピードSSD(NVMe)の性能がその影響力が大きいこともあって、一般に必要とされる作業なら警戒していたほどのモッサリ感もなくかなり快適に使える雰囲気を醸し出している。
今まだ使い始めて間もないけれども、PCの起動からアプリの立ち上げWebブラウズ、ビジネスアプリといったいつもどおりの使い方をしているぶんにはイライラ不満を抱くことなく使えているので結構行けそうじゃないかと。
※ただし、カスタマイズしている内容は、「Core i7-8500Y (1.50GHz)」、「メモリー8GB」、「第3世代ハイスピードSSD(NVMe)」。
まずはベースとなる基本性能がわかったので、合体分離機構やタブレット単体dねお使い勝手について次回へ続く。
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