ソニーが基本的に好き!

フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その4)α7Cのコンパクトさを邪魔しない、小さくて軽いフルサイズ ズームレンズ「SEL2860」


・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その1)フルサイズボディ α7III、APS-Cボディ α6600 と一緒に並べて比較。実際に触って実感する α7C の凝縮感。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その2)性能を維持したまま小さく軽くなったコンパクトボディをくまなくチェック。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その3)静止画撮影時も動画撮影時も進化したAF周り。いつでも発動できる「リアルタイムトラッキング」が異常に便利。
の続き。

α7Cのコンパクトさの魅力に一躍かっているのが、キットレンズとなっているFE28-60mm F4-5.6「SEL2860」

キットレンズってイマイチ微妙な映りだし、ボディ単体でいいでしょーと思っていたら良い意味で裏切られた良レンズだった。

・世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7C』とズームレンズ発売| プレスリリース | ソニー
・先行展示情報(ソニーストア直営店)
・α7C | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

---------------------

●α7Cのコンパクトさを邪魔しない、小さくて軽いフルサイズズームレンズ


α7Cのコンパクトボティは魅力的だけど、フルサイズのレンズ装着したらデカくなるよね、という気持ち正面突破で覆してくれるのが、キットレンズのFE28-60mm F4-5.6「SEL2860」

圧倒的に小型・軽量ながら、使用頻度の高い28-60mmの焦点距離をカバーしたフルサイズ対応の標準ズームレンズ。


焦点距離イメージ(mm):28-60 / 42-90 mm(APS-Cサイズ時)
開放絞り    : F4-F5.6
最小絞り    : F22-F32
レンズ構成   : 7群8枚
絞り羽根    : 7枚
円形絞り    : ○
最短撮影距離:ワイド端0.3m、テレ端0.45m
最大撮影倍率:0.16
フィルター径 : 40.5mm
サイズ   : 66.6 x 45 mm
重量    :  167 g


FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」の操作系はシンプルに、前側にフォーカスリング、後ろ側にズームリングを備える。

それ意外のハード的なギミックはなし。

他のαレンズ同様に、防塵・防湿に配慮した設計で、屋外での過酷な撮影環境にも耐えられる信頼性を確保。


フィルター径は、40.5mm。

小さいながらもきっちりとフィルターを取り付けられる。

プロテクターを装着する場合、ソニー純正であれば、「VF-405MP」が適合。

円偏光フィルターフィルターは、いまのところソニー純正は存在しないので、KenkoやHAKUBA、MARUMIといったサードパーティ製のものを探すと良い感じ。


3枚の非球面レンズを含んだレンズ群の最適な光学設計とリトラクタブル機構を採用したメカ設計で、サイズも小さければ質量も約167gしかない。

ボディと組み合わせたときの小型・軽量っぷりがこれまた凄い。

キットレンズ付きでα7Cα7IIIを比較するとその違いは圧倒的。

α7III + FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS「SEL2870」
総合計質量:945g

α7C + FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」
総合計質量:676g

広角はどちらも28mmから望遠で60mmと70mmという差があるとは言え、質量差で71%の減量と、体積比で約67%のミニマム化。

”持ち出したい気持ちが上がる”カメラとしてのパフォーマンスは凄い。

---------------------

●α7Cに、FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」を装着して撮影してみる。


さてこのFE28-60mm F4-5.6「SEL2860」で撮影しおうというときにはひと手間が必要。

というのも、いわゆるリトラクタブル式レンズというもので、ソニーのαシリーズのレンズでは初めて。

使わないときはレンズを引っ込めておいてコンパクトに、使用時にはレンズを手動で回して使える状態になる。(広角28mm)

引っ込んだままだと、α7C の画面上にインフォメーションが出る。

広角端(焦点距離:28mm 絞り値:F4 望遠端(焦点距離:60mm 絞り値:F5.6

 

FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」の焦点距離は、広角28mmから望遠60mm。

単焦点レンズでお出かけするとして、35mmや55mmあたりを使う場合を想定すると、コレ一本で普段使いに使うゾーンをまかなえる。

そうは言ってももうちょっと広角をとかもうちょっと望遠という欲求は出てきてしまうのはお約束。

その時はコンパクトさをかなぐり捨ててでも、高倍率ズームレンズもしくは2本目、3本目のレンズをカバンに忍ばせるしかない。


使用時には、レンズが繰り出すので全長はのびるものの、フォーカシングによる全長変化がないインターナルフォーカシング方式。

駆動方式はリニアモーターなので、フォーカスがあうスピードも高速で、瞳AFのテストをしたときも高精度で追従性も速い。

しかもフォーカシングのさいにも非常に静かで、動画撮りに使ってもレンズ駆動のモーター音まで収録されてしまったみたいな失敗がない。


ワイド端で0.3m、テレ端で0.45mの最短撮影距離で、テーブルフォトや花などの近接撮影にも十分活躍できる。

最短撮影距離:0.3m(ワイド端)/ 0.45m(テレ端)
最大撮影倍率:0.16倍

ただいくら近接できるとはいえ、自撮りをしつつ背景をたっぷり入れるには「SEL2860」は広角28mmということもあってちょっと狭い。

特にソニーオススメのシューティンググリップ「GP-VPT2BT」α7C「SEL2860」を装着した状態で自撮りしようとすると、腕をかなり頑張って伸ばさないと背景まで映らない&トータル重量は900g近くになるので長時間はキツイ。

さすがに背景含めた自撮り撮影をするなら、FE 20mm F1.8 G 「SEL20F18G」が理想的な気がする。


カメラ : α7C
レンズ : FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」 焦点距離:28mm
シャッター速度:1/30 絞り値:F5 露出補正:±0.0 ISO:200 ホワイトバランス:自動

映りはというと、キットレンズとは侮れないほどの画質の良さ。

これだけの小さなレンズでも、高い光学性能もあってか、中央付近のシャープさはもちろん画面周辺まで高解像を維持。

7枚羽根の円形絞りに加えて、フルサイズならではの背景の大きい自然なボケ味が随所に活かせるのはAPS-Cにはない魅力。

初めてレンズとして使ってもカメラの楽しさを存分に味わえる。


カメラ : α7C
レンズ : FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」 焦点距離:60mm
シャッター速度:1/30 絞り値:F5.6 露出補正:±0.0 ISO:500 ホワイトバランス:自動

 


カメラ : α7C
レンズ : FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」 焦点距離:28mm
シャッター速度:1/30 絞り値:F5.6 露出補正:±0.0 ISO:320 ホワイトバランス:自動

レンズ構成は7群8枚、そのうち3枚の非球面レンズを最適に配置。

背景の点光源を見てみると年輪ボケや周辺にいくと口径食はあるものの、不自然なまでにザワザワしていない。

比べるレンズにもよるけれど、APS-Cのキットレンズ「SELP1650」と比べると、電動で動くというところだけに注力されていて、普段使いとはいえ記録に残すならまだしもお世辞にも良い映りとはいえないモヤモヤがあった事を思えば別次元。

基本の画質を担保して、静止画だけじゃなくて動画撮影にも使えて日常のさまざまなシチュエーションで撮影を楽しめると思うと悪くない。

---------------------

●コンパクトなα7Cを最大限に活かせる、コンパクトズームレンズ「SEL2860」


些細なツッコミを入れていくと、広角端28mmや望遠端60mmだとちょっと物足りないよねだとか、もっと高画質ガー!もっと明るいレンズガー!となるのはいつものお約束で、そのための高級レンズへの道。

おそらくレンズに対する要求が高い人たちは、当然α7Cボディのみをチョイスして、至高のレンズの探求の旅に出るのが吉。

だとしても、一番最初のスタートとなるズームレンズキットでここまで小さいシステムがα7C「SEL2860」で構築できるのは事実。

今まで入りきらなかったバッグやカバンにもすっぽりと収めて持ち運べることがどれだけ大切か。

日常のスナップから、風景やポートレート、旅行にといつでも使いたくなる、これこそが最大のカメラの楽しさの原点。

それに気づかせてくれるキットレンズだと思える。

さて、FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」を単体で買おうとすると予想価格は5万円前後(希望小売価格60,000円+税)、発売も2021年春とまだまだ先。

α7Cのキットレンズとしてなら本体と同時に10月23日に先に発売されるし、α7Cボディとズームレンズキットの価格差はおよそ3万円前後。

3万円くらいで手に入るレンズだと考えると、「SEL2860」は1本あっても全然アリなんじゃないかと思えてくる。

・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その5)いろいろなEマウントレンズをα7Cに装着してみた。ボディ+レンズの総重量もチェックしておこう。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その6)ブラックのボディを確認、続!14本のEマウントレンズをα7Cに装着してみた。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その7)α7Cにピッタリなコンパクト&軽量フラッシュ「HVL-F28RM」
へ続く。

 

<以下、α7C「SEL2860」を装着した状態でのAF性能が動画でわかります。>

 

 

---------------------

●デジタル一眼カメラα7C ラインナップ

 


『α7C』ズームレンズキット ILCE-7CL
ソニーストア販売価格:273,900円(税込)
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


『α7C』 ボディ ILCE-7C
ソニーストア販売価格:240,900円(税込)
●長期保証<3年ワイド>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

・世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7C』とズームレンズ発売| プレスリリース | ソニー
・先行展示情報(ソニーストア直営店)
・α7C | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー


お出かけフルサイズミラーレス一眼カメラ α7C がもっと愛おしくなるアイテム
・(その1)ULYSSES 本革&帆布カメラバッグ ボルセッタ。

・(その2)α7Cとキットレンズ「SEL2860」に、便利なオートレンズキャップを付けてみた結果…。
・(その3)α7Cの背面モニターを保護する純正ガラスシート「PCK-LG1」や、液晶保護フィルムを貼ってみよう。
・(その4)α7Cとキットレンズ「SEL2860」をお気軽に使うために、レンズプロテクターとレンズフードを付けてみよう。
・(その5)α7Cのオトモレンズ「SEL55F18Z」をコンパクト&クールに持ち運びたい。
・(その6)ほんの少しだけ見た目を変えてみたい、アクセサリーシューキャップを取り替えてみる。
・(その7)コンパクトなボディのグリップ性がよくなるサムグリップを装着。
・(その8)「写ルンです」のレンズを再利用した「GIZMON Wtulens L」と合体して最小カメラに!
・(その9)小さいファインダーをより使いやすくするためのアイピースカップ。

 

---------------------

●電波式ワイヤレス通信対応 外付けフラッシュ「HVL-F28RM」


電波式ワイヤレス通信対応 外付けフラッシュ「HVL-F28RM」
ソニーストア販売価格:27,900円(税込)
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

・α7C にあわせた小型・軽量フラッシュ「HVL-F28RM」を12月11日に発売。ガイドナンバー28、電波式ワイヤレス通信に対応、α7Cの顔検出と連動して光量やホワイトバランスを調整。

---------------------

●はじめてソニーストアを利用するときも先にMy Sony ID登録しよう

まだ一度もソニーストアを利用したことがないという場合でも、My Sony IDを新規登録すると、すぐに利用できるソニーストア割引クーポン(10%OFF)をもらうこともできる。

その後、お買い物条件に応じて年に2回オイシイクーポンがもらえるので、ぜひ利用しよう。

---------------------

●「αあんしんプログラム」を上手に利用しよう。


●αあんしんプログラム
αオーナー向けの「あんしん・快適な」サービス
「レンズ長期保証優待」、「αメンテナンス最大50%OFF」、「下取りサービス増額


レンズ長期保証3年〈ワイド〉無料 / 5年〈ワイド〉50%OFF

故障の保証「長期保証<ベーシック>」に加えて、破損・水ぬれ・火災の保証まで広範囲に対応する「長期保証」の手厚いサービス。

αあんしんプログラム会員であれば、何本買ってもレンズが通常有料となる「レンズ長期保証3年<ワイド>」「レンズ長期保証5年<ベーシック>」無料に。

また、「レンズ長期保証5年<ワイド>」50%OFFになる。


注意点として、ソニーストアで新規レンズ購入時に専用ページで購入手続きとなるため、あらかじめ『αあんしんプログラム』に先に入会しておく必要がある。

---------------------

●利用するとオトクなその他のソニーストアキャンペーン


・24回払いまで分割払手数料0%キャンペーン


・残価設定クレジット分割手数料0%キャンペーン

残価設定クレジットの分割手数料が、通常1%を【0%】

デジタルスチルカメラの返却するときの買取予定価格「残価額」として、「残価額」を差し引いた金額から24カ月の分割払いで支払う。

こうすることでまるごとクレジットにした場合よりも月々の支払いが抑えられるのが特徴。


・買い替え応援キャンペーン

ソニーストアでは、オンラインでもソニーストア直営店でも利用できる「ソニーストア下取りサービス」

ソニー製デジタルスチルカメラ全モデル、他社製デジタルカメラやレンズを最終査定価格にプラス増額して買い取り。

---------------------

●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
 ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 名古屋
名古屋市中区錦3丁目24-17 日本生命栄ビル 3階
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00

ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~20:00

iconicon

【TOPページへ】

ソニーストア

人気記事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)