11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ベンチマークテスト編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(プロローグ編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(外観と剛性、インターフェース編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ディスプレイ、LTEモデム編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(パフォーマンス編)
の続き。
「VAIO S11」で、ベンチマーク比較まではしなくていいかなーと思ってたのに、アラ、えらくパフォーマンス高いじゃないのと思ったら止まらなくなって、他VAIOたちと比較したくなってしまったので、きちんとデータをとってみた。
-----------------------------
●VAIO S11、VAIO Pro 11、VAIO Pro 13 | mk2、VAIO Zのスペック。
まず、VAIO S11と比較するVAIOノートは、11.6インチの同サイズのVAIO Pro 11、モデルチェンジで刷新された13.3インチのVAIO Pro 13、参考までにTDP 28Wのコアプロセッサーを搭載するVAIO Zの合計4機種。
VAIO S11「VJS1111」
OS : Windows 10 Home 64ビット
CPU : Core i7-6500U(2.50GHz) TDP 15W
メモリー : 8GB
ストレージ : 第2世代ハイスピードSSD (PCIe Gen3) 約256GB
グラフィック : Intel HD Graphics 520
ディスプレイ:11.6型ワイド(1920×1080)
VAIO S11は、最新のIntel製第6世代Core Uプロセッサー(Skylake)のTDP 15Wの低電圧プロセッサーを採用。グラフィックスは、CPU内蔵GPU「HD Graphics 520」。ストレージには、PCIe接続の第2世代SSDの選択が可能となって、11.6インチというサイズとは関係なく最新パフォーマンスと高速アクセスでベンチマークに大きく貢献する。
VAIO Pro 11 「VJP1111」
OS : Windows 10 Home 64ビット (Windows 8.1からアップグレード)
CPU : Core i7-4510U(2.0GHz) TDP 15W
メモリー : 8GB
ストレージ : SSD(Serial ATA 6 Gb/s) 約256GB
グラフィック : Intel HD Graphics 4400
ディスプレイ:11.6型ワイド(1920×1080)
最初は2013年6月にSONY製VAIO Pro 11として発売され、その後2014年7月にVAIO㈱となってCPUをマイナーチェンジ。第4世代Core Uプロセッサー(Haswell)のTDP 15Wの低電圧版のプロセッサを採用。グラフィックスはCPU内蔵GPU。SSDは、SATA SSDのみの選択となる。
VAIO Pro 13 | mk2 「VJP1321」
OS : Windows 10 Home 64ビット (Windows 8.1からアップグレード)
CPU : Core i7-5500U (2.40GHz) TDP 15W
メモリー : 8GB
ストレージ : ハイスピードSSD (PCIe) 約128GB
グラフィック : Intel HD Graphics 5500
ディスプレイ:11.6型ワイド(1920×1080)
最初は2013年6月にSONY製VAIO Pro 13として発売され、その後2014年7月にVAIO㈱にも引き継がれた後、2015年5月に外観上のデザインはほぼ引き継ぎながらも中身を大幅に変更して実質フルモデルチェンジしたVAIO Pro 13 | mk2 。第5世代Coreプロセッサー(Broadwell-U)の中で、低電圧版のTDP 15WのCPUを採用。ストレージは、第1世代のPCIe接続のSSDとなっている。
MONSTER PC “VAIO Z” 「VJZ13A1」
OS : Windows 10 Home 64ビット (Windows 8.1からアップグレード)
CPU : Intel Core i7-5557U(3.1GHz) TDP 28W
メモリー : 8GB
ストレージ : 第2世代ハイスピードSSD (PCIe 20Gb/s) 約256GB
グラフィック : Iris Graphics 6100
ディスプレイ:13.3型ワイド(2560×1440)
VAIO Zは、最新の第5世代Coreプロセッサー(Broadwell-U)の中で、TDP 28WのCPUを採用したモデル。グラフィックスは、CPU内蔵GPUでありながら「HD Graphics」の2倍の演算ユニットをもつ「Iris Graphics 6100」。頭ひとつ抜き出たプロセッサーを搭載しているので参考値として。ストレージはPCIe接続の第2世代SSDとなっているので、こちらも超高速。
---------------------------
●PC基本性能ベンチマークテスト
1.) CINEBENCH R15
CPUの演算能力と、グラフィック性能をそれぞれを計測するベンチマークソフト。
VAIO S11 VAIO Pro 11
「Core i7-6500U(2.50GHz)」 「Core i7-4510U(2.0GHz)」
「Intel Iris Graphics 520」 「Intel HD Graphics 4400」
VAIO Pro 13 | mk2 VAIO Z
「Core i7-5500U (2.40GHz)」 「Core i7-5557U(3.1GHz)」
「Intel Iris Graphics 5500」 「Intel Iris Graphics 6100」
CPUの演算能力と、グラフィック性能をそれぞれを計測するベンチマークソフト「CINEBENCH R15」。
プロセッサーに100%の負荷をかけての演算スピードを計測したもので、並列処理をしたCPUスコアと、シングルコアでのスコアが見られる。
もちろん、VAIO Zの「Core i7-5557U(3.1GHz)」のスコアが1番高くなるのだけれども、VAIO S11の「Core i7-6500U(2.50GHz)」のスコアが肉薄してほぼ近いパフォーマンスを発揮。
VAIO Pro 11の「Core i7-4510U(2.0GHz)」の1.5倍近いスコアになっているのがわかる。
3Dのシーンを再生してその性能として1秒のフレーム(fps)を測定したOpenGLのスコアは、CPU内蔵GPUの中でも「Intel Iris Graphics 6100」のある VAIO Zが最高になるはずだったのに、何度計測してもCPU内蔵GPU「Intel Iris Graphics 520」のあるVAIO S11が軽く上回る結果になってしまった。
こちらもVAIO Pro 11の2倍以上になっていて、ちょっとの差どころではなくなっている。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
2.) CrystalMark 2004R3
VAIO S11 VAIO Pro 11
「Core i7-6500U(2.50GHz)」 「Core i7-4510U(2.0GHz)」
「Intel Iris Graphics 520」 「Intel HD Graphics 4400」
VAIO Pro 13 | mk2 VAIO Z
「Core i7-5500U (2.40GHz)」 「Core i7-5557U(3.1GHz)」
「Intel Iris Graphics 5500」 「Intel Iris Graphics 6100」
随分と古いベンチマークテストだけれども、従来からよく計測していたベンチマークアプリで、CPUやメモリー、HDD、グラフィック
のパフォーマンスを計測できる定番のベンチマークソフトだったので、参考までに計測。
VAIO S11では、グラフィック系のテスト[D2D]で動作が止まったりするのであまり精度が高いとはいえないものの、[ALU]や[FPU]といったCPU評価や、[HDD]のスト レージ評価、それから、[D2D]を除く[GDI]や[OGL]といったグラフィックスのスコアが非常に高く、VAIO Pro 11のスコアを大きく上回っている。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
3.) CrystalDiskMark5.1.0(x64)
VAIO S11 VAIO Pro 11
第2世代ハイスピードSSD SATA SSD
(PCIe 20Gb/s) (Serial ATA 6 Gb/s)
Samsung製「MZHPV256HDGL」 Samsung製「MZNTD256HAGL」
VAIO Pro 13 | mk2 VAIO Z
第1世代ハイスピードSSD 第2世代ハイスピードSSD
(PCIe 20Gb/s) (PCIe 20Gb/s)
Samsung製「MZHPU256HCGM」 Samsung製「MZHPV256HDGL」
定 番のストレージのみを計測するベンチマークテスト。
これよりも以前にはSSD RAIDで高速化したタイプもあったけれども今は単独でそれを上回る「ハイスピードSSD (PCIe 20Gb/s)」。
本来であれば十分高速なはずのVAIO Pro 11の「SATA SSD(Serial ATA 6 Gb/s)」が遅いんじゃないか?と錯覚してしまうほどのスコア。
VAIO Pro 13 | mk2 の第1世代ハイスピードSSDと比べて、VAIO S11とVAIO Zの第2世代ハイスピードSSDは、大幅に書き込みスピードが高速化しているのがわかる。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
4.) PC Mark 8 ver 3.0
PCの総合的なパフォーマンスを計測するベンチマークソフト「PCMark8」のBasic Editionで計測。低価格帯のタブレット・ノート・デスクトップPC向けの「Home ACCELELRATOR」、ミドルレンジ向けのPC向けの「Creative ACCELELRATOR」、オフィスのPC向けの「Work ACCELELRATOR」の3つのテストを行って比較。
詳細なデータは、VAIO S11のみテキストデータを含めて表示。他の3機種はサムネイル画像をクリックすると拡大して確認できるので見てみたい方はどうぞ。
VAIO S11「VJS1111」
Home ACCELELRATOR SCORE:3440
Test duration 34 min 41 s
Web Browsing – JumglePin 0.31574 s
Web Browsing -Amazonia 0.13347 s
Writing 3.65712 s
Casual Gaming 32.85 fps
Video Chat / Video Chat playback 30.02 fps
Video Chat / Video Chat encoding 67.00 ms
Advanced Photo Editing 0.257 s
Creative ACCELELRATOR SCORE:4140
Test duration 51 min 42 s
Web Browsing – JumglePin 0.31598 s
Web Browsing -Amazonia 0.13336 s
Video To Go part1 8.04867 s
Video To Go part2 12.63933 s
Music To Go 16.05000 s
Video Editing 4k part1 10.04750 s
Video Editing 4k part2 17.19325 s
Mainstream Gaming part1 10.08621 s
Mainstream Gaming part2 4.81335 s
Video Group Chat playback1 30.01 fps
Video Group Chat playback2 30.01 fps
Video Group Chat playback3 29.99 fps
Video Group Chat encoding 70.66667 ms
Advanced Photo Editing part1 0.25651 s
Advanced Photo Editing part2 16.80579 s
Work ACCELELRATOR SCORE:4455
Test duration 27 min 29 s
Web Browsing – JumglePin 0.31525 s
Web Browsing -Amazonia 0.13334 s
Writing 3.66281 s
Video Chat / Video Chat playback 29.99 fps
Video Chat / Video Chat encoding 67.00000 ms
Libre Office Clac Accelerared 3.23550 s
-・-・-・-・-・-
VAIO Pro 11 「VJP1111」
Home ACCELELRATOR SCORE:2860
Creative ACCELELRATOR SCORE:3526
-・-・-・-・-・-
VAIO Pro 13 | mk2 「VJP1321」
Home ACCELELRATOR SCORE:2918
Creative ACCELELRATOR SCORE:3745
-・-・-・-・-・-
VAIO Z「VJZ13A1」
Home ACCELELRATOR SCORE:3295
Creative ACCELELRATOR SCORE:4400
現時点での必須といえる実行速度がわかるベンチマークテストで、軽めの「Home ACCELELRATOR」やオフィスのPC向けの「Work ACCELELRATOR」では、総じてどのマシンも快適ながら、VAIO S11の処理(プロセッサーやストレージ)の速さが実効値の差に現れて非常に高いスコアに。
トータル負荷とテスト項目が多くグラフィック系のパフォーマンスも必要とする「Creative ACCELELRATOR」では、さすがにVAIO Zが優秀なスコアだったものの、次いでVAIO S11のスコアもかなり高く、予想以上に良好な結果となった。
---------------------------
●3Dグラフィックス系ベンチマークテスト
5.) 3DMark(Ice Storm/Cloud Gate/Sky Drive/Fire Strike)
定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」のBasic Edition。
DirectX 9を使用した低価格帯のタブレットやスマートフォン向けの「Ice Storm」、DirectX 10を使用したエントリー向けのノート・デスクトップPC向けの「Cloud Gate」、DirectX 11を使用したゲーミングノート・ミドルPC向けの「Sky Diver」、同じくDirectX 11を使用したGPU負荷の非常に高いゲーミングPC向け「Fire Strike」の4つのテストを行って比較。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
VAIO S11「VJS1111」
「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」
Fire Strike SCORE:919
graphics Score 996
physics Score 4955
Combined Score 329
Sky Diver SCORE:3964
graphics Score 3816
physics Score 5076
Combined Score 3829
Cloud Gate SCORE:6612
graphics Score 8872
physics Score 3496
Ice Storm SCORE:65907
graphics Score 79328
physics Score 41396
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
VAIO Pro 11 「VJP1111」
「Core i7-4510U(2.0GHz) / Intel HD Graphics 4400」
Fire Strike SCORE:450
graphics Score 492
physics Score 3098
Combined Score 154
Sky Diver SCORE:2034
graphics Score 1929
physics Score 3420
Combined Score 1701
Cloud Gate SCORE:3886
graphics Score 4919
physics Score 2240
Ice Storm SCORE:40695
graphics Score 48998
physics Score 25545
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
VAIO Pro 13 | mk2 「VJP1321」
「Core i7-5500U (2.40GHz) / Intel Iris Graphics 5500」
Fire Strike SCORE:623
graphics Score 670
physics Score 4040
Combined Score 223
Sky Diver SCORE:2263
graphics Score 2122
physics Score 3733
Combined Score 2078
Cloud Gate SCORE:4923
graphics Score 6289
physics Score 2797
Ice Storm SCORE:51779
graphics Score 58052
physics Score 37570
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
VAIO Z「VJZ13A1」
「Core i7-5557U(3.1GHz) / Intel Iris Graphics 6100」
Fire Strike SCORE:991
graphics Score 1050
physics Score 5533
Combined Score 374
Sky Diver SCORE:4121
graphics Score 4010
physics Score 5028
Combined Score 3884
Cloud Gate SCORE:6465
graphics Score 7929
physics Score 3928
Ice Storm SCORE:62883
graphics Score 70637
physics Score 45430
「Ice Storm」は、低スペックPC向けのテストで、DirectX 9を使用して解像度も1280x720と、3Dの映像はシンプルで負荷の少ないもののため、どの機種も非常になめらかに動作する。
「Cloud Gate」もCPU内蔵GPUを搭載PC向けのもので、解像度は1280x720にDirectX 10を使用してグラフィックスの負荷が増加。このあたりから、VAIO Pro 11のスコアが低くなる一方で、VAIO S11、VAIO Pro 13 | mk2、VAIO Zは安定。
「Sky Diver」は解像度1920×1080、DirectX 11を使用したハードルが高くゲーミングノートやミドルGPUクラスを搭載するデスクトップPC向けになるので、条件としては相当厳しくなる。
VAIO Pro 13 | mk2の「Core i7-5500U (2.40GHz) / Intel Iris Graphics 5500」ではスコアを大きく落としているものの、VAIO S11の「Core i7-6500U(2.50GHz)/Intel Iris Graphics 520」では、VAIO Zの「Core i7-5557U(3.1GHz) / Intel Iris Graphics 6100」に迫るスコアを出している。
「Fire Strike」は、 DirectX 11を使用して、緻密に描かれた3DフルHD(1920×1080)の映像を動かすためグラフィックス負荷が非常に高く、描画するだけでも相当に厳しい最新のビデオカードを搭載したデスクトップゲームPC向けのテスト。
これはどれもガクガクのコマ送り状態なものの、VAIO S11は、VAIO Zに近いスコアを出している。
VAIO S11の「Core i7-6500U(2.50GHz)/Intel Iris Graphics 520」は、4つのベンチマークテストでVAIO Pro 11の「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」を1.5~2倍以上上回るスコアを出しているので、これは同サイズでは驚異的とも言える。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
6.) Vana’diel Bench3
(FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークテスト3)
ス クウェア・エニックスの昔から超代表的なFINAL FANTASY XIの動作環境を診断するためのベンチマークソフトテスト。ベンチマークソフト自体が2004年3月のものともう10年以上も前で、DirectX 8.1 止まりだえkれど、もうお約束でやっておく。
VAIO S11「VJS1111」
「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」
・低解像度モード SCORE:9495
・高解像度モード SCORE:6272
VAIO Pro 11 「VJP1111」
「Core i7-4510U(2.0GHz) / Intel HD Graphics 4400」
・低解像度モード SCORE:9477
・高解像度モード SCORE:6022
VAIO Pro 13 | mk2 「VJP1321」
「Core i7-5500U (2.40GHz) / Intel Iris Graphics 5500」
・低解像度モード SCORE:11249
・高解像度モード SCORE:7824
VAIO Z「VJZ13A1」
「Core i7-5557U(3.1GHz)Intel Iris Graphics 6100」
・低解像度モード SCORE:11232
・高解像度モード SCORE:8497
ここでやっと?というか、VAIO S11の「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」のふるわないスコアが!
あまりにも都合よくVAIO S11ばかりいい結果が出ても説得力ないなーと思っていたら、VAIO Pro 11の「Core i7-4510U(2.0GHz) / Intel HD Graphics 4400」と同程度にとどまっていた。何かしら理由はあるのだろうけど、古いベンチマークスコアだからいいか。
一方で、VAIO Pro 13 | mk2の「Core i7-5500U (2.40GHz) / Intel Iris Graphics 5500」が検討していて、VAIO Zの「Core i7-5557U(3.1GHz)Intel Iris Graphics 6100」と近いスコアだった。
古いFF XIベンチ(DirectX 8.1 )と第5世代のCoreプロセッサーとの相性がよかったのか?第6世代Coreプロセッサーの相性が悪かったのか。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
7.) ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
スクウェア・エニックスのFINAL FANTASY XIVの動作環境を診断するためのベンチマークソフトテスト。2015年6月23日に発売される「蒼天のイシュガルド」にともなってベンチマークテストも アップデート。DirectX9だけでなく、DirectX11に対応したので、これはどちらも気になるという事で、それぞれに設定を変えて全て調べてみる。
●DirectX9
VAIO S11「VJS1111」
「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):5041 とても快適
・1280x720 :高品質(ノートPC): 3381 やや快適
・1920x1080:標準品質(ノートPC):2797 やや快適
・1920x1080:高品質(ノートPC): 1899 設定変更を推奨
VAIO Pro 11 「VJP1111」
「Core i7-4510U(2.0GHz) / Intel HD Graphics 4400」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):2481 普通
・1280x720 :高品質(ノートPC): 1773 設定変更を推奨
・1920x1080:標準品質(ノートPC):1442 設定変更が必要
・1920x1080:高品質(ノートPC): 996 動作困難
VAIO Pro 13 | mk2 「VJP1321」
「Core i7-5500U (2.40GHz) / Intel Iris Graphics 5500」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):3386 やや快適
・1280x720 :高品質(ノートPC): 2230 普通
・1920x1080:標準品質(ノートPC):1844 設定変更が必要
・1920x1080:高品質(ノートPC): 1172 設定変更が必要
VAIO Z「VJZ13A1」
「Core i7-5557U(3.1GHz)Intel Iris Graphics 6100」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):4315 快適
・1280x720 :高品質(ノートPC): 2720 やや快適
・1920x1080:標準品質(ノートPC):2380 普通
・1920x1080:高品質(ノートPC): 1417 設定変更が必要
つい数年前までは、動作させることが困難とされていたFF XIVも設定次第でノートPCでもプレイできる時代に。
とは言いつつ、グラフィックと解像度を上げるとあっという間に動作が困難になる負荷の高さは相変わらずで外部GPUを搭載するデスクトップPCが有利というのは変わらず。
その中で、VAIO Pro 11 「Core i7-4510U(2.0GHz) / Intel HD Graphics 4400」よりも、VAIO Pro 13 | mk2「Core i7-5500U (2.40GHz) / Intel Iris Graphics 5500」と、プロセッサーの世代ごとにスコアをのばしているのがわかる。
さらに、VAIO Z「Core i7-5557U(3.1GHz)Intel Iris Graphics 6100」であれば設定を「高品質(ノートPC)」としてもようやく快適に動作できるところまで来たと思っていたら、VAIO S11「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」でも大きくスコアをのばしていて正直驚いた。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
●DirectX11
VAIO S11「VJS1111」
「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):3764 やや快適
・1280x720 :高品質(ノートPC): 2526 やや快適
・1920x1080:標準品質(ノートPC):1975 設定変更を推奨
・1920x1080:高品質(ノートPC): 1364 設定変更が必要
VAIO Pro 11 「VJP1111」
「Core i7-4510U(2.0GHz) / Intel HD Graphics 4400」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):2112 普通
・1280x720 :高品質(ノートPC): 1373 設定変更を必要
・1920x1080:標準品質(ノートPC):1110 設定変更が必要
・1920x1080:高品質(ノートPC): 732 動作困難
VAIO Pro 13 | mk2 「VJP1321」
「Core i7-5500U (2.40GHz) / Intel Iris Graphics 5500」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):2385 普通
・1280x720 :高品質(ノートPC): 1644 設定変更を推奨
・1920x1080:標準品質(ノートPC):1222 設定変更が必要
・1920x1080:高品質(ノートPC): 879 動作困難
VAIO Z「VJZ13A1」
「Core i7-5557U(3.1GHz)Intel Iris Graphics 6100」
・1280x720 :標準品質(ノートPC):2735 やや快適
・1280x720 :高品質(ノートPC): 2082 普通
・1920x1080:標準品質(ノートPC):1417 設定変更が必要
・1920x1080:高品質(ノートPC): 1079 設定変更が必要
そして、DirectX11でのテストを計測。
さらなる負荷の増加にともなって全体的にスコアは下がるものの、ここでもVAIO Z「Core i7-5557U(3.1GHz)Intel Iris Graphics 6100」よりもVAIO S11「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」のほうが高いスコアをマーク。
古いFF XIベンチ(DirectX 8.1 )ではイマイチだったものの、FF XIVベンチ(DirectX 9/11 )では、第6世代Coreプロセッサーの本領をおおいに発揮している事がわかる。
---------------------------
ベンチマークテストはあくまでもどの程度の性能なのかを知るための指標でしかないけれど、VAIO S11の「Core i7-6500U(2.50GHz) / Intel Iris Graphics 520」と第2世代ハイスピードSSD (PCIe Gen3) の組み合わせは、予想以上に高い性能を叩きだしていて、VAIO Zの性能に匹敵するほどで正直本当に驚いてしまった。
さらに、些細なことの積み重ねではあるけれど、webを開く、ダウンロードする、インストールするといった一連の動作も、タッチパッドで操作して、スクリーンショットをとったりコピペしたり、USBにデータ 移したり、再起動したり、ベンチマークのロード時間を待ったり、この作業の繰り返しの中でもサクサク順調にこなせる事もわかった。
こうしてきっちりとと高い性能を発揮してくれると、11.6インチサイズのWindows PCを持ち運んでどれくらい快適に使えるかというのはとても理解しやすいのではないかなと。
まだ続くよ。
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(プロローグ編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(外観と剛性、インターフェース編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ディスプレイ、LTEモデム編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(パフォーマンス編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(ベンチマークテスト編)
・11.6インチサイズで究極のツールとなる「VAIO S11」をねっとりレビューしよう。(番外編)
・VAIO S11 ソニーストア販売ページ
・VAIO 1周年記念キャンペーン第2弾、スタート
・”ビジネス全方位コンパクト″VAIO S11新登場
・他を凌駕するパフォーマンスを封じ込めるモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」(開梱編)
・他を凌駕するパフォーマンスを封じ込めるモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」(外観と使い勝手編)
・他を凌駕するパフォーマンスを封じ込めるモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」(パフォーマンスと信頼性編)
・他を凌駕するパフォーマンスを封じ込めるモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」(CPUとグラフィックのベンチマーク編)
・他を凌駕するパフォーマンスを封じ込めるモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」(メモリーとストレージ編)
・他を凌駕するパフォーマンスを封じ込めるモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」(SDカード転送速度編)
・モバイルPCにもデスクトップPCにもなれる圧倒的パフォーマンスのモンスタータブレットPC「VAIO Z Canvas」
・六本木ヒルズ内”Hills Cafe/Space”に期間限定で「VAIO Cafe」誕生、そしてさらに【VAIO meeting 2015 #2】を開催!
・長野県安曇野にある「VAIOの里」と呼ばれるVAIO本社で工場見学してきたよ。
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(開梱編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(外観編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(パフォーマンス編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(基本ベンチマークテスト編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(3Dグラフィックス系ベンチマーク編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(バッテリーライフ編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(過酷なバッテリーベンチマーク編)
・安曇野VAIOの本気、MONSTER PC 「VAIO Z」をいじり倒したい。(冷却ファン音/発熱テスト編)
ダマされちゃいけない、MONSTER PCの名を持つ安曇野産「VAIO Z」の真実。
・「My Sony Club」と「週アス(3/3号)」に、新VAIO Zの開発秘話たっぷり。
MONSTER TABLET PC “VAIO Z Canvas”
ソニーストア販売価格:249,800円(税別)~