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「Xperia 1 VI 」の可変リフレッシュレートを好みに変えてみたい!強制的に変更してみた。ただし諸注意アリ。


Xperia 1 VI」は、ディスプレイがアスペクト比19.5:9、解像度フルHD+へと変更になって、さらに今まで固定だったリフレッシュレートが1-120Hzまで可変する可変リフレッシュレートに対応した。

これによって、バッテリーの持ちが飛躍的に向上して、ディスプレイの明るさも大幅にアップしている。

ただ後でわかってきたこととして、逆にリフレッシュレートを固定することが出来なかったり、画面が静止している状態の場合にはリフレッシュレートは15Hzという挙動になっている様子。

そこで今回は、Xperia 1 VIの可変リフレッシュレートの仕様を確認しつつ、リフレッシュレートの最大値と最低値を変更してみる。

・Xperia 1 VI 製品ページ

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●Xperia 1 VIの可変リフレッシュレートの仕様

Xperia 1 VI」の可変リフレッシュレートは1-120Hzまで変動するディスプレイを採用している。

ただし、Androidの設定からリフレッシュレートを表示させる機能を使っても、最高120Hzから最低15Hzまでをの決まった値で変動していることがわかった。

調べた限りでは以下のリフレッシュレートで表示されているようだった。

(最高)120Hz、60Hz、48Hz、40Hz、30Hz、24Hz、15Hz(最低)


これらのリフレッシュレートを見てみると、映像コンテンツやゲーム表示時に有効な60Hz・30Hz・24Hzに対応。

他、24Hzのハイフレームレートとなる48Hz(ホビットやアバター2などで使用)、40Hz(ゲームエンハンサーの下限値)などに対応している。

単純に考えると、1Hzから120Hzまでの間でもっと細かく柔軟に変動するように出来ないの?と思ってしまうけれど、何かしら理由があるのかもしれない。

Xperia 1 VIの可変リフレッシュレートは常時適用

Xperia 1 VI」では、設定より低残像設定としてリフレッシュレートを最大120Hzに設定できる。

この機能は最大のリフレッシュレートを設定する項目のため、オフの場合は最大60Hzまで、オンにすると最大120Hzといった具合。

可変リフレッシュレート自体はどちらも有効になので、「Xperia 1 VI」は常時可変リフレッシュレートが有効

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●Xperia 1 VIのリフレッシュレート上限値下限値を変更してみる。※自己責任


ユーザー心理として思うのが、可変リフレッシュレートの値を変更できないのか?ということ。

基本的に設定などで変更することはできないけれど、自己責任で強制的に弄ればできなくはない。

【CAUTION!注意!】

外部よりアプリをインストールすると、動作が不安定になったり故障の原因になります。
この記事を読んで同様の事をして、万が一生じた損害は全て自己責任となり、当方やメーカーは一切その責を負いません。

まず、「SetEdit」アプリをインストールして、現在のリフレッシュレートの設定値を確認してみる。

リフレッシュレートに関する設定値は、「min_refresh_rate」、「peak_refresh_rate」の項目。

peak_refresh_rate(最高リフレッシュレート):120Hz
min_refresh_rate(最低リフレッシュレート):0Hz

それぞれ最高と最低リフレッシュレートを設定しているため、この値を変更すればリフレッシュレートを変更できる。

ただし、最低の値は0Hzとなっているけれど、実際Xperia 1 VIは最高120Hz、最低15Hzで動作しているので、どんなに低くしても15Hz以下にはならない点には注意。

ここで、試しに「min_refresh_rate」(最低リフレッシュレート)の値を変更してみる。

項目をタップして、「Edit Value」を選択、数値を「120.0」と入力して変更して保存。

…と思ったら、Android 14の仕様なのか、エラーが出て変更することが出来ない。

「Unexpected failure: Your system software has rejected this edit.」
(予期せぬ失敗: システム ソフトウェアがこの編集を拒否しました。)

やりながらここで行き詰まってしまったので、PCのちからを借りて、adbを使って無理やり変更してみることにする。

PCからadbコマンドを利用、リフレッシュレート変更

ドコモ版「Xperia 1 V SO-51D」に強制プリインストールされている悩ましいキャリアアプリをどうにかしたい。(中級編)消せない不要なプリインストールアプリを、PCを利用してadbコマンドで削除する。

ADBコマンドや導入方法の解説は、上の記事を参考に。

自己責任の範疇のため、わかる人だけ試してみよう。

<必要なもの>
アプリを削除するandroid端末(スマートフォン)
adbコマンドを実行するPC(Windows、Mac、Linux
接続用USBケーブル

まずは、自身のPCにadbコマンドを実行するための、[adb.exe]を入手する必要がある。

Windows PCであれば、下記のリンクから、「SDK Platform-Tools for Windows をダウンロード」を選んで保存。

・SDK Platform-Tools リリースノート

ダウンロードしたファイルは圧縮されているので展開して、「Platform-Tools」の中に、[adb.exe]があればOK

Xperia 1 VI」の「設定」にある「デバイス情報」から”ビルド番号”を7回タップして、[開発者向モード]を利用できるようにする。

すると、「システム」に「開発者向けオプション」が追加される。

その「開発者向けオプション」の中の項目から「USBデバッグ」をオンにする。

Android端末(Xperia 1 VI)とPCをUSBケーブルで接続する。

USBケーブルを接続すると、自動的にドライバーがインストールされる。

このとき、初回のみ「USBデバックを許可しますか?」という、デバックモードのアクセス許可を問われるので「許可」を選択。

android端末側で操作することはなく、後はPC側で操作する。

adb.exeがあるフォルダを開いて、フォルダの空白の部分で「Shift」を押しながら「右クリック」する。

その項目の中にある、「PowerShell ウィンドウをここで開く(S)」を選択。


すると、[Windows Powershell]が起動する。

ここで、android端末を認識しているか以下のコマンドを実行してみる。

.\adb.exe devices


実行すると上の画像のように認識している端末名(例:AB1234CDEFG device)が表示されて前準備完了。

各リフレッシュレートの項目についての値を変更するコマンドなどは、以下の通り。

.\adb.exe shell settings get system min_refresh_rate

↑最低リフレッシュレートの値を表示

.\adb.exe shell settings put system min_refresh_rate ○○

↑最低リフレッシュレートの値を変更(〇〇に数値を入力)

.\adb.exe shell settings get system peak_refresh_rate

↑最高リフレッシュレートの値を表示

.\adb.exe shell settings put system peak_refresh_rate ○○

↑最高リフレッシュレートの値を変更(〇〇に数値を入力)

設定可能なリフレッシュレートの値は、以下の通り。(正しい値でない場合、その数値に近い設定可能なリフレッシュレートになる)

(最高)120Hz、60Hz、48Hz、40Hz、30Hz、24Hz、15Hz(最低)

試しに、最低リフレッシュレートの値を”120.0″にしてリフレッシュレートを固定してみる。

.\adb.exe shell settings put system min_refresh_rate 120.0

↑のコマンドを実行すると、リフレッシュレートが常時120Hzになる。

気をつけないといけないのは、最低リフレッシュレートの値を上げてしまうと、例えば30Hzで表示されていたアプリでも120Hzで表示されるため消費電力が増えること

また、スマートフォンを再起動をするとリフレッシュレートの設定がデフォルトのものに戻ってしまう。

そのため、再度コマンドを実行する必要がある。

さらに、「ゲームエンハンサー」に追加しているアプリを実行するとデフォルトの可変リフレッシュレート(15Hz-120Hz)に戻る事も確認。

(ゲームエンハンサー内でリフレッシュレートを変更できる機能があるため、固定した値がクリアされる模様)

リフレッシュレートを固定して使いたい場合に、再起動と「ゲームエンハンサー」併用には注意が必要。

とはいえ、試してみたいという人は試してみてもいいかもしれない。

個人的には最低リフレッシュレートを48Hzや60Hzくらいにして使ってみると面白いかもしれない。

 

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●Xperia新製品、アクセサリー


Xperia 1 VI(XQ-EC44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:189,200円(税込) 発売日2024年6月21日(金)
12GB/512GBモデル:204,600円(税込) 発売日2024年6月21日(金)
16GB/512GBモデル:218,900円(税込) 発売日2024年8月23日(金)
カラー:ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレット

予約開始日:2024年5月22日 午前10時~

スペック:Snapdragon 8 Gen 3、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応

16GBモデルはブラック、カーキグリーンのみ

・Xperia 1 VI 製品ページ


Style Cover with Stand for Xperia 1 VI「XQZ-CBEC」
ソニーストア販売価格:4,950円(税込)
カラー:ブラック、プラチナグレー、カーキグリーン、スカーレット

※リングストラップ付属

・Style Cover with Stand for Xperia 1 VI「XQZ-CBEC」製品ページ

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