ソニー フラグシップヘッドホン「WH-1000XM6」最新アップデート多数の機能を追加。Bluetooth接続の切り替え(音質優先/接続優先/低遅延)、「通話時の自分の声の取り込み」を全ての外音コントロールに適用、Quick AccessとScene-based Listeningに「YouTube Music」を追加 etc
ソニーが販売する業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を搭載するワイヤレスステレオヘッドセットのオーバーヘッドモデル「WH-1000XM6」と、完全ワイヤレスモデル「 」について、2025年7月1日大規模なアップデートが行われた。
共通する内容として、「Sound Connect」アプリのQuick AccessとScene-based Listeningに対応するサービスを追加、Bluetooth接続方法の切替選択肢の追加、 本体ソフトウェアのセキュリティ強化。
「WH-1000XM6」のアップデート内容について、詳細をチェックしてみた。
・ワイヤレスステレオヘッドセット本体ソフトウェアVerアップデートのお知らせ
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●ワイヤレスオーバーヘッドセットWH-1000XM6アップデート内容詳細
アップデート内容
「WH-1000XM6」
[1] Quick AccessとScene-based Listeningに対応するサービスを追加しました。
[2] 「通話時の自分の声の取り込み」機能を全ての外音コントロールに適用しました。
[3] 一部のスマートフォンにおいて、Bluetooth接続方法の切替を、「音質優先」、「接続優先」、「低遅延」の3つから選択できるようになりました。
[4] 音声コントロールの対応言語に、フランス語、ドイツ語、スペイン語を追加しました。
[5] USB Type-C端子の水濡れを検出できるようになりました。
[6] 本体ソフトウェアのセキュリティを強化しました。
[7] その他の機能改善をしました。
[1] Quick AccessとScene-based Listeningに対応するサービスを追加
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「Sound Connect」アプリ内にある「Quick Access」と「Scene-based Listening」に使用できるサービスが追加。
Amazon Music、Endel、Spotifyに続いて、今回新たにYouTube Musicが加わった。
「Quick Access」に、YouTube Musicを登録すると、本体をダブルタップするとおすすめの曲を再生してくれる(YouTube Music Quick Access)。
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「Scene-based Listening」も同じようにYouTube Musicの選択肢が増えた。
例えば、ヘッドホンを装着するとスマートフォンを操作することなく自動で音楽を再生してくれたり、ウォーキングやランニング、ジムといったシーンを感知して音楽を再生してくれる。
連携する音楽の選択肢として、Amazon Music、Endel、Spotify、YouTube Musicから選べる。
[2] 「通話時の自分の声の取り込み」機能を全ての外音コントロールに適用しました。
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「通話時の自分の声の取り込み」は、通話中に自分の声をより聞こえやすくするため、マイクから話している自分の声も取り込む機能。
この機能は今まで、[ノイズキャンセリング]の時のみにしか有効にならなかったものから、今回のアップデートで[外音取り込み]でも[オフ]でも適用できるようになった。
ちなみに、不要な場合は「通話時の自分の声の取り込み」はオフにすることもできる。
[2] 一部のスマートフォンにおいて、Bluetooth接続方法の切替を、「音質優先」、「接続優先」、「低遅延」の3つから選択できるようになりました。
「Sound Connect」アプリ内で、従来はbluetooth接続品質として「音質優先」か「接続優先」を選ぶものから、対応するスマートフォンであれば「低遅延」が追加された。
「低遅延」は、Xperia 1 VIIやXperia 1 VIのようなLE Audioに対応したスマートフォン向けの機能。
iPhoneなどのLE Audio非対応スマートフォンでは利用することが出来ない。
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今までは、「Bluetooth Classicモード」から「Bluetooth LE Audioモード」に切り替える必要があったLE Audio(LC3)接続をより簡単に切り替えできるようになった。
ただし簡単になったのは、「Sound Connect」アプリの操作ががわかりやすくなっただけ。
切り替えの手順としては、その他にもスマートフォン本体設定に移動して、接続中のヘッドセットのLE Audio機能を開いてオンオフの変更する必要がある。
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また、アプリには「ヘッドホンをClassic Audio接続専用に変更」する機能が追加されている。
これらの切り替えの面倒なところや、強制的にClassic Audio接続専用に変更する機能があるあたりは、アプリ側というよりはAndroid OS側の仕様が大きく絡んでいるように思われる。
[5] USB Type-C端子の水濡れを検出できるようになりました。
もしも万が一にも「WH-1000XM6」のUSB Type-C端子に水が侵入したときに水濡れを検出できるようになった。
水濡れを検出すると、ヘッドホンから音声ガイダンスでアナウンスが流れる。
<水濡れ検出時の音声ガイダンス>
「ヘッドホンのUSB端子に水分が検出されました。充電しないでください。」
・USB Type-C端子に水分が検出されている状態で、電源を入れてヘッドセットを装着したとき
・電源を入れてヘッドセットを装着している状態で、USB Type-C端子に水分が検出されたとき
「ヘッドホンのUSB端子に水分が検出されています。バッテリー残量が少なくなりましたが、充電しないでください。」
・電源を入れてヘッドセットを装着している状態で、USB Type-C端子に水分が検出され、さらにバッテリー残量が少なくなったとき
・バッテリー残量が少なくなった状態で、USB Type-C端子に水分が検出され、さらに電源を入れてヘッドセットを装着したとき
「ヘッドホンのUSB端子に水分が検出されなくなりました。充電が可能です。 」
・ッテリー残量が少ない状態で、電源を入れてヘッドセットを装着している際に、USB Type-C端子に水分が検出されなくなり充電が可能になったとき
[4] 音声コントロールの対応言語に、フランス語、ドイツ語、スペイン語を追加しました。
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自分の声で音楽を操作できる「音声コントロール」。
対応言語が「日本語」「英語」「中国語」に加えてアップデートにより、「スペイン語」「ドイツ語」「フランス語」まで広がった。
「音声コントロール」は、日本語の場合は”ハローヘッドホン”に続けて、”再生して”、”音量を上げて”、”ノイキャンにして”といった言葉で操作できる。
無理に使う必要はないけれど、手が話せない時には便利な機能。
その他アップデート
[6] 本体ソフトウェアのセキュリティを強化しました。
[7] その他の機能改善をしました。
その他、セキュリティ強化、その他アップデート内容に詳細はないものの機能改善も施されている。
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●本体ソフトウェアアップデート対象製品
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」
ソニーストア販売価格:59,400円(税込)
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