「Xperia 1 VII」の初期セットアップと、今まで使っていたスマホからのデータの引き継ぎ。RAM/ROMの選択肢や、物理SIM+eSIM&多バンド対応、サイレントシャッターなど SIMフリーモデルの魅力。
SIMフリーモデル「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」が届いたらやるべき、初期セットアップや今までつかっていたスマホからのデータの引き継ぎ。
・Xperia 1 VII 製品ページ
・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
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目次
●電源を投入して初期セットアップ。
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Xperia 1 VIIと Xperia 1 VIIのパッケージを見比べると。
どちらもソニー独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを採用したエコなパッケージ。
特に変わったところはないのだけれど、一つ変わったところといえば、生産地。
Xperia 1 VI は”Made in Thailand”だったものから、Xperia 1 VII は”Made in China”となった。
「Xperia 1 VII」のパッケージを開けると内容物もとてもシンプルで、スマートフォン本体以外に入っているものは「クイックスタート」と「保証書」の紙類のみ。
昔のように、USBケーブルやACアダプターといった類の付属品は入っていない。
このあたりは、各メーカーから出ているUSB PDに対応したものを自身で用意する必要がある。
「Xperia 1 VII」の電源キーを1回振動するまで長押しして起動。
「ようこそ」という画面がでてきたら「開始する」をタップして、画面の指示にしたがってすすめていくだけ。
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SIMフリーモデルのため設定内容はシンプル。
一番初めに、「別のデバイスを使ったセットアップ」と出てきて、今まで使っているAndroid端末やiPhoneから引き継ぐ場合はこのまま選択して進むと良い。(後述)
ひとまずは単独での初期設定をするとしてここをスキップすると、「Wi-Fi」や「モバイルネットワーク」の接続。
「Googleサービス」や「画面ロック(指紋)」、「ホーム画面」、「ナビゲーションモード」といった設定などをすすめていけば良い。
初期状態の「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」のホーム画面とプリインストールアプリ。
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最初にプリインストールされているアプリは少なくてスッキリ。
ソニー謹製アプリとして入っているのは、「カメラ」、「ミュージック」、「Game enhancer」、「Xperia Lounge」。
ほか、Googleアプリ各種とゲームアプリ(コールオブデューティ)。
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セットアップウィザード過程で、「Video Creator」、「Music Pro」はダウンロードすることになる。
ほか、いくつかオススメアプリについては、必要でなければチェックを外すことでインストールされない。
キャリア都合のによる余計なアプリは一切入っていないし、ホーム画面もXperia本来のデフォルト構成になっている。
旧スマホからデータ引き継ぎ(参考)
新しいXperiaを買って、今まで使っていたスマホからのデータ引き継ぎしたい場合は、セットアップ画面最初にでてきた「別のデバイスを使ったセットアップ」を利用すると便利。
アプリや写真、連絡先、Googleアカウントを選んでコピーできる。
Android端末もしくはiPhone(iPad)を用意して、電源が入れてロック解除した状態にしておく。
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以前のスマホから「Xperia 1 VII」の画面に表示されたQRコードを読み取ることで、アカウントや設定のコピー、SIMの移行ができる。
このあたりはウィザードに従っていくだけでカンタンになっている。
一つだけ注意が必要なのは、以前はUSBケーブルを有線接続してコピーができていたものがXperia 1 VIIではワイヤレスのみになっていること。
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[アプリ]、[写真と動画]、[音楽とその他の音声]、[SMSメッセージ]、[デバイス設定]、[通話履歴]など、以前のスマホから移行できる。
ただし、膨大なデータ量をワイヤレスで転送するとなるとかなり時間がかかってしまう。
コピーしたくないものはチェックをはずしたほうが転送時間は短縮できる。
Googleのアカウントに紐づくデータは自動で同期される。
今まで使っているアプリについては転送されるのではなくて利用しているアプリの情報のみ移行してGooglePlayから「Xperia 1 VII」へダウンロードされる。
ただし、それぞれのアプリのアカウント情報までは移行されないため、個別にサインインをしていく必要がある。
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●「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」のスペック
「Xperia 1 VII」のスペックについて、SoCは、最新のQualcomm社製「Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform」。
メモリー(RAM)とストレージ(ROM)はモデルによって異なる。
<メモリー/ストレージ:価格>
12GB/256GBモデル:204,600円(税込)
12GB/512GBモデル:218,900円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
ベイパーチャンバーによる冷却機構を持っていて、端末本体の放熱設計によって充電しながらのゲームプレイ時におけるパフォーマンスの低下などを防ぐことができるというのも「Xperia 1 VII」の特長。
ベンチマークテスト
「AnTuTu Benchmark(V10.4.9)」でベンチマークを計測。
1回目:1948315 33.8~42.9℃
2回目:1818451(-6.7%)40~43.9℃
3回目:1778868(-2.2%)40.9~45℃
冷却ファンで本体を冷却した場合
スコア:2255922 34.9~37.7℃
一般的にスマホで連続してベンチマークテストをすると回数を重ねるごとにスコアが低下するけれど、「Xperia 1 VII」は比較的高いスコアを維持している。
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「Xperia 1 VII」スコア平均:4569
「Xperia 1 VI」スコア平均:2758
「Xperia 1 V」スコア平均:2330
これまでのXperiaのスコアが霞むほどの結果。
最高6000超え、最低でも4000超えしていて、本体が熱くなりパフォーマンスが低下している状態でもXperia 1 VIの最高スコアとほぼ同等の性能を出すことが可能。
平均スコアは1800程度向上していて別次元と言っていい。
パフォーマンスの詳細については以下リンクを参照。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。
ストレージおよびAndroidバージョン
12GB/256GBモデル | 16GB/512GBモデル |
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ストレージの選択肢としては、256GBと512GBが選べる。
ストレージは、microSDカードで容量を補填できるとはいえ、内部アクセスの速さとそのまま保存できる利便性を考えればやっぱり大きいにこしたことはない。
ディスプレイ
「Xperia 1 VII」のディスプレイは約6.5インチのフルHD+(2340×1080ピクセル)、アスペクト比は縦長19.5:9。
2つ前のXperia 1 Vからすると、ディスプレイが4KからフルHD+へと変わったけれど、実際にスマートフォンを利用するときに見る距離では解像度低下ぼほぼわからない。
それよりもディスプレイの明るくなったことや、1-120Hzまでの可変リフレッシュレートに対応することで大幅なバッテリー持続時間が改善されているメリットのほうが大きい。
「Xperia 1 VI」と「Xperia 1 V」の実機で徹底検証!フルHD+とアスペクト比19.5:9 ディスプレイのメリット・デメリットをきちんと把握しよう。
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普通に使用している時も、ちょっとしたリフレッシュレートの変動で、大きな省電力効果がある。
可変リフレッシュレートは1-120Hzまで変動するディスプレイを採用していると言いつつも、実際には決まった値で変動している。
(最高)120Hz、60Hz、48Hz、40Hz、30Hz、24Hz、15Hz(最低)
「Xperia 1 VI 」の可変リフレッシュレートを好みに変えてみたい!強制的に変更してみた。ただし諸注意アリ。
Androidのバージョンとクイック設定パネル
2025年6月の時点で、ビルド番号は、71.0.A.2.22
OSのバージョンは、Android 15。
最大4回のOSバージョンアップ(6年間のセキュリティアップデート)があるので、Xperiaとしては最長のアップデート期間となっていて安心して長く使える。
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「クイック設定パネル」はアイコンがスクウェアタイルになっている。
一度のスワイプで4×2(合計4コ)表示できて、もう一度スワイプすると4×4(合計8コ)表示できるようになって使いやすい。
また、SIMフリーモデルで忘れちゃいけないのが、カメラ撮影時(カメラアプリ)の「カメラ操作音」の「OFF]。
[OFF]にすると、全ての操作音が無音、いわゆるサイレントシャッターとして使える。
静かな場所でのシャッター音は気が引けてしまうシチュエーションでは、カメラ操作音OFFの機能があるとやっぱり便利。
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●SIMフリーモデル「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」のSIMカード+microSDカードトレイ。
「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」のSIMカードトレイの位置は、本体下側にある。
カバー兼カードトレイは本体と一体化して、スキマに爪をひっかけると引き出せる。取り出しにSIMピンは不要。
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SIMトレイは、表と裏それぞれに装着する仕様。
SIMカードとMicroSDカードともに小さなツメで固定されるようになっていて、ひっくり返しても落ちないようになっている。
また、防水機能を保持するために、フタの部分にはパッキンが備わっている。
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「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」は、物理的なSIMに加えて、eSIMにも対応。
SIMフリーモデルは5Gミリ波には対応していないけれど、どのキャリアを利用しても幅広くバンドを網羅している。
異なるキャリアのSIMを組み合わせて使っても、電波をつかんで安定して使える。
「Xperia 1 VII」については、なんとeSIM 2枚のデュアルSIMにも対応している。
試しに、eSIMが2枚有効化されていると同時に、物理SIMも挿入してSIM3枚を「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」に突っ込んでみた場合。
eSIM 2枚を有効化しつつ、物理SIMについては使用できない状態となる。
画像のように、物理SIMとeSIMでは表示アイコンとが異なっていることもわかる。
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例えば、ドコモで契約したSIMカードを入れてみると、APN(携帯電話会社)は自動的に設定される。
「設定」から「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」をタップして開くと「docomo(spmode.ne.jp)」が選ばれている。
一覧をみると、ドコモ回線を利用した主要なMVNOのAPNも表示されている。
au やソフトバンク系のSIMカードを挿入した場合も、その回線を使用している主要なMVNOのAPNが表示される。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル、ついに eSIM 2枚のデュアルSIMに対応!実際にeSIMを2つ登録して試してみた。
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●日常で使うとき、欲しい性能を持ち合わせている「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」
「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」は、12GB・16GBのメモリと、256GB・512GBのストレージ(ROM)を自分好みで選べることと、カラーは制限なく3色から選べる選択の豊富さ。
しかも、キャリアモデルのような余計な強制的に消せないシステムアプリもなく、サイレント撮影も当たり前にできる。
全キャリアのSIMを、nanoSIM+eSIM、またはeSIM+eSIMのデュアル運用もできるし、microSDも併用できる。
全レンジで納得のいくカメラ撮影できる魅力と長時間使っても性能を維持できるかつロングバッテリーなど、思っていた以上にスマホとしての魅力が詰まっている。
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●Xperia新製品、アクセサリー
Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:204,600円(税込)
12GB/512GBモデル:218,900円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
Style Cover with Stand for Xperia 1 VII「XQZ-CBFS」
ソニーストア販売価格:5,500円(税込)
※リングストラップ付属
・Style Cover with Stand for Xperia 1 VII「XQZ-CBFS」製品ページ
ソニー フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII 」のことがわかる記事まとめ。実機レビュー、モデル比較、検証や設定チップスなど。
「Xperia 15周年 ファン感謝イベント」で Xperia 1 VII を体験。より鋭くスタイリッシュになった本体デザインと、3色のカラバリの印象をチェックしてみた。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。
Xperia 1 VII(XQ-FS44-1/SW)12GB/256GBモデル
ソニーストア販売価格:214,500円(税込)
デザイン:ダース・ベイダー、マンダロリアン
・ソニーストア限定『スター・ウォーズ』モデル | Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
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