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サウンドバー「HT-A9000」(BRAVIA Theatre Bar 9)レビュー。ドルビーアトモスの立体音響から、 BRAVIA とサラウンドシステムを構築して「IMAX Enhanced」サウンドを楽しめる。

BRAVIA Theater Bar 9「HT-A9000」は、単体で5個のファントムスピーカーを生成するソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」に対応するサウンドバー。

広大な音場空間をつくりだして圧倒的な臨場感を楽しむことができるうえに、別売のリアスピーカーやサブウーファーを追加することで、IMAX Enhancedコンテンツの音声再生に対応する。

「Sony | BRAVIA Connect」アプリを使ってスマートフォンから音量調整・カスタマイズ・各種設定まで視覚的に操作できる。

・HT-A9000 | サウンドバー/ホームシアターシステム | ソニー

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●フラグシップサウンドバー「HT-A9000」(BRAVIA Theatre Bar 9)

小型軽量化した新型フラグシップサウンドバー

「HT-A9000」BRAVIA Theater Bar 9)は、2021年に発売されたフラグシップサウンドバー「HT-A7000」の後継モデル。

「HT-A8000」BRAVIA Theater Bar 8)は、2022年に発売されたサウンドバー「HT-A5000」の後継モデル。

従来のモデルからスピーカーを一新して、小型軽量化されている。

サウンドバー「HT-A9000」(BRAVIA Theatre Bar 9)、「HT-A8000」(BRAVIA Theatre Bar 8)をソニーストアで体験してきたレビュー。前モデルとのサイズ比較と、サウンドバースピーカーの音質をチェックしてみた。

「HT-A9000」「HT-A7000」を比べてみると、横幅は1300mmで全く変わらないけれど、高さで16mm、奥行きで29mm小さくなっていて体積比にして36%もコンパクト化

「HT-A9000」:(幅 x 高さ x 奥行)1300 x 64 x 113mm、5.5kg
「HT-A7000」:(幅 x 高さ x 奥行)1300 x 80 x 142mm、8.7kg

壁から飛び出す奥行きも減ったうえに、重量も3kg以上軽くなっている。

そしてこちらは、「HT-A8000」「HT-A9000」のサイズを比較。

「HT-A9000」:(幅 x 高さ x 奥行)1300 x 64 x 113mm、5.5kg
「HT-A8000」:(幅 x 高さ x 奥行)1100 x 64 x 113mm、4.7kg
「HT-A5000」:(幅 x 高さ x 奥行)1210 x 67 x 140mm、6.1kg(参考)

  「HT-A8000」「HT-A9000」は、高さと奥行きは変わらず、シンプルに横幅が違うだけ。

設置場所に1300mmの余裕がなければ、1100mmの「HT-A8000」をチョイスしようという選択ができる。

ちなみに、「HT-A5000」と比べると幅110mm、高さ3mm、奥行き16mmと全方位で小型化、体積比で30%もコンパクトになっている。

2024年BRAVIAに合わせた設計もされて、テレビのスタンドに干渉しないように高さを稼ぐフットも付属。

テレビ台の横幅が小さかったり、テレビが小型でスタンドが干渉する場合に設置しやすい形状となっている。

スピーカーの構成と原理を理解する。

「HT-A9000」スピーカー13ユニット、585W

高さ方向:イネーブルドスピーカー x2
水性方向:サイドスピーカー x2、ビームトゥイーター x2
センター:22mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
左右  :10mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
低音  :大型ウーファーx4、パッシブラジエーター x4

「HT-A8000」スピーカー11ユニット、495W

高さ方向:イネーブルドスピーカー x2
水性方向:サイドスピーカー x2
センター:22mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
左右  :10mm径 大型トゥイーター、ウーファー x2
低音  :大型ウーファーx4

サウンドバーの最大の特徴と言えるのが、サウンドバー単体で立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)に対応していること。

※従来モデルは、別売のリアスピーカー必須。

サウンドバー単体だけで前から横方向にかけて5つのファントムスピーカーを生成。

「HT-A9000」なら物理的なスピーカー13コに加えて、5コのファントムスピーカーの仮想音源が加わることで、立体音響を味わえる。

「HT-A8000」は、物理スピーカー11コ+ファントムスピーカー5コ。

大掛かりにリアスピーカーまで設置する予定はなくて、サウンドバーだけを設置したいという場合でも、より音に包みこまれる体験ができるのは大きなメリット。

オプションのリアスピーカーを追加すれば、最大で11コのファントムスピーカーを生成することができる。

例えば、「HT-A9000」リアスピーカー「SA-RS5」サブウーファー「SA-SW5」の合計物理スピーカーは20コ。

そこに11コのファントムスピーカーの仮想音源が加って、前後左右を取り囲むような立体音響を味わえる。

リアスピーカー「SA-RS3S」の場合はファントムスピーカーは9コ。


リモコンも小さくてシンプル。

BRAVIAのリモコンでもホームシアターの操作は対応しているし、「BRAVIA Connect」アプリを使用すればスマホから様々な操作が簡単にできるようになった。

「BRAVIA Connect」アプリから、サウンドバーの音量調整や各種設定を簡単に変更できる。

2024年モデルBRAVIAも含めスマートフォンから操作できるだけでなく、テレビにインストールされているアプリを直接開いたり、画面上にUIを表示せずに設定を変更できるため、付属リモコンではできない操作も可能。

スマートフォンからの操作が便利すぎて付属リモコンを使わなくなるほど。

●主要な音声フォーマットに対応、さらにIMAX Enhancedコンテンツ音声再生にも対応

例えば、4K有機ELテレビ「XRJ-65A95L」の音声出力は、画面から音を発生させる「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を採用していたり、スピーカーの実用最大出力(JEITA)は60Wという性能を持っている。

テレビ単体でもここまで出せるのか?というほどの音質と臨場感のある音を再現してくれる。

普通これでも十分じゃないか?と思えてしまうほど。

けれど、サウンドバーをプラスすることで、ホームシアターの楽しさの扉が開ける。

BRAVIA 2024年モデル の進化!ネックバンドスピーカー・イヤホン・ヘッドホンと直接つないで楽しめる3Dサラウンド(立体音響)、テレビスピーカーと同時音声出力。

サウンドバーの持つ「サウンドフィールド」でテレビ単体では味わえない臨場感。

「HT-A9000」を設置すると、映画を視聴してみると見た目のスリムさとは裏腹に、室内で甲高く響き渡る音からズンと重く低音の鳴り響き、セリフの明瞭さなどテレビスピーカーでは味わえない音に変わる。

キモとなるのは、サラウンド効果を加えて音声を再生する設定で臨場感のあるサラウンドを再現する“サウンドフィールド”機能。

実際に視聴さいたさいに、“サウンドフィールド”機能をオフにしていると、音量や音圧は増幅されるものの言えばそれだけ。

“サウンドフィールド”機能を有効にすると、平坦だった音が一変して、一挙に音が広がりを増す。

YouTubeのミュージックビデオにしても、ステレオ音源にもかかわらず音に包まれているような立体感と迫力が味わえる。

「HT-A9000」「HT-A8000」は、「ドルビーアトモス」と「DTS:X」、「IMAX® Enhanced」 認証も取得して、最近のハイエンドな配信で主流になっている音声フォーマットに対応している。

「ドルビーアトモス」は、立体音響技術として多くのコンテンツが対応しているフォーマット。

「ドルビーアトモス」対応のディスクメディアやストリーミング配信であれば、「360 Spatial Sound Mapping」の効果も相まって前後左右だけでなく上方向の移動感までの立体感を感じられて、さながら映画館で視聴するような感覚に近づける。

テレビの前に設置するだけで、これほど変わるのだったらサウンドバーは絶対にあったほうが良いと思える。

サウンドバー単体で比較した場合、「HT-A8000」「HT-A9000」とでは、低音の立ち上がりや迫力、音の包まれ方が違う。

「HT-A8000」はサウンドバーの周辺の前方よりに感じられるものが、「HT-A9000」では自分の視聴ポジションからより左右への回り込みを感じられる。

もちろんサウンドバー単体でも楽しめるのだけれど、もっと本格的なサラウンドにしたい場合には、リアスピーカーとサブウーファーを追加できる事こそが醍醐味。

例えば、「HT-A9000」に、リアスピーカー「SA-RS5」サブウーファー「SA-SW3」を加える。
(さらにサウンドバーからセンター出力をBRAVIAに接続。)

すると、当然後ろに物理スピーカーがある事もあって、後方に加えて上方向により音のめぐりが明確に感じられるようになって、全方位に包まれている感がさらに増す。

もうこれを一度味わうと、「ドルビーアトモス」に対応したコンテンツをもっと視聴したくなるというか、片っ端から対応作品を探している自分がいる。

現時点で理想の音響体感となる「DTS:X」、「IMAX Enhanced」を味わいたい。

さて、突き詰めていくさらなる高みを目指したくなるのが心情。

多くのコンテンツが「ドルビーアトモス」に対応する一方で、「DTS:X」や「IMAX® Enhanced」(音声)に対応しているコンテンツはまだまだ少ない。

今の時点(2025年2月)で言えば、ストリーミング配信では「Disney+」や「Sony Pictures Core」(予定)だけだったり、ディスクメディアで対応しているコンテンツはほぼないに等しい。

 

さらにストリーミング配信で「DTS:X」や「IMAX® Enhanced」(音声)に対応するモデルは、ソニーのBRAVIAでは(BRAVIA 9、8、7、A95Lシリーズ)だけという狭き門。


「Disney+」では、対応テレビのアプリからDTS:X対応IMAX Enhancedサウンドに対応した作品を再生すると、DTS:X機能を有効にする項目が出現する。

さらにめんどくさい事を言えば、「IMAX® Enhanced」の音声はサウンドバー単体では再生できない。

「HT-A9000」の場合は、リアスピーカーとサブウーファーを追加することで、「IMAX Enhancedサウンド」(IMAX DTS:X)を味わえる。

「DTS:X」や「IMAX® Enhanced」の映像と音声を両方とも楽しむことができる再生環境は以下の通り。

サウンドバー
BRAVIA Theater Bar 9「HT-A9000」
:リアスピーカー(SA-RS5またはSA-RS3S)+サブウーファー(SA-SW5またはSA-SW3
BRAVIA Theater Bar 8「HT-A8000」:リアスピーカー(SA-RS5またはSA-RS3S)+サブウーファー(SA-SW5またはSA-SW3

ホームシアターシステム
BRAVIA Theater Quad「HT-A9M2」:サブウーファー(SA-SW5またはSA-SW3


全ての条件を満たすと、「BRAVIA Connect」アプリから「IMAX DTS:X」という表示に切り替わったことで全ての環境が整った事がわかる。

これでやっと「IMAX® Enhanced」の音声で視聴できる。

「IMAX Enhancedサウンド」(IMAX DTS:X)に対応した「アヴェンジャーズエンドゲーム」を視聴してみたところ、「ドルビーアトモス」板よりも自分の周りに存在する音がより明確化されてよりダイナミックな立体音響を感じられる。

単純に各所の音が大きくなるわけではなく、より音の存在が具現化するといった感覚。

いやこれは実に楽しい。

現状、自宅でここまで映画館により近づいた臨場感を味わえると物語に吸い込まれるというか、たとえ同じコンテンツを観ても満足感がまるで違ってくる。

これならたしかに「IMAX Enhancedサウンド」(IMAX DTS:X)で味わいたくなる。

ただ何度も言うように、再生環境がシビアなことと対応コンテンツがあまりにも少なすぎるという弱点はいかんともしがたい。

今の時点では、映画コンテンツの多くが対応する「ドルビーアトモス」を楽しみつつ、これから「IMAX® Enhanced」(音声)の対応に期待しよう。

ソニー BRAVIAとサラウンドシステムで「IMAX Enhanced」サウンドを検証してみる。「Disney+」や「Sony Pictures Core」、「4K Ultra HD Blu-ray」の再生条件は?

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●サウンドバーBRAVIA Theater Bar 9「HT-A9000」/BRAVIA Theater Bar 8「HT-A8000」


サウンドバーBRAVIA Theater Bar 9「HT-A9000」
ソニーストア販売価格:209,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


サウンドバーBRAVIA Theater Bar 8「HT-A8000」
ソニーストア販売価格:143,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF


リアスピーカー「SA-RS5」
ソニーストア販売価格:88,000 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

バッテリー搭載のリアスピーカー(90w×2)


リアスピーカー「SA-RS3S」
ソニーストア販売価格:60,500 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

リアルサラウンドを楽しめるリアスピーカー(50w×2)

 


サブウーファー「SA-SW5」
ソニーストア販売価格:93,500 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

深みのある圧倒的な重低音を楽しめるサブウーファー(300w)


サブウーファー「SA-SW3」
ソニーストア販売価格:52,800 円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

より深みのある豊かな低音を楽しめるサブウーファー(200w)

 

●ホームシアター サウンドバー AVレシーバー ラインナップ


ホームシアターシステムBRAVIA Theater Quad「HT-A9M2」
ソニーストア販売価格:330,000円 (税込)
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

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●BRAVIA ラインナップ

2024年モデル

4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 9「K-85XR90」【85型】
ソニーストア販売価格:1,100,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-75XR90」【75型】
ソニーストア販売価格:825,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-65XR90」【65型】
ソニーストア販売価格:660,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF


4K液晶テレビBRAVIA 7「XR70シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 7「K-85XR70」【85型】
ソニーストア販売価格:715,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-75XR70」【75型】
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-65XR70」【65型】
ソニーストア販売価格:440,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-55XR70」【55型】
ソニーストア販売価格:352,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Lシリーズ」(QD-OLED)
4K有機ELテレビ「XRJ-65A95L」【65型】
ソニーストア販売価格770,000円(税込)

4K有機ELテレビ「XRJ-55A95L」【55型】
ソニーストア販売価格:605,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF


4K有機ELテレビBRAVIA 8「XR80シリーズ」(WOLED)
4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-77XR80」【77型】
ソニーストア販売価格935,000円(税込)

4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-65XR80」【65型】
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)

4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-55XR80」【55型】
ソニーストア販売価格:418,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

 

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