「モンスターハンターワイルズ」を快適にプレイできるPCを作りたい!【自作ゲーミングPC組み立て編】
「モンスターハンターワイルズ」を快適にプレイできるPCを作りたい!久しぶりの自作ゲーミングPCの構成を考える。
「モンスターハンターワイルズ」を快適にプレイできるPCを作りたい!久しぶりの自作ゲーミングPCの構成を考える。【GPU編 GeForce RTX 5070 Ti 】
の続き
「モンスターハンターワイルズ」をきっかけに、数年ぶりに自作PCを作りたいテンションが上がって、ようやくPCパーツが揃ったので組んでみた。
-----------------------------
目次
- ●今回自作PCに使用するPCパーツたち
- ベースになる構成(PCケース、電源、CPU、マザーボード)
- PCケース:Razer Tomahawk Mini-ITX
- 電源:SF Series™ SF750(750W)
- マザーボード:ROG STRIX B850-I GAMING WIFI
- CPU:AMD Ryzen™ 7 9800X3D
- メモリ:F5-6000J3036F16GX2-TZ5NRW 16GB x2
- ストレージ:SSD1TB~2TB(マザーボードはPCIe 5.0 x4対応)
- CPUファン:Kraken 240 RL-KN240-B1 [Black]
- GPU:GeForce RTX™ 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC(電源の関係で8pin x 2の変換に対応するGPU)
- ●早速組み立て!Mini-ITXケースの難しさを再認識する。
- ●電源を投入してBIOSチェック、Windows 11 をインストール。
- ソニーストアでご購入
●今回自作PCに使用するPCパーツたち
ベースになる構成(PCケース、電源、CPU、マザーボード)
今回揃えたパーツは以下。
PCケース:Razer Tomahawk Mini-ITX
電源:Corsair SF Series™ SF750
マザーボード:ASUS ROG Strix B850-I Gaming WiFi
CPU:AMD Ryzen™ 7 9800X3D
メモリ:G.Skill F5-6000J3036F16GX2-TZ5NRW
ストレージ:KIOXIA EXCERIA PLUS G4 SSD-CK1.0N5PLG4N(1TB)
CPUクーラー:Kraken 240 RL-KN240-B1 [Black]
グラフィックボード:GeForce RTX™ 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC
PCケースと電源ユニットは、すでに持っている「Razer Tomahawk Mini-ITX」とCorsair「SF Series™ SF750」を流用。
その他はすべて新しく揃えてみた。
PCケース:Razer Tomahawk Mini-ITX
さて改めてPCケースは、Mini-ITXモデルの「Razer Tomahawk Mini-ITX」。
ミニマムなサイズがお気に入りで、フロントパネルにあるRazerロゴマークと底面が光るギミックもある。
小ささこそが至高のPCケースだけど、やっかいなのはPCパーツのチョイスに気を使うこと。
実際のサイズは幅206.2×奥行き367.2×高さ321.5mm、重量が5.8kg。
対応マザーボードはMini-ITX、Mini-DTX、拡張スロットは3基、ドライブベイは2.5インチ×3。
電源:SF Series™ SF750(750W)
「Razer Tomahawk Mini-ITX」の対応する電源タイプはSFX、SFX-L。
以前に取り付けたCorsair「SF Series™ SF750」がそのままなので流用。
電源容量は750W。
あまり無茶できる電源容量ではないので、それに見合ったスペックにしないといけない。
というか、結構PCチョイスにも影響を及ぼす事があって隠れたトラップ持ちでちょっと難儀した。
マザーボード:ROG STRIX B850-I GAMING WIFI
マザーボードは今のAMDのプロセッサーの勢いに乗りたいと思いながらも、ケースがMini-ITXしか入らない極小タイプなので、種類が結構すくない。
去年からマザーボードチョイスに躊躇していたけど、ようやく出てきたASUS のMini-ITXマザーボード「ROG Strix B850-I Gaming WiFi」を即ポチ。
もしもケースサイズに制限がなかったらATXやMicroATX のマザーボードのほうが搭載端子や拡張性もあるし選び放題。
![]() |
![]() |
「ROG Strix B850-I Gaming WiFi」は、B850チップセットを搭載したMini-ITXマザーボード(ソケットAM5)。
PCIe5.0対応PCIe×16スロット、USB 20Gbps Type-C ポート、DP alt Mode対応のUSB 10Gbps Type-C ポート、2基のPCIe5.0×4接続対応M.2スロットを搭載。
ネットワークは、イーサネットにintel 2.5GbE、ワイヤレスにWi-Fi 7、Bluetooth 5.4を備えている。
まぁ小さい。
隙間がないほど端子やピン配置しているので、組立する時に干渉しそうで心配。
CPU:AMD Ryzen™ 7 9800X3D
プロセッサーは、CPUの中でゲーミング性能が高いAMD Ryzen™ 7 9800X3D。
このタイミングで買うならこれ一択。
レイテンシを短縮する第 2 世代 AMD 3D V-Cache™ テクノロジーにより、ゲームのFPSがアップする可能性も高い。
上位モデルのRyzen 9 9950X3D/Ryzen 9 9900X3Dも出てきたけどTDPが高くて、今回ミニマムな構成のPCでは電源の容量不足に見舞われそうなので、AMD Ryzen™ 7 9800X3Dを選んで良かったことにする。
![]() |
![]() |
昔のパッケージ(Ryzen 1000、2000、3000シリーズ)と比べると随分シンプルになった。
Ryzen 7000シリーズから使用されているAM5対応CPUの形状。
Ryzen 5000シリーズまではCPU側にピンがあったせいでピン折れが心配だったけれど、Ryzen 7000シリーズ以降はその心配がなくなった。
代わりにマザーボード側を壊さないようにしないとね。
メモリ:F5-6000J3036F16GX2-TZ5NRW 16GB x2
![]() |
![]() |
Ryzen 9000シリーズは、DDR5メモリを使用。
Mini-ITXのケースは、メモリソケットがたったの2個しかないため、メモリー4枚挿しで容量を稼ぎにくい。
けれど、ゲーム用途として考えれば、2枚のほうが性能を引き出せるはずなので良いのだと自分を納得させる。
AMD Ryzen™ 7 9800X3Dの性能を引き出すには、メモリクロック6000MHz以上、CL30以下が良いらしくて、G.Skill 「F5-6000J3036F16GX2-TZ5NRW」をチョイス。
16GB x2の合計32GB。
ストレージ:SSD1TB~2TB(マザーボードはPCIe 5.0 x4対応)
PCIe 5.0 x4に対応しているSSDを探してたら、KIOXIA 「EXCERIA PLUS G4」を発見。
発売当初はやたら安くてコスパ最高じゃないか!と思って買おうとしたタイミングで品切れ&値上げの仕打ち。
どうやら価格設定を間違っていたのが原因のようで、その後にも少し値下げされたけどお得感は薄くなってしまった。
![]() |
![]() |
KIOXIA EXCERIA PLUS G4 SSD-CK1.0N5PLG4N(1TB)は、1TBの片面実装タイプで、装着時の干渉が少なくて扱いやすい。
最大データ転送速度はリード10,000MB/s、ライト7,900 or 8,200MB/s。
ランダムリード(最大)1,300,000IOPS、ランダムライト(最大)1,400,000IOPS。
総書き込み容量600 or 1,200TBW。
CPUファン:Kraken 240 RL-KN240-B1 [Black]
CPU用のファンは、簡易水冷のKraken 240 RL-KN240-B1 [Black]をチョイス。
以前、このPCケース(Razer Tomahawk Mini-ITX)に組んだ時も同じシリーズを使っていたけど、古かったためAM5用のアタッチメントが付属していない仕様だった。
ここはさすがに新しいものに変えておいたほうがいいかなとAM5に対応したモデルを購入。
以前は、ファンがビカビカ光ってたけど、今回は光らないタイプ。
GPU:GeForce RTX™ 5070 Ti 16G VENTUS 3X OC(電源の関係で8pin x 2の変換に対応するGPU)
恐ろしいまでのグラフィックボード争奪戦。
GPU枯渇しているところに、「モンスターハンターワイルズ」特需がやってきて多重に加熱しているGeForce RTX 5000シリーズ。
NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 予約初日の予約争奪戦にあっさり敗れ去って、こんなの手に入るわけないですよ…。
と、諦め欠けていたら、救いの手を差し伸べていただいてMSI GeForce RTX™ 5070 Ti 16G VENTUS 3X OCを手に入れることができた。
本当にいつも誰かに助けてもらう事が多くて、一人で何でもできるわけじゃない事と感謝の気持ちを忘れちゃいけないね。
RTX5070Tiは、ゲーム性能以外にも最新世代のエンコーダーが2基搭載していて、GPUメモリ16GB搭載しているのがキモ。
これならメモリ不足もめったに起こらないだろうしゲーム以外の使い道も考えられる。
![]() |
![]() |
難関はPCケース(Razer Tomahawk Mini-ITX)の許容するビデオカードの全長が320mmまでに抑えないといけない事。
そこはわかりやすい制限なので気にしていたけれど、なんと電源のほうにも制限というか条件があった。
というのも、今回使う電源(以前の流用)Corsair「SF Series™ SF750」はPCIEの端子が8pin x2しかない。
ところが直前になって、RTX5070Tiのほとんどのモデルが8pin x3のケーブルが必要という事に気づいて大慌て(汗
もしかしたらRTX5070Tiをあきらめるか、電源を買い直す必要があるんじゃないか?と焦ったけど、8pin x2の希少なモデルMSI GeForce RTX™ 5070 Ti 16G VENTUS 3X OCを手に入れられてよかった。
ミニマムなPCを作る醍醐味とも言えるけれど、うっかり見落としそうなトラップが怖い。
-----------------------------
●早速組み立て!Mini-ITXケースの難しさを再認識する。
まずはマザーボードに取り付けられるパーツをあらかじめドッキングしておこうという事で、SSDから。
マザーボードに既についてるヒートシンクを取り外してSSDを装着。
固定用のネジは不要で、SSDを押し込めるだけでカチっとロックされる。
結論から言うとめちゃ簡単だったのだけど、説明書に詳しく書いてくれてなくて戸惑ってしまった。
マザーボード付属ヒートシンク裏にあるサーマルパッドがあるので、熱が逃がすためにフィルムを剥がすのを忘れずに。
そして2箇所でネジ止めして固定。
マザーボードのソケットにあるレバーを持ち上げて、CPUとソケットにある▲印をあわせて合体。というよりはそっと乗っける感じ。
極まれにここでピンが折れ曲げてしまったというのを聞いたことがあるので、この時ばかりはちょっぴり緊張する。
![]() |
![]() |
マザーボード側の留め具を下ろしてロックをかけると、付属している黒いプラスチックのフタは自動的にポロンと外れる。
ひとまずSSDとCPUを取り付けてしまえば、後はPCケースの中に収めた状態でも作業は進められるはず。
あと、CPU用の簡易水冷を使用するさいに必要となる専用アタッチメントもこの時点で装着。
こうしてPCケースに入れたときは、マザーボードの小ささもあってなんだ余裕で作業できそうじゃないと思えてしまう。
ところがどっこい、ここからパーツやケーブルを取り付けていると一挙に手狭になってても指も通りにくくなる。
PCケースの内部が広々しているうちにDDR5メモリを取り付ける。
G.Skill 「F5-6000J3036F16GX2-TZ5NRW」は、ヒートシンクが大きくて、メモリ同士のスキマがほとんどなくてちょっと心配。
まだスペースに余裕がある感じ。
ここから、CPUクーラーとGPUを取り付けてケーブル類を配線すればゴールが見えてくる。
左上のCPU用電源ケーブルはラジエーターを固定したあとだと取り付けにくいので前もって接続しておく。
簡易水冷はラジエーターに放熱フィンがあって、これを冷やして循環する液体を冷却する構造。
水冷ユニットとラジエーターは水冷チューブで直結してるので取り回しがいつもめんどくさい。
冷却ファンユニットをラジエーターに2基取り付け。
本体の空気の流れをどっちに逃がすかによって冷却ファンユニットの取り付け向きも変わる。
そのあたりも考えてCPUクーラー(ラジエーター+冷却ファン)を、PCケース上部に装着するアタッチメントを挟み込んで装着する。
CPUの上にグリスを塗ったのちに冷却ユニットを固定する。
グリスは、シミオシ OC Master。
水冷チューブはグネグネまがるとはいえ着脱できないので、わりと取り回しが大変。
デフォルトの向きだと負荷がかかりそうなので、90度向きを変えて配置、CPUクーラーを取り付けする。
広いと錯覚していたPCケース内が一挙に狭くなってきた。
PCケースの背面にある拡張スロットのブラケットをはずしてGPUを取り付ける。
GPUとPCケースともにサイズも計算して買ったし余裕で入るでしょと思ってたらそう簡単にはいかなかった。
普通に真上から降ろすと、明らかにPCケースに干渉してる。
GPUがデカいのではなくて、PCケースが小さすぎる。
PCケースの見えているスキマを最大限利用しないとダメらしい。
先に基板側をPCケース内の逃がせるギリギリまで落とし込んで、GPUを斜めにして先端部分を回避してどうにか侵入成功。
これもう1cmも余裕がなくて、これよりもほんの少しでも大きいGPUだったら入らなかった。
PCIEの端子8pin x2 を専用アダプターで、MSI GeForce RTX™ 5070 Ti 16G VENTUS 3X OCに接続。
そして全てのケーブルを配線してようやく完成。
すっかり中身はギュウギュウ詰め。
実際、ケーブルを逃がす場所も含めると、スペースがほとんどないのでほぼ限界じゃないかなと。
エアフロー大丈夫かしら…。
取り付けていてMini-ITXマザーボードの困ったことと言えば。
マザーボードにUSB2.0ピンが一つしかないこと。
PCケースのライティング用に使いたいけど、Eディスプレイが搭載されているCPUクーラーにもUSB2.0ピンが必要。
結果としてUSB2.0ピンが1つ足りない。
このままだとPCケースの光るギミックがなくなってしまうので、別途分岐できるパーツを買い足す必要がある。
他にも、PCケースのフロントオーディオと接続するHDオーディオピンの場所が微妙なところにあって、どこに配線を通しても隠しきれなくて目立つ。
-----------------------------
●電源を投入してBIOSチェック、Windows 11 をインストール。
ひとまず最低限の接続はできたので、コンセントを電源ユニットに接続して、メインスイッチをオン!
すると無事にマザーボードに電力が供給される。
電源が投入されてわかったけどメモリだけが盛大に虹色に光り輝いてとてもかっこ悪い。
これならいっそのこと光らせないか、RazerのPCケースらしくグリーン単色で光らせたほうがいい。
後で考える事にする。
オーバークロックメモリーのDDR5を定格からAMD EXPOで内蔵されているデータ通りの設定(DDR5-6000 30-36-36-96-1.35V-1.35V)に変更。
新しいマザーボードだったけど、特に問題なく動作してくれたので一安心。
あとは最新アップデートが適用されているインストールメディア( USB メモリ)を差し込んで、Windows 11をインストール。
初期セットアップから、自分のアカウントでサインインしたらWindows 11が起動。
あとはデバイスマネージャに!マークがなくなるまでドライバーを割り当てたり、必須アプリをインストールすれば必要最低限のやるべきことは終わり。
当初想定していたよりも組み立て中に端子が足りなかったり、干渉してケーブルが取り付けられないトラブルはあったけれど、ひとまず使える状態まで持ってくることができた。
一番焦ったのは、GPUが入らないかもしれなくらいギリギリだったこと。
ひとおおり準備でできたので、今回作った自作PCの性能をベンチマークで計測してみよう。
あ、モンスターハンターワイルズはPS5ですすめてます。
ソニーストアでご購入
ソニーストア (web)でご購入のさいに、以下バナーを経由してお買い上げいただくことで、当店の実績となります。
ソニーストア 直営店舗でご購入の場合
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入のさいに、
スタイリストさんにショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。