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ウォークマン「NW-ZX707」に最良なヘッドホンを探る。バランス接続で音質を極めるもよし、ワイヤレスの快適さとノイズキャンセリングの静寂を極めるもよし、ヘッドホン選びが楽しい。


2019年に発売されたAndroidウォークマン「NW-ZX500シリーズ」の後継モデルでありながら、姿かたちはおろか中身がごっそりと進化したウォークマン「NW-ZX707」

このモデルを手にしたからには、最終的に耳にとどけるヘッドホンにもこだわりたい。

ウォークマンの性能を最大限活かせるソニー純正のヘッドホンを探ってみる。

・フラッグシップの高音質技術を継承したストリーミング対応ウォークマン(R)2シリーズ発売 | ニュースリリース | ソニー
・NW-ZX707 | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー

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●新ウォークマン「NW-ZX707」に最良なヘッドホンを探る


NW-ZX707で、楽曲を楽しむにはおよそ3つの方法にわかれる。

有線の接続として一般的な、φ3.5mmステレオミニプラグにつなぐアンバランス接続と、φ4.4mmのヘッドホンジャック(5極)につなぐバランス接続。

そしてワイヤレスで聴けるBluetooth接続


一昔前からメジャーなヘッドホンのつなぎ方といえば、φ3.5mmステレオミニプラグ。(アンバランス接続)。

これはこれで良いのだけど、わざわざ用意されたφ4.4mmのヘッドホンジャック(5極)を採用したバランス出力は何が優れているのか?

というと、左右の音を完全に分離することで、ステレオ感に悪影響を及ぼすクロストーク(左右の信号の混信)を限りなく低減してノイズの少ない低歪で繊細なサウンドを再現できること。


一方で、ワイヤレスリスニングが便利なBluetooth接続は、コーデック(送信)として SBC , AAC, LDAC, aptX, aptX HD に対応。

中でも、LDACでの接続は、最大伝送レート990kbpsのハイレゾ相当の高音質で、ハイレゾオーディオをワイヤレス再生できる。

加えてNW-ZX707は、「W.ミュージックアプリ」や有線接続にとどまらず、どのアプリでも無線接続でも「DSEE Ultimate」が有効にできるため、ワイヤレスで接続しても音質に対するメリットは大きい。

 

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NW-WM1ZM2 / NW-WM1AM2の生みの親である佐藤 浩朗氏、関根 和浩氏への開発者インタビューで、「MDR-Z1R」「MDR-Z7M2」「IER-M7」「IER-Z1R」「IER-M9」などがおすすめされているあたりから、「NW-ZX707でも、同様の恩恵に預かれるものと思われる。


シンガーソングライター大橋トリオ氏が、NW-ZX707を体験したときに使用されていたのは、「MDR-Z1R」だった。

 

●バランス接続に対応したオーバーヘッドタイプのヘッドホン

・音場や空気感を感じられる究極のヘッドホン「MDR-Z1R」


究極の音楽体験を目指したSignature Seriesのオーバーヘッドタイプとなるステレオヘッドホン「MDR-Z1R」

価格は、ソニーストアで 253,000円(税込)

直径70mmという大口径のドライバーユニットのインパクトが凄い。

耳のサイズを上回る振動板により、平面に近い波面を再現。

音の波面が広く平らになることで、まるで生演奏を聴いているような自然な響きを体感できる。

中央のドーム部には30ミクロンという世界最薄素材のマグネシウムを、そしてその周囲にはアルミニウムコートLCPを採用して、120kHzまでの超高域再生に対応。

さらに特徴的なのが、ドライバーユニットのグリルに、フィボナッチ数列(ひまわりのタネの形状)パターンのグリルを採用。

フィボナッチ数列(ひまわりのタネの形状)を参考にした曲線パターンを採用することで、グリルの開口部を均等化して、空気の伝搬を阻害せず、なめらかな超高域特性を実現するというもの。

最大エネルギー積400kJ/m3の最上級グレードネオジウムマグネットを最大サイズで使用して、総磁束を極限まで高めている。

さらに磁束ロスを最小限に抑える高効率の磁気回路により、ハイレゾ音源の入力信号にも高感度で反応して解像度の高いクリアな音質を実現する。

密閉型ヘッドホンを装着した際に、共鳴を抑えるために、通気性のある音響レジスターをハウジングの全面に採用。

音響レジスターには、カナダ産の針葉樹を原料とするパルプを立体的に成型して使用し、内部損失の高い素材により色付けの少ない自然な音を再現してくれる。


軽量なベータチタン製のヘッドバンドや、本革のイヤーパッドなどを採用していて、見た目の巨大さに反してものすごく軽くて非常に心地よい装着感。

長時間リスニングしても全くと言ってよいほど聴き疲れしない快適さは他のオーバーヘッドの比ではない。

接続ジャック部分は、銅合金の中でも抵抗値が低く強度に優れるコルソン合金製。

さらに端子表面には非磁性合金めっきの上に金メッキを施している。

感度は100 dB/mW、インピーダンスは64Ω、最大入力は2,500 mW (IEC)

ケーブル含まない本体のみで約385g。


その大きなドライバーユニットがゆえの耳に伝わってくる音は、まるでスピーカーで聴いているかのような自然な音。

120kHzに対応した高価なヘッドホンだからといって高音が刺さることなく柔らかく聴きやすく、かつハリと艶のある音でありながら心地よい解像感。

そしてまるでそこで歌っているかのような音場や空気感の再現度が突出。他のオーバーヘッドタイプのヘッドホンと異なる部分。

その音を鳴らし切るフラッグシップウォークマンとの相性は抜群で、大げさに言えば、スピーカーからアンプ、室内の音響設備環境をこの2つのアイテムの中に閉じ込めた究極のオーディオプレーヤーとヘッドホンと言える。

ただし、そのサイズ感がゆえにまず屋内オンリーでの使用用途になると思われる。

 

・高音質と優れた装着性をあわせもつ「MDR-Z7M2」


「MDR-Z7M2」は、4Hzから100kHzの超高域まで再現するハイレゾ対応の密閉ダイナミック型ヘッドホン。

価格は、ソニーストアで 99,000円(税込)

広いダイナミックレンジと解像度の高い音を再現が可能にする直径70mmという巨大なドライバーユニット

フラッグシップモデルの「MDR-Z1R」に採用されているフィボナッチパターングリル「MDR-Z7M2」にも採用している。

軽量かつ高剛性を備えて高い内部損失特性を持つLCP(液晶ポリマーフィルム)振動板にアルミニウムのコーティングを施した、アルミニウムコートLCP振動板

「MDR-Z7」から外形サイズが約1.4倍にもおおきくなった大型ネオジウムマグネットを採用して総磁束を高めている。

さらに磁束ロスを最小限に抑える 高効率の磁気回路を備えて、ハイレゾ音源の入力信号にも高感度で反応して解像度の高いクリ アな音質が得られる。

ハウジングに設けたポート(通気孔)により、空気の流れを調整することで低音をコントロールして、振動板の動作を最適化することでリズムを正確に再現するというビートレスポンスコントロール。

ヘッドホンの骨格となるハンガーとスライダーには、薄肉でもきっちりと高い剛性が得られるアルミ合金を採用。

接続ジャック部分は、銅合金の中でも抵抗値が低く強度に優れるコルソン合金製。

また、低反撥ウレタンフォームの肉厚モニュモニュなイヤーパッドの装着性が非常に良い。

イヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用していることに加えて、さらに下部分のイヤーパッドが盛り上がったこともあって、うまいぐあいに圧力が分散されて、バランスよく耳の周りに吸い付くようにピッタリフィット。

中からの音漏れを防ぐことと、何とも気密性の高さから重低音たっぷりの音響を味わえる。


実際装着したときの感覚は、他に類をみないほどの心地よい装着感と、なんといっても耳にふれることなくすべてを覆い尽くすドライバー。

そしてその奥から余力を持ってでてくる音は、スピーカーで音楽を聴いているかのような音の伝わり方が顕著でなんとも贅沢な環境。

解像度の高さはと繊細な高域から低域の力強さの再現、音が消えていくギリギリのところまで残る余韻まで伝わってくる感覚はとてもリッチに楽しめる。

ただしこちらもまた持ち運びは考慮されていないサイズ感なので、自宅で堪能する専用機として活躍してくれるはず。

・フラッグシップモデルの「MDR-Z1R」に次ぐ空気感を再現する高音質と、心地よすぎる装着性がたまらないステレオヘッドホン「MDR-Z7M2」

 

・軽快なフィット感とハイレゾ音源を鳴らし切るヘッドホン「MDR-M1A2」


「MDR-1AM2」は、3Hzの低域から100kHzの超高域まで再現するハイレゾ音源に対応したオーバーヘッドタイプのヘッドホン。

価格は、ソニーストアで 34,100円(税込)

広帯域の再生と広いダイナミックレンジと解像度の高い音を再現が可能になる直径40mmのドライバーユニットを搭載。

軽量かつ高剛性を備え、高い内部損失特性を持つLCP(液晶ポリマーフィルム)振動板にアルミニウムのコーティングを施した、アルミニウムコートLCP振動板を搭載。

ヘッドホン全体の質量は約187g

フラッグシップモデルのステレオヘッドホン「MDR-Z1R」に採用されているフィボナッチパターングリル「MDR-1AM2」にも採用。

ハウジングは密閉型になっていて、制振性に優れた樹脂を採用。

そのハウジングの上の部分に通気孔を設けて振動板の動作を最適化することで低域のリズムを正確に再現する「ビートレスポンスコントロール」は健在。


低反撥ウレタンフォームを立体的に縫製したイヤーパッドと、イヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用。

実際に付けてみると、耳に吸い付くように柔らかくピッタリフィットして中からの音漏れも防ぐと同時に、外部からの音もしっかりとシャットダウンして音楽の世界に没入できる。

ヘッドホンを装着していてもハンガーの頭に触れる部分も同様に柔らかくて上下にあたる側圧も変わらず、軽くてつけ心地はとても良好。

ハウジング部は、90度ハウジングの方向が変わるスイーベル機構になっていて、横向きにしてフラットにする事ができて持ち運び時には省スペース化できるようになっている。

ヘッドホンの可動部には、複数のシリコンリングを仕込んでいるので、扱っていて軋んだ音がしたりカタカタと音が鳴るのもきっちりと抑えている。


密閉感も高くて外部の音もしっかり遮断されて、かつ低域から高音域までの解像感のある音楽をリラックスして聴けるヘッドホンとしてはなかなかのアイテム。

これだけコンパクトで軽量になると、オーバーヘッドタイプ特有の負荷が極端に少ないこともあわせて、なにしろ付け心地が良いし、これだけ軽ければ外にすら持って行きたくなる。

ハイレゾ音源に対応する超ド定番のヘッドホンというベースを持ちながら、ベストな環境としてバランス接続を実現できることと、ステレオミニプラグの汎用性をあわせ持っているというのがこの「MDR-1AM2」

高品位なヘッドホンを求めていくと、強烈な価格帯になってしまうものの3万円強で納得のクオリティが詰め込まれているヘッドホンと考えると満足度は非常に高い。

・ハイレゾ音源とバランス接続からアンバランス接続まで汎用性の高さとつけ心地が最良のヘッドホン「MDR-1AM2」。

 

●バランス接続に対応したインナーイヤータイプのヘッドホン

・プロ向け音響機材を生産する国内工場で作られたインナーイヤーヘッドホン「IER-Z1R」


リスニングヘッドホンの究極を追い求める最高峰のSignature Seriesとしてインナーイヤーヘッドホン「IER-Z1R」

価格は、ソニーストアで253,000円(税込)

空気感を再現するために、搭載された3つの異なるドライバーユニットを組み合わせた「HDハイブリッドドライバーシステム」

微小な音や、超低音域から超高音域までを正確に再生して、ハイレゾ音源の魅力を余すところなく引き出す広い音場感を実現する。

低~中高音域用に「12mmダイナミックドライバーユニット」、高音域用に「BA(バランスド・アーマチュア)ドライバーユニット」、超高音域用に「5mmダイナミックドライバーユニット」の3つのドライバーが収まっている。

超高音域用の「5mmダイナミックドライバーユニット」は、100kHzの超高音域再生を可能にする独自開発のアルミニウムコートLCP振動板と外磁型磁気回路を採用。

ハウジングに採用されたジルコニウム合金は硬度500Hvという非常に高い 硬度と高い耐食性を持ち、傷がつきにくく錆にも強いため、高級だからこその素材。

ドライバーユニット単体の質量は約12g。

3つのドライバーユニットをこのインナーハウジングにおさめて、音が伝わる経路を緻密に調整。(リファインドフェイズ・ストラクチャー)

それぞれのドライバーユニットが不要に振動しないためインナーハウジングにもマグネシウム合金を採用。

ドライバーユニットの後ろ側の空間に極細の音響管を接続して振動板の背面の通気を精密に調整。

最適なバランスの豊かな中音域と、低音域から高音域までの自然な音のつながりや広がりのある音場を再現できる。

イヤーピースは、ハイブリッドイヤーピースが7種類、トリプルコンフォートイヤーピースが6種類の合計で13種類が付属。

特にトリプルコンフォートイヤーピースは、管の部分に2種類の硬いシリコンゴムを採用して、耳に触れる部分に独自開発のシリコンフォーム素材を使用しているもので、傘部分に厚みと柔らかさが同居して装着したときにより耳の中をしっかり埋める追従性が非常に優れている。

肉厚で収縮性に優れたトリプルコンフォートイヤーピースは、耳の中でギュッと多くの部分を密着する感覚があり、音漏れはもちろん、外からの騒音の遮音性も高い。

ケーブルは着脱できるタイプで、端子部分はMMCX。

Φ3.5mmのステレオミニプラグと、Φ4.4mmバランス標準プラグを採用したヘッドホンケーブルの2本が付属。

着脱式のヘッドホンケーブルは、OFC(OxygenFreeCopper:無酸素銅)の表面に純銀コートを施した、二重構造の導体を採用したケーブルで、内部ケーブルにはツイストペア構造。


耳にしっかりと固定されてはずれないフィット感は非常に高く、外の音が漏れ聞こえてくるもしくは自分の聴いている音が外に漏れるといったこともなく、外出先でも安心してリスニングに集中できる。

低音域の力強さはもとより、ボーカルや楽器のひとつひとつの明瞭感をつぶさに味わうといったところを極めている。

インナーイヤーヘッドホン「IER-Z1R」は、音の強弱や100kHzの超高音域まで再生できる周波数のレンジの広さ、音楽の奏でる空気感のようなものまで、音質を重視するユーザーのためにあるヘッドホン。

インナーイヤーヘッドホンとして移動して持ち運べる最小サイズでありながら、贅沢に音を追求したいという欲求を満たしてくれる。

ただただ価格が高価というハードルを除いては最強のインナーイヤーヘッドホンだと言える。

・その佇まい、まるでジュエリーやー!リスニングモニターの究極の音楽体験を目指したソニーのSignature Series、インナーイヤーヘッドホン「IER-Z1R」をレビュー。

 

・スタジオモニターのインナーイヤーヘッドホン「IER-M9」、「IER-M7」

 
インナーイヤーモニターヘッドホンとしての音質と、高い遮音性とすぐれた装着性&安定性が重視されるのがライブステージ上で使えるステージモニタータイプの、ステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」

価格は、ソニーストアで「IER-M9」165,000円(税込)「IER-M7」104,500円(税込)

ハイレゾ音源を鳴らしきるインナーイヤーヘッドホンで、高音から低音まで自然なつながりで心地よく聴けるのが特徴。

ステージモニターにふったことで、低音域の力強さはもとより、ボーカルや楽器のひとつひとつの明瞭感と、バランス接続ならではのセパレーションのよさ、ハイレゾ音源の情報量が増えたことによる余韻や息遣いの感じられ方が納得のレベル。

「IER-M9」は、バランスド・アーマチュア・ドライバー5基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター+スーパートゥイーター)搭載して、5つのBAで、5つの帯域を受け持つ5BA-5WAY。

「IER-M9」に備わる高域用のBAドライバーユニットは、トゥイーターの振動板にマグネシウム合金、ボイスコイルに伝送効率の高い銀コート銅線、端子部には導電性を上げる金メッキを施すといった専用のもので出来ている。

ハウジング自体はマグネシウム合金、遮音性をあげるための構造(ノイズブロック構造)になり、ドライバーの前面部は完全密閉になっている。

一方、「IER-M7」のドライバーのハウジング部は樹脂製。

ドライバー単体だけでも質量は、「IER-M9」が11g、「IER-M7」が9gと、2gほどの差がある。

「IER-M7」は、バランスド・アーマチュア・ドライバー4基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター)搭載した4つのBAで、4つの帯域を受け持つ4BA-4WAY。

「IER-M9」にあるスーパーツイーターがないのは単純に超高域部分のあるなしというよりも、周波数の高いところの高音域からつらなる中音域にかかる部分までを、「スーパーツイーター、トゥイーター、フルレンジ」3つで鳴らすか、「トゥイーター、フルレンジ」の2つで鳴らすかといった役割の違いといったほうがわかりやすい。

イヤーピースは、「IER-M9」「IER-M7」ともにハイブリッドイヤーピースが7つ、トリプルコンフォートイヤーピースが6つの合計で13種類が付属。

音楽に没頭したい時には肉厚で収縮性に優れたトリプルコンフォートイヤーピースが最適ではあるものの、その密閉感から両耳がリスニングのために塞がれ続けるということもあって聴き疲れする場合も往々にしてあるので、聴くスタイルによってはハイブリッドイヤーピースと使い分けするほうが良い。

ケーブルは、着脱できるタイプで、端子部分はMMCXで、耳に追従させてひっかけるプリフォームドイヤーハンガー。

Φ3.5mmのステレオミニプラグと、Φ4.4mmバランス標準プラグを採用したヘッドホンケーブルの2本が付属。

イヤホンがズレる事なく、外の音が漏れ聞こえてくるもしくは自分の聴いている音が外に漏れる事もなく、外出時のリスニングとしてはストレスがない。

最近は、ワイヤレスヘッドセットがケーブルレスの便利さに加えて急激に進化しているけれど、有線だからこそのいい音の方向に向かっていっちゃっているインナーイヤーヘッドホンなので、待ってた人にとってはズバリハマる。

フラッグシップウォークマンを手に入れたのであれば、バランス接続で聴いてこそであるし、外に出かけても納得行くいい音が聴ける常用としてのステレオヘッドホン「IER-M9」「IER-M7」は使ってみる価値はある。

・ハイレゾ音源やバランス接続を備えるウォークマンにようやく叶うステージモニター、インナーイヤーステレオヘッドホン「IER-M9 / IER-M7」レビュー。

 

●ワイヤレスの便利さと高音質を最大限に活かすbluetooth(LDAC)接続のヘッドホン

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット 「WH-1000XM5」


Bluetooth対応ワイヤレスヘッドホンで業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現したオーバーヘッドタイプの「WH-1000XM5」

価格は、ソニーストアで59,400円(税込)

ヘッドホンの根幹となるのは、30mm径のドライバーユニット

ドーム部にカーボンファイバーコンポジット素材を使用することで柔らかいエッジ部と軽量で高剛性なドーム部を両立した専用設計されたもので、低音域から高音域までの再現性を高めて、より自然で伸びのある音質を実現。

再生周波数帯域は、4Hz-40,000Hz

感度は、102dB/mW(有線接続、電源ON時)、100dB/mW(有線接続、電源OFF時)。

ワイヤレスで接続するBluetoothの対応コーデックは、SBC、AAC、 LDAC(エルダック)

ウォークマンと接続する場合には、SBCの約3倍にもなる情報量で音源を転送できるLDACでつながるため、ハイレゾ級の音質を無線でも楽しめる。

そして、業界最高クラスのデジタルノイズキャンセリング機能。

「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」に加えてBluetooth®オーディオSoC「統合プロセッサーV1」の両方を搭載。

この強力な2つのプロセッサーで、8個あるマイク信号を制御して、今までにないレベルのノイズキャンセリング性能を発揮。

ドライバーユニットに柔らかいウレタンエッジを採用することでも、低音域の感度が高まり、低音域のノイズキャンセリング性能が向上している。

空調の音だとか、屋外で聞こえるロードノイズはまず消えてしまうので、室内で得られる静けさは強烈。

しかもノイズキャンセリングが効いているときの耳の圧迫感がなく自然。

周囲の雑音がすっかり消えてしまいすぎて困るといった場合でも、右側のハウジングに大きくタッチするだけで、一時的に聴いている音楽の音量が小さくなって周囲の音をひろってヘッドホン内に流れてくる。(クイックアテンションモード

また、ヘッドホンの右側のハウジングは指先でタッチして、音楽再生/一時停止/曲送り/曲戻し、音量調節、ハンズフリー通話/終話といったコントロールもできる。

スマホ専用のアプリ「Headphones Connect」をウォークマンにインストールしておけば、外音取り込みのレベル(22段階)を変えたり、シチュエーションによってノイズキャンセリング効果を自動的に調整もできる。


「WH-1000XM5」は、2台の機器と同時接続して、それぞれで通話と音楽が受信できる「新マルチポイント」機能を装備。

例えばウォークマンで音楽を聴いていながら、メインのスマホに電話の着信があった場合に自動で通話に切り替わり、そのままハンズフリー通話をすることもできる。

2台の機器でヘッドホンを使う場面で接続の切り替えがいらなくて、どちらもシームレスに使える。

フラッグシップウォークマンだからとって必ずしも有線で聴かなければいけないというルールはない。

外出先でも静寂を手に入れたうえで、ワイヤレスという物理線に悩まされることなく高音質な音楽や動画を楽しめる、ここにも最高の体験が味わえる。

・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM5」レビュー(前編)明らかに快適になった装着感、強烈なノイズキャンセリングに加えて耳への圧迫感が激減。
・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM5」レビュー(後編)思いのままにコントロールできるノイキャンと音質の両立、自然に聞こえる外音と快適な通話性能。

 

・左右独立型の自由を手に入れるワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット 「WF-1000XM4」


左右独立型のワイヤレスヘッドホンにノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスノイズキャンセリングヘッドセット「WF-1000XM4」

価格は、ソニーストアで38,500円(税込)

イヤホン本体の質量は7.3gという軽さとコンパクトさに加えて、「ノイズアイソレーションイヤーピース」による圧倒的な保持力。

おもいっきり動いても全くはずれない装着感と、密閉具合により遮音性がより高まっている。


ワイヤレスで接続するBluetoothの対応コーデックは、SBC、AACに加えて、待望のSBCの約3倍にもなる情報量で音源を転送できる 「LDAC(エルダック)」を搭載。

ウォークマンとは、SBCの約3倍にもなる情報量で音源を転送できるLDACでつながるため、ハイレゾ級の音質をフリーな極小ワイヤレスヘッドホンでも楽しめる。

また、「統合プロセッサーV1」という高い処理能力のおかげで、リアルタイムに解析するノイズキャンセリングの精度を劇的に上げている。

「統合プロセッサーV1」は、D/A変換回路、ヘッドホンアンプを内蔵しているだけでなく、24bitのオーディオ信号処理を担っていて音質面にも貢献。

小型高感度6mmドライバーユニットは、磁石体積を20%おおきくすることで駆動力を向上。

ハイコンプライアンス振動板を採用して、ゆたかな低音域を再生するとともに、低域のノイズキャンセリングにも貢献している。


ノイズキャンセリング中に、「外の音を聞きたい」という時にはイヤホンを耳からとりはずさなくても、左側のボディに指でタッチするだけで、一時的に聴いている音楽の音量が小さくなって周囲の音をひろってヘッドホン内に流れてくる。(クイックアテンションモード

話しだすと自動的に音楽を停止して、外の音を取り込み会話を行えるようにする「スピーク・トゥ・チャット」は、ヘッドフォンをつけたまま手が離せないときに便利。

ヘッドフォンを外すと音楽が自動的に一時停止、ヘッドフォンを元に戻すと音楽が自動的に再開。

左または右どちらか片方を充電ケースにしまったままでも、片側だけでも聴けるのがまた便利。

タッチセンサーは左右に搭載されていて、スマートフォンなどの音楽再生機の再生/一時停止、曲送り/曲戻し、ノイズキャンセリング/外音取り込みの切り替え、さらには音量の上げ下げができる。

オマケに、防滴性能IPX4に対応して、雨も夏に汗をかいても気にせずにいつでも使える。(ウォークマンは大切にカバンの中にしまっておける。)

左右独立タイプでありながらLDACを搭載して、ワイヤレスでもちゃんと良い音で聴ける。

ノイズキャンセリング性能も納得のレベルで、日常の動作ができるほどに自由を手に入れたスタイルで推しの楽曲を楽しめるなんて贅沢以外のなにものでもない。

スマホ用としてを使ってもよし、フラッグシップウォークマンに接続してもよし、「WF-1000XM4」の満足度は異常に高い。

・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000XM4」を使ってみたレビュー!待望のLDAC搭載だけじゃない、さらなるノイキャン性能アップやハンズフリー通話劇的改善、防滴対応、装着性まで何から何までが感動レベル!

 

日常使いに最適なワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット 「LinkBuds S」


インナーイヤータイプでありながら長時間装着しても快適かつノイキャンと外音取り込みできる「ながら聴き」に利用できる 「LinkBuds S」

ソニー製左右独立型ヘッドホンの中では圧倒的に小さく質量は片側 約4.8gと超軽量。

そのうえ装着感が自然でフィットしてるのに、付けている感覚が少なくて、長時間リスニングにも耐えられる。

しかもこの小ささで、ノイズキャンセリング機能と、SBCの約3倍にもなる情報量で音源を転送できる 「LDAC(エルダック)」を備えている。

ドライバーには、新開発した小型5mmドライバーユニットを搭載。

インナーイヤーだからこその音楽を楽しめる没入感をしっかりともちながら、そしてなんとも自然な外音取り込み(アンビエントサウンド)機能

穴が開いているわけじゃないので、その生体験とは異なるとはいえ、外部マイクから外音取り込んだ音のなかでは素の音に近い。

 


「LinkBuds」の定義は、”普段使いできるつけ心地と、外と内なる音の自由さ”にある。

スマホに限らずウォークマンやゲーム機といったあらゆるツールの最強のオトモとして活躍してくれる。

・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「LinkBuds S」レビュー(前編)。長く着けていても耳が痛くならない快適さが突出。見た目があまりにも普通すぎて侮っていた。
・ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「LinkBuds S」レビュー(後編)ノイズキャンセリングとLDACを搭載して音楽を楽しめる没入感をもちつつ、なんとも自然な外音取り込み。通話クオリティの高さに感動。

 

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●その他のバランス接続可能なインナーイヤーヘッドホン

0925z7    
密閉型インナーイヤーレシーバー「XBA-Z5」
ソニーストア販売価格:82,500円(税込)

・インナーイヤーレシーバー「XBA-Z5」を使ってみた最初の雑感。

Just ear ソニーストアオリジナル音質モデル「XJE-MHRWM1M2」
ソニーストア販売価格:275,000円(税込)

 

<NW-ZX707レビュー>

・ストリーミング対応ウォークマンハイエンドモデル「NW-ZX707」実機レビュー(その1)。待望のSoC刷新で、快適動作な Android ウォークマンに!?スペックを調査、そのパフォーマンスを「NW-WM1M2シリーズ」などと比較。
・ストリーミング対応ウォークマンハイエンドモデル「NW-ZX707」実機レビュー(その2)。 WM1シリーズ譲りの高音質技術と、大幅に改良されたハードウェア性能。推しコンテンツのために本気で欲しいと思えるウォークマン。

 

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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)


ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
 ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。

ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口より徒歩3分。
営業時間:11:00~19:00

ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00

ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。旧福岡市立中央児童会館
営業時間:11:00~19:00

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