フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その1)フルサイズボディ α7III、APS-Cボディ α6600 と一緒に並べて比較。実際に触って実感する α7C の凝縮感。
フルサイズセンサーを搭載しながらも超コンパクトなデジタル一眼カメラαシリーズEマウントモデルα7C。
性能は、α7IIIと同等ながらも、APS-Cサイズセンサーのα6600とほぼ同じ大きさというコンパクトさ。
まさかのフルサイズセンサーモデルが、APS-Cの領域を脅かすくらいまでコンパクトになるとは!
こんなの実物を触らないわけにはいかないじゃないか!と居ても立っても居られず、ソニーストア 直営店にいってきた。
・世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7C』とズームレンズ発売| プレスリリース | ソニー
・先行展示情報(ソニーストア直営店)
・α7C | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
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目次
●コンパクトこそ正義!フルサイズカメラがここまで小さく軽量に!
デジタル一眼レフカメラと比べると、圧倒的にコンパクトなシステムになるミラーレスEマウントが登場したのが今からもう10年前のこと。
その後、驚きのEマウントにフルサイズセンサーを搭載したα7シリーズに新たなコンセプトとなるα7Cが登場。
節目となるアニバーサリー・イヤーに、原点回帰するかのごとく「”Compact(コンパクト)」を意味する”C”という名を冠したのがこのモデル。
最初に言っておくと、ソニーストア 直営店で展示された初日は平日。
週末ならまだしもα7C目当てに来店する人多数で、あきらかに今までのカメラとは違う雰囲気がプンプンする。
特にソニーストア 銀座は、初日のピーク時には、2時間待ちで展示機を触るための整理券も配られたほど。
9/18(金)午後1時現在、
ご体験【2時間待ち】です。どうぞお時間に余裕をもってご来館ください♪
お一人様5分間のご体験と、お時間を区切ってのご案内をさせていただいておりますが、夕方以降はお試しいただけない可能性がございます。
予めご了承くださいませ。— ソニーストア 銀座 (@SonyStoreGinza) September 18, 2020
それもそのはず、α7Cの実物を手にすると、この片手で持ったボディの中にフルサイズセンサーと手ブレ補正が凝縮されているなんて思うとそれはもう心が踊る。
自分のモノにして、これに好みのレンズをくっつけて撮りに出かけたい!という衝動がすごい。
性能を深堀りする前からこんな感情になってしまうくらいのインパクトがある。
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●α7Cとα7IIIのフルサイズセンサー搭載カメラ同士のサイズ比較。
α7Cが、α7IIIと比べてどれくらいコンパクトになったのか比較してみた。
<α7C>
外形寸法:約124.0 x 71.1 x 59.7mm
質量 :約424g(本体のみ)、約509g(バッテリーとメモリカードを含む)
<α7III>
外形寸法:約126.9x95.6 x 73.7mm
質量 :約565g(本体のみ)、約650g(バッテリーとメモリカードを含む)
横幅は変わらないまでも、ペンタ部がズバっとなくなって、なんと24.5mmも背が低くなっていて、正面からみたタテヨコの面積としては81%も小さくなっている。
しかも総重量を比べて141g減って、約78%の減量。
ボディだけのダイエットだけでも相当なもの。
これでビックリするのは、フルサイズセンサーを搭載して、かつ、手ブレ補正ユニットのあるし大容量Zバッテリーを搭載しているし、基本α7IIIとほぼ同等機能を持っているということ。
もちろんα7Cとα7IIIにはカメラ的な特徴としての細かな性能や操作性の違いもあって、しっかりと棲み分けされているけれど、素直にこのインパクトは強烈。
グリップの根本からモニターまでの奥行きは、α7IIIが62.7mmで、α7Cが53.5mm。
グリップの深さ、マウント部や底面のプレートの強度、縦位置グリップの装着、といったカメラの物理的な使い勝手方向を求める場合には、当然α7IIIのほうが向いているのは確か。
α7III + FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS「SEL2870」
α7C +
α7Cのコンパクトさを最大限に生かすために作られただけに、 FE28-60mm F4-5.6「SEL2860」はサイズも小さければ質量も約167gしかなくて、ボディと組み合わせたときの小型・軽量っぷりがこれまた凄い。
しかもキットレンズと侮れない画質の良さもある。(後日レンズについてもレビュー予定。)
もちろん多様なレンズのチョイスによってはトータルサイズは変わってくるとしても、一番最初のスタートとなるズームレンズキットでここまで小さいシステムになる。
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●α7Cとα6600の本体サイズ比較。
<α7C>
外形寸法:約124.0 x 71.1 x 59.7mm
質量 :約424g(本体のみ)、約509g(バッテリーとメモリカードを含む)
<α6600>
外形寸法:約120.0x66.9 x 69.3mm
質量 :約418g(本体のみ)、約503g(バッテリーとメモリカードを含む)
というかフルサイズセンサーとAPS-Cセンサーを搭載したボディを比べているにもかかわらず、ボディサイズは縦4.2mm、横4mm大きくなっただけ。
体積を比べても110%増えたにとどまる。
トータル重量にいたっては、たったの6gしか変わらない。
補足すると、グリップの根本からモニターまでの奥行き、いわゆる本体の厚み部分は、α6600が59.0mmで、α7Cが53.5mm。
α6600のほうが本体のみの厚みは薄く、グリップの隆起が大きい。
α7Cは本体の厚みがあり、グリップの隆起がすくないという違いはある。
純粋に持ちやすさで言えばα6600のほうが握り込みやすい。
α7Cは最後の握り込みが若干浅いところもあるものの、まぁ奥行方向の長さもあっるのでそこで担保しているといったところ。
背面からみると、α6600は上下のチルト液晶、α7Cは横開きのバリアングル液晶の違いと、ディスプレイのアスペクト比が16:9と3:2という違い。
そして、露出補正ダイヤルが独立して、後方にあるメインダイヤルの配置がα7シリーズが近くなったこともあって、似ているようでかなり異なる。
ただし、α7Cはカスタムボタンがやたら少ないというか整理されている。
これは後述するけれども、実際にカスタムキーの割当をみると自由度はそこそこあって極端に困ることはなさそうでもある。
ファインダーの位置は、α7Cとα6600は共通して本体背面の左に配置。
1.0cm(0.39型) 電子式ビューファインダーというサイズも同じ。(ただしα7Cは、有機EL)
倍率は、α6600は35mm判換算で0.70倍に対して、α7Cが0.59倍なので見え方は少し小さくなる。
また、α6600にあるようなアイピースカップはα7Cにはなく、オプションパーツとしても用意されていない。
もしかすると、サードパーティ製でどこかから出てくるかもしれない。
APS-Cセンサーを搭載したモデルの中では、α6600よりももう少し小さいα6100とα6400もあるじゃないかと思うけれど、こちらはバッテリーは「NP-FW50(1020mAh)」だったり手ブレ補正ユニットを備えていないなどの本質的な機能差がある。
そんなα6000シリーズ(もしくはα5000シリーズ)を初めて購入したエントリー層のユーザーでも、次にステップアップするなら、α7Cくらいのサイズ感だったらフルサイズに移行しても良いかも?と思える。
サイズと質量のミミマムさは、”カメラを持ち出す苦痛”のハードルを大きく下げてくれる。(価格は別として。)
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●持ち出したい写欲をかられるフルサイズコンパクトカメラ
α7Cは、もともと小さいことをウリにしていたAPS-Cのモデルとほとんどと言っていいほど変わらないというサイズ感。
しかも、フルサイズセンサーのカメラとしての基本性能をきっちりと維持しながら、小さく軽くなったという事実。
α9IIやα7R IV、α7SIIIと、カメラとしての使い勝手や性能の突出したカメラがあっても、それらをすでに持っていたとしてもα7Cは別腹。
α7Cに好みのレンズをくっつけてただただ撮影にでかけたい。
気負いせず、でもクオリティは最高のものが撮れるなんて最高じゃないかと。
α7Cの細かな部分はこれからチェックするとして、ひと目みたとき触った時のインスピレーションで、このカメラを使いたい!という電流みたいなものが流れる魔性のカメラだという事は間違いない。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その2)性能を維持したまま小さく軽くなったコンパクトボディをくまなくチェック。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その3)静止画撮影時も動画撮影時も進化したAF周り。いつでも発動できる「リアルタイムトラッキング」が異常に便利。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その4)α7Cのコンパクトさを邪魔しない、小さくて軽いフルサイズ ズームレンズ「SEL2860」
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その5)いろいろなEマウントレンズをα7Cに装着してみた。ボディ+レンズの総重量もチェックしておこう。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その6)ブラックのボディを確認、続!14本のEマウントレンズをα7Cに装着してみた。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7C を触ってきたレビュー(その7)α7Cにピッタリなコンパクト&軽量フラッシュ「HVL-F28RM」
へ続く。
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●デジタル一眼カメラα7C ラインナップ
『α7C』ズームレンズキット ILCE-7CL
ソニーストア販売価格:273,900円(税込)
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『α7C』 ボディ ILCE-7C
ソニーストア販売価格:240,900円(税込)
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お出かけフルサイズミラーレス一眼カメラ α7C がもっと愛おしくなるアイテム
・(その1)ULYSSES 本革&帆布カメラバッグ ボルセッタ。
・(その2)α7Cとキットレンズ「SEL2860」に、便利なオートレンズキャップを付けてみた結果…。
・(その3)α7Cの背面モニターを保護する純正ガラスシート「PCK-LG1」や、液晶保護フィルムを貼ってみよう。
・(その4)α7Cとキットレンズ「SEL2860」をお気軽に使うために、レンズプロテクターとレンズフードを付けてみよう。
・(その5)α7Cのオトモレンズ「SEL55F18Z」をコンパクト&クールに持ち運びたい。
・(その6)ほんの少しだけ見た目を変えてみたい、アクセサリーシューキャップを取り替えてみる。
・(その7)コンパクトなボディのグリップ性がよくなるサムグリップを装着。
・(その8)「写ルンです」のレンズを再利用した「GIZMON Wtulens L」と合体して最小カメラに!
・(その9)小さいファインダーをより使いやすくするためのアイピースカップ。
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●電波式ワイヤレス通信対応 外付けフラッシュ「HVL-F28RM」
電波式ワイヤレス通信対応 外付けフラッシュ「HVL-F28RM」
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・α7C にあわせた小型・軽量フラッシュ「HVL-F28RM」を12月11日に発売。ガイドナンバー28、電波式ワイヤレス通信に対応、α7Cの顔検出と連動して光量やホワイトバランスを調整。
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街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市中区錦3丁目24-17 日本生命栄ビル 3階
営業時間:11:00~19:00
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大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~20:00