NTTドコモの新型ホームルーター「home 5G HR02」が、2023年3月7日(火)発売!本体価格、対応バンドが判明。初代ホームルーターとのスペック比較や、新型のメリット・デメリットを紹介。
2021年8月27日に発売された5G対応ホームルーター「home 5G HR01」の後継モデル「home 5G HR02」が、2023年3月7日(火)発売決定!
あわせて詳細なスペックも公開され、本体価格、対応バンドなど重要な項目も判明した。
本体価格は、71,280円(税込)。
月々サポートが、最大36ヶ月 月額1,980円割引され、実質無料となる。
今回は、発売済みの「home 5G HR01」と、後継モデル「home 5G HR02」のスペック比較とともに、メリット・デメリットを考えていく。
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目次
●home 5G HR02とHR01のスペック比較
1年半ほど経っての後継モデルのため、ホームルーターの性能も向上している。
性能面で大きく変わっているポイントは、以下の通り。
・無線LANの伝送速度が最大4804Mbpsと大きく向上
・有線LANポートが2口(2.5Gbps、1Gbps)
・4つのアンテナを4方向に配置して、常に最適なアンテナで通信
・複数のWi-Fi機器で広いエリアをカバーするWi-Fi EasyMeshに対応。
今回判明した情報としては、本体価格と対応バンドが判明。
5Gのn28に対応し、n78については追加で対応周波数が2つ追加されている。
またドコモが現在対応していないn1についても対応している。
一方で、4GのBand 28については非対応となっている。
価格は3万円以上高額化しているものの、月々サポートが前モデルから増額しているため、36ヶ月使用すれば実質無料となり負担は変わらない。
このほか、本体のステータス用LEDのデザイン変更や、ACアダプタの端子がL字になっていたりと細かい改善が施されている。
モバイル回線の最大通信速度自体は変わらないものの、通信関係の部分の改善が多く、同じ場所・条件で使用した場合、「HR02」の方が通信速度が高速な場面が多いと思われる。
販売価格もまだ判明していないけれど、2つのモデルどちらを購入すればいいかと考えると、「HR02」が発売されているならば「HR02」を選んだほうが安定した通信を楽しむことができるだろう。
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●home 5G HR01を、実際に使っている時の不満点
5G対応ホームルーター「home 5G HR01」を、既に1年以上利用しているけれどプラン自体の不満はかなり少ない。
特に通信制限(月に数百GB使用)などを感じることなく、大容量のデータをDLしながら、動画を視聴するといったかなりの通信速度が必要な場面を除き、もたつきを感じることもない。
そんな中で、不満点もあるにはあり、以下のようなものがある。
・アップロード速度が遅い(モバイル回線のため仕方ない)
・5Gエリアが狭く、5Gでの通信が安定しない(ネットワークモードを4Gのみすると改善する場合も)
・1年と3カ月程度経過したけれど、地方では5Gエリアが思ったより拡がらない。
不満点のほとんどは、モバイル回線特有のエリア展開や仕様の部分。
アップロード速度は最大でも218Mbpsのため、実際に利用する場合は10~20Mbps出れば良い方だろう。
アップロード速度については、改善はかなり難しいと思う。
ドコモ回線でよく言われる、5Gエリアギリギリの場合、5Gを掴むものの実際通信するのは4Gということがかなりある。
さらに5Gを有効にしていると、4Gのみよりも遅かったり安定しない場面も多い。
最後の不満点は、5Gエリアの展開が思ったよりも進んでいないこと。
都市部であれば、かなり5Gエリアも拡がっているけれど、地方の場合、5Gのエリア展開があまり進んでいないところも多い。
5Gが掴みにくいのも、エリアが拡がれば改善しそうだけれど、エリア自体が拡がらないのであれば改善のしようもない。
これらの不満点、「home 5G HR02」でも改善しないことではないのか、と思われるかもしれないけれど、実はそうではない部分がある可能性がある。
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●home 5G HR02に期待する部分
「home 5G HR02」の仕様のうち、まだ公開されていない部分がある。
それが対応バンドの項目。
「home 5G HR01」の対応バンドは、当時のドコモが利用していたバンドのみに対応しており、発売以降に使われだしたバンドには対応していない。
もちろんミリ波はどちらも対応していないので無視していいけれど、実は最近利用されだしたバンドというのが、かなり注目ポイントなのだ。
上の画像のように、12月、3月予定以降に地図上のオレンジ部分の5Gエリア(3.5GHz,3.4GHz,700MHz)が大規模に拡大予定となっている。
調べてみると大規模に広がる予定のバンドは、n28という700MHz帯を利用しているバンド。
このn28というバンドに対応しているか、していないかで5Gの掴みが大きく変わってくる可能性が高い。
もちろんLTEの周波数を転用する形のバンドのため、帯域幅も狭く、速度自体は4G LTEと大差ないと思われる。
けれど、今の5Gエリアからは大幅に拡大するだけではなく、既存の5Gで通信できなくてもn28ならば通信可能という状況が生まれれば、5G⇔4Gを行ったり来たりすることがなくなり、5G通信の安定性も向上する。
「home 5G HR02」は、n28(700MHz帯)の他、n78(3.4GHz~3.5GHz帯、3.5GHz帯)に対応しており、転用バンドに完全対応。
「home 5G HR01」よりも広い5Gエリアで安定した5G通信が可能となる。
新生活などで引っ越しなども発生することがあるけれど、home 5Gならば設置住所の手続きを行なえば、使用場所も変更できる。(月1回程度の制限あり)
光回線が住宅の事情で引けない人、手間なく家のネット回線を導入したい人には、気に入らなければ辞めやすいhome 5Gはオススメ。
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●home 5G HR02メリット・デメリット
「home 5G HR02」のメリット・デメリットをまとめてみる。
メリット
・前モデルよりもWi-Fi性能、機能、有線LAN性能、ポート数が強化
・最新の広域5Gエリアに対応、アンテナも強化され通信面の安定性に期待大
デメリット
・本体価格が大幅に高額化(月々サポートを考えると変わらず)
・早期に解約した場合の負担が前モデルよりも大きい
メリットは、通信面であらゆる部分で前モデルよりも良くなっているところ。
デメリットは、本体価格が高額化して、3年きっちりと使わないと解約時の負担が大きいことだろう。
ドコモ的には長く使ってもらったほうが儲けにもなるので、本体価格を釣り上げて、月々サポートで相殺する形にしていることが伺える。
お試しで使用する予定の人は、前モデルを契約したほうが気持ちは楽だろう。
ただ、性能は順当にアップしているので、最新モデルが欲しい人は「home 5G HR02」を検討してみよう。
Writer:SAKAI
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●home 5G HR01のレビュー記事まとめ
・NTTドコモの、5G対応ホームルーター「home 5G HR01」が8月27日に発売。かんたんに導入できて、データ量無制限でWi-Fi高速通信が利用できるのがウリ。
・NTTドコモ 5G対応ホームルーター「home 5G HR01」レビュー(その1)シンプル導入が魅力的で思わず即買い。
・NTTドコモ 5G対応ホームルーター「home 5G HR01」レビュー(その2)初期セットアップと通信速度・通信制限を確認してみた。
・NTTドコモ 5G対応ホームルーター「home 5G HR01」レビュー(その3)SIMフリー端末として本体を活用する方法を考える。
・NTTドコモ 5G対応ホームルーター「home 5G HR01」レビュー(その4)消費電力をチェック、ポータブル電源 Anker PowerHouse とつないで車載用ルーター化してみた。
・NTTドコモ 5G対応ホームルーター「home 5G HR01」初のアップデート。Web設定ツール画面の表示内容を一部変更により位置履歴が非表示に?実使用上は問題なし。
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●スマートフォンレビュー
Xperiaからキャリアアプリを無効化、削除する方法
「Xperia 1 III SO-51B」に強制プリインストールされているキャリアアプリが悩ましい。
・リスクの少ないアプリの無効化でストレスを軽減。
・アンインストールできない不要なアプリを、PCからadbコマンドを利用して削除してみる。
・不要なアプリをリストアップしてバッチファイルを作成、いらないアプリを一掃してみる。
Xperiaから消えてしまった純正アプリをインストールする方法
・慣れ親しんだ日本語入力アプリ「POBox Plus」を最新Xperiaでも使いたい。Xperia 1 III、Xperia 5 II、Xperia 1 II、Xperia PRO など6機種でインストールして試してみた。
・最新Xperiaになくなってしまったソニー純正の「アルバム」アプリを使いたい。「画像編集」アプリも復活させてみる。(Xperia 1 III、Xperia 5 II、Xperia 1 II、Xperia PRO、Xperia 10 IIIで検証)
Xperia 1 III関連記事
・「Xperia 1 III」を発売日に手に入れるまでのとても長い道のり。(Xperia 1 IIIのレビューじゃないよ。)
・性能も上がったけど、価格も跳ね上がった5G 対応フラッグシップレンジスマートフォン「Xperia 1 III SO-51B」。初期セットアップと、データの引き継ぎ、はじめの一歩。
・「Xperia 1 III SO-51B」の性能はどれほど上がったのか?「Xperia 1 II (XQ-AT42)」や「Xperia 1 (J9110)」とのベンチマークテスト比較。
・「Xperia 1 III SO-51B」を高負荷で連続使用した場合の発熱とパフォーマンスの推移を検証。Xperia PRO / Xperia 1 II / Xperia 1 と合わせて4モデルで比較。
SIMフリーモデル Xperiaレビュー
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」のSIMカードの利用方法とAPN設置。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMが最高に便利。5G利用時の注意点。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II (XQ-AT42) / Xperia 5 (J9260)」を買ったら、「モバイルSuica」の設定をしておこう。 Xperia 1 (J9110)は「おサイフケータイ」非対応なので注意。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II / Xperia 5」に「モバイルSuica」を設定したら、よりお得に使う方法を検討してみよう。「JRE POINT」の登録や、「ビューカード」、「楽天ペイ+楽天カード」との連携。
・データ1GBまで0円/月の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」の魅力と注意点。Xperia SIMフリーモデルでの利用方法やAPN、デュアルSIMの設定。1GBを超えないためのチップスなど。
・Xperia SIMフリーモデルで利用するならどれ?3キャリアの新料金プラン「ahamo」「LINEMO」「povo」を、楽天モバイル( Rakuten UN-LIMIT V )を含めて比較してみる。
・「ahamo」は、NTTドコモの既存プランと比べて本当にオトクなのか?を検討してみる。スマホ/PCのwebから申し込み。「ahamo」に対応するXperiaの機種を確認。
・「ahamo」の利用方法とAPN設定。Xperia SIMフリーモデルのデータ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMの設定など。
・「ahamo」を新規契約して、Xperia SIMフリーモデルのAPN設定や開通作業のやり方。デュアルSIM利用時のデータ通信や音声通話を使い分けの設定など。
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
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ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
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ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。
営業時間:11:00~19:00