いつの間にか海外のソニー製品価格がとんでもないことに!? SEL100M28GM、WH-1000XM6、INZONE、RX1R III、Xperia 1 VII の日本販売価格と比較してみた。
ソニーが発売している製品の海外(北米・欧州)の販売価格について調べてみると、日本での販売価格と大きく乖離があることがわかった。
物価の違いや、各国の賃金の違いなど様々な事情が含まれるため単純に比べるものではないとして、日本に住み暮らしている自分たちにとっては海外で購入するよりも日本で購入したほうが安く設定されているのはありがたい。
そこで、最近発表もしくは発売されたソニー製品の日本と北米・欧州の販売価格を比較してみた。
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目次
●ソニー最新製品の日本・海外販売価格を比較してみる
FE 100mm F2.8 Macro GM OSS「SEL100M28GM」 2025年11月21日(金)発売
北米:1,499.99ドル(約22.2万円)
欧州:1,600ユーロ(約27.8万円)
発表されたばかりのGマスター初の中望遠マクロレンズ
は、日本の市場推定価格は20万円。それに対して北米では1,499.99ドル、欧州では1,600ユーロ。
それぞれ日本円に換算すると約22.2万円と、約27.8万円となるので日本での販売価格よりもかなり高くなる。
ちなみに、日本のソニーストアではここから10%引きで18万円前後になると考えると、ヨーロッパの価格よりも10万円も安いことになってしまう。
北米価格であれば価格差は許容できなくもないけれど、欧州の価格設定は非常に高額だという事がわかる。
![]() デジタル一眼カメラα1 II「ILCE-1M2」 |
![]() |
北米:6,999.99ドル(約103万円) 欧州:7,499ユーロ(約130万円) |
北米:3,999.99ドル(約58.8万円) 欧州:4,399ユーロ(約76.1万円) |
同じように、デジタル一眼カメラのフラグシップモデルα1 II「ILCE-1M2」や、全域F値2となる望遠ズームレンス の販売価格を比較してみる。
やはり、ヨーロッパの物価の高さが際立つ結果となっている。
α1 IIにいたっては30万円以上の価格差にもなると、転売されてしまうのでは?と心配にもなる。
ただし、日本のソニーαボディについては、メニュー言語が日本語のみとなっているため、日本語を理解できる日本人以外には使いづらく転売には向かない対策が施されている。
ヘッドセット「WH-1000XM6」、インナーイヤホン「IER-EX15C」
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」
ソニーストア販売価格:59,400円(税込)
北米:449.99ドル(約6.7万円)
欧州:449ユーロ(約7.8万円)
今年発売された「WH-1000XM6」は、日本で発売になったさいに6万円弱という価格はワイヤレスヘッドホンとしても高額だという認識だった。
ところが、北米価格を見ると約8千円、ヨーロッパ価格ではなんと約1.9万円も日本の価格よりも高額となっている。
高いにも程があるというか、急激に日本の価格がリーズナブルに思えてくる。
USB Type-C接続インナーイヤホン「IER-EX15C」
ソニーストア販売価格:3,190円(税込)
北米:29.99ドル(約4千円)
欧州:24.99ユーロ(約4千円)
USB Type-C接続の有線イヤホンでも比べてみると販売価格の差は少ないながらも、30%程度高額となっている。
ゲーミングギアINZONE6機種 発売済み
ゲーミングヘッドセット INZONE H9 II
北米:349.99ドル(約5.2万円)
欧州:349ユーロ(約6.1万円)
ゲーミングヘッドホン INZONE E9
北米:149.99ドル(約2.2万円)
欧州:149ユーロ(約2.6万円)
ゲーミングキーボード INZONE KBD-H75
北米:299.99ドル(約4.4万円)
欧州:299ユーロ(約5.2万円)
ワイヤレスゲーミングマウス INZONE Mouse-A
北米:149.99ドル(約2.2万円)
欧州:179ユーロ(約3.1万円)
ゲーミングマウスパッド INZONE Mat-F
北米:59.99ドル(約9千円)
欧州:99ユーロ(約1.7万円)
ゲーミングマウスパッド INZONE Mat-D
北米:34.99ドル(約5千円)
欧州:59ユーロ(約1万円)
新たに登場したゲーミングギアINZONEの新製品にしても、軒並み海外価格は高額だとわかる。
マウスやマウスパッドの北米価格は日本と同程度ながらも、ヨーロッパの販売価格は異常に高い。
特にマウスパッドを見ると2倍にまで跳ね上がっている。
ソニーゲーミングギア INZONE 2025年新製品 6機種がソニーストア販売開始。ヘッドセット(H9 II)・有線イヤホン(E9)・キーボード(KBD-H75)・マウス(Mouse-A)。
デジタルスチルカメラ RX1R III「DSC-RX1RM3」
デジタルスチルカメラ RX1R III「DSC-RX1RM3」
市場推定価格:660,000円(税込)前後
ソニーストア販売価格:658,900円(税込)
北米:5,099.99ドル(約75.5万円)
欧州:4,899ユーロ(約85.1万円)
フルサイズセンサー搭載コンパクトカメラ RX1R III も、コンパクトデジタルカメラで60万円を超えるのかとSNSがざわついたほど。
ところが、北米では5,099.99ドル(約75.5万円)、ヨーロッパに至っては4,899ユーロ(約85.1万円)という10万円~20万円以上の価格差。
RX1R III(を日本で買うなら)決して高くなかったのだと自分の中で納得できる理由にもなる。
こちらもα同様に日本モデルは、メニュー言語が日本語のみとなっているため、海外への転売防止につながっている。
スマートフォン『Xperia 1 VII』、 『Xperia 10 VII』
Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:204,600円(税込)
12GB/512GBモデル:218,900円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
北米:未発売
欧州:1,499ユーロ(約26万円)[12GB/256GBモデル]
ソニーフラグシップスマートフォンXperia 1 VIIは、北米では発売されていない。
欧州ではエントリーモデル[12GB/256GBモデル]が、国内の最上位モデルをはるかに凌駕する価格。
ヨーロッパの販促スタイルとして、ヘッドホンを同梱する場合もあるけれど、この価格差を知ればまったく羨ましくない。
Xperia 10 VII
ソニーストア販売価格:未定
北米:未発売
欧州:449ユーロ(約7.8万円)
ちなみに現時点(10月1日)では、日本の販売価格が不明なままのXperia 10 VIIについては、ヨーロッパでは449ユーロ(約7.8万円)で販売されている。
これもまたヘッドホンを付属する販促をしていると考えると、そのぶんリーズナブルになるのでは?という期待が持てる。
いずれにしても、昨今の価格高騰で悩ましいさはあるとはいえ、日本ではソニー製品は海外よりもリーズナブルに買える環境にある事を知れば、買わない理由はないのではないかと思える。
「Xperia 10 VII」のSIMフリーモデル対応バンドと海外の販売価格が判明。国内で販売される価格は、思ったよりも安い可能性。
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