ソニーのワイヤレスヘッドホンと「LE Audio(LC3)」で接続できるUSBトランスミッターUGREEN製「 BT701」を試してみた。

ソニーのワイヤレスヘッドホンは、Bluetoothコーデックとして汎用性の高いSBC, AAC、さらに高音質のLDAC、そして次世代BluetoothオーディオのLE Audio(LC3)に対応している。
音声を送る機器側がスマートフォンであれば、ヘッドホンの設定を変更して、対応するコーデックを選択することで利用できる。
けれどPCの場合、汎用性を重視するSBCで接続されることが多く、音質や遅延に悩まされることになる。
解決策としてPCに直接Bluetooth接続するのではなく、ヘッドホンとの接続にUSBトランスミッターを利用することで高品質なオーディオコーデックを利用することができる。
前回、Creative社のUSBトランスミッターBT-L4 (SA0200)を使って、ソニー製ヘッドホンとのLE Audio(LC3)を試してみたけれど、今回はUSBトランスミッターであるUGREEN製の「BT701」を試してみた。
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目次
●<事前知識>LE Audio(LC3)を様々な機器で利用するならUSBトランスミッターが最適?
高音質かつ低遅延なコーデック LE Audio(LC3)の難しさ
LE Audio(LC3)は次世代Bluetoothオーディオというだけあって高音質かつ超低遅延という特徴がある。
ハイエンドなAndroidスマートフォンのほか、様々な機器で利用できるUSBトランスミッターが販売されている。
難しいのは、通販サイトで販売されているLE Audio対応のUSBトランスミッターによっては相性による問題があるという事。

例えば、アマゾンを検索して見つけたeppfun Bluetooth 5.4 LE Audio USB-C AK3040ProMaxトランスミッター。
この製品は、LE Audioに対応していると記述があるにもかかわらず全てのLE Audio対応ヘッドホン・イヤホンに対応しているわけではない。
というのも、USBトランスミッターには、Qualcomm製チップを使ったSnapdragon Soundに対応しているものと対応していないものがあり、チップの違いによりヘッドホンによってはLE Audio(LC3)で接続できない場合がある。

ソニーのハイエンドヘッドホン(例:WH-1000XM6)をみると、コーデックはSBC、AAC、LDAC、LC3[LE Audio]に対応している。
しかし、aptX Lossless、aptX Adaptive、aptX HD、aptX LLといったコーデックには対応していない。
aptXは、Qualcommが開発したコーデックであり、aptXに対応するという事はイコールQualcommのチップを搭載しているという事になる。
aptXに対応しないソニー製ワイヤレスヘッドホンにはQualcomm製チップを搭載しておらず、Snapdragon SoundのLE Audio(LC3)対応USBトランスミッターとの相性が悪いという事になる。
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●ソニー製ヘッドホンが接続できるLE Audio(LC3)対応USBトランスミッターを購入(UGREEN「BT701」)

ソニー製のLE Audio対応ヘッドホンに接続したい場合には、Qualcomm製チップを使用していないLE Audio(LC3)対応USBトランスミッターを探す必要がある。
UGREEN製の「BT701」というUSBトランスミッターであれば、Qualcomm aptXに対応していながらもソニーのヘッドホンとLE Auidoの接続ができるらしい。
そこで実際に購入して試してみた。

手元にあるLE Audio対応USBトランスミッターを並べてみた。
左からCreativeのBT-L4 (SA0200)、FlooGooのFMA120、UGREENの「BT701」。
UGREENの「BT701」は、体積としてはコンパクト。
どのモデルもソニーのヘッドホンとLE Audioで接続することが出来る。
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接続端子はUSB Type-Cのため、幅広い機器と接続することが出来る。
正面にはLEDインジケーターが搭載されていて、現在の接続・モードなどの状態がわかる。
底面部には、多機能ボタンが搭載されていて、このボタンを複数回押したり長押しすることでUSBトランスミッターをペアリングモードにしたり、リセットしたり操作することが出来る。
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●ソニー製ヘッドホンとUSBトランスミッターUGREEN「BT701」を接続してみる
USBトランスミッターをソニー製ヘッドホンと接続するには、前もって準備が必要になる。
それは、ソニー製ヘッドホンをLE Audio優先接続に変更すること。
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まずは、ソニー製ヘッドホンをLE Audio優先接続に変更する。
LE Audioに対応しているソニー製ヘッドホンであっても、そのままでは一般利用されているLDAC、AAC、SBCへ接続を優先する。
一度、スマートフォンとヘッドホンのペアリングをして「Sound Connect」アプリから「低遅延」(LE Audio優先設定)に設定を変更、もしくはAndroidのBluetooth設定のところからLE Audioのトグルを有効にすればよい。
まずLE Audioで接続するためには、側面にある物理スイッチをBR(従来のBluetooth接続)からLE(LE Audio)に切り替える。
(LEDインジケーターは白色になる)

そして底面にある多機能ボタンを3回押すと、LE AudioのUnicast(1対1接続)モードになる。(LEDインジケーターはシアン(水色))
そのままペアリングモードとなるので、ヘッドホン側もペアリングモードにして自動で接続されるのを待つだけ。
接続されると、シアン/緑色になってゼツ族完了となる。

機能ごとのLEDインジケーターの光り方の表。

接続できれば、そのままPCでもゲーム機でもスマートフォンでも低遅延な音声接続を楽しめる。
ただし、いくつか注意点もあった。
1.初期接続時点で音量が最大になる
2.音声出力のみ対応、マイクは使えない
3.マルチペアリングの切り替えが上手くいかない
4.つながらなくなったときはリセットして再ペアリングがおすすめ

このUSBトランスミッターは、価格が安いこともあってか、音声出力はできるもののマイク用の音声入力には対応していない。
その分通信の安定性も向上する可能性もあり、マイクが不要な人には逆に使いやすい。
マイクについては、デスクトップPC以外ならおよそ接続機器側に搭載されているのであまり困ることもない。
また、USBトランスミッターとヘッドセットは1対1で接続するため、機器の切り替えがしにくい。
利用するときは、USBトランスミッターとヘッドセットはセットで使用して別の機器とはつなげないようにしよう。
接続できなくなったときは、USBトランスミッターをリセットするのがおすすめ。
長押しすると、LEDインジケーターが青・赤・緑の順に2回点滅され、工場出荷時設定へリセットが完了。
うまくつながらないときは、リセットしてみよう。

今回、接続したソニーのヘッドホン(完全ワイヤレスイヤホン)は完全ワイヤレスイヤホンフラグシップモデル「WF-1000XM6」。

実際に接続機器で動画やゲーム音声などの音源を、USBトランスミッターを経由してワイヤレスヘッドホンで聴いてみると、明らかに音の遅延が減っている。
以前ためしてみたCreative社のBT-L4 (SA0200)よりも安定していて、さらにPCと直接Bluetooth(SBC)で接続しているよりははるかに音質も良い。
BT-L4 (SA0200)自体は単体購入できない製品なので、それを無理やりソニーのヘッドホンで使用しているため致し方ない部分もある。
次に、手元にあるLE Audio対応のソニー製ヘッドホンでも接続できるかを確認してみた。
UGREEN BT701
LE Audio接続確認ソニーヘッドホンモデル
・1000X THE COLLEXION
・WH-1000XM6
・WF-1000XM6
・WF-1000XM5
・LinkBuds Fit
接続確認していないけれどおそらく大丈夫なモデル
・LinkBuds Open
・LinkBuds S
接続できなかったモデル
・INZONE Buds
LE Audioに対応するソニー製ヘッドホンのうち、ほとんどのヘッドホンでUSBトランスミッターUGREEN BT701との接続が確認できた。
唯一INZONE Budsのみ、何回やってもうまくいかず接続することが出来なかった。
もしかすると他のモデルとは異なる部材(「低消費電力プロセッサーL1」など)を使用しているためUGREEN BT701とは接続できない、という可能性が高そうだ。
そもそも、INZONE BudsはUSB Type-Cトランシーバーを付属しているため、LC3でUSBトランスミッターと接続をする必要もない。

一度接続してしまえば、USBトランスミッターをPCのみならずゲーム機などに接続してもヘッドホンとの接続は維持されている。
試しにスマートフォンに接続してみたところ、リズムゲームをプレイしても遅延を感じることなくプレイすることが出来た。
LE Audioに対応していないようなスマートフォンでワイヤレスで低遅延な音声を楽しみたいなら十分オススメできる。

Nintendo Switch2にも接続してみたところ、音声自体は出力することが出来た。
Nintendo Switch2だと、USBトランスミッターを接続できても音の定位や安定性が良くないということがよくあるけれど、UGREENの「BT701」ではそういった不安定な挙動もなかった。
今まで試してきた製品の中で、一番安定していて驚いた。
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●やっぱりLE Audio(LC3)を接続できるソニー純正USBトランスミッターに期待。

USBトランスミッターUGREEN BT701を使って、ソニー製のLE Audio(LC3)対応ヘッドホンと接続を試してみた。
いくつか制限はあるものの、ここまで簡単にソニー製ヘッドホンとLE Audio接続できるUSBトランスミッターはなかったはず。
PCなどでも新規格のコーデックを利用して低遅延な音声出力ができるのは魅力的。
そしてなにより、販売価格が安い。
アマゾンなどでは4千円弱で販売されているため、試しに購入してみるのも悪くない。
ソニーのハイエンドなヘッドホンであれば、LE Audio(LC3)に対応しているものの、肝心の接続できる機器がAndroidスマートフォンのみというのはもったいない。
出来るなら、ソニー純正USBトランスミッターもぜひ発売して欲しい。
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●LE Audio(LC3)対応ヘッドホン
・オーバーヘッドホン「1000X THE COLLEXION」ソニーストア直接購入リンク
<実機レビュー>
・”1000Xシリーズ10周年記念モデル”というフレーズが襲いかかる。価格というハードルを越えて、所有したい気持ちが上振れする「1000X THE COLLEXION」の吸引力。

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」
ソニーストア販売価格:59,400円(税込)
カラーバリエーション:ブラック、プラチナシルバー、ミッドナイトブルー、サンドピンク、新色サンドストーン
●長期保証<3年ベーシック>付
・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」ソニーストア直接購入リンク
<実機レビュー>
・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」レビュー(前編)快適な装着感と便利なながら充電、静けさを手に入れられるノイズキャンセリングと自然な外音取り込みに感動。
・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」レビュー(後編)あまりにも自然な外音取り込みと通話クオリティ、新しくな
・完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM6」ソニーストア直接購入リンク
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000XM6」レビュー(前編)装着性や長時間に耐えられる実使用を優先したシンプルなノイズレスデザイン。
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000XM6」レビュー(後編)心地良いノイズキャンセリングといつでも良い音が聴ける事を当たり前にした改良点が多すぎる。

ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE Buds
WF-G700N
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
※UGREEN BT701とは接続できなかった
ソニーストアで購入
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※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入のさいに、
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ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。






















