ソニー、有機ELゲーミングモニター「INZONE M10S」に、パネル焼き付き保証3年を追加。既存ユーザーも対象。

ソニーは2025年1月31日より、27インチQHD（2560×1440）480Hzの有機ELゲーミングモニターINZONE M10S（SDM-27Q10S）について、”3年の焼き付き保証“を追加することを発表。

内容としては、「有機ELパネルは液晶パネルに比べるとパネルの焼き付きが稀ではあるが発生しやすく、またゲーミングモニターはミニマップやヘルスバーなどを同じ位置にずっと映し続けるため心配」という声をもとに、パネルの焼き付き保証を追加した形。

保証については、これから購入するユーザーだけでなく、既に購入済みの場合にも適用される。

INZONE M10Sは、パネルの焼き付きが発生しないようにハードウェア／ソフトウェアで工夫していて、”ピクセルシフト”、”ピクセルリフレッシュ”、”パネルリフレッシュ”を実施している。

・お知らせ INZONE M10Sに焼き付き保証を追加 | ゲーミングギア INZONE（インゾーン） | ソニー

・INZONE M10S（SDM-27Q10S）[有機EL QHD 480Hz] | ゲーミングギア INZONE（インゾーン） | ソニー
・ゲーミングギア INZONE（インゾーン） | ソニー

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●INZONE M10S 焼き付き保証3年を追加

「INZONE M10Sに焼き付き保証を追加
平素は、ソニー製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

INZONE M10Sではパネルの焼き付きが発生しないようにハードウェア／ソフトウェアで工夫を施しており、安心安全の商品をお届けできるよう努めておりますが、 「有機ELパネルは液晶パネルに比べるとパネルの焼き付きが稀ではあるが発生しやすく、またゲーミングモニターはミニマップやヘルスバーなどを同じ位置にずっと映し続けるため心配」というお客様の声を頂きます。

既にINZONE M10Sをご愛好頂いている方にも、これからご購入頂く方にもさらに安心してご使用頂きたいため、このたび通常使用でパネルが焼き付いてしまい、パネルリフレッシュなどのトラブルシューティングを実施しても症状が改善しない方に向けて3年の焼き付き保証の実施を決定しました。」

お知らせの内容を見ると、ソニーとしてはパネルの焼き付きの発生をしないように対策していることがわかる。

ユーザーが確認できる焼き付き対策は以下の通り。

［ピクセルシフト］
モニターを使用中に、映像を表示する位置を少しずつ変化させることで画面を保護する機能です。
［切］：この機能を使いません。
［弱］、［中］、［強］：効果のレベルを選択します。

［ピクセルリフレッシュ］
モニターを長時間使用した場合の画面のムラを低減するため、画素ごとの補正を行ないます。

［パネルリフレッシュ］
モニターを長時間使用した場合の画面のムラを低減するため、画面全体の補正を行ないます。

これ以外にも焼き付かないように対策はとられているようだけれど詳細は不明。

今回は、パネル焼き付き保証3年を追加していることから、焼き付き対策について自信があることもわかる。

ただしあくまで”通常使用”として但し書きしているため、わざと焼き付くような状態で放置するのは電気代もかかるしやめておいた方が良い。

ちなみにソニーストアでは、メーカー保証内容3年無償となっている。

さらに故障に対して保証される5年ベーシックの他、多くのトラブルに対して保証してくれる5年ワイドにも加入することが出来る。

長く使用する予定があれば、画面割れなども保証してくれるソニーストアのワイド保証を購入時に選択する事をオススメする。

INZONE M10Sのファクトリーモードをチェックしてみると、ピクセルリフレッシュ回数やパネルリフレッシュ回数、モニターの起動時間などをチェックできる。

「INZONE M10S / INZONE M9 II」の ファクトリーモードへの入り方を発見！

Pixel Refresh C:0 T:0min　（ピクセルリフレッシュ回数・時間）
Panel Refresh C:0 T:0min　（パネルリフレッシュ回数・時間）
System Time: 0Hour 15Min　（システムタイム[起動時間]）

ファクトリーモードでは、今までのパネルの酷使状況を確認できるので、今後の使い方の目安にしやすい。

ゲーミングモニター「INZONE M10S」（1440p 480Hz OLED）に採用されているパネルは、LGディスプレイ製「LW270PHC」。

ちなみに、使用されているパネルは、有機ELメーカーとしては最大手のLGディスプレイ製「LW270PHC」ということもわかっている。

ただ今回の焼き付き保証については後からの対応となってしまった。

競技シーンに対して強くアプローチしているINZONE M10Sではあるものの、ユーザーとしてはどうしてもパネルの焼き付きは気になるもの。

保証がしっかりしている方が買いやすいのは間違いないので、ゲーミングブランドとして成熟するためにも他社と同等以上のサポートをお願いしたい。

ゲーミングモニター「INZONE M10S」(27インチ/QHD 2560×1440/480Hz/有機EL )開封レビュー。強烈なスペックと有機ELモニターの美麗映像の恩恵。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●ゲーミングギアブランド「INZONE™」新製品ラインナップ

ソニーストアで購入

ソニーストア （web）でご購入のさいに、以下バナーを経由してお買い上げいただくことで、当店の実績となります。

関連記事

INZONEゲーミングモニター最新有機ELモデル「INZONE M10S」アップデート配信(Ver. M005)。HDR映像入力時の輝度特性の改善。 ソニー新製品ゲーミングモニター「INZONE M10S / INZONE M9II」用のカラープロファイルが海外で配信開始。sRGB用とHDR用の２つ。 QHD(2560×1440)480Hz有機EL ゲーミングモニター「INZONE M10S」(SDM-27Q10S)に、性能違いのモデルが存在する？ 240Hz対応の下位モデルINZONE M10L (SDM-27Q10L)。 INZONEゲーミングモニター最新モデル「INZONE M10S / INZONE M9II」発表直後にアップデート配信。USBメモリーを使った簡易アップデートが可能に。