立体音響に対応したワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」レビュー(その3)ワイヤレストランスミッターとヘッドホンを組み合わせても「360立体音響」を味わえるのか?
立体音響にも対応したワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」をレビュー
(その1)まずはスマホと直接接続。自分の周りに音の壁で包まれる没入感の楽しさ。
(その2)BRAVIA XRと組み合わせたとき真価を発揮、音が自分の周りに間違いなく存在する!鳥肌モノの体験。
の続き。
ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」は、4Kテレビ「BRAVIA XR」とワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」を組み合わせると驚くほどの立体音響を体感できる。
これで完結する予定だったけれど、ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」は、なんとソニーのヘッドホンとの組み合わせることでも360立体音響を味わえるらしい。
・BRAVIA XR™と接続してDolby Atmos®の立体音響コンテンツが楽しめる
音場の個人最適化も可能なワイヤレスネックバンドスピーカー『SRS-NS7』発売
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目次
●ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」に対応するヘッドセット。
ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」にを対応しているヘッドホンは何でもOKというわけではないらしい。
現時点(2021年11月14日時点)で対応しているソニーのヘッドホンは以下のとおり。
WF-1000XM3
WH-1000XM4
WF-C500
WH-1000XM3
WH-1000XM4
WH-H810
WH-H910N
WH-XB700
WH-XB900N
WH-XB910N
WI-1000XM2
最近発売されたヘッドホンが主に対象になっている。
ということで、ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM4」を、ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」と接続してみる。
ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」のBluetoothボタンを5秒間長押しすると、青いランプが2回づつ点滅してペアリングモードになる。
次に、ヘッドセットの電源を7秒間長押ししするこちらもランプが点滅してペアリングモードとなり、無事にお互いがペアリングすればOK
ヘッドセットの接続が完了すると、4Kテレビ「BRAVIA XR」と、ヘッドセットの機器データがテレビ側に保存される。
これは、ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」の時にも行っていたので、それぞれ接続した機器の特性を都度読み込んでいるのだと思われる。
これは、”より臨場感のある3Dサラウンドを楽しむための設定”で、前回(その2)、ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」を接続時に行ったときの個人聴感特性データがそのまま利用できる。
ほかにも、誰もが使える[スタンダード]と、新たに個人聴感特性データを追加することもできる。
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●音が実在をもって自分の周りに存在する!”鳥肌モノの体験”と言っても言いすぎじゃない。
さてこれで、4Kテレビ「BRAVIA XR」+ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」+ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM4」 という接続の図式ができあがった。
ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」は、そもそも「360立体音響」のために作られたものだとして、普段使うヘッドセットで果たして同じような効果が得られるのか?
「WH-1000XM4」を装着すると、まずわかりやすいほどのノイズキャンセリングの威力。
部屋の中にある雑音から外を走る車の音も消え去ってポツンと静寂の世界に一変。
このあたりはオープンなワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」とは真逆的な感覚。
まずは【3Dサラウンド】をオフの状態で、「Dolby Atmos」のドルビートレーラーを視聴。
Bluetooth(SBCコーデック)で接続しているとはいえ、音のディティールを補ってあまりある良質な音と、迫力のある低域もしっかり伝わってくる。
もともとBRAVIAにダイレクトで「WH-1000XM4」をつないで、ノイキャンの恩恵に預かりながら映画を楽しんでいたのでこの楽しさは十分に理解しているつもり。
そして、【3Dサラウンド】をオンにしてみると、頭の中で聞こえていた音が頭上に上がる!(+広がる!)
視聴したものが「Dolby Atmos」のサンプルトレーラーだけに、非常にわかりやすく音に囲まれているような、包み込まれる感覚。
視覚的に見ていた映像に加えて、聴覚的に立体感を感じられると、同じ作品を観ても没入感がまるで違う。
4Kテレビ「BRAVIA XR」のリモコンで、【3Dサラウンド】のオンオフすると、聞こえてくる違いが非常にわかりやすい。
興味深いのは、ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」とは少し異なるということ。
こちらは自分のいる場所から音の壁に周囲を囲まれているという感覚で、シアターシステムを組んだ状態に近い体験。
これが実に楽しい。
一方で、ヘッドセットで音を聴くと、一般に頭の中で音が聞こえるような感覚になる。(頭内定位)
2chオーディオをそのまま聴いているときは、それ自体変わらない。
そこで、【3Dサラウンド】をオンにすると、なんとおもしろいことに、その頭の中で聞こえている音が、自分の意識の中心から360度の外側に離れる。
もともと左右のステレオ感はしっかり感じられる。
そこから、前後左右に広がる音に高さ方向の上下の移動が加わるといった感覚。
どのソースでも【3Dサラウンド】をオンが最高というわけではなくて、2chオーディオは素直にオフにして2chオーディオとして聴いたほうが音楽視聴としては心地よいし、飽きもこない。
けれど、わざわざ「オブジェクトオーディオ」技術を駆使して作られたコンテンツを視聴するのであれば、最大限楽しまないともったいない。
そうは言っても、イヤホンタイプはちょっと無理があるんじゃないかと思える。
ヘッドホンタイプとイヤホンタイプでは、耳の周りにあるのと耳の中にあるという違いもあって、ヘッドホンのほうが音場は広いはず。
それに、イヤホンタイプは耳の中に収めるという制約上、振動板も小さく上下のレンジも不利だし、低音もヘッドホンタイプにかなわない。
音楽を聴くのと、大画面を観つつ映画を楽しむのとは違う。
早々に前言撤回。
頭の中の狭い中で聞こえていた音が、【3Dサラウンド】をオンにすると、自分から音が離れる?というか自分の周囲から音が聴こえる感覚。
単純に音の定位が上がるのではなくて、上に存在する音前後左右に動く音、それぞれが立体的にそのポジションから聴こえる。
しかも
は、思った以上に低域の再現性もよくてヘッドホンだという事を忘れるほど。ノイズキャンセリングの効きっぷりも合わさって、この見た目のダメそうな雰囲気からの「これすげぇ!」というギャップが凄かった。
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●いまさらだけど、4Kテレビ「BRAVIA XR」が凄すぎるのだと思う。
BRAVIAとワイヤレスノイズキャンセリングヘッドセットをBluetoothで接続して、ノイズキャンセリング全開で自分の世界に浸る楽しさは、みんなにやって欲しいと布教活動するほどに気に入っていた。
けれど、4Kテレビ「BRAVIA XR」+ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」を組み合わせて知ってしまった。
映画には、「Dolby Atmos」という音声が用意されていて、それを味わって視聴するのとしないのとでは天と地との差があることを…。
NetflixもDisney+も「Dolby Atmos」対応作品が山盛り増えていて、利用しない理由がみつからない。
今までのBRAVIAではできなくて、4Kテレビ「BRAVIA XR」だけが「360立体音響」を可能にしているということは、どれだけBRAVIA XR プロセッサーが凄いのかという話にもなる。
どっちかというと、4Kテレビ「BRAVIA XR」を買ったら、ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」を買うか、ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」+対応ヘッドセットを買うかして、このすさまじい立体音響体験をしないともったいないとしか言いようがない。
立体音響にも対応したワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NS7」をレビュー
(その4)ワイヤレストランスミッターを複数使用して、家族みんなで「360立体音響」を楽しみたい!
へ続く。
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●BRAVIA XR&ホームシアターレビュー
今こそテレビを買い替えたくなる、「BRAVIA XR」
・HDMI.2.1 に対応した「BRAVIA XR」。4K液晶テレビ X90Jシリーズ を PlayStation5 / Xbox series X とつないで4K 120fps のゲームをプレイしてみた。
・映像と音の一体感が最高の没入感を味わえる 4K有機ELテレビ「XRJ-65A90J」。 Windows PCとつないで巨大デスクトップPC化、4K 120fps の表示方法とそのなめらかさを検証してみる。
・「BRAVIA XRシリーズ」の新しいOS「GoogleTV」の使い勝手。ソニーピクチャーズの最新映画から名作までを、ハイクオリティで楽しめるBRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIACORE」。
・「BRAVIA XRシリーズ」 4K液晶テレビのフラッグシップモデル「XRJ-75X95J」。 映り込みを劇的に抑えたエックスアンチリフレクションと音に包まれる臨場感を、コンテンツありきで楽しんでみた。
導入のシンプルさから想像のつかない没入感に感動するホームシアターシステム
4体のスピーカーで没入感と広大な音場による「360立体音響」体験を実現するというホームシアターシステム「HT-A9」。
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その1)。適当に設置した4つのスピーカーで、まさかの音に包まれる没入感が凄かった。
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その2)。「BRAVIA XRシリーズ」にS-センタースピーカーを接続、サブウーファーも追加して本気モードで視聴。これは自宅でできる最高の体験。
天井や壁からの反射と独自のバーチャルサラウンド技術で没入感のあるサラウンドサウンドを体験できるサウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その1)インターフェースを確認、設置と接続・設定。バースピーカーの概念がひっくりかえる迫力と臨場感。
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その2)バースピーカー1本で部屋を満たす立体音響体験と、スピーカーとしてのクオリティの高さ両方に満足。
・バッテリー内蔵型のワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」を導入。使いたいときだけ設置、サウンドバー「HT-A7000」が全方位からの音に包みこまれるような臨場感にグレードアップする!
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●ウェアラブルネックスピーカーラインナップ
ウェアラブルネックスピーカー「SRS-NS7」
ソニーストア販売価格:39,600円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
ワイヤレストランスミッター「WLA-NS7」(SRS-NS7にも付属してます)
ソニーストア販売価格:8,800円(税込)
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~19:00