Xperia 1 VII から「外部モニター」アプリがなくなってる!?悲しんではいられないので、非公式ながら自力で使えるようにしてみる。
Xperia 1 VII では、Xperia 1 VI以前に搭載されていたカメラの映像を表示できる「外部モニター」アプリがプリインストールされていない。
幾度かのアップデートを重ねて「外部モニター」アプリはかなり使い勝手が良くなって重宝していたのにまさかなくなるなんて。
今後は、ソニー謹製のカメラアプリ( Monitor & Control や Creators App)がその役目を担うことになるのかもしれない。
けれど、「外部モニター」アプリを使いたいんだ!
ということで、非公式ではあるもののXperiaで失われたアプリを無理やり入れて使えないか試してみた。
・Xperia 1 VII 製品ページ
・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
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目次
●Xperia 1 VII からなくなった外部モニターアプリ。
各所に性能が爆上がりしているXperia 1 VII の中で、残念なことに「外部モニター」アプリ がなくなってしまっている。
例えば、Xperia 1 V、Xperia 1 VIなどでは、設定の [接続の詳細設定]から [外部モニター]をオンにすることでアプリが使えるようになっている。
ところが、Xperia 1 VII の設定をみてもその項目がない。
これを発見したのは「Xperia 15周年 ファン感謝イベント」の会場でのこと。
会場で中の人に聞いてみたところ、理由としてはソニーの別アプリ( Monitor & Control や Creators App)で近しいアプリが乱立していることが要因となっている様子。
だとしても、現状、Monitor & Controlは対応カメラが限られているし、Creators Appはリモート撮影でつかうためのもの。
「外部モニター」アプリは、手軽にUSBストリーミングの映像・音声を録画・配信できる便利なアプリだっただけになくなるのはもったいなさすぎる。
ないのなら、外部モニターアプリを自己責任でインストールしてみよう。
Android 15 にOSアップデートした「Xperia 1 VI」で、ソニー純正日本語入力アプリ「POBox Plus」と写真動画閲覧アプリ「アルバム」の動作をチェックしてみた。
【CAUTION!注意!】
外部よりアプリをインストールすると、動作が不安定になったり故障の原因になります。
この記事を読んで同様の事をして、万が一生じた損害は全て自己責任となり、当方やメーカーは一切その責を負いません。
という事で、非公式ではあるものの、Xperiaは既にプリインストールされていない日本語入力アプリ「POBox Plus」や、写真動画閲覧アプリ「アルバム」も古いアプリをインストールして自己責任で使用できている。
それと同じように、「外部モニター」アプリも無理やりインストールしてしまえば使えるんじゃないか?という事で試してみた。
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入手するひとつの方法としては、Googleなどで”External monitor apk” と検索して、外部モニターアプリのapkをダウンロードする。
このapk をインストールするという方法は、万が一にもスマホ本体が不安定になる場合もあるし、セキュリティのリスクも否めない。
ここを自分自身が理解したうえでチャレンジするしかない。
提供元が不明なアプリ(apk)をインストールするには、apkを手に入れたアプリ(ここではFile by Google)で許可する必要がある。
「設定」から、「アプリ」→「特別なアプリのインストール」→「不明なアプリのインストール」から「この提供元のアプリを許可」をONにする。
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注意書きにある通り、不明なアプリのインストールは行なうのはユーザー自身が責任を負う形となる。
今回インストールした「External monitor」のapkのバージョンは、7.0.A.0.8。(2024年5月更新バージョン)
Xperia のOSバージョンなどによっては、インストールできない場合もあるため、適したapkを自分で探すしかない。
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●ソニー公式には非対応の「外部モニター」アプリをXperia 1 VII で使ってみる。
インストール完了すると、「外部モニター」のアプリアイコンが現れる。
そもそもapkはどのAndroidでもインストール自体はできる。
けれど、インストールしたアプリがXperia 1 VIIでまともに利用できるのか?ということ。
まずは、条件の違うスマホでも試してみることにした。
ソニー製ではあるものの「外部モニター」アプリがプリインストールされていないミッドレンジのXperia 10 VI。
そして、ソニー製ではないもののハイエンドモデルのスマホ Xiaomi 15 Ultra。
結果としては、Xperia 10 VIとXiaomi 15 Ultraともにアプリはインストールできた。
しかしながら、カメラとUSBケーブルで接続してUSBストリーミングにしても端末側で認識はされず、映像が出力されなかった。
アプリ以外にも、スマートフォン内のソフトウェアなどが「外部モニター」アプリに対応していないと動作しないという事になる。
Xperia 1 VII とαカメラをUSBで接続、外部モニターアプリを起動して実際に使ってみる。
Xperia 1 VIIとα7C IIをUSB Type-Cケーブルで接続。
カメラの画面に現れたライブストリーミング(USBストリーミング)をタップ。
すると、「外部モニター」アプリの画面に、アクセス許可のメッセージが出た。
OKをすると、いつもどおり初回チュートリアルが表示された。
ソニーのカメラならでXperiaとカメラを接続し、USB接続モードから「ライブストリーミング(USBストリーミング)」を選択すれば、うまくいけばアプリに映像が表示される。
そして、Xperia 1 VIIでも「外部モニター」アプリを利用して映像を出力することが出来た!
ただし、公式にはプリインストールされていないアプリを強制的に入れていることには変わりない。
Xperia 1 VII自体が「外部モニター」アプリ非対応としている以上は、実際に動かなかい可能性も十分にありうる。
とはいえ、他社製スマートフォンや非対応のXperia 10 VIでは動作しなかったものが、Xperia 1 VIIでは利用できたという事実。
ということは、動作していてもサポートできない事を理由に見送ったのかもしれない。
実際にカメラに取り付けて「外部モニター」アプリを起動してみた。
カメラの動画撮影時にXperia 1 VIIをモニターとして利用できる。
カメラにあるモニターよりも、圧倒的に明るく大きく表示できるので、映像の細部まで確認することができる。
ひととおり試してみたところ、各種ディスプレイの表示設定も利用できた。
・グリッドライン
・フレームライン
・波形モニター
・フォルスカラー
・ゼブラパターン
・ピーキング
・ミラーモード(左右反転)
・表示設定のプリセット
使用感としてはXperia 1 VIと変わらず、おそらく使えない機能はおそらくないのではないかと思われる。
あるととても重宝するバックアップ録画も問題なく使える事を確認。
ライブストリーミングについても実際に配信を流すまでは至っていないものの、通信を使う動作は特別必要なトリガーがあるわけではないのでおそら問題なく動くはず。
静止画撮影で外部モニターアプリを使用する場合
デジタル一眼カメラαのUSBストリーミングは、あくまでも動画用のモード。
そのため、静止画撮影時にモニターを利用することが出来ないという弱点がある。
もしも静止画撮影時にXperia 1 VIIの「外部モニター」アプリを利用したい場合は、HDMIから映像を出力してそれをHDMIキャプチャーデバイスでUSBストリーミングしてXperiaに映像を送る必要がある。
実際にHDMIキャプチャーを挟んでカメラとXperia 1 VIIを接続。
すると、カメラの映像を、Xperia 1 VIIのモニターに表示することができた。
結果的には、Xperia 1 VIIで「外部モニター」アプリが利用できるところまでたどり着いた。
けれど、あくまでも非公式で動作させている事には変わりなく、何かの拍子に使用できなくなる可能性も否定できない。
特に、次回のOSアップデートのような大きなソフトウェアの変更があるとまた状況は一変するはず。
「外部モニター」アプリを利用することを主として考えると、Xperia 1 VIやHDMI入力に対応する5G対応ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」という選択肢もある。
もしくは、ソニー謹製アプリ( Monitor & ControlやCreators App)が「外部モニター」アプリなみの便利さになるように進化してくれる事を望む。
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●Xperia新製品、アクセサリー
Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:205,000円(税込)前後
12GB/512GBモデル:219,000円(税込)前後
16GB/512GBモデル:235,000円(税込)前後
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
Style Cover with Stand for Xperia 1 VII「XQZ-CBFS」
ソニーストア販売価格:5,000円(税込)前後
予約当初は、ケース単品販売がない可能性も。
その場合は本体購入時にセットで購入しよう。
Xperia 1 VI(XQ-EC44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:189,200円(税込)⇒179,300円(税込)(-9,900円)
12GB/512GBモデル:204,600円(税込)⇒ 189,200円(税込)(-15,400円)
16GB/512GBモデル:218,900円(税込)
カラー:ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレット
スペック:Snapdragon 8 Gen 3、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
16GBモデルはブラック、カーキグリーンのみ
・ソニー フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VI 」のことがわかる記事まとめ。実機レビュー、モデル比較、検証や設定チップスなど。
●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF
スペック:Snapdragon 8 Gen 2、メモリ8GB、ストレージ256GB、デュアルSIM対応、非Xperia、非防水
・5G対応ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」購入ページ
・ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」実機レビュー。カメラとUSBで接続して「Creatos’ App」アプリを即起動、USBテザー撮影(リモート撮影)や画像の高速転送が超快適。
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