BRAVIA2022年モデル QD-OLED 有機ELテレビ や Mini LED 液晶テレビ の消費電力が気になる。消費電力よりも年間消費電力量に注目、じつは電気代は安くなる?
テレビを購入するときに気になることと言えば、画質や音質のほかにも、価格や日々の電気代(消費電力)。
有機ELテレビや、LEDをたくさん敷き詰めたMini LEDは、ものすごく電力を消費しているイメージがある。
そこで今回は、主要モデルの消費電力を比較してみよう。
・テレビを買う前に抽選参加!最大10万円 ブラビア・ロトキャンペーン | テレビ ブラビア | ソニー
・テレビ ブラビア | ソニー
---------------------
目次
●BRAVIA モデルごとの仕様に書かれている消費電力は?
BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Kシリーズ」(QD-OLED) |
BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A90Jシリーズ」 |
BRAVIA XR 4K液晶テレビ「X95Kシリーズ」(Mini LED) |
BRAVIA XR 4K液晶テレビ「X95Jシリーズ」 |
BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A90Kシリーズ」 |
BRAVIA XR 4K液晶テレビ「X90Jシリーズ」 |
BRAVIA2022年/2021年の主要なモデルの消費電力をめとめて一覧表にしてみた。
一覧表をみてみると、わかりやすい傾向として画面サイズがが大きくなると消費電力は上がる。
また、OLED(有機EL)モデルやMini LEDモデルについても消費電力が高いことがわかる。
83型の有機ELモデル「XRJ-83A90J」は驚異の809W。
同じ液晶テレビでも、直下型LED部分駆動の「XRJ-85X95J」は388Wなのに対して、Mini LEDの「XRJ-85X95K」は500Wと大幅に増加している。
全体的な傾向として、消費電力は、OLED > QD-OLED > Mini LED > 直下型LED の順に高くなっていることがわかる。
というのことは、有機ELやMini LEDと買うとものすごい電気代が掛かるのか?
その答えは✗
実は、表にある消費電力が常に消費されているわけではない。
次の表を見てみよう。
こちらは、年間の消費電力量を一覧にまとめたもの。
年間消費電力量は、一般家庭での1日の平均視聴時間(4.5時間)を基準に算出した、1年間に使用する電力量。
電気代を気にするのであれば、こちらのほうが実際に消費する電力の目安になる。
消費電力というのは、一瞬の最大消費電力であって、通常使用しているほとんどの場合、消費電力で書かれている値よりも低い電力しか使用していない。
同じ画面サイズの年間消費電力量を比べてみると、直下型LED > OLED > Mini LED > QD-OLED の順に高くなっている。
だとすると、Mini LEDやQD-OLED などのハイエンドモデルの電気代が高いなんてことはなく、逆に安くなると言える。
Mini LED のサブピクセル |
ではなぜMini LEDやQD-OLEDは消費電力が高いのに、年間消費電力量が低いのか?
それは、バックライトや有機ELの発光をきめ細かく制御してるため。
Mini LEDは、従来の直下型LEDバックライトに比べて、約1/100の大きさで高密度に敷き詰められており、暗い部分と明るい部分を細かく制御している。
真っ暗なエリアは発光しないため、その分の消費電力が減り省エネになる。
QD-OLEDのサブピクセル | WOLEDのサブピクセル |
QD-OLEDやOLED(有機EL)もほぼ同じ理由で、真っ暗なエリアは全く発光しないため、全体的な消費電力は思ったよりも低い。
一方で、従来の直下型LEDバックライトの場合、LEDの 1ユニットあたりの担当するエリアが広い。
参考:直下型LEDバックライト方式の一つのエリアの発光の様子。 |
そのため、もしそのエリアに暗い部分と明るい部分が混在する場合はLEDは点灯することになるため、消費電力が増える。
きめ細かく制御しているMini LED、QD-OLED、OLED(有機EL)と比べると、どうしてもLEDの点灯時間が長くなり、結果として年間消費電力量が増加するということ。
---------------------
●消費電力だけじゃなくて、年間消費電力量を気にしてみよう。
イメージというか先入観というのは時として間違った認識をしてしまう。
つい消費電力だけをみて判断してしまいがちではあるけれど、実際に使用するときには年間消費電力量の方が重要になる。
<デバイスごとの消費電力および年間消費電力量のおおきさ>
消費電力 : OLED > QD-OLED > Mini LED > 直下型LED
年間消費電力量:直下型LED > OLED > Mini LED > QD-OLED
スペック上は消費電力が高くても、ハイエンドモデルのほうが電気代は抑えられるという事になる。
次回、実際に様々なシーンを映し出しているときに消費電力がどの程度変化するのかも調べてみよう。
<ソニーストアレビュー>
・圧倒的な色鮮やかさは感動に値する!QD-OLEDパネルを採用した4K有機ELテレビ BRAVIA 2022年モデル「A95Kシリーズ」。
・液晶テレビの概念が覆る、Mini LEDを採用した4K液晶テレビ BRAVIA 2022年モデル「X95Kシリーズ」。
・4K 有機ELテレビ と BRAVIA XR という最高性能をもちあわせた最小サイズ42型/48型という選択肢「BRAVIA A90Kシリーズ」。
・画面から出る音の一体感、大画面のBRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A80Kシリーズ」。左右の広域をカバーするアクチュエーターとサブウーファーを2基に増設。
---------------------
●BRAVIA 2022年モデルラインナップ
4K有機ELテレビ「XRJ-55A95K」【55型】 |
4K有機ELテレビ「XRJ-42A90K」【42型】 |
4K液晶テレビ「XRJ-75X95K」【75型】 4K液晶テレビ「XRJ-65X95K」【65型】 |
4K有機ELテレビ「XRJ-65A80K」【65型】 4K有機ELテレビ「XRJ-55A80K」【55型】 |
4K液晶テレビ「XRJ-75X90K」【75型】 4K液晶テレビ「XRJ-65X90K」【65型】 4K液晶テレビ「XRJ-55X90K」【55型】 4K液晶テレビ「XRJ-50X90K」【50型】 |
4K液晶テレビ「KJ-50X85K」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X85K」【43型】 |
4K液晶テレビ「KJ-65X80K」【65型】 4K液晶テレビ「KJ-55X80K」【55型】 4K液晶テレビ「KJ-50X80K」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X80K」【43型】 |
4K液晶テレビ「KJ-65X80WK」【65型】 4K液晶テレビ「KJ-55X80WK」【55型】 4K液晶テレビ「KJ-50X80WK」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X80WK」【43型】 |
---------------------
<BRAVIA XR レビュー>
・HDMI.2.1 に対応した「BRAVIA XR」。4K液晶テレビ X90Jシリーズ を PlayStation5 / Xbox series X とつないで4K 120fps のゲームをプレイしてみた。
・映像と音の一体感が最高の没入感を味わえる 4K有機ELテレビ「XRJ-65A90J」。 Windows PCとつないで巨大デスクトップPC化、4K 120fps の表示方法とそのなめらかさを検証してみる。
・「BRAVIA XRシリーズ」の新しいOS「GoogleTV」の使い勝手。ソニーピクチャーズの最新映画から名作までを、ハイクオリティで楽しめるBRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIACORE」。
・「BRAVIA XRシリーズ」 4K液晶テレビのフラッグシップモデル「XRJ-75X95J」。 映り込みを劇的に抑えたエックスアンチリフレクションと音に包まれる臨場感を、コンテンツありきで楽しんでみた。
BRAVIA XR 大型アップデート
・BRAVIA 2021年モデル の大型アップデートを検証してみた。
(その1)Airplay の 4Kミラーリング。
(その2)Airplay の Dolby Atmos ビデオ系コンテンツ再生対応。
(その3)可変リフレッシュレート「VRR」に対応。
<ホームシアターシステムレビュー>
音に包まれる没入感に感動!ホームシアターシステム「HT-A9」
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その1)。適当に設置した4つのスピーカーで、まさかの音に包まれる没入感が凄かった。
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その2)。「BRAVIA XRシリーズ」にS-センタースピーカーを接続、サブウーファーも追加して本気モードで視聴。これは自宅でできる最高の体験。
サラウンドとクオリティ異常に高い満足感サウンドバー「HT-A7000」
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その1)インターフェースを確認、設置と接続・設定。バースピーカーの概念がひっくりかえる迫力と臨場感。
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その2)バースピーカー1本で部屋を満たす立体音響体験と、スピーカーとしてのクオリティの高さ両方に満足。
---------------------
●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口より徒歩3分。
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。
営業時間:11:00~19:00