ワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」実機レビュー。Bluetooth非搭載で、低遅延のUSBレシーバーと有線接続。「INZONE H7」で20%軽量化、長時間ゲームプレイの快適さを目指したヘッドセット。
ソニーのゲーミングギア「INZONE」に、オーバーヘッドタイプのヘッドセット「INZONE H5」が登場。
名称の通り、スペック的にはINZONE H9/H7とINZONE H3の間に位置するモデル。
「INZONE H5」は、ヘッドセット本体重量の軽量化、装着性の改善による長時間プレイ、AI技術を利用した高精度ボイスピックアップテクノロジー、USBレシーバーまたは3.5mm有線接続による低遅延なリスニングなどが特徴。
今回発表された製品は、以下の通り。
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE Buds
WF-G700N
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
ワイヤレスゲーミングヘッドセット INZONE H5
WH-G500
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
「第2弾 INZONEでPlayStation®を楽しもう!キャンペーン」も開催、対象のINZONE製品を購入することでプレイステーション®ストアチケットをもれなくプレゼントされる。
「INZONE Buds」、「INZONE H5」では、各2,000円分のコードがもらえる。
今回は、ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット「INZONE Buds」を使う機会があったのでレビューしてみる。
・プロeスポーツチームFnaticが監修した完全ワイヤレス型ゲーミングヘッドセット『INZONE Buds』発売
・第2弾 INZONEでPlayStation(R)を楽しもう!キャンペーン | ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー
・INZONE Buds | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
・INZONE H5 | ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー
・ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー
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目次
●ワイヤレスゲーミングヘッドセット INZONE H5「WH-G500」
ワイヤレスゲーミングヘッドセット INZONE H5
WH-G500
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
・INZONE H7から小型軽量化(325g→260g)、INZONE H3から小型軽量化(299g→260g)
・通信の遅延は30ms未満のUSBレシーバーによる無線接続と、3.5mm有線接続に両対応(Bluetooth接続はなし)
・AIベースのノイズリダクションと双方向マイクにより、クリアなゲーム内通話を実現
・PCソフトウェア「INZONE Hub」により、詳細なカスタマイズが可能
・ゲーム向けに360 Spatial Soundに対応
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●INZONEオーバーヘッドタイプのワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」
ワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」は、ゲーム向けのワイヤレスヘッドセット。
従来モデルよりも本体の重量が約260gと大幅に軽量化されて、長時間プレイすることを前提として快適な装着性を追求。
高精度ボイスピックアップテクノロジーも搭載した、高品質な両指向性のブームマイクを採用し、クリアな音声収集が可能。
写真を見てもらえれば分かる通り、今までのINZONEヘッドセットと同様に、USBレシーバーをゲーム機器に接続して2.4GHzワイヤレス接続で30ms未満の低遅延な通信を実現する。
Bluetoothしていない代わりに、有線接続が可能となり、バッテリーを気にせず利用することもできる。
「INZONE H5」には、40mm のドーム型ダイナミックドライバーユニットを採用。
ソニーのヘッドホン技術をゲームに応用することで、高域から低域まで高い解像感を再現。
音の定位を正確にするために、ハウジング内部の音響構造を左右対象にしている。
ハウジングの上の部分に、内部の空気の流れをコントロールするダクトが見える。
これにより左右の音響特性が均一になって、爆発音のような迫力のある低音サウンドの再生ができるようになっている。
INZONE H7 と比べて約20%軽量化。
そのうえでヘッドバンドは頭の形に柔軟に追従して、遮音性と適度な側圧を両立している。
ヘッドバンドを伸ばす機構は、クリック感がなく無段階に伸び縮みして余計なノイズを発生しない。
ハウジング右側には、ゲーム/チャットバランスボタン。
これは、ゲームの音とボイスチャットの音量wのバランスを耳元で調整できるというもの。
ちょうど反対側に、電源ボタンがある。
左側には、ヘッドセットのボリュームを調節するダイヤルを搭載。
ダイヤルはデジタルに調整しているため無限回転式で、触ってどちら方向に回したらよいかわかるように、+側に突起がついている。
最大28時間の再生が可能で、10分で3時間の再生できる急速充電に対応。
「INZONE H5」は充電しながらでも電源が落ちることがなく、USBレシーバーとの接続を地持続できるので充電しながら使うこともできる。
ハウジングの左側には、ブームマイク、充電用のUSB Type-C端子と有線接続用の端子が配置されている。
高品質な両指向性のブームマイクを搭載。
周囲の音を取り除き発話者の声だけを分離させることに優れている他、
AIを活用した高精度なボイスピックアップテクノロジーで、キーボードやコントローラーの操作音といった周囲のノイズを抑えて、自分の声をクリアに拾ってくれる。
マイクを上に持ち上げることでミュートになる機能もあって、上げ下げすることで直感的にマイクのオンオフを使い分けできる。
3.5mmのオーディオジャックも搭載。
付属の1.5mのケーブルを使えば、遅延とは無縁の有線接続のヘッドホンとしても利用できる。
注意点としては、有線接続時にはPCソフトウェアの「INZONE Hub」が利用できない。
ゲーム中にバッテリーが切れてしまった場合でも使い続けることができる。
付属品として、有線接続用のヘッドホンケーブル、ヘッドホン充電用のUSB Type-C®ケーブル(USB-A – USB-C®)を同梱。
「INZONE H5」のUSBレシーバーは、従来通りUSB Type-A。
USBレシーバーは、対応機器ごとにスライドスイッチを切り替えて利用する。
「PS5」、「PC」で分かれていて、PC側ではゲーム音声とチャット音声が分離して認識する。
PlayStation 5のコントローラーに有線接続で利用するといったいわゆる一般的な有線ヘッドホンの使い方もできる。
ただしこの場合に限っては、ヘッドホン本体側で音量調節などができなくなるので注意。
左から、「INZONE H3」、「INZONE H5」、「INZONE H9」。
こうして比べてみると、従来モデルの「INZONE H9」、「INZONE H3」よりも少し小型化しているのがわかる。
「INZONE H5」は、Bluetoothでのワイヤレス接続には対応していない。
その逆に、3.5mmヘッドホン端子による有線接続に対応しているなど、よりゲームに特化した機能にふっている。
「INZONE H5」の最大特長は、長時間快適に利用できるヘッドセットの設計(頭への圧力、重量)。
ヘッドセット重量としては、INZONE製品の中で最も軽い約260gで、頭で感じる負荷が減っていることが長時間着けているとよくわかる。
ナイロン素材のイヤーパッドとヘッドクッションの構造設計により、頭部にかかる圧力を分散させるようになっている。
長時間利用可能というポイントが、ゲーミング向けには非常に重要な要素となる。
PCソフトウェア「INZONE Hub」によるカスタマイズ
「INZONE H5」では、PCソフトウェア「INZONE Hub」との連携が可能。
ヘッドセットのイコライザー設定、ダイナミックレンジコントロール、マイクの調整・テスト、立体音響設定、個人最適化などが利用できる。
「立体音響設定」を有効にすると、立体音響に対応したゲームなら音声信号を2chに圧縮せずに、ゲーム本来の7.1chサウンドのまま再現。
臨場感や音の発生源を予測できる体験ができる。
さらに専用アプリで自分の耳の形にあわせて音の聞こえ方を最適化できるので、個人差も補正してくれる。
自動電源OFF時間設定や、ガイダンス音声設定、通知音や音声ガイダンスの変更もできる。
アプリ連携は、あらかじめ起動アプリ用のサウンド設定などを自動で呼び出し適用してくれるというもの。
この「INZONE Hub」を利用するためには、USBレシーバーを接続して使う必要があるので、有線接続時は利用できない。
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●よりゲーミングに特化したオーバーヘッドタイプのヘッドセット
もちろんINZONEのヘッドホンとしては、「INZONE H9」が最上位モデルになる。
「INZONE H5」は、ドライバーやクッション素材の違いもあれば、Bluetoothを非搭載といった上位モデルとの明確な違いがある。もちろんノイズキャンセリング機能もない。
とは言え、軽量化して装着性を改善、そしてゲームをするうえでは不要といえるbluetoothをバッサリ切り捨てて、わかりやすくUSBレシーバーとのワイヤレス接続と直接有線接続する遅延のない使い道のみに特化。
セカンドモデルのよりも立ち位置が明確化している。
おまけに、今までになかったブラックというカラーの選択肢も増えた。
そう考えると、ゲーミングのためのヘッドホンとして選択肢になるかもしれない。
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●INZONE タイムセール
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE H9 WH-G900N/WZ |
※2023年10月18日(水)23時59分59秒までのタイムセール
今回のタイムセール、通常モデルだけを対象にしたもののため、コラボレーションモデルである『ファイナルファンタジーXVI』モデルや、『ストリートファイター6』モデルはセール対象外となっている。
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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」ラインナップ
※2023年10月18日(水)23時59分59秒までのタイムセール
ソニー ゲーミングモニター(4K 144Hz)「INZONE M9」レビュー。
・(その1)開封から組み立て設置、「直下型LED部分駆動」の4K解像度ディスプレイ品質を試す。
・(その2)Windows PCやMac、PlayStation®5、Xbox series X、Nintendo Switch、スマホなどと接続してみる。接続時の注意点。
・ゲーミングモニター(フルHD 240Hz)「INZONE M3」レビュー。DisplayPortケーブル付属、ACアダプターの小型化、1920x1080 240Hz ディスプレイの品質を試す。
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE H9
WH-G900N/WZ
※2023年10月18日(水)23時59分59秒までのタイムセール
ゲーミングヘッドセット INZONE H3
MDR-G300/WZ
・ソニーのゲーミングヘッドセット「INZONE H9」 /「INZONE H7」/ 「INZONE H3」実機レビュー。ゲームに集中できる快適な装着感とのめりこめる没入感。2.4GHzワイヤレスとBluetoothの2つ同時接続が超便利。
・2.4GHzワイヤレス接続は本当に低遅延なの?ソニーのゲーミングヘッドセット「INZONE H9 / INZONE H7 / INZONE H3」を、Bluetooth接続などと視覚的にわかりやすく比較してみる。
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
moyuk SAPPORO 3階
さっぽろ地下街ポールタウン直結
地下鉄「大通駅」から徒歩3分、「すすきの駅」から徒歩5分
札幌市電「狸小路停留所」から徒歩1分
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~19:00