SIMフリーモデル「Xperia 1 IV（XQ-CT44）」に、Android 13へのOSバージョンアップデート配信開始。「Bluetooth LE Audio（LC3）」ほか機能向上。 「Wi-Fi 6E」対応にともなって技適更新。(2023年1月19日)

XperiaスマートフォンのSIMフリーモデル「Xperia 1 IV（XQ-CT44）」にAndroid 13へのOSバージョンアップデートが配信。

Android 13へのアップデートがまだなのはSIMフリーモデルの「Xperia 1 IV（XQ-CT44）」のみだったが、ようやく対応することになった。

SIMフリーモデルの「Xperia 5 IV（XQ-CQ44）」については、レビュー機はAndroid 12だったものの、発売の前後にアップデートされる可能性もある。

Android 13へのアップデートに伴い、「Wi-Fi 6E」、「Bluetooth LE Audio（LC3）」対応も行われている。

・Xperia（エクスペリア）スマートフォン | Xperia（エクスペリア）公式サイト
・Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

アップデート内容
・Android 13対応 OSバージョンアップ
※このアップデートにより新たな無線設備（Wi-Fi6E）が有効になります。
（主な新機能・Bluetooth LE Audio（LC3）に対応）
ビルド番号：64.1.A.0.857

・Xperia 1 IV XQ-CT44　ソフトウェア更新のお知らせ
・Android 13対応 OSバージョンアップ | Xperia（エクスペリア）公式サイト

Android 13へアップデート

アップデート前

アップデート後

今回のアップデートによって、Android 13に対応するほか、Wi-Fi 6Eに対応と、セキュリティパッチレベルが最新になる。

また、機能向上や操作性改善の主な内容は以下のようになっていると思われる。（後日再確認）

・ホーム画面のテーマ別アプリアイコンのテーマカラーをカスタマイズ
・新しいクイック設定パネルでは、QRコードスキャナーが簡単に起動でき、
　使用していない実行中のアプリを停止することもできるように。
・個々のアプリに違う言語を設定することも可能に。
・新しいBluetooth® LE Audio機能では、複数の友達と同時に音楽を共有できるように。
・外部モニターアプリの新しいライブ配信機能が追加。（※対応済み）

Android 13 に対応、機能向上や操作性改善

・カラーテーマをカスタマイズする

Android 13では、Xperia をさらにパーソナライズすることが可能に。

クイック設定パネルやAndroidランチャーに対応しているテーマ別アプリアイコンの[ カラーテーマ] を、今の壁紙設定に合わせて自動で変更することができる。

・新しいクイック設定パネル

Android 13では、クイック設定パネルがアップデートされ、実行中のアプリのリスト表示を追加。

このリストで、不要な実行中のアプリを簡単に認識でき、アプリ名の横にあるボタンをタップするだけで停止することができる。

また、クイック設定パネルから「QRコードスキャナー」を起動することも可能になった。

・アプリごとに別の言語を設定する

・Bluetooth LE Audioに対応

Android 13で新機能、「Bluetooth LE Audio」に対応。

Xperiaから同時に複数の対応ヘッドフォンにワイヤレスで送信することができる。

LE Audio機器からの共有音楽を受信して、一緒にそれぞれのヘッドフォンを通して音楽を聴くことが可能。

ソニー製品の中では、「LinkBuds S」が最速で「Bluetooth LE Audio」の年内アップデートを予定していたものの、2023年春に延期されてしまった。

残念ながら現時点（2023年1月）では、「Bluetooth LE Audio」に対応するソニーのワイヤレスヘッドセットがなく試すことはまだできない。

＜参考＞
・LinkBuds Sの次世代Bluetoothオーディオ「LE Audio」の対応時期が、年内から、2023年春に変更！Xperiaは、Android 13へのアップデートや、来年の新型の対応に期待。

Bluetoothオーディオコーデックに「LC3」追加。

※Xperia 5 IVキャリアモデルの画像。

設定をみると「Bluetooth LE Audio」に対応したことを示すBluetoothオーディオコーデックに新しい「LC3」が加わっていた。

※アップデート直後設定を確認したところ、Bluetoothにオーディオ共有のオンオフ機能が表示されず。後日再確認予定（2023年1月19日時点）

・ライブ配信機能に対応

Android 13では外部モニターアプリにライブ配信機能が加わり、対応カメラで高画質な動画撮影をしながら、動画配信サービスを経由してライブ配信が可能になった。

とはいえ、ライブ配信機能は、Xperia 1 IVには既に搭載されている。

＜参考＞
・「Xperia PRO-I」と「Xperia PRO」、最新アップデートにより「外部モニター」アプリのライブ配信機能を追加。「Xperia PRO」は、Sony αカメラのステータス表示や、録画/停止のコントロールも可能。

Wi-Fi 6Eに対応

アップデート前

アップデート後

「Xperia 1 IV（XQ-CT44）」は、最新のWi-Fi規格となるWi-Fi 6Eに対応。

Wi-Fi 6E への対応にともなって、技適の認証番号が更新されている。

6GHz帯を利用可能なWi-Fi 6Eルーター「Aterm WX11000T12」と「Xperia 1 IV」を接続。

ネットワークの詳細を確認してみると、”6GHz”で接続されていることがわかる。

Wi-Fi 6E は、今までのWi-Fi 6と基本的な通信方式も通信速度も変わらないものの、2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、6GHz帯が使えるようになったことが最大の特徴。

既存の規格とは全く別枠になるため、干渉して速度低下することもなく、160MHz幅の利用で最大2402Mbpsといった通信を最大限に活かせる。

通信スピードというよりは、通信ド安定で快適に使えるというメリットのほうが大きい。

ついに降りてきたXperia 1 IV SIMフリーモデルへのAndroid 13 アップデート

キャリアモデルから遅れること1ヶ月、ついにXperia 1 IV SIMフリーモデルへAndroid 13 アップデートが降りてきた。

ホーム画面のカスタマイズやクイック設定パネルの改善、アプリごとの言語設定といったAndroid 13 の代表的な機能の追加から、待望のBluetooth LE Audio機能搭載。

と言いたいところだったけれど、肝心のワイヤレスヘッドセットがまだ少なくて、というか「LinkBuds S」のBluetooth LE Audio対応アップデートは来春に延期してしまったせいですぐに試せないのは残念。

がしかし、Wi-Fi 6E に早々に対応してくれたおかげで、Wi-Fi 6Eルーター（Aterm WX11000T12）を活かした使い方ができるのはとても嬉しい。

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