「Xperia 1 VI」の初期セットアップと、今まで使っていたスマホからのデータの引き継ぎ。RAM/ROMの選択肢や、多バンド対応、サイレントシャッターなど SIMフリーモデルの魅力。
SIMフリーモデル「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」が届いたらやるべき、初期セットアップや今までつかっていたスマホからのデータの引き継ぎを解説。
・新設計の望遠光学ズームレンズで遠近自在に高い描写力を実現AIを活用して撮影や視聴体験を高めた『Xperia 1 VI』発売
・Xperia 1 VI 製品ページ
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目次
●電源を投入して初期セットアップ。
「Xperia 1 VI」の電源キーを1回振動するまで長押しして起動。
「ようこそ」という画面がでてきたら「開始する」をタップして、画面の指示にしたがってすすめていくだけ。
SIMフリーモデルのため設定内容はシンプル。
まずは「Wi-Fi」や「モバイルネットワーク」の接続。
初めて設定するか、もしくは既に持っているスマホから引き継がないのであれば、「Googleサービス」、「画面ロック(指紋)」、「ホーム画面」、「ナビゲーションモード」、「ロック画面」の設定などをすすめていく。
初期状態の「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」のホーム画面とプリインストールアプリ。
最初にプリインストールされているアプリは少なくてスッキリしている。
ソニー謹製アプリとして入っているのは、「カメラ」、「ミュージック」、「Game enhancer」、「外部モニター」、「Xperia Lounge」。
ほか、Googleアプリ各種とゲームアプリ(コールオブデューティ)。
セットアップウィザード過程で、「Video Creator」、「SONY PICTURES CORE」、「Music Pro」はWi-Fi経由でダウンロードされる。(必須)
ほか、いくつかオススメアプリについては、必要でなければチェックを外すことでインストールされない。
キャリア都合のによる余計なアプリは一切入っていないし、ホーム画面もXperia本来のデフォルト構成になっている。
旧スマホからデータ引き継ぎ(参考)
新しいXperiaを買って、今まで使っていたスマホからのデータ引き継ぎしたい場合は、セットアップ画面にでてきた「アプリとデータのコピー」を利用すると便利。
アプリや写真、連絡先、Googleアカウントを選んでコピーできる。
Android端末もしくはiPhone(iPad)を用意して、電源が入れてロック解除した状態にしておく。
高速かつかんたんなのは、両者をケーブルで接続すること。
Android端末もしくはiPhone 15シリーズ(iPadの一部)であれば、USB tyle-C ケーブルでイケる。
以前のiPhoneの場合は、Lightning端子とUSB tyle-Cのケーブルを用意しよう。
今まで使っていたスマートフォンに「新しいデバイスにデータをコピーしますか?」と出てくるので、[コピー]をタップ。
[アプリ]、[写真と動画]、[音楽とその他の音声]、[SMSメッセージ]、[デバイス設定]、[通話履歴]のなかから必要なものだけをチェック。
コピーしたくないものはチェックをはずしておくと、転送する時間を短縮もできる。
Googleのアカウントに紐づくデータは自動で同期される。
今まで使っているアプリもインストールされて、ホーム画面にあるアプリアイコンも元あった場所にほぼ配置されるので便利。
※新旧のレイアウトに違いがある場合は配置に限界はあります。
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●「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」のスペック
スペックについて、SoCは、最新のQualcomm社製「Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform」。
メモリー(RAM)とストレージ(ROM)はモデルによって異なる。
<メモリー/ストレージ:価格>
12GB/256GBモデル:189,200円(税込)
12GB/512GBモデル:204,600円(税込)
16GB/512GBモデル:218,900円(税込)
ベイパーチャンバーによる冷却機構を持っていて、端末本体の放熱設計によって充電しながらのゲームプレイ時におけるパフォーマンスの低下などを防ぐことができるというのも「Xperia 1 VI」の特長。
ベンチマークテスト
「AnTuTu Benchmark(V10.2.5)」でベンチマークを計測。
1回目:1548140 32~40℃
2回目:1398516(-9.6%)40~41℃
3回目:1349481(-3.5%)41~42℃
冷却ファンで本体を冷却した場合
スコア:1658195 35~34.9℃
一般的にスマホで連続してベンチマークテストをすると回数を重ねるごとにスコアが低下するけれど、「Xperia 1 VI」は比較的高いスコアを維持している。
「Xperia 1 VI」スコア平均:2758
「Xperia 1 V」スコア平均:2330
「Xperia 1 IV」スコア平均:1597
最高値の高さはSoCの性能がそのまま反映しているところとして、最低値(本体が熱くなり本来のパフォーマンスが出せない状態)でもスコアが高い。
また平均値も400程度上がっているため、継続してパフォーマンスを維持できるようになっている。
パフォーマンスの詳細は以下ページ。
Snapdragon 8 Gen 3 搭載 最新「Xperia 1 VI」のパフォーマンスを検証!ベンチマーク連続テストに強い、原神では高FPSを長時間維持するパフォーマンスと熱耐性。夏場のカメラ連続撮影にも期待が持てる!?
ストレージおよびAndroidバージョン
12GB/256GBモデル | 12GB/512GBモデル |
ストレージの選択肢としては、256GBと512GBが選べる。
右のスクリーンショットは、以前使っていたスマホからデータを「Xperia 1 VI」にコピーした直後の状態。
いつの間にかデータがかなり貯まっていたみたいで、256GBを選んでいたら容量ギリギリになるところだった。
ストレージは、MicroSDカードで容量を補填できるとはいえ、内部アクセスの速さとそのまま保存できる利便性を考えればやっぱり大きいにこしたことはない。
ディスプレイ
「Xperia 1 VI」のディスプレイは約6.5インチのフルHD+(2340×1080ピクセル)、アスペクト比は縦長19.5:9。
ディスプレイが4KからフルHD+へと変わったことが一番気になるところだけれど、実際にスマートフォンを利用するときに見る距離では解像度低下ぼほぼわからない。
それよりもディスプレイの明るくなったことや、1-120Hzまでの可変リフレッシュレートに対応することで大幅なバッテリー持続時間が改善されているメリットのほうが大きい。
Xperia 1 VIのバッテリー使用量 |
Xperia 1 Vのバッテリー使用量 |
このグラフは、全く同じ条件ではないけれどバッテリー使用量がまるで違うことがわかる。
「Xperia 1 VI」では、約16時間半アンビエント表示をして、それ以外の時間は検証・確認のために端末を触っていたにもかかわらず、1日のバッテリー消費は約15%の消費。
一方で「Xperia 1 V」は、丸一日何も触らずにアンビエント表示していただけで、バッテリー消費は約40%の消費。
もしもXperia 1 Vで同じ時間(16時間半)だけアンビエント表示していると27.5%バッテリーを消費しているという計算になる。
「Xperia 1 VI」と「Xperia 1 V」の実機で徹底検証!フルHD+とアスペクト比19.5:9 ディスプレイのメリット・デメリットをきちんと把握しよう。
普通に使用している時も、ちょっとしたリフレッシュレートの変動で、おおきな省電力効果がある。
可変リフレッシュレートは1-120Hzまで変動するディスプレイを採用していると言いつつも、実際には決まった値で変動している。
(最高)120Hz、60Hz、48Hz、40Hz、30Hz、24Hz、15Hz(最低)
「Xperia 1 VI 」の可変リフレッシュレートを好みに変えてみたい!強制的に変更してみた。ただし諸注意アリ。
Androidのバージョンとクイック設定パネル
2023年6月の時点でのアップデートを含めて、ビルド番号は、69.0.A.2.26
OSのバージョンは、すでにAndroid 14。
最大3回のOSバージョンアップ(4年間のセキュリティアップデート)があるので、かなり安心して長く使える。
SIMフリーモデル「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」発売前日にアップデート配信開始。望遠レンズのデジタルズーム機能を修正。
「クイック設定パネル」も刷新されていて、アイコンがスクウェアタイルになっている。
一度のスワイプで4×2(合計4コ)表示できて、もう一度スワイプすると4×4(合計8コ)表示できるようになって、圧倒的に使いやすくなっている。
また、SIMモデルだけに備わる設定として、カメラ撮影時(カメラアプリ)の「カメラ操作音」の「OFF]。
[OFF]にすると、全ての操作音が無音、いわゆるサイレントシャッターとして使える。
キャリアモデルは未だに必ず音が出る仕様のまま。
静かな場所でのシャッター音は気が引けてしまうシチュエーションでは、カメラ操作音OFFの機能があるとやっぱり便利。
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●SIMフリーモデル「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」のSIMカード+MicroSDカードトレイ。
「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」のSIMカードトレイの位置は、本体下側にある。
カバー兼カードトレイは本体と一体化して、スキマに爪をひっかけると引き出せる。取り出しにSIMピンは不要。
SIMトレイは、表と裏それぞれに装着する仕様。
SIMカードとMicroSDカードともに小さなツメで固定されるようになっていて、ひっくり返しても落ちないようになっている。
また、防水機能を保持するために、フタの部分にはパッキンが備わっている。
「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」は、物理的なSIMに加えて、eSIMにも対応。
SIMフリーモデルは5Gミリ波には対応していないけれど、どのキャリアを利用しても幅広くバンドを網羅している。
異なるキャリアのSIMを組み合わせて使っても、電波をつかんで安定して使える。
例えば、ドコモで契約したSIMカードを入れてみると、APN(携帯電話会社)は自動的に設定される。
「設定」から「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」をタップして開くと「docomo(spmode.ne.jp)」が選ばれている。
一覧をみると、ドコモ回線を利用した主要なMVNOのAPNも表示されている。
au やソフトバンク系のSIMカードを挿入した場合も、その回線を使用している主要なMVNOのAPNが表示される。
SIMフリーモデル「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」にeSIM を登録。デュアルSIM+microSDカード 同時運用できる希少なスマホ。
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●今欲しい性能を持ち合わせているSIMフリーモデル「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」
「Xperia 1 VI(XQ-EC44)」SIMフリーモデルは、12GB・16GBのメモリと、256GB・512GBのストレージ(ROM)を自分好みで選べることと、限定カラー含めて4色から選べる選択の豊富さ。
しかも、キャリアモデルのような余計な強制的に消せないシステムアプリもなく、サイレント撮影も当たり前にできる。
全キャリアのSIMを、nanoSIM+eSIMでデュアル運用もできるし、microSDも併用できる。
全レンジで納得のいくカメラ撮影できる魅力と長時間使っても性能を維持できるかつロングバッテリーなど、思っていた以上にスマホとしての魅力が詰まっている。
「Xperia 1 VI」を買ったら真っ先にやること。保護フィルムと純正スタイルカバー「Style Cover with Stand for Xperia 1 VI」で本体をがっちりガードする。
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●Xperia新製品、アクセサリー
Xperia 1 VI(XQ-EC44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:189,200円(税込) 発売日2024年6月21日(金)
12GB/512GBモデル:204,600円(税込) 発売日2024年6月21日(金)
16GB/512GBモデル:218,900円(税込) 発売日2024年8月23日(金)
カラー:ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレット
スペック:Snapdragon 8 Gen 3、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
16GBモデルはブラック、カーキグリーンのみ
Style Cover with Stand for Xperia 1 VI「XQZ-CBEC」
ソニーストア販売価格:4,950円(税込)
カラー:ブラック、プラチナグレー、カーキグリーン、スカーレット
※リングストラップ付属
・Style Cover with Stand for Xperia 1 VI「XQZ-CBEC」製品ページ
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