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デジタル一眼カメラ α1「ILCE-1」に、最新機能を多数搭載した大型ソフトウェアアップデート修正版 Ver. 2.01が配信開始。ネットワーク関連の不具合を解決。

デジタル一眼カメラ α1 「ILCE-1」に、ネットワーク接続場合があり一時的に公開停止していたアップデートデータを修正した、Ver.2.01 の本体ソフトウェアアップデートを配信開始。

α1は、今回のアップデートによってようやく最新モデルと同等の使い勝手になるまでに向上し、不具合も修正されている。

・デジタル一眼カメラアップデート情報などお知らせ一覧

・α1 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

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●α1 アップデート手順と注意点

α1をアップデートするには、今回のタイミングではPC(Windows/Mac)に接続してのみの方法になる。

また、アップデートの内容が多岐にわたって機能追加や大幅な仕様変更しているため、”アップデートをすると、カメラの設定が初期値にリセットされる”

保存機能を使ってカメラの設定状態を保存していたとしても、Ver.1.32以前の設定をVer.2.00以降のカメラで読み込むことはできない。

失って困る場合は、カメラの設定値をあらかじめメモしておく必要がある。

webサイトにあるアップデートファイルからアップデートファームウェアをダウンロード。

アップデート工程は、2回行う必要がある。

それぞれ、セットアップウィザードの手順どおりに進めればOK。

・ILCE-1 本体ソフトウェアアップデート (Windows) Ver. 2.01
 ファイルサイズ:1473 MB


アップデートが完了した後は、カメラ本体が再起動して背面液晶に再び表示されれば終了。

メニューの「設定」から「セットアップオプション」→「バージョン」を確認すると、ボディ:ILCE-1 Ver.2.01 となっている。

ここで、[ソフトウェアアップデート]が追加されている。

これは、SDカードでのアップデートで利用するためのもので、今後はPCに接続が必須ではなくメモリーカードの利用もしくは、「Creators’ App」を利用してのアップデートも可能になる。

既に修正前アップデートを実施している場合

一時停止前に既にアップデートを行ない、中間バージョンであるVer.1.35や、Ver.2.00の場合は、「Update_ILCE1V201.zip」内にあるアップデートプログラム「02_Update_ILCE1V201.exe」のみを実施すればよい。

メモリーカードによるアップデートを実施すると思われたが、Ver.1.35の場合はPCを利用しなければならないし、Ver.2.00のユーザーのみのために別アップデートデータを用意するというのも、手間だったり混乱の元なので、PCオンリーのアップデートとしているのだろう。

次のアップデートからはしっかりとメモリーカードからのアップデートになると思われる。

1.モバイルアプリケーションへの対応
・Creators’ Appに対応しました。
・Monitor & Controlに対応しました。

2.撮影・再生機能の追加
・メディア間でのリレー再生ができるようになりました。
・ブリージング補正に対応しました。
・メインカメラのシャッタータイミングと連動して複数のサブカメラのシャッターを切る連動レリーズ機能に対応しました。
・モニターとファインダーが消灯時、Remote Camera Toolの画面上でフォーカス枠が表示されるようになりました。
・手振れ補正のボディ・レンズ協調制御に対応しました。
・FTP転送状態などの複数の条件を使って再生する画像を絞り込むことができるようになりました。
・1つのフォルダー番号に記録できる画像が最大9,999枚になりました。
・マルチ/マイクロUSB端子経由でのタイムコード入力に対応しました。タイムコード供給源となる機器などと本機を接続して、タイムコードを合わせることができます。
・複数のIPTC Presetの登録/切替に対応しました。
・C2PAフォーマットに対応しました。(ライセンスの提供時期は未定です)
・任意のカスタム・グリッドラインを表示できるようになりました。

3.FTP転送・ネットワーク機能の追加
・カメラの画像を直接Creators’ Cloudにアップロードできるようになりました。
・プロテクトした動画・静止画を自動でFTP転送予約できるようになりました。
・FTP転送で転送した動画/静止画に自動でプロテクトができるようになりました。
・FTP転送において、指定した画像を優先的に転送できるようになりました。
・USBストリーミング機能に対応しました。
・セキュアプロトコルにSFTPを追加しました。
・ワイヤレスLANのセキュリティがWPA3-SAEに対応しました。
・Creators’ AppやImaging Edge Desktopからのリモート撮影や画像転送の接続時に、よりセキュリティを向上する機能を追加しました。

4.その他
・ネットワーク接続ができない場合がある事象を改善しました。
・FTP転送で画像が正しく転送されない場合がある事象を改善しました。
・静止画を保存するフォルダー名の設定を変更したあと、バッテリーを取りはずすと初期値(MSDCF)に戻る事象を改善しました。
・電源のOFF/ONでタイムコードが保持されない場合がある事象を改善しました。
・動画撮影時の拡張ISOでの露出安定性を改善しました。
・機能と動作安定性の向上をおこないました。

アップデート後のα1の変化

最新UIに更新


α1がVer.2.00になったことで、メニューに「メイン画面」が新たに追加されている。

細かいところでは、バッテリーアイコンも刷新されるなど、αシリーズ最新モデルと同様の使い勝手で操作できるようになった。

今までは、1つの画像フォルダ内に記録される画像の最大枚数が4,000枚までだったものから、9,999枚まで記録できるようになった。

ソニーのカメラはフォルダ容量を超えると、新しくフォルダが作られるため、写真を大量に撮影したときに、フォルダも複数作成されることがあった。

メディア間でのリレー再生対応、FTP転送状態などの複数の条件を使って再生する画像を絞り込みが可能に

2つのスロットに入っているメモリーカードのデータを順番に再生することが可能に。

今までは、一つのスロットを選択して、そのデータしか確認できなかったものの、スロット1のデータの再生が終わるとスロット2のデータを再生することができる。

また、再生時に表示する画像を、FPT転送状況やレーディングプロテクトなどの有無でフィルターすることも可能になった。

動画撮影時にレンズ情報もメタデータとして記録

今回アップデートしたα1、α7SIII、α7 IV の3モデルでは、動画のメタデータにレンズの情報が見られるようになっていた。(画像参照)

アップデートする前までは、カメラ情報は出てくるもののレンズ情報はなかった。
(例:α7CII のレンズ情報は現時点では表示されていない。)

 

α7 IV + SELP1635G の場合。

カメラ modelName=”ILCE-7M4″
レンズ modelName=”FE PZ 16-35mm F4 G”
と表記。

マウントアダプタ経由のAマウントレンズの情報も見える。

α7 IV + LA-EA4 + SAL1855 で撮った場合。
レンズ modelName=”DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM”

マウントアダプタ経由のシグマのレンズの場合
α7 IV + LA-EA4 + シグマ 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM

レンズ modelName=”24-70mm F2.8″
このあたりはレンズの簡易情報のみ。

モバイルアプリケーションへの対応(Creators’ App、Monitor & Control)

α1は、今まで以前のアプリ「Imaging Edge Mobile」対応にとどまっていたけれど、最新のスマホアプリ「Creatos’ App」に対応。

「Creatos’ App」は、カメラで撮影した動画・静止画を簡単にクラウドサービスへアップロードするスマートフォン向けアプリ。

USBテザー撮影で高速データ伝送ができるようになって快適さが増している。

・「Creators’ App」アプリが進化!カメラとスマホ間を有線接続して、カンタンにUSBテザー撮影(リモート撮影)や画像の高速転送。Xperia、iPhone、Android タブレット、ウォークマンに対応。

 

マルチ/マイクロUSB端子経由でのタイムコード入力に対応

タイムコードの出力端子を搭載したビデオカメラなどと本機を接続して、タイムコードを合わせる事が可能に。

タイムコードを合わせるには、以下のアダプターを購入する必要がある。

品名:アダプターケーブル VMC-BNCM1(別売)
番号:A-5051-506-A
全長:0.2m

複数のIPTC Presetの登録/切替に対応

IPTC情報というのは、IPTC(International Press Telecommunications Council)によって策定された、デジタル画像に含まれるメタデータの標準規格のこと。

撮影時の情報をより細かく入力でき、撮影した画像にメタデータとして付加することができる。

この情報をプリセットとして登録することができるが、今までは切り替えすることができなかった。

今回のアップデートで、最大20個のIPTC情報を登録・切り替えが可能になる。

C2PAフォーマットに対応しました。(ライセンス提供時期未定)

ソニーの真正性カメラソリューションとして、C2PAフォーマットに対応。

ただし、アップグレード ライセンスを通じて提供されるほか、現時点では一部の報道機関が利用できるのみ。

任意のカスタム・グリッドラインを表示

・α7 IV「ILCE-7M4」向け「カスタムグリッドライン」機能追加の有償ライセンスを2024年3月に発売すると、海外ソニー公式が発表。PNGファイルでグリッドラインを最大4つまで登録可能。今後多くのカメラで対応予定。α向け有償機能販売が増えていくかも?

カスタムグリッドラインの追加は、単純にグリッドラインの種類が増えるわけではなく、任意に用意したグリッドラインを使用できるようになる。

登録できるのは最大4つまでのカスタムグリッドラインで、電子ファインダー、モニター、HDMIを介した外部モニターでもグリッドラインを表示することができる。

これは以前海外で発表された機能で、現時点では日本でのライセンス販売は確認できていない。

海外の価格は149ドル(約2万2千円)とかなり高額だが、永久ライセンスとなる。

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