ゲーミング有線イヤホン「INZONE E9」実機レビュー。長時間でも苦にならないつけ心地と集中できる遮音性の高さ。汎用性の高いUSB Type-C対応するオーディオボックス。
ソニーのゲーミングギアINZONE のシリーズに、軽量かつこれもまたソニー初の「完全密閉構造」を採用したゲーミングヘッドホン INZONE E9が登場。
音楽用のイヤホンは新モデルが出てくるどころか現行モデルが次々に販売終了していく中、ゲーミング向けの有線タイプのイヤホンとして投入してきた。
ソニーストア販売価格は、
。発売日は、2025年9月5日(金)。
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・INZONE E9 | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
・eスポーツチームFnaticと共同開発のゲーミングギアINZONE(TM) 6機種を発売 | ニュースリリース | ソニー
・ゲーミングギア INZONE(インゾーン) | ソニー
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目次
●ゲーミングヘッドホン INZONE E9(IER-G900)
発売日:2025年9月5日(金)
・ソニー初の完全密閉構造を採用したINZONE有線ゲーミングイヤホン
・軽量な本体設計(約4.7g)、「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」により快適な装着性
・3.5mmオーディオミニプラグ+USB Type-Cオーディオボックスで幅広い機器に対応
・Fnatic共同開発のFPS専用プリセットを3種用意
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●INZONE初投入となるゲーミング有線イヤホン『INZONE E9』
ゲーミングヘッドホン INZONE E9は、ソニーとしては初となるゲーミング用の有線イヤホン。
内容物は、INZONE E9 本体の他、USB Type-C(TM)オーディオボックス 、ノイズアイソレーションイヤピース(XS,S,M,L)、ハイブリッドイヤーピース(XS,S,M,XL)、キャリングケース、 ケーブルバンド。
おまけに、INZONE ステッカーも付属。
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INZONE E9のコンセプトは、長時間プレイすることを前提とした快適な装着性。
本体を耳との接触面で支える「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」を採用して、装着してみるととても小さくて耳への負担もとても少ない。
非常に軽いこともあわせて、長時間使用してもストレスを最小限に抑えることができる。
見た目はシンプルながら、外気につながる経路をなくした「完全密閉構造」を採用。
そのおかげで、物理的に周囲の騒音や雑音をシャットアウトしてくれる。
しかも、付属するイヤーピースは、音質とつけ心地のバランスが良い「ハイブリッドイヤーピース」と、遮音に特化した「ノイズアイソレーションイヤピース」の2種類が最初から揃っている。
「ノイズアイソレーションイヤーピース」を使うと、より遮音性が増す。
「ハイブリッドイヤーピース」のサイズは、XS、S、M、XLの4種類。
「ノイズアイソレーションイヤーピース」のサイズは、XS、S、M、Lの4種類。
「ノイズアイソレーションイヤーピース」を単体購すると、左右(2個)で1,980円という高価なシロモノ。
これらが最初から付属していると考えると、INZONE E9って実はかなりお買い得なんじゃないかと思えてくる。
装着スタイルは安定性を重視した耳にひっかけるタイプ。
そのイヤーハンガーについては音楽用モニターイヤホンIER-M7の形状をベースにして、さらに小型化して装着性を良くしている。
柔らかな樹脂素材を採用しているのでかんたんに付け外しできるし、いったん装着すればちょっとやそっとじゃ外れない安心感がある。
INZONE E9本体のケーブルを含まないドライバーの質量は約4.7g。
はかりに載せると4gと表示されて、1g未満まで計測できる精密なはかりじゃないと意味がないことに気づく。
ソニーの他の有線イヤホンのドライバーの重さと比べると以下のとおり。
イヤホン本体重量
INZONE E9:約4.7g
IER-Z1R:約26g
IER-M9:約11g
IER-M7:約9g
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しかもモニターステレオイヤホンは、音質を追求している結果としてドライバーユニットは大きくなりがち。
最上位のIER-Z1Rとドライバーを比べてみると、いかにINZONE E9が軽いだけでなくコンパクトだという事がよくわかる。
INZONE E9のハウジングは着脱式になっていて、ケーブル部分から取り外すことができる。
この機構のメリットとして、ケーブルに対してドライバーの向きを自由に回転できるため絡まることなく自由に調節できる。
着脱式プラグを見るとソニー製のモニターヘッドホンの形状と全く同じもの。
非推奨ではあるものの、自己責任でリケーブルもやろうと思えばできる。
実際に装着してみると、耳への圧迫感もないし、ハンガーが耳に追従しやすい事もあって完全ワイヤレスのようにもしかして外れてしまうかも?という心配がない。
加えて、「ノイズアイソレーションイヤーピース」を併用すると遮音性が爆上がりするので、確実にプレイに集中できる。
コンパクトで使い勝手の良いキャリングケース
ゲーミングヘッドホン INZONE E9には、持ち運び用のキャリングケースが付属。
表面はナイロン系の優しい手触りで、中身を保護するしっかりしたケース。
表面にはラバーで出来たNZONEロゴが付いている。
ケースのジッパーを開けると、内側にあるラバーバンドの弾力によってパカっと大きく開くため取り出しも楽ちん。
ちょうどこの中にまとめた有線イヤホンとUSBオーディオボックスを収納できる。
ラバーバンドの真ん中にあるボタンはマグネットになっていて、ケーブル類をかんたんに固定することができる。
オーディオボックスを介してPC用ソフト「INZONE Hub」から設定できる
USB Type-C端子のオーディオボックスも付属する。
オーディオボックスを使用することで、3.5mmオーディオジャックのない機器でも利用できるようになる。
ゲーミングヘッドホン INZONE E9をUSBオーディオボックス経由でPCに接続。
そうするとPC用ソフト「INZONE Hub」を利用して、「イコライザー」、「イコライザーのカスタマイズ」、「ダイナミックレンジの調整」、「サウンドプロファイルの作成・保存・インポート・エクスポート」、「立体音響」の設定ができる。
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イコライザーは、初期設定ではFlat(フラット)となっている。
それ以外に、Fnatic監修のFPS専用プリセットが3つ用意されている。
FPS-1・FPS-2がVALORANTチーム、FPS-3がApex Legendsチームが関わっている設定。
もちろん自分の好みにカスタマイズもできる。
ゲーム機やスマホに接続してみる。
ゲーミングヘッドホン INZONE E9を、「Nintendo Switch2」で使ってみる。
3.5mmオーディオジャックが備わっているので直接接続。
有線接続ならではの遅延とは無縁で、かつ遮音性も高くてポータブル利用するのであればかなり使いやすい。
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大画面テレビで遊ぶときも、ケーブルの長さが1.8mあるので「Nintendo Switch2」をそのままドックに載せても使えなくはない。
Nintendo Switch 2 Proコントローラーを使うのであれば、こちら側に3.5mmオーディオジャックがあるので距離関係なく有線のヘッドホンを利用できる。
どちらかというとこのほうが一般的かもしれない。
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ちなみに、ドックにUSBで接続したい場合、変換アダプターを別途用意すればUSBレシーバーの端子を変換することで利用できる。
USBオーディオボックスで接続すれば、USBオーディオとして「Nintendo Switch2」側で認識される。
「INZONE Hub」で設定したイコライザーで使いたい場合には、この接続方法で接続する必要がある。
もちろん3.5mmオーディオジャックを搭載しないスマートフォンでも、USB Type-Cオーディオボックスを使用すればINZONE E9を利用できる。
オーディオボックスが間にはさまるぶん少しかさばってしまうものの、遅延なくゲームプレイできると思えば有線接続のイヤホンはあると便利。
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●ゲーミングヘッドホン INZONE E9
ソニーであれば、ゲーム性能よりも音質を最重要視して大型ドライバーユニットを搭載したゲーミングイヤホンを出す選択肢もあったはず。
けれど、プロeスポーツチームとの共同開発することで、あくまでもゲームプレイ時の装着性や快適性、さらに音質設計を追求することでゲーミングヘッドホン INZONE E9を出してきた。
確かに使ってみると、ハンガータイプで外れにくい安心感がありながら、装着していても耳の不快感が極限まで低いので、これなら長く使い続けられる。
有線接続だからこその遅延ゼロというアドバンテージは当然として、周囲の邪魔な音も遮断してくれるので当然集中しやすい。
耳を密閉しすぎないでより長く使いたいと思えば「ハイブリッドイヤーピース」を選べばいいし、できる限りの不要な音をシャットアウトしたいのであれば「ノイズアイソレーションイヤーピース」を選べば良い。
足音や銃声といった聞き取りとして必要な音を拾いやすくしているおかげで、ゲーム内で敵の位置を把握しやすいことが少しでも有利に働くといった感覚。
ただ、本来の目的としてゲーム特化とは言いながらも、当たり前にスマホ用のヘッドホンとして使える。
というかゲーム用だけにするにはもったいない。
特に、3.5mmオーディオジャックを搭載するXperiaシリーズでは、それこそよりベターな有線接続のイヤホンを探し求めていた。
音質を極めたモニターヘッドホンを毎日持ち歩いて使うにはちょっと後ろめたさというか抵抗があるけれど、軽快な INZONE E9なら扱いやすいキャリングケースもあるし気を使わなくていい。
ワイヤレスヘッドセットと比べると配線がニョロニョロのびて邪魔だと思うことも正直あるけれど、絶対に落としてなくさない、遅延がなくてイライラしないという有線接続ならではの魅力がある。
しかも長く着けていられるということは、音楽や動画を視聴しても途中で聴き疲れもおきにくいということ。
ゲーム用としてはもちろんだとして、そこだけにとどまる必要はなくて、欲しいと思える有線接続ヘッドホンが不在のタイミングで、ちょうどいいところに現れてくれたイヤホンじゃないかと出会いに感動している。
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●「INZONE™」2025年新製品国内販売開始
発売日:2025年9月5日(金)
・INZONE H9 II | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
発売日:2025年9月5日(金)
・INZONE E9 | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
発売日:2025年9月5日(金)
・INZONE KBD-H75 | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
発売日:2025年9月5日(金)
・INZONE Mouse-A | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
![]() ゲーミングマウスパッド INZONE Mat-F |
![]() ゲーミングマウスパッド INZONE Mat-D |
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
発売日:2025年9月5日(金)
・INZONE Mat-F | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
・INZONE Mat-D | ゲーミングギア INZONE™(インゾーン) | ソニー
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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」モニターラインナップ
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ゲーミングモニター「INZONE M10S / M9II 」は、ソニーストアでお得に購入。割引クーポン、お買い物券、長期保証最大5年ワイドなどを活用。
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●ゲーミングギアブランド「INZONE™」ヘッドホンラインナップ
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE Buds
WF-G700N
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
ワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセット INZONE H9
WH-G900N/WZ
ワイヤレスゲーミングヘッドセット INZONE H5
WH-G500
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
ゲーミングヘッドセット INZONE H3
MDR-G300/WZ
・ソニーのゲーミングヘッドセット「INZONE H9」 /「INZONE H7」/ 「INZONE H3」実機レビュー。ゲームに集中できる快適な装着感とのめりこめる没入感。2.4GHzワイヤレスとBluetoothの2つ同時接続が超便利。
・2.4GHzワイヤレス接続は本当に低遅延なの?ソニーのゲーミングヘッドセット「INZONE H9 / INZONE H7 / INZONE H3」を、Bluetooth接続などと視覚的にわかりやすく比較してみる。
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