XLRアダプターキット「XLR-K2M」をα7Sに装着してみた。
ソニーストア大阪で、先行展示されていたフルサイズ対応FEレンズ、Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS 「SEL1635Z」の他に、11月発売予定のXLRアダプターキット「XLR-K2M」も発見。
web画像を見るよりもかなり小さいインパクトがあってので、α7に装着したらどんなものか試しに装着させてもらった。
XLRアダプターキット「XLR-K2M」
ソニーストア販売価格:57,500円(税別)
●2014年11月7日発売予定
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XLR端子を備えるビデオカメラというと、かなり大きい業務用の機材をイメージするのだけど、このXLRアダプターキットだけ見ると非常に小さいボックスにまとまっていて、それがマルチインターフェースシューにくっつけてそこから電源まで供給されてしまうというなんともコンパクトなデザイン。
2チャンネルまでのマイク・ライン入力ができて、ミキシングした音声の直接ライン入力ができる。
しかもこの小さいボディに細かく調整できるハードスイッチがあって、録音チャンネルの変更、入力の録音レベルやアッテネーター、MIC/LINE切り替え、風音低減のオンオフといったものまでをそれぞれいじれる細かさっぷり。
キットとしてモノラルショットガンマイクロホン「ECM-XM1」と風のノイズを減らすファータイプのウィンドスクリーンも同梱されていて、バランス伝送接続が可能な二芯シールド構造のXLRケーブルを採用していたり、振動ノイズを減らすマイクホルダーといったプロ仕様としても通用する構成に。アダプターにはロック機構を採用してあって、XLRケーブルを不意に引っ張っても抜けにくくなっている。
α7S+「SEL1635Z」にXLRアダプターキット「XLR-K2M」を装着した状態。
本来、静止画メインのカメラにして、動画撮影にパラメーターを調整できる「ピクチャープロファイル」だとか広いダイナミックレンジで記録できるようにピクチャープロファイル内のガンマ設定に「S-Log2」を搭載するだとか、業務用としても使えるほどのもかなりおもしろいα7Sだけに、音声のクオリティにもこだわるとこの装備で撮影できる魅力。
HD画質(1280×720)での120fpsハイフレームレート記録もできるし、4K動画記録対応の外付けレコーダーがあれば、XAVC S 4K(30p/24p)の動画記録もできるし、余計にも国内で発売して欲しい気分。