α7Rシリーズ 第5世代モデル「α7R V」で劇的に進化したオートフォーカス。人物、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機それぞれのシーンで検出っぷりがスゴイ。
ソニーは、デジタル一眼カメラαシリーズEマウント高画素α7Rシリーズの第5世代モデル「α7R V」を発表。
従来と同等の有効約6100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載しながら、最大約8倍の高速処理が可能な最新の画像処理エンジンBIONZ XRと、αとして初めて搭載されるAIプロセッシングユニットによる処理性能の高さにより、AF性能が飛躍的に向上している。
その大幅に進化したAFがどれほど凄いのか?検証してみる。
・新開発AIプロセッシングユニット搭載により高精度の被写体認識を実現 新次元のAF性能と有効約6100万画素の高い解像性能でカメラの新時代を切り開く『α7R V』発売
・新商品「 ILCE-7RM5」発売前先行体験・展示について | ソニーストアについて | ソニー
・α7R V | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
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目次
●検出対象に、[人物]、[動物]、[鳥]に加えて、[動物/鳥]、[昆虫]、[車/列車]、[飛行機]が追加
「α7R V」のオートフォーカス性能について。
位相差検出方式のAF測距点数は、従来モデル「α7R IV」(567点)を大きく超える693点。
撮影領域のカバー率についても、約74%から約79%へ向上。
そして、「α7R V」にはなんと言ってもAI処理に特化したAIプロセッシングユニットを搭載して、静止画・動画を問わず[人物]、[動物]、[鳥]に加えて、新たな認識被写体として[昆虫]、[車/列車]、[飛行機]にも対応。
単純に被写体の対象が増えただけではなくて、[人物]、[動物]、[鳥]については、従来のAFとは比べ物にならないほどの精度を増している。
被写体のカテゴリーごとの検出性能を確認。
被写体[人物]
「α7R V」は、AIプロセッシングユニットによって、被写体の骨格情報を利用して動きを精度高く認識するという”姿勢推定技術”をつかって人物を認識。
[人物]撮影時、画面内で人物のサイズが小さいシーンでも、しっかりと認識。
さらに凄いのは、よこを向いた状態でも後ろ向きでも、遮光逆光時でも、人物を高精度に認識して、きちんと頭部を補足して限りなく瞳にAFを合わせてくる。
個人顔の識別性能も向上していて、人物が交錯した時にも高い追従性能を持っている。
従来認識が難しかったヘルメットやマスクで顔が見えないシーンでも人物の頭部を認識し続ける。
実際に「α7R V」のAF性能がどれほどのものなのなのか?ソニーストアの実機で試してみた時の様子を動画にしてみた。
マスクをしたままで、横を向いたり後ろを向いたり 体育座りしてかなり意地悪な状況でも、ほぼずっと頭部もしくは瞳を補足し続けている。
認識率が上がったとされる「α7 IV」と比較しても、根本的な補足のしかたが変わったからか、その精度については圧倒的な差がある。
被写体[動物]
[動物]というと漠然と非常にたくさんの種類が存在するけれど、「α7R V」では従来のαが捉えられる犬や猫ジャンルにとどまらない。
犬や猫のような動物の、[頭]や[顔]の認識が加わって、さらに一部の草食動物・小動物の[瞳]も認識しやすなっている。
動物に対する認識性能は約40%上がっている。
後ろ向きでも、しっかりと体全体や、頭を認識する。
動物園で「α7R V」の撮影をしている様子がわかる動画。
まず人の目でみても判断が難しそうな黒い物体のカワウソ。
そのカワウソの後ろ姿から頭部や体を認識。
サイのような独特なフォルムの動物も、頭部や瞳を認識している。
これは凄いと思えるのが動画の中でアカエリマキキツネザルのシーン(0:56あたり)。
被写体を認識して、振り向きに合わせて体全体、頭部、頭部(顔)、瞳へとスムーズに認識が移行している。
ほぼ人の認識と変わらないほど。
まず今までのαシリーズでは不可能だったシマウマの体をトレースしていくAFの枠の挙動をみているとかなり高い精度と言える。
しかも、枝葉などが被写体の前にカブってしまったようなシーン。
こういった場合、ほぼ被写体を見失うかもしくは、枝葉のほうにフォーカスが移動するのがお約束。
けれど、AFは迷うことなく、途切れずに被写体を追随し続けている。
「α7R V」は、AFエリアも広く、有効約6100万画素を活かした自由度の高い構図で撮影できる。
このときも絶えず被写体を認識しているおかげで非常に撮りやすくなった。
ソニーストアではさすがに多彩な動物がたくさんいるわけではないので ミニチュアを持ち込んで「α7R V」で撮影してみた時の様子。
限りある時間で撮影したためかなり大雑把な撮り方になってしまったけれど、検出対象は明らかに増加。
設定を開いてみると、検出対象の認識部位を選択でき、[動物]の「瞳/頭/体」、「瞳/頭」、「瞳」から選べるので、AF任せでもより意図したフォーカスができる。
被写体[鳥]
今までのαシリーズ最新モデルでも対応している[鳥]についても、その精度はベツモノ。
[鳥]の瞳を認識できる種類も増え、姿勢の拡大や、頭や体の認識にも新たに対応する。
体→頭→瞳へのAFの移り変わりもスムーズで、かなりの動き動きの早い「鳥」も捕捉できる。
また障害物の多い木の枝や幹にいることの多いだけに、「鳥」撮影には「α7R V」はかなり有用といえる。
被写体[昆虫]
[昆虫]についても、被写体全体、頭部を認識。
昆虫は小さいがゆえに今までであればマニュアルフォーカス(MF)でじっくりピントを合わせないと、合焦させづらい[昆虫]を検出できるようになっている。
しかも、動きの挙動が読みづらく高速に動く被写体も確実に捉えられる。
被写体[車/列車]
設定から[車/列車]を選択すると、[車]や[列車]の車体を補足。
被写体全体もしくは車両の先頭部分を認識して追尾し続ける。
例えば、カーブから出てきて車全体が見えていない状態でも、車体のいち部分が姿を現した瞬間に対象を認識。
白枠の状態はまだシャッター半押ししてない状態であり、この時点で認識しているため、あとはフレーミングしてシャッターを切ればいいだけ。
[列車]も同様で、しかも蒸気機関車、電車、新幹線といった多種にわたる被写体を捉えられれば、フォーカスすることに注力せず思った構図にこだわった作業に集中出来る。
被写体[飛行機]
[飛行機]についても、被写体全体または先頭部を認識し追尾する。
飛行機という名称ではあるもののど、ヘリコプターのように空を飛んでいる構造物も認識する。
ソニーストアで「α7R V」の撮影テストのさいに、飛行機や車のミニチュアを持ち込んで撮影を試してみたときの様子。
明らかに、[車]や「飛行機」に特化してAFが働いているのはもちろんのこと、かなり激しく動かしてもぴったりと追尾しているのがわかる。
実際に撮影するシーンでは、想像を超えるスピードで動いていくため、ファインダーに収まったら即フォーカスしてくれると、確実に撮影の歩留まりが上がる。
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●AIプロセッシングユニットにより、オートフォーカスが別次元に進化
「α7R V」にはじめて備わったAIプロセッシングユニットによる処理性能の高さによって、AF性能が劇的に向上。
単純に捉えられる対象物が増えたというだけではなくて、今まで認識できなかった姿勢や姿でさえも認識精度が向上しているという恩恵が非常に大きい。
人でもマスクをしていたり、横顔や後ろ姿でも、頭や瞳の認識もされることで、シャッターチャンスがコンマ数秒早く、一枚でも多く成功写真が撮れるということになる。
「α7R V」は8.0段の手ぶれ補正や、4軸マルチアングル液晶モニターといった、今までのαシリーズにはない進化はあるけれど、写真撮影の体験を根本から変えてしまうAFの挙動はぜひ試して欲しい。
あまりにも対象の被写体の幅が広すぎて、ソニーストアにはその被写体になるようなミニチュアはない可能性があるので、自身で何か用意して持ち込むかもしくはスマホに被写体の動画を映してテスト撮影してみてもよいかもしれない。
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●「α7R V」で撮りたい!写欲があふれ出る性能と機能が満載。
有効約6100万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載した「α7R IV」は、正直膨大なデータの処理を持て余していた。
「α7R IV」で撮影して、背面モニターで確認していい感じに撮れてると思っても、PCに転送して大画面で確認すると微ブレしてガッカリということが多発。
また、連続撮影したときにバッファ切れを起こすと、メモリーに書き込みしているあいだに肝心なシーンでシャッターチャンスを逃すこともあった。
風景撮影などゆったりした時間の中で撮るにはよかったものの、被写体が動く場合、それがポートレートですら支障をきたす場合もある。
そもそも超高画素データの書き込み処理性能をはじめとしてあらゆる点で旧来のシステムでは厳しかったのではと思われる。
「α7R V」は、そういった不満点を一挙に解消。
心臓部となる画像処理エンジンは高速処理が可能な最新のBIONZ XRやCFexpress Type A メモリーカードを搭載するなど最新のαシリーズと肩を並べる性能に。
ただこれだと高画素な最新モデルだねで終わってしまう。
いや、発表前はそのくらいの進化具合だと予想していた。
ところが「α7R V」は、今までのαシリーズにはなかった新技術がモリモリ投入されている。
超高画素がゆえの最大の難敵となるブレに対して、αシリーズでは初となる8.0段高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正を搭載。
高精度な被写体認識が可能なAIプロセッシングユニットは、シビアな撮影シーンでは圧倒的なアドバンテージになり得る。
そして、チルトとバリアングル液晶を兼ね備えて、横位置でも縦位置でも見やすい位置に自在に角度を調整できる4軸マルチアングル液晶モニターを搭載。
長年のαユーザーの要望をかなえたくれた。
これほどまでに写欲が掻き立てられるカメラがあるだろうか!?
早く「α7R V」の最新技術を浴びて撮影してみたい!
予約開始は、2022年11月1日(火) 10時~。
10月29日(土)からはソニーストア直営店で先行展示されるため、この化け物級のカメラを一刻も早く触ってみたいひとはぜひ実機を触りに行ってみよう。
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●デジタル一眼カメラαシリーズ
デジタル一眼カメラα7R V ボディ「 ILCE-7RM5」
市場推定価格:560,000円(税込)前後
発売日:2022年11月25日発売予定
予約開始:2022年11月1日(火) 10時~
モニター保護ガラスシート「 PCK-LG3」
希望小売価格:3,850円(税込)
発売日:2022年11月25日発売予定
予約開始:2022年11月1日(火) 10時~
デジタル一眼カメラα7R IV ボディ「 ILCE-7RM4A」
ソニーストア販売価格:438,900円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
・α7R IVの従来型番「ILCE-7RM4」と仕様変更となった新型番「ILCE-7RM4A」はどこが違うのか?背面の液晶モニターをマクロ撮影して比較してみた。
・デジタル一眼カメラ α7RIV レビュー(その1)α7IIIシリーズからどこが改善されたのか外観をチェック。触ると実感するカメラの道具としての良好な操作フィーリング。
・デジタル一眼カメラ α7RIV レビュー(その2)α7RIVの圧倒的な解像力を身を以て知るには?解像力テストチャートを使ってチェックしてみた。
デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4」
ソニーストア販売価格:
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
・国内発表 「α7IV」( ILCE-7M4 )が12月17日(金)発売。市場推定価格330,000円前後(税込)。予約開始は12月7日(火)10時より。先行展示も予約日と同日開始
・「α7 IV」( ILCE-7M4 )は、「α7 III」からどれほど進化したのか?仕様を比較。α9ベースのスタンダードモデルと、α1ベースのスタンダードモデルとの違い。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の熱耐性能について、海外のソニー公式ページから調べてみる。α7 IV、α7SIII、FX3、α1の動画連続撮影比較。
・フルサイズミラーレス一眼カメラ α7 IV ( ILCE-7M4 )の新機能「フォーカスブリージング補正」と、その対象レンズについて確認してみる。
・「α7 IV」( ILCE-7M4 )は本体内ソフトウェアアップデートが可能!? メモリーカード内に保存したファームウェアデータを使って実行できる様子。PCいらずで、スマートフォンやタブレットだけでもアップデートできる可能性。
デジタル一眼カメラ α7 IV 「ILCE-7M4K」ズームレンズキット
ソニーストア販売価格:
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
デジタル一眼カメラ α1 「ILCE-1」
ソニーストア販売価格:
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
・進化するプロの創造性に最先端技術で応える フルサイズミラーレス一眼カメラ 『α1』 発売 | プレスリリース | ソニー
・α1 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
・ソニーのフラッグシップ、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α1 ( ILCE-1 )」登場(前編)。α7R IVに迫る高解像度と、α9IIを遥かに凌ぐスピード性能。
・ソニーのフラッグシップ、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α1 ( ILCE-1 )」登場(後編)。信頼性やアウトプットも大幅に改良、あらゆるレスポンスを重視したワークフロー。
デジタル一眼カメラ α7S III 「ILCE-7SM3」
ソニーストア販売価格:
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
<ソニーストア先行レビュー>
・ソニーストアでデジタル一眼カメラ α7SIII を触ってきたレビュー(その1) これを最新世代と言わずなんと呼ぶ!?全てのαユーザーの羨む機能が物欲を激しく刺激する。
・ソニーストアでデジタル一眼カメラ α7SIII を触ってきたレビュー(その2)4K 120p ハイフレームレート撮影、4:2:2 10bit記録、多彩な動画フォーマットへ対応、知れば知るほど使ってみたくなるポテンシャルの高さ。
FE 24-105mm F4 G OSS 「SEL24105G」
ソニーストア販売価格:164,593円(税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
・FE PZ 16-35mm F4 G「SELP1635G」をソニーストアで触ってきたレビュー。(その1)強烈な軽さとコンパクトさ、「パワーズームレンズ」の概念が変わる高速レスポンス。
・FE PZ 16-35mm F4 G「SELP1635G」をソニーストアで触ってきたレビュー。(その2)16mmから35mmの全域で、画像周辺部まで解像する光学性能。
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市中区錦3丁目24-17 日本生命栄ビル 3階
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。
営業時間:11:00~19:00