話題のベンチマークブーストが気になって、ソニー「Xperia 1 VII」と「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」、「Galaxy Z Fold7」の3モデルでベンチマークテストを試してみた。

スマートフォン業界で、最近話題になっているベンチマークの時だけブーストされるという件について。
正確には、ベンチマークテスト中に端末の制限を解除してテスト結果をよくする行為があるのではないか?という話。
そこで、自分の持っているAndroid端末でもこうした事があるのか?心配になったので、ベンチマークアプリ「3DMark」で簡易に調べてみた。
・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
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目次
●話題のベンチマークブースト問題、業界で常態化しているのか?Xperiaは大丈夫?
・3DMarkやAnTuTuベンチマークで本当の3D性能や発熱特性を計測できない理由とは?メーカーの不正で無意味な結果に(参考サイトAndroPlus)
いわゆる”ベンチマークブースト”というのは、ベンチマークアプリを実行している時だけ一時的に熱制限やCPU・GPUのサーマルスロットリングを解除して結果を良くするという行為のこと。
参考までに、動画や記事リンクを参考にするとわかりやすい。

ちなみに、通常アプリごとに異なる処理をすること自体は「最適化」と呼ばれるもので特に問題があるわけではない。
実際にゲームアプリでプレイするさいに、ゲームごとに要求するCPU・GPUの処理性能は異なる。
このとき最適な性能を提供できるのであれば、それだけ無駄な処理・発熱が抑えることができてユーザーにとっても有益な機能と言える。

例えば、Xperia 1 VIIではゲーム側が指定するフレームを描画した結果をもとにXperia独自のCPU、GPUなどのシステム最適化を描画フレーム中心に行うなどして、高品質な描画を長時間プレイできる機能「FPS Optimizer」を搭載している。
これもある意味、端末側で制御しているとも言える。

ただし今回話題になっているのは、スマートフォンの性能の参考となるべきベンチマークアプリに対して「最適化」を施している事。
通常使用ではありえないスマートフォンの限界に近い動作で実行させてテスト結果を良くすると、本来は基準や指標となる数値を測定するベンチマークテストの信憑性が薄れてしまう。
わかりやすく言えば、同じSoCを搭載するスマートフォンでも、ベンチマークブーストしている端末とそうでない端末では結果が大きく異なってくる。
そうなると、ベンチマーク結果を良くするためにブースト(最適化)するメーカーも出てくるという事なのだろう。
気になる「Xperia 1 VII」のベンチマークは?

もともとベンチマークテスト自体は参考程度に見るものではあるけれど、手持ちのスマートフォンではどういった挙動なのか気になるのも事実。
ベンチマークテストは、アプリ名を偽装することでベンチマークブースト(最適化)を回避できるらしい。
そこで今回は、AndroPlusさんの所にあるパッケージ名を変更したベンチマークアプリ「3DMark」を使用して試してみた。
使用アプリのバージョンは、以下の通り。
正規ストア版:2.6.5047
パッケージ名変更版:2.5.4969
バージョンが異なるものの、通常通り動作すればベンチマーク結果に大きな違いは出てこないと思われる。
Xperia 1 VIIの設定は特に何もせずにそのまま実行。(ゲームエンハンサーへの登録や設定は未実施)
| 正規ストア版 | パッケージ名変更版 |
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「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」スコア推移(正規ストア版)
6490、5772、5764、5541、4969、4596、4607、4404、4186、4188
4174、4103、4138、4108、4112、4069、4092、4061、4065、4065
平均:4575、安定性:62.6%
「Xperia 1 VII(XQ-FS44)」スコア推移(パッケージ名変更版)
6769、5936、5931、5695、5053、4738、4582、4437、4191、4231
4228、4191、4188、4186、4187、4193、4186、4191、4188、4186
平均:4674、安定性:61.8%
「正規ストア版」と「パッケージ名変更版」のベンチマーク結果は以上のとおり。
結果としては、いずれにしてもスコアの数値、推移、安定性に大きな違いはなかった。
万が一にもベンチマークブーストが起きていれば、「パッケージ名変更版」と「正規ストア版」の結果が大きく違っているはず。
| 正規ストア版 | パッケージ名変更版 |
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フレームレートや端末温度についても、大きな差はなかった。
本体温度についても43℃程度に収まっている。
Xperia 1 VIIでは「3DMark」におけるベンチマークブーストは施していないと思われる。
もしもソニーの超絶技術力で「パッケージ名変更」に対応して偽装しているのでは?と疑う人もいるかもしれないけれど、だとしたらそもそものベンチマーク結果はもっと突出したものになっているはずである。
●他の端末でも試してみた。
「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」(Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載)

偽装アプリが正しく動作しているの?という事と合わせて、Xperia 1 VII以外の端末でも同様のテストをするとどうだろう?
残念ながら”ゲーミングスマートフォン”に類する端末を持っていないけれど、手持ちのスマートフォンでも同様のテストを試してみた。
使用端末は、「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」(Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載)。
| 正規ストア版 | パッケージ名変更版 |
![]() |
![]() |
「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」端末スコア推移(正規ストア版)
6580、5591、5557、5361、5260、5124、5092、5062、4858、4780
4779、4780、4773、4774、4772、4756、4315、4770、4494、4380
平均:4993、安定性:65.6%
「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」端末スコア推移(パッケージ名変更版)
5772、5776、5617、5315、5197、5109、5025、4966、4924、4885
4854、4816、4791、4240、4575、4315、4042、4236、4296、4108
平均:4843、安定性:70%
Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しているため、もっと高いスコアが出てくる事を期待していたけれど、平均値がXperia 1 VII(8 Elite搭載)より少し高い程度に収まっていた。
「正規ストア版」と「パッケージ名変更版」の違いもほぼ誤差レベルに留まっていた。
| 正規ストア版 | パッケージ名変更版 |
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![]() |
本体温度についても、48~49℃付近で落ち着いている。
「正規ストア版」の最初の一回目のみスコアが高いのは、開始温度が26℃付近と少し低かったことが関係していると思われる。
ただし、「パッケージ名変更版」の後半のベンチではフレームレートが乱高下している。
フレームレートの最高スコア・最低スコアのグラフを見ると、ベンチの一部分シーンで最高設定時とほぼ同等のフレームレートを出していることから、そのシーンでは温度が下がってCPU・GPUクロックの制限が一時的に改善したと考えられる。
フラグシップのSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しているスマートフォンとしてはかなり控えめな印象。
「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」は、そもそもコンセプトが撮影をメインとした端末という事もあって、ベンチマークブーストのようなものは施されていないのではと思われる。
「Galaxy Z Fold7」(Snapdragon 8 Elite for Galaxy搭載)

次に、「Galaxy Z Fold7」(Snapdragon 8 Elite for Galaxy搭載)でも試してみた。
| 正規ストア版 | パッケージ名変更版 |
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![]() |
Galaxy Z Fold7スコア推移(正規ストア版)
6598、5400、4700、4296、4040、3919、3839、3792、3732、3691
3685、3627、3569、3573、3556、3543、3464、3469、3469、3476
平均:3972、安定性:52.5%
Galaxy Z Fold7端末スコア推移(パッケージ名変更版)
6036、4643、4227、3863、3668、3604、3521、3532、3503、3522
3507、3486、3457、3461、3433、3460、3443、3386、3409、3405
平均:3728、安定性:56.1%
Snapdragon 8 Elite for Galaxy搭載の「Galaxy Z Fold7」についても、誤差レベル。
スコア推移ついても、同じような動きとなっている。
同様のSoCを搭載するXperia 1 VIIと比べて全体的にスコアが低いのは、折りたたみ端末であるため安定性を考慮した設計になっているのかもしれない。
| 正規ストア版 | パッケージ名変更版 |
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![]() |
温度推移についても、どちらも36℃におさまる低発熱に抑えられている。
あえて最高パフォーマンスを出さない制御をしているのか、実用面で困らない程度に性能を抑えていることがわかった。
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●ベンチマークテストはあくまでも参考程度に。当たり前だけど実使用が最も重要。
今回、Xperia 1 VII、「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」、「Galaxy Z Fold7」の3モデルでの「3DMark」ベンチマークの結果としてはどの端末も現実的なスコアだった。
Xperiaシリーズは昔から、同じSoCを搭載するスマートフォンよりもベンチマークスコアが低いと揶揄される事があったけれど、むしろ危険なブーストをしていない事がわかってひとまずは安心。
また、「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」は撮影体験を主体とした端末であるし、「Galaxy Z Fold7」は折りたたみ機構を持った薄型の端末という事もあって、ゲーミングに特化することを必要としていない。
海外メーカーの端末はベンチマークブーストをしているのではと懐疑的になってしまうかもしれないけれど、そうした端末ばかりではないという事もわかった。
とは言え、一般的にはベンチマークテストの結果がわかりやすい指標でもあると同時に、この数値だけを信じてしまうのは早計だということ。
かつてはベンチマークテスト「AnTuTu」アプリでも似たような事例があった。
自身のスマートフォンのレビューについても、今後は実使用をメインとしたものにするべきだと改めて考えさせられた。
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●Xperia開催中のキャンペーン

・Xperia 買い替えるとこんなに変わる! Go to 1 & 10 キャンペーン | Xperia (エクスペリア) スマートフォン | ソニー
Xperia 1 VII 購入の場合 5,000円分
Xperia 10 VII 購入の場合 2,500円分
ドコモモデル:dポイントプレゼント
auモデル:Pontaポイントコード還元
ソフトバンクモデル:PayPayポイントプレゼント
SIMフリーモデル:現金キャッシュバック
購入期間
2026年1月30日(金)0:00 ~ 2026年3月31日(火)23:59
応募期間
2025年1月30日(金)10:00 ~ 2026年4月6日(月)10:00
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●Xperia SIMフリーモデル ラインナップ
Xperia 1 VII(XQ-FS44)

Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:189,200円(税込)
12GB/512GBモデル:209,000円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
ソニー フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII 」のことがわかる記事まとめ。実機レビュー、モデル比較、検証や設定チップスなど。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。
Xperia 10 VII(XQ-FE44)

Xperia 10 VII(XQ-FE44)
ソニーストア販売価格:74,800円(税込)
カラー:チャコールブラック、ホワイト、ターコイズ
スペック:Snapdragon 6 Gen 3、メモリ8GB、ストレージ128GB、デュアルSIM対応
SIMフリーモデル対応バンド
5G:n1, n3, n28 , n77, n78, n79
LTE:Band 1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 41, 42
Xperia 5 IV(XQ-CQ44)

Xperia 5 IV(XQ-CQ44)
ソニーストア販売価格:84,700円(税込)
カラー:ブラック
スペック:Snapdragon 8 Gen 1、メモリ8GB、ストレージ256GB、デュアルSIM対応
・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
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