「Xperia 1 VIII (XQ-GE44)」の性能をベンチマークテスト( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)から検証。Snapdragon 8 Elite Gen 5のパフォーマンスと発熱による挙動の傾向。

SIMフリーモデルXperia 1 VIII(XQ-GE44)の実機が届いたので、そのパフォーマンスを知るべくベンチマークを計測してみた。
「Xperia 1 VIII」は、最新のQualcomm社製「Snapdragon® 8 Elite Gen 5 Mobile Platform」と、ベイパーチャンバーを採用した放熱性能を高めたスマートフォンとされているため、これまでよりも高いパフォーマンスを発揮してくれるはず。
ただし、あくまでもXperia同士での比較と、連続で使用した場合など、ゲームプレイ時のFPSの変動についてどういった進化があるのか?を調査するためのもの。
その数値から他メーカーとの優劣のためのものではない点には留意して見てもらえると幸い。
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目次
●Xperia 1 VIII の性能をベンチマークテストで比べてみる。(Xperia 1 VII)

Xperia 1シリーズ直近の2モデルのスペックは以下のようになる。
「Xperia 1 VIII(XQ-GE44)」のSoCは、Qualcomm社製「Snapdragon® 8 Elite Gen 5 Mobile Platform」。
CPUのクロック速度は最大4.74GHz、GPUはAdreno 840。
メモリー(RAM)は12GB。
「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」のSoCは、Qualcomm社製「Snapdragon® 8 Elite Mobile Platform」。
CPUのクロック速度は最大4.32GHz、GPUはAdreno 830。
メモリー(RAM)は12GB。

まずは「AnTuTu Benchmark」でベンチマークを計測。
この検証は、あくまでもXperia同士で同じ条件で同じ負荷をかけた場合の数値的な推移を比較するため。
実際、「AnTuTu Benchmark」を走らせると、高負荷になるためかスマホ本体の温度によってスコアが変動する傾向にある。
「Antutuベンチマーク」のテスト比較

「Xperia 1 VIII(XQ-GE44)」Antutuベンチマーク(V11.1.2)
1回目:2886789 31.9~40.8℃
2回目:2776219(-3.8%)41.2~44.5℃
3回目:2362791(-14.9%)44.3~44.9℃
4回目:2293762(-2.9%)44.7~45.9℃
5回目:2312710(+0.8%)44.6~45.9℃
今年のフラグシップモデル「Xperia 1 VIII」で、「Antutuベンチマーク(V11.1.2)」を5回連続で実施した結果がこちら。
1回目が約288万、2回目が約277万、3回目が約236万、4回目が約229万、5回目が約231万。
繰り返して連続して計測することで熱が上昇するとスコアが低下していくものの、3回目以降についてはほぼ低下が落ち着いている。
スマホで連続してベンチマークテストをすると回数を重ねるごとにスコアが低下するのが一般的。
けれど、「Xperia 1 VIII」は回数を重ねても比較的高いスコアを維持している。
もちろん、他に高いスコアを維持する端末もあるかもしれないけれど、「Xperia 1 VIII」は45℃近い温度の状態でも高いスコアを維持しているというのが特徴と言える。
では、本体を冷却しながらベンチマークを計測するとどうなるのか?
外部冷却として本体にペルチェ素子の冷却デバイスを当てながらベンチマークを実行してみた。

<ペルチェ素子クーラーで本体を冷ましながら計測した場合>
スコア:3784414 28.8~35.8℃
すると、約378万というスコアとなった。
Xperia 1 VIIIは、本体背面デザイン(カメラバンプ)の形状となっているため、SoCのある部分を直接冷やすことはできなかったもののこれだけのスコアとなった。

「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」Antutuベンチマーク(V11.1.2)
1回目:2547133 27~40℃
2回目:2306780(-9.4%)39.9~43℃
3回目:2111486(-8.5%)43~44.9℃
4回目:2071804(-1.9%)44~45℃
5回目:2055237(-0.8%)43.9~45℃
次に、2025年のフラグシップモデル「Xperia 1 VII」で、「Antutuベンチマーク(V11.1.2)」を5回連続で実施。
1回目が約254万、2回目が約230万、3回目が約211万、4回目が約207万、5回目が約205万。
繰り返して連続して計測して熱が上昇するとスコアが低下していくものの、「Xperia 1 VIII」と同様に3回目以降についてはほぼ低下が落ち着いている。
温度グラフを見ると徐々に本体温度が上昇していき45℃あたりを上限として、スコアが減少していることがわかる。
2モデルを比べると「Xperia 1 VIII」のスコアが1段高く、高負荷なゲーム時ではGPUスコアが高い「Xperia 1 VIII」が有利になる可能性がある。
「Xperia 1 VII」 でも外部冷却として本体にペルチェ素子の冷却デバイスを当てながらベンチマークを実行してみた。

ペルチェ素子クーラーで本体を冷ましながら
スコア:2947149 34.7~34.9℃
すると、約294万というスコアとなった。
外部冷却を使った伸びしろは、
・Xperia 1 VIII:約288万→約378万(130%UP)
・Xperia 1 VII :約254万→約294万(115%UP)
伸びしろとしては「Xperia 1 VIII」の方が圧倒的に大きい。
SoC「Snapdragon® 8 Elite Gen 5」についてわかった事は、冷却をすることでベンチマークのスコアが大きく上昇すること。
返せば、「Xperia 1 VIII」はベンチマークテストでは最大限の性能を引き出す熱設計をしていないという事になる。
あくまでも、実利用を優先した範囲で高いパフォーマンスを維持する熱設計となっているのだと思われる。
正直な話、スマートフォンを利用するさいに最高性能を常時引き出す使い方をすることは稀で、通常利用時に必要な性能を引き出せる本体設計のほうがユーザーとしてはありがたい。
3DMark Benchmark

つぎに長時間ゲームプレイをした場合でのパフォーマンスの変化を知るため、ベンチマークテスト「3DMark」の最も負荷の高い「Wild Life Extreme」を20回連続でまわし続ける「Wild Life Extreme Stress Test」での負荷を試してみた。
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![]() |
「Xperia 1 VIII(XQ-GE44)」スコア推移
6753、6265、4788、4396、4366、4362、4363、4364、4361、4060
3562、3564、3439、3250、3160、3074、3208、3076、2974、3111
平均:4024.8
「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」スコア推移
6236、5417、4514、4205、4207、4208、4207、4204、4206、4203
4207、4204、3770、3595、3638、3543、3492、3467、3367、3374
平均:4113.2
今回のテストでは、「Xperia 1 VIII」は最高スコアが高くなっている。
そのかわりに発熱は増えてしまうため、サーマルスロットリングが発生して後半のスコアが落ち込んでいる事も確認できる。
その影響で、20回の平均スコアは「Xperia 1 VII」よりも低くなっている。
「Xperia 1 VIII」に備わるSoC「Snapdragon® 8 Elite Gen 5」のポテンシャルは高いものの、そのパフォーマンスを長く維持させるには、環境温度が低いか、もしくは強制的に端末を冷却するなどの外的要因によるものが大きいと思われる。
![]() Xperia 1 VIII |
![]() Xperia 1 VII |
スコア以外にも、20回計測中の「バッテリー消費」、「本体温度」、「フレームレート」の3項目の推移も見て取れる。
「Xperia 1 VIII(XQ-GE44)」
バッテリー:75%から65%へ減少(約10%減少)
本体内温度:34℃~50℃
フレームレート:8FPS~50FPS
「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」
バッテリー:75%から65%へ減少(約10%減少)
本体内温度:35℃~50℃
フレームレート:6FPS~47FPS
平均スコアについては低くなったものの、最高・最低フレームレートは「Xperia 1 VIII」の方が高い結果となった。
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![]() |
「Xperia 1 VIII(XQ-GE44)」リネーム版スコア推移
6708、5976、4661、4364、4362、4366、4365、4366、4366、3850
3752、3557、3291、3080、2908、2901、2944、2896、2926、2813
平均:3922.6
バッテリー:64%から54%へ減少(約10%減少)
本体内温度:35℃~50℃
フレームレート:7FPS~50FPS
ちなみにベンチマークブーストを仕込んでいないかをチェックするために、リネームしたアプリを使って「Xperia 1 VIII」のベンチマークを再度実施してみた。
結果としては大きなスコアの違いや傾向はなく、ベンチマーク時に性能を盛る行為は行われていない。
当然といえば当然だけれど、念のため。
「Xperia 1 VIII」と「Xperia 1 VII」内部ストレージの違い。

内臓ストレージに、「Xperia 1 VIII」と「Xperia 1 VII」でアクセススピードの違いがあるのか?
アプリ「CPDT Benchmark」でストレージのアクセススピードを計測してみた。
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| Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII | Xperia 1 VII (昨年) | |
| シーケンシャル書込 シーケンシャル読込 ランダム書込 ランダム読込 |
1.52 GB/s 2.58 GB/s 154.4 MB/s 61.3 MB/s |
1.04 GB/s 1.35 GB/s 39.8 MB/s 30.4 MB/s |
1.37 GB/s 3.11 GB/s 119.3 MB/s 46.6 MB/s |
結果をみると、「Xperia 1 VIII」は、昨年の「Xperia 1 VII」よりもシーケンシャル読込が低くなっているものの、ランダム書き込み/読み込みが高速になっている。
今年あらためてテストした「Xperia 1 VII」は、1年でそれなりにストレージにデータが保存されているため、万全の状態ではない可能性もある。
ストレージの性能比較は、どちらが優れているか比較するのが難しいものの、「Xperia 1 VIII」の方が若干向上しているようにも見える。

他のベンチマークアプリでも比較をしてみた。
アプリ「AnTuTu Benchmark」内のストレージテストで再度テスト。
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| Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII | Xperia 1 VII (昨年) | |
| シーケンシャル読込 シーケンシャル書込 ランダム読込 ランダム書込 マルチランダムアクセス ランダムアクセス AI読み込み マルチAI読込 合計スコア |
3797 MB/s (26728) 4107 MB/s (30561) 1594 MB/s (63344) 2022 MB/s 891 MB/s (6191) 126 MB/s (36628) 755 MB/s (12306) 419 MB/s (31819) 207577 |
4138 MB/s (29135) 3307 MB/s (24605) 1476 MB/s (48417) 1275 MB/s 1040 MB/s (7223) 45.1 MB/s (13081) 394 MB/s (6426) 394 MB/s (29909) 158796 |
4019 MB/s (39972) 3333 MB/s (38246) 984 MB/s (84851) 904 MB/s – – 432 MB/s (17280) – 180349 |
「AnTuTu Benchmark」のストレージテストの結果を見ても、「CPDT Benchmark」の結果と同じ傾向となっていて「Xperia 1 VIII」のストレージ性能の方が総合的な性能は高く見える。
「Xperia 1 VII」は万全の状態ではない可能性もあるので、発売当時の別バージョンのテスト結果も掲載しておく。
性能の違いは、Qualcomm社製「Snapdragon® 8 Elite Gen 5 Mobile Platform」がストレージ性能に影響を及ぼしているとも考えられる。
実際の体感でそのスピードの差を感じる事はほぼないとはいえ、例えば巨大なデータのゲームのロードする時間や、PCと接続して大きなデータの受け渡しをする場合などのレスポンスに少なからず影響はあるかもしれない。
ストレージの性能テストの一環として、microSDカードのベンチマークも試してみた。
![]() |
| microSDカード | |||
| シーケンシャル書込 シーケンシャル読込 ランダム書込 ランダム読込 |
18.56 MB/s 41.90 MB/s 4.02 MB/s 9.16 MB/s |
microSDのカードによってばらつきがかなりあるためいろいろと変えてみたところ、最大で30MB/s程度のシーケンシャル書き込みが出ることを確認。
ただし結果からすると、今回もmicroSDカードの書き込み読み込み速度の改善は行なわれていない模様。
とはいえ、データ保管用としては必要最低限な速度を確保しつつ、2TBまでのmicroSDカードに対応している事こそ貴重。
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●Xperiaシリーズ過去最高のパフォーマンス。高性能(高発熱)SoCとうまく付き合っていきたい「Xperia 1 VIII」

「Xperia 1 VIII」のベンチマークテストを計測してみたところ、今までのどのXperiaシリーズよりも高いパフォーマンスを発揮することは確認できた。
その一方で、SoCの「Snapdragon® 8 Elite Gen 5」は高性能ゆえの発熱がある事もわかった。
もちろん高負荷なゲームを最高性能で安定してプレイするのであれば、別途冷却できるゲーミングコントローラーを利用するという方法もある。
ただそれはあくまでもゲーミングスマホ的な用途に限ったものであって、もちろん一般的な使い方であればストレスなく動作できる。
高温になった後もベンチマークが熱停止することもなく非常に安定している。
高いパフォーマンスを長く維持できるという事は、カメラで動画撮影についても問題なく使い続けられる事にもつながるはず。
次はぜひ実用として使っての検証をしてみたい。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。
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●合計1.5万円Xperia 1 VIII 発売記念キャッシュバックキャンペーン(※エントリー期間に注意)

「Xperia 1 VIII 発売記念キャンペーン」は、キャリアモデル・SIMフリーモデル関係なく、エントリーして購入・応募すると、1万円相当のポイントまたはキャッシュバックを受け取ることができる。
SIMフリーモデルで考えてみると、ソニーストアのお買い物券などを考慮すると実質21.5万円程度~購入することが出来る。
・Xperia 1 VIII 発売記念キャンペーン | Xperia (エクスペリア) スマートフォン | ソニー
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●Xperia 1 VIII関連製品

Xperia 1 VIII(XQ-GE44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:235,400円(税込)
12GB/512GBモデル:251,900円(税込)
16GB/512GBモデル:268,400円(税込)
16GB/1TBモデル :299,200円(税込)
カラー:グラファイトブラック、アイオライトシルバー、ガーネットレッド、ネイティブゴールド(SIMフリーモデル限定)
スペック:Snapdragon 8 Elite Gen 5、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~1TB、デュアルSIM対応、ミリ波対応

Xperia 1 VIII純正カバーケース XQZ-CBGE
ソニーストア販売価格:5,500円(税込)
※リングストラップ付属
・Style Cover with Stand for Xperia 1 VIII「XQZ-CBGE」製品ページ
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●Xperia SIMフリーモデル ラインナップ
Xperia 1 VII(XQ-FS44)

Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:189,200円(税込)
12GB/512GBモデル:209,000円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
ソニー フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII 」のことがわかる記事まとめ。実機レビュー、モデル比較、検証や設定チップスなど。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。
Xperia 10 VII(XQ-FE44)

Xperia 10 VII(XQ-FE44)
ソニーストア販売価格:74,800円(税込)
カラー:チャコールブラック、ホワイト、ターコイズ
スペック:Snapdragon 6 Gen 3、メモリ8GB、ストレージ128GB、デュアルSIM対応
SIMフリーモデル対応バンド
5G:n1, n3, n28 , n77, n78, n79
LTE:Band 1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 41, 42
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