ソニー BRAVIA 2023年モデル海外発表!主要4モデルQD-OLED「A95L」、Mini LED「X95L」、OLED「A80L」、直下型LED「X90L」を解説。「ゲームメニュー」によるゲーム機能設定や、「A95L」のみの新機能など。
今年のモデルは、4〜5モデルが大きく進化しているようで、プレスリリースにも大きく掲載されている。
またBRAVIA CAMや、サウンドバーとの連携など、2022年モデルから引き続き対応が行なわれている。
主要ラインナップ
液晶モデル
・X95Lシリーズ(85型、75型、65型)…4K Mini LED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Backlight Master Drive、XRコントラストブースター20
・X93Lシリーズ(85型、75型、65型)…4K Mini LED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Backlight Master Drive、XRコントラストブースター15
・X90Lシリーズ(98型、85型、75型、65型、55型)…4K 直下型LED部分駆動 TV、認知特性プロセッサーXR、XRコントラストブースター10
有機ELモデル
・A95Lシリーズ(77型、65型、55型)…4K QD-OLED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Triluminos Max
・A80Lシリーズ(83型、77型、65型、55型)…4K OLED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Triluminos Pro
その他、ミッドレンジのモデルも複数発表されているものの、取り上げるほどではないので割愛する。
今年のモデルは、Mini LEDモデルは8Kモデルが発表されていないものの、「X95Lシリーズ」が昨年の8Kモデル相当の機能性能を有している。
また、「X95Kシリーズ」相当の性能である「X93Lシリーズ」も発表されているが「X95Kシリーズ」とかぶるため、おそらく日本では発売しないのではないかと思われる。
「X90Lシリーズ」には大型の98型のモデルがラインナップ、さらにQD-OLEDモデルの「A95Lシリーズ」には今までなかった77型が新たにラインナップされている。
有機ELのモデルについては、QD-OLEDの「A95Lシリーズ」がパネル性能と本体性能の向上が大きく、「A95Lシリーズ」のみの機能などもあり実機の挙動がどうなっているかかなり気になるところ。
今年のモデルの大きな特徴として、「Game Menu」と言われるゲーム向け設定をすばやく変更できるメニューが追加。
「VRR」、「モーションブラーリダクション」、「ブラックイコライザー」、「Crosshair」、「画面サイズ」などが設定可能。
特に画面サイズの変更については、大画面テレビでゲームをしていた場合、ゲームのジャンルによっては画面が見づらい時があり、表示される大きさを変更できるのは非常に便利な機能。
そのほか環境に配慮した「エコダッシュボード」による視覚的な消費電力の抑制や、子供向けの視聴制限、視聴時間管理を行える機能なども新たに搭載している。
・Sony introduces 2023 BRAVIA XR TV line-up
---------------------
目次
- ●BRAVIA 2023年モデル(※イギリス、アメリカ)
- ・A95Lシリーズ(77型、65型、55型)…4K QD-OLED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Triluminos Max
- ・A80Lシリーズ(83型、77型、65型、55型)…4K OLED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Triluminos Pro
- ・X95Lシリーズ(85型、75型、65型)…4K Mini LED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Backlight Master Drive、XRコントラストブースター20
- ・X90Lシリーズ(98型、85型、75型、65型、55型)…4K 直下型LED部分駆動 TV、認知特性プロセッサーXR、XRコントラストブースター10
- ●性能は確実に向上、あとは価格との相談
- ●2022年モデルレビュー記事
- ●7.1chマルチチャンネルAVレシーバー
- ●BRAVIA 2022年モデルラインナップ
- ●BRAVIA XR 2021年ラインナップ
- ●サウンドバー ラインナップ
- <BRAVIA XR レビュー(2021年モデル)>
- <ホームシアターシステムレビュー>
●BRAVIA 2023年モデル(※イギリス、アメリカ)
https://www.youtube.com/watch?v=hhaULhvfnqU
-----------
・A95Lシリーズ(77型、65型、55型)…4K QD-OLED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Triluminos Max
A95LシリーズはQD-OLEDを採用した2世代目のモデル。
「A95Kシリーズ」と比較して、XR Triluminos MaxとQD-OLEDにより、約200%明るくなっているという。
パネルの供給元は公表されていないものの、おそらくサムスン製の最新QD-OLEDパネルを使用していると思われる。
A95Lシリーズでは、大型の77型もラインナップに追加されている。
金額的に非常に高価になりそうだが、一番注目度の高いモデル。
またA95Lシリーズでは、2022年モデル「A95Kシリーズ」の特徴的なスタンドからデザインは変更され、画面の端にスタンドが配置される形となっている。
スタンドは、前方側はまっすぐ延びているが、後方側はなるべく見えないように奥に折れた形でデザインされている。
77型のみ、スタンドを中央に寄せるスタイルが利用できる。
2022年モデル「A95Kシリーズ」のスタンドデザイン |
Dolby Vision® for gaming. |
マルチビュー機能 |
新機能などを確認していくと、A95Lシリーズのみ対応していると思われる機能が複数あった。
それが「Dolby Vision Gaming」への対応と、異なる出力やアプリを同時に映す「マルチビュー機能」。
どちらも、SoCそのものの性能や対応が必要なもので、おそらくA95Lシリーズのみ性能の違うSoCを使用しているのではないかと考えられる。
パネル性能、機能などを考慮すると、最も注目度の高い製品となる。
-----------
・A80Lシリーズ(83型、77型、65型、55型)…4K OLED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Triluminos Pro
A80Lシリーズは、OLEDパネルを使用したテレビ。
サイズは、前モデルの「A80Kシリーズ」と同じ、55型、65型、77型の他、新たに83型を用意。
パネルは明るさ向上が約110%とされており、大きな進化は行なわれていない模様。
ただ、デザインや完成度は非常に高く、フラグシップモデルに比べれば価格も抑えられると思われるので、人気になりそうなモデル。
-----------
・X95Lシリーズ(85型、75型、65型)…4K Mini LED TV、認知特性プロセッサーXR、XR Backlight Master Drive、XRコントラストブースター20
X95Lシリーズは、Mini LEDを搭載した4K液晶モデルのフラグシップとなる。
販売される地域によって、サイズの種類が異なっているようだが、85型、75型、65型を準備している。
X95Lシリーズは、8K Mini LED「Z9K」と同じXRコントラストブースター20となり、前モデル「X95Kシリーズ」や同時に発表されたX93LのXRコントラストブースター15よりも色とコントラストの表現が優れていて、性能が向上している。
8K Mini LED「Z9K」でも同様の技術を使用しており、X95Lシリーズは去年の最上位8K機の4Kモデルといった性能をしている。
-----------
・X90Lシリーズ(98型、85型、75型、65型、55型)…4K 直下型LED部分駆動 TV、認知特性プロセッサーXR、XRコントラストブースター10
フルアレイLEDパネルを採用したモデル。
今回は、85型を超える98型という超大型も用意されている。
98型の場合、左右後方側面部に持ち運び用のハンドルが備え付けられている。
前モデルの「X90Kシリーズ」よりも多くの部分駆動のゾーンを有しているとされており、性能も向上している。
部分駆動のアルゴリズムは、Mini LEDモデルの技術を用いて進化。
XRコントラストブースター10で、色とコントラストの表現も優秀。
デザインも昨年よりも向上している。
---------------------
●性能は確実に向上、あとは価格との相談
2023年のBRAVIAは、前年に比べれば大きな変化は少なく見え、少し物足りないように思える。
小型有機ELモデル「A90Kシリーズ」や日本未発売の8Kモデル「Z9K」は更新が行なわれていない。
しかし、画質音質といった性能は確実に向上しているし、新機能の「Game Menu」など使い勝手の部分でも楽しみな部分が多い。
A95Lシリーズのみ対応していると思われる「Dolby Vision Gaming」、「マルチビュー機能」など、実機を早く触って試してみたい。
また日本限定とはなるが、今年はようやくBRAVIA XR 8Kモデルが発売されそうな雰囲気。
日本発表はまだまだ先になると思われるけれど、楽しみに待っていよう。
---------------------
●2022年モデルレビュー記事
BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Kシリーズ」(QD-OLED)
・BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Kシリーズ」レビュー(その1)大画面65型「XRJ-65A95K」を開封して組み立てから初期セットアップまで。環境によって選べる2通りの設置スタイル。
・QD-OLED を採用した 有機ELテレビ 4K BRAVIA A95Kシリーズ の驚きの消費電力!ほかの有機ELテレビ(WOLED)や液晶テレビ(直下型LED)との違いをワットチェッカーで計測してみた。
・QD-OLED 採用の有機ELテレビ 4K BRAVIA A95Kシリーズと WOLED 採用の有機ELテレビ 、単色発光時の消費電力を比較!パネルの特性がよくわかる納得の結果。
BRAVIA XR 4K液晶テレビ「X95Kシリーズ」(Mini LED)
・Mini LEDを採用した4K液晶テレビ BRAVIA 2022年モデル「X95Kシリーズ」は、”量子ドット技術”を採用しているのか?意外なところでその真偽が判明。
・Mini LEDバックライトと、従来の直下型LED部分駆動バックライトの光漏れを具合を比較。Mini LEDを搭載した4K液晶テレビ「BRAVIA X95Kシリーズ」は、画質に加えて消費電力も圧倒的優位に。
---------------
●7.1chマルチチャンネルAVレシーバー
マルチチャンネルAVレシーバー「STR-AN1000」
ソニーストア販売価格:121,000 円(税込)
発売日:2023年3月18日(土)予定
●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
---------------
●BRAVIA 2022年モデルラインナップ
4K有機ELテレビ「XRJ-55A95K」【55型】 |
4K有機ELテレビ「XRJ-42A90K」【42型】 |
4K液晶テレビ「XRJ-75X95K」【75型】 4K液晶テレビ「XRJ-65X95K」【65型】 |
4K有機ELテレビ「XRJ-65A80K」【65型】 4K有機ELテレビ「XRJ-55A80K」【55型】 |
4K液晶テレビ「XRJ-75X90K」【75型】 4K液晶テレビ「XRJ-65X90K」【65型】 4K液晶テレビ「XRJ-55X90K」【55型】 4K液晶テレビ「XRJ-50X90K」【50型】 |
4K液晶テレビ「KJ-50X85K」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X85K」【43型】 |
4K液晶テレビ「KJ-65X80K」【65型】 4K液晶テレビ「KJ-55X80K」【55型】 4K液晶テレビ「KJ-50X80K」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X80K」【43型】 |
4K液晶テレビ「KJ-65X80WK」【65型】 4K液晶テレビ「KJ-55X80WK」【55型】 4K液晶テレビ「KJ-50X80WK」【50型】 4K液晶テレビ「KJ-43X80WK」【43型】 ※タイムセール期間中(2023年3月8日(水)まで) |
---------------------
●BRAVIA XR 2021年ラインナップ
4K有機ELテレビ
・A90Jシリーズ
「XRJ-83A90J」【83型】:1,100,000円(税込)
「XRJ-65A90J」【65型】: 484,000円(税込)※入荷終了
「XRJ-55A90J」【55型】: 330,000円(税込)※入荷終了
・A80Jシリーズ
「XRJ-77A80J」【77型】:660,000円(税込)※入荷終了
「XRJ-65A80J」【65型】:374,000円(税込)※入荷終了
「XRJ-55A80J」【55型】:264,000円(税込)⇒247,500円(税込)
4K液晶テレビ
・X95Jシリーズ
「XRJ-85X95J」【85型】:605,000円(税込)⇒572,000円(税込)
「XRJ-75X95J」【75型】:407,000円(税込)⇒374,000円(税込)
「XRJ-65X95J」【65型】:275,000円(税込)⇒253,000円(税込)
・X90Jシリーズ
「XRJ-75X90J」【75型】:341,000円(税込)※入荷終了
「XRJ-65X90J」【65型】:264,000円(税込)※入荷終了
「XRJ-55X90J」【55型】:181,500円(税込)※入荷終了
「XRJ-50X90J」【50型】:187,000円(税込)⇒181,500円(税込)
●サウンドバー ラインナップ
ホームシアターシステム「HT-A9」 ソニーストア販売価格:297,000円 (税込) ●長期保証<3年ベーシック>付 ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
サウンドバー「HT-A7000」 ソニーストア販売価格:198,000円(税込) ●長期保証<3年ベーシック>付 ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
サウンドバー「HT-A5000」 ソニーストア販売価格:132,000円 (税込) ●長期保証<3年ベーシック>付 ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
サウンドバー「HT-A3000」 ソニーストア販売価格:88,000円(税込) ●長期保証<3年ベーシック>付 ●ソニーストア割引クーポン10%OFF ●提携カード決済で3%OFF |
---------------------
<BRAVIA XR レビュー(2021年モデル)>
・HDMI.2.1 に対応した「BRAVIA XR」。4K液晶テレビ X90Jシリーズ を PlayStation5 / Xbox series X とつないで4K 120fps のゲームをプレイしてみた。
・映像と音の一体感が最高の没入感を味わえる 4K有機ELテレビ「XRJ-65A90J」。 Windows PCとつないで巨大デスクトップPC化、4K 120fps の表示方法とそのなめらかさを検証してみる。
・「BRAVIA XRシリーズ」の新しいOS「GoogleTV」の使い勝手。ソニーピクチャーズの最新映画から名作までを、ハイクオリティで楽しめるBRAVIA XR専用のコンテンツサービス「BRAVIACORE」。
・「BRAVIA XRシリーズ」 4K液晶テレビのフラッグシップモデル「XRJ-75X95J」。 映り込みを劇的に抑えたエックスアンチリフレクションと音に包まれる臨場感を、コンテンツありきで楽しんでみた。
BRAVIA XR 大型アップデート
・BRAVIA 2021年モデル の大型アップデートを検証してみた。
(その1)Airplay の 4Kミラーリング。
(その2)Airplay の Dolby Atmos ビデオ系コンテンツ再生対応。
(その3)可変リフレッシュレート「VRR」に対応。
<ホームシアターシステムレビュー>
音に包まれる没入感に感動!ホームシアターシステム「HT-A9」
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その1)。適当に設置した4つのスピーカーで、まさかの音に包まれる没入感が凄かった。
・ホームシアターシステム「HT-A9」レビュー(その2)。「BRAVIA XRシリーズ」にS-センタースピーカーを接続、サブウーファーも追加して本気モードで視聴。これは自宅でできる最高の体験。
サラウンドとクオリティ異常に高い満足感サウンドバー「HT-A7000」
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その1)インターフェースを確認、設置と接続・設定。バースピーカーの概念がひっくりかえる迫力と臨場感。
・サウンドバーの最上位モデル「HT-A7000」レビュー(その2)バースピーカー1本で部屋を満たす立体音響体験と、スピーカーとしてのクオリティの高さ両方に満足。
---------------------
●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口より徒歩3分。
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。
営業時間:11:00~19:00