欧州「TIPAアワード 2016」に、α7RⅡ、RX1R II、FE 85mm F1.4 GMなど5機種が受賞。
ヨーロッパのカメラや映像関連専門誌の編集長とテクニカルエディターによって構成される「TIPA」において、過去1年にヨーロッパ各国で発売された商品を部門別に最も優れた1機種を選定し表彰。
その中に、ソニーのカメラが5機種が受賞。
・Sony Japan | ニュースリリース | デジタル一眼カメラ、交換レンズ、デジタルスチルカメラ、アクションカムの5機種が欧州の「TIPAアワード 2016」を受賞
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●「TIPAアワード2016」を受賞した5機種のカメラ
ベストDSLR (デジタルシングルレンズリフレックス) エントリーレベル
BEST DSLR ENTRY LEVEL
ベストDSLRエントリーレベルを受賞したモデルは、デジタル一眼カメラAマウントモデルの”α68”
”α68”は、国内での販売はなく、海外でのみ発売されているモデルで、性能のトピックとしては、 有効2,400万画素のAPS-Cセンサーに、画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載して、最高感度はISO25600。
そして、α77 IIと同じく、ミラー透過型の「トランスルーセントミラー・テクノロジー」を採用して精度の高い高速連写が可能なうえ、撮像素子に 79点のフォーカスポイント(測距点)をもつ位相差AFに、最も使用頻度が高い中央部15点にクロスタイプセンサーと、中央測距点にはF2.8対応のセンサーを重ねて配置して シビアなピント精度が必要となる大口径レンズを使った場合でも 高い合焦精度がえられる。
動画撮影は、XAVC S HDによるフルHDのハイビットレート撮影が可能。
・高速AFで抜群の捕捉力がウリの4D FOCUSを搭載したデジタル一眼カメラAマウントモデル”α68” を海外で発表。
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ベストミラーレスコンパクトシステムカメラプロフェッショナル
BEST MIRRORLESS CSC PROFESSIONAL
ベストミラーレスコンパクトシステムカメラプロフェッショナルを受賞したモデルは、デジタル一眼カメラα7RⅡ。
有効約4240万画素という超高解像度な35mmフルサイズイ裏面照射型のメージセンサーを備えた上に、399点の像面位相差AFセンサーのファストハイブリッドAFに対応してAF追従最高5コマ/秒連写と動体にも強烈に強くなったミラーレスカメラ。
”光学式5軸手ブレ補正機能”やISO102400という高感度にくわえて、高解像度4K動画の記録もできる、AマウントとEマウントのαシリーズの中でももはや最強レベルに。
今のソニーのカメラの強さを象徴するカメラだけに納得の受賞。
・35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7RⅡ」を、ソニーストア大阪で触ってきたレビュー。
・35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7RⅡ」、外観レビュー。
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ベストコンパクトシステムカメラプライムレンズ
BEST CSC PRIME LENS
ベストコンパクトシステムカメラプライムレンズを受賞したモデルは、単焦点レンズ(FE 85mm F1.4 GM) 「SEL85F14GM」
国内では4月28日に発売を控えた、「G Masterレンズ」は、高解像度で美しいボケ味の究極の融合。
F1.4の絞り開放時から、高レベルでの解像性能とコントラストと、美しくやわらかなぼけが美しく、現にCP+2016の会場でも実際に撮影した撮影者の評価は相当に高い。
開放F1.4からまったく絞らなくても高い解像感と気持ちいいくらいにフワっとしたボケ具合から、ポートレート撮影がうまくなった気分にさせられてしまうほど。
同じ「G Masterレンズ」の 「SEL2470GM」があまりの需要の多さに供給不足に陥っているけれど、 「SEL85F14GM」もキャパシティを超えるとあっというまに入手が難しくなりそうなほど。
・「CP+2016」ソニーブースで、”α6300”や”G Masterレンズ”に触ってきたレポート。
・高解像度とぼけ味を高次元で融合した”G Masterレンズ” 「SEL2470GM」、「SEL85F14GM」、「SEL70200GM」、テレコンバーターレンズ登場。
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ベストフルフレームコンパクトカメラ
BEST FULL-FRAME COMPACT CAMERA
ベストフルフレームコンパクトカメラを受賞したモデルは、デジタルスチルカメラRX1RⅡ。
α7RⅡで、フルサイズの裏面照射型CMOSセンサーになって超高画素なのに高感度で、さらにAFスピードが高速化するとか、もうこれ以上驚くことはないだろうと思ってたら、まさかのコンデジサイズのRX1RⅡにα7RⅡと同じセンサーをのっけた上に、ローパスフィルターのオンオフができるとかもう一体このセオリーから外れた進化。
・デジタルスチルカメラ「RX1RⅡ」を、ソニーストア大阪で触ってきたレビュー。
・フルサイズセンサーをコンパクトに持ち運べる「RX1RⅡ」を使ってみた。(外観レビュー編)
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ベストフルフレームコンパクトカメラを受賞したモデルは、アクションカム「HDR-AS50」
約83gという軽量で小型のサイズに、防水アンダーウォーターハウジングを利用することで水深60mの水中撮影もできるアクションカム。
ステレオマイクやZEISSテッサーレンズも搭載して、撮影中のズームもできたり、4Kタイムラプス撮影、フルHDのハイビットレート撮影にも対応と汎用性が高い。
海外から爆発的に盛り上がったアクティブな撮影スタイルがようやく国内でも盛り上がりをみせている。
・小さくなったライブビューリモコンとあわせてアクでィブに高画質撮影できるアクションカム「HDR-AS50」
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今回は、「TIPAアワード 2016」での受賞したモデルという事ではあるけれど、近年のSONYのカメラの進化とそれに対する評価もうなぎのぼりで、数年前まではデジタル一眼の世界ではSONYのカメラの存在感はそこまで大きくなかったのに、最近はどこの撮影シーンに出かけていっても、その所有率に驚くほど。(もちろん身内をのぞく。)
最近では、「G Masterレンズ」の 「SEL2470GM」はあまりの高価なレンズだけにいくらハイクオリティとはいえそこまでポンポン売れるものでもないだろうと思っていたら、発売日を迎える1ヶ月前から需要に供給が追いつかなくなる事態にお詫び文が出るほど。
昨年のα7RⅡにしてもRX1RⅡにしても、進化の予想をはるかに上回るカメラ性能で登場して驚かされっぱなしだったけれど、これからも一番に期待できるカテゴリーには間違いない。