USB3.1 Gen1対応USB Type-C、高速回線通信、Motion Eyeカメラシステムを備えた、5.5インチ4K HDR対応「Xperia XZ Premium」
スペイン・バルセロナで開催されている「Mobile World Congress 2017(以下MWC 2017)」。
そのSonyのプレスカンファレンスと同時に、大画面フラッグシップモデルとされる 「Xperia XZ Premium」をはじめ、「Xperia XZs」、「Xperia XA1」、「Xperia XA1 Ultra」の4モデルを発表。
まずは、個人的に超待望の 「Xperia XZ Premium」から。
-----------------------------
●高機能へと進化した大画面フラッグシップモデル「Xperia XZ Premium」
・Xperia™ XZ Premium Everything becomes Wow
新しく登場した「Xperia XZ Premium」は、5.5型の4K(3,840×2,160)解像度ディスプレイHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応。
画面サイズに対する画素の密度は806PPIときめ細かく、さらに広いダイナミックレンジに対応して明るさと色域の表現が豊かになることで、より奥行き感や立体感のある映像を再現できるようになる。
対応コンテツとして、Amazon プライム・ビデオから、モバイル向けの4K HDRコンテンツが配信されることも決まっている。
筐体ガラスは、Corning Gorilla Glass 5を採用。
カメラの画素数は約2,300万画素から約1,900万画素へと抑えたメモリー積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS®(エクスモア アールエス) for mobileを備え、これを「Motion Eye™ (モーションアイ)カメラシステム」と呼ぶ。
そして新たに、最大960fpsのスーパースローモーション撮影が可能に。
新規開発された「Predictive Capture(先読み撮影)」機能により、被写体の動きを検出すると、自動的に最大4フレーム分の画像をバッファして、シャッターが押される直前の画像も記録することで、決定的な瞬間を捉えることができる。
焦点距離は25mm相当、F2.0のGレンズという明るいレンズを採用している。
フロントカメラには、1300万画素のExmor RS for Mobile CMOSセンサー、焦点距離22mm相当と広角な、F2.0の明るいレンズを採用。
プロセッサーは、Qualcomm社製64ビット クアッドコアプロセッサー「Snapdragon™ 835」に、メモリー(RAM)は待望?の4GB。
ストレージ(ROM)は64GBで、従来のeMMCからUFSとなり高速な読み書きできるようになっている。
外部ストレージは最大256GBのmicroSDXCに対応。
ネットワークは、LTE Cat.16(4CA、4×4 MIMO)となり下り最大1Gbpsの高速回線通信に対応。
デザインは、Xperia Xシリーズの「Unified Design」といコンセプトを踏襲しながら、側面にカーブしたガラス製ディスプレイとサイド面に丸みを持たせた手のひらになじむフォルム。
ディスプレイ周辺のベゼルもボディカラーと一体化し、「Xperia X Performance」や「Xperia XZ」にあったスリットもなく一面となり、「Xperia Z5 Premium」譲りの鏡面仕上げとなっている。
指紋センサーを電源ボタンに、IP65/IP68相当の防水性能と防塵性能はもちろん引き続き備えている。
外部接続端子となるUSB Type-Cは、USB3.1 Gen1となり、USB2.0とくらべて最大10倍にもなる最大5Gbpsでデータ転送が可能になっている。
バッテリー容量は、3,230mAh。
Qnovo社のバッテリー制御技術を導入して、バッテリーの状態に合わせた充電をすることでバッテリーの寿命を長持ちさせる機能に加え、ユーザーの使用状況に合わせたスタミナモードの通知機能も新しく追加される。
OSは、Android 7.1。
本体サイズは、156 mm x 77 mm x 7.9 mm。質量は195g。
カラーバリエーションは、ディープシーブラック、ルミナスクロムの2色展開。
-----------------------------
きっと「Xperia Z5 Premium」の後継が出てくるだろうと思っていたらやっぱり出てきた「Xperia XZ Premium」。
「Xperia XZ」をベースに4Kディスプレイをそのまま搭載してくるだけじゃなくて、最新プロセッサーやメモリー4GBになったうえで、4K HDRとかスーパースローモーション、先読みバッファなど、そこに手を加えてくるのかという意外性(使う使わない論議はおいといて。)
さらには、USB type-CがUSB3.1 Gen1になってたり、下り最大1Gbpsの高速回線通信に対応して、明らかに進化がはっきりとしているあたり、1年前のちょっとモヤモヤーっとした時と雲泥の差というか、素直に欲しい「Xperia XZ Premium」。
さて買うとして問題は、「Xperia Z5 Premium」の再来と言えるあのツルッツルピッカピカのボディをどうするか。
できるなら自分の姿を見たくないのと、レビューするときの対策がまた大変だな―とか(;´∀`)
<Xperia XZ >
・グローバルモデル「Xperia XZ Dual F8332」の外観ファーストインプレ。
・[ ASCII.jp x デジタル 掲載] SIMフリー版「Xperia XZ」を自腹購入でレビュー! X Performanceとの違いは?:週間リスキー
・[ Engadget Japanese 掲載 ] ソニー Xperia XZを徹底解剖!Z5と比べた「良い所」「悪い所」
・[ モバレコ 掲載] 「Xperia XZ」をレビュー!スタイルもカメラ性能も進化したフラッグシップモデル
<Xperia X Compact>
・[ ASCII.jp x デジタル 掲載] スペックが下がって逆に良かったSIMフリー版「Xperia X Compact」レビュー
・[ Engadget Japanese 掲載] ソニー Xperia X Compactを徹底解説、Z5 Compactからの買い替えはアリ?
・「Xperia X Compact」をひとまず快適に使えるグッズを揃えてみた。SONY純正の「Style Cover Touch」が超お気に入り。
<Xperia X Performance>
・「Xperia X Performance」の実機をソニーストアで触ってきた雑感。
・「Xperia X Performance」を保護する純正のカバー4種。カバーを閉じたままXperiaを操作できるフルウィンドウ付きスタイルカバーがおもしろい。
・Z5と比べてわかったXperia X Performanceの魅力- ASCII.jp x デジタル
・強烈なノイズキャンセリングと周囲の音を操れる便利機能、そして高音質が最高に心地いい、毎日持ち歩きたいワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドホン「MDR-1000X」