α9 III のフラッシュ全速同調の凄さを目の当たりにした、CP+ 2025のソニーブースのフラッシュ撮影体験。眼の前にあるものと、仕上がった写真とのギャップに驚愕する。
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2025年2月27日(木)〜3月2日(日)に開催された、CP+ 2025のソニーブースにあったフラッシュ撮影体験コーナー。
ただのフラッシュ撮影体験ではなくて、α9 IIIフラッシュ全速同調を間近で味わえるという凄いものだった。
・α9 III | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
・デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
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目次
●α9 III のフラッシュ全速同調の凄さを目の当たりにした、CP+ 2025のソニーブース
フォトグラファー南雲 暁彦氏が監修したフラッシュ撮影コーナーで、α9 IIIのグローバルシャッター方式によって可能になったフラッシュ全速同調撮影を体験できるというもの。
α9 IIIというと、グローバルシャッター搭載して超高速連写やローリングシャッター現象のない撮影ができるというのが大きな特徴。
ただそれだけにとどまらず、最高速1/80,000秒という超絶高速シャッタースピードで全画面に瞬間光がシンクロできること。
α9 IIIは、対応するソニー製フラッシュ 「HVL-F60RM2」、「HVL-F46RM」と組み合わせることで、シャッタースピード1/80000秒(連続撮影時は1/16000秒)までの全速度でフラッシュを同調して撮影することができる。
それがどれだけ凄いかを目の当たりにする。
α9 IIIの「フラッシュ撮影コーナー」。
撮影に使う機材は、α9 III にレンズはFE 28-70mm F2 GM「SEL2870GM」。
その上に、純正のフラッシュ「HVL-F60RM2」が装着されている。
撮影ブースは、鏡面になった黒い床の上にバイクと女性モデル、背後に造作された壁面。
そして、大型扇風機にあおられて半透明の柔らかい布が揺らめいている。
両サイドには、α9 IIIに装着されたフラッシュ「HVL-F60RM2」と連動するようにセッティングしたフラッシュ(おそらく「HVL-F60RM2」)が左右に2灯づつ合計4灯備え付けてある。
※フラッシュの数がそれ以上にたくさんあるのは、複数人でフラッシュ撮影を体験するために用意されているため。
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1/20000秒で撮影した画像(フラッシュ無し) | 左の写真をPhotoshopで暗部を持ち上げた画像 |
超高速シャッターで撮影するとあまりの速さのために、自然光があたっている眼の前に見えているものすべて暗闇に落ちる。
当然これだけでは真っ暗な写真にしかならない。
α9 III+ FE 28-70mm F2 GM「SEL2870GM」
焦点距離:28mm
絞り値:F2.8
シャッタースピード:1/20000秒
ISO感度:ISO1600
α9 IIIで、1/20,000秒という超高速シャッタースピードの一瞬のタイミングにあわせて、カラーセロファンを巻き付けたフラッシュが左右から発光することで、一挙に被写体が照らされて別次元の世界がそこにあった。
(1/80,000秒までの超高速シャッターが使えるけれど、今回のシーンでは撮影後の出来栄えを調整した結果として1/20,000秒となっている。)
撮影された画像を見ると、大型扇風機によってたなびく布はピタっと静止して、バイクと女性の姿が立体的に浮かび上がる。
これが日中ハイスピードシンクロ撮影というやつか!と驚きと、出来上がった作品のクオリティに感動する。
もちろん本来であれば一朝一夕にできるものではない。
実際には明るい状態で撮影しているのに、仕上がった写真とのギャップが激しいため、最終的な作りたいクオリティにまで追い込むにはそれ相応の時間も準備も必要になる。
ただ明るい日中で準備できるため、夜間と違ってセッティングなど進めやすく、実撮影のさいにもフォーカスもあわせやすいといったメリットもある。
α9IIIの凄さは、高額で特殊機材とも言えるハイスピードストロボを使わないとできなかった表現を、クリップオンストロボの機動性をもって撮れてしまうことにある。
機材が必要最低限ですむということは、スタジオ内にとどまらず屋外の撮影をより容易により自由度も増す。
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●これまで捉えることのできなかった世界が撮れるα9 III「ILCE-9M3」
α9 III+ FE 28-70mm F2 GM「SEL2870GM」
焦点距離:28mm
絞り値:F2.8
シャッタースピード:1/20000秒
ISO感度:ISO1600
α9 IIIの化け物級に凄いところは、このグローバルシャッター方式の有効約2460万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS™と、最新の画像処理エンジンBIONZ XRの掛け算。
最高約120コマ/秒 AF/AE追従 ブラックアウトフリー連続撮影や、ローリングシャッターで発生していた歪みをゼロにする「ゼロディストーション」、最速シャッタースピード1/80000秒(連続撮影時は1/16000秒)といった今まであったカメラの常識を一変させた事。
スポーツ撮影にはじまって、カーレースや航空ショー、野鳥撮影にいたるまで、超高速な被写体を追いかけているフォトグラファーにとっては生命線でもある。
それにとどまらず、超高速シャッターとクリップオンフラッシュを使いこなすことで、水やスモークの動きを止めたり衣服がひらりと舞っているような一瞬を捉えた表現のあるクリエイティブな写真を撮ることができるのもα9 IIIならではの魅力と言える。
<α9IIIを触ってきたレビュー>
「α SPECIAL EVENT 2023」で α9 III を触ってきた。(その2)バットがボールを捉える瞬間、実践さながらのバトミントンのラリー、水辺のフラッシュ撮影で、α9IIIの性能を知る。
α9 III「ILCE-9M3」による”グローバルシャッターシンクロ撮影”の設定表を公開。ハイスピードシンクロ撮影とのガイドナンバー比較も掲載。
最高120コマ/秒撮影の α9 III「ILCE-9M3」をソニーストアで検証!連続撮影持続時間やバッファ切れ後のメモリーカードへの書き込み時間、実用的な連写スピードを確認してみた。
α9 III「ILCE-9M3」の最大1秒シャッター前の画像を記録できる「プリ撮影機能」をソニーストアで検証!重要になるのは撮影シーンに応じて、「記録時間、撮影速度、ファイル形式」のチョイス。
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●デジタル一眼カメラαフラグシップモデル
デジタル一眼カメラα9 III「ILCE-9M3」
ソニーストア販売価格:935,000円(税込)
・α9 III | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
α9 III対応 縦位置グリップ「VG-C5」
希望小売価格55,000円(税込)
ソニーストア販売価格:51,700円(税込)
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