2015年新フラッグシップモデルとして国内先行発表された「Xperia Z4」
ソニーモバイルコミュニケーションズから、スマートフォンXperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」を発表。
・進化したフラッグシップスマートフォン『Xperia™ Z4』を導入仲間との撮影やシェアを楽しめる、広角25mmフロントカメラ搭載高音質なワイヤレス音楽再生を可能にするLDAC™に対応
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●Xperia ZシリーズとしてブラッシュアップしたXperia Z4。
「Xperia Z4」は、Xperia Zシリーズ特有のオムニバランスデザインを引き継いで、フレームにはアルミ板から削り出したメタルフレームと背面に強化ガラスを採用。コーナー部分には、使い込んでも輝きと色味を失わない樹脂の二層加工を新たに施している。
ディスプレイサイズは、5.2インチ(解像度1920 x 1080)と、「Xperia Z3」と同サイズのままで、本体の厚みを7.2mmから6.9mmへとさらに薄型化。「Xperia Z3」よりも8g、「Xperia Z2」よりも19gも軽くなっている。
本体サイズサイズは、長さ約146 mm×幅約72mm×厚さ約6.9mm、
質量は、約144g。
見た目ではあまり変化がないように見えるけれども、ついにMicroUSB端子のカバーがなくなり、本体真下に移動し、キャップレス防水となった。さらに、Z1シリーズから採用されていたマグネットタイプの充電端子がオミットされて全体の印象はよりシンプルに見受けられながら、カラーリングは金属的な質感を上げた印象を強めている。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、カッパー、アクアグリーンの4色展開。
IP65/IP68相当の防水性能と防塵性能はもちろん引き続き搭載。
プロセッサーには、64ビットのQualcomm Snapdragon 810(MSM8994)/2.0GHz+1.5GHzオクタコアを採用、メモリー3GBのRAM、とよりパワフルに快適に動作するスペックになっている。
内部ストレージ(ROM)は32GB、外部メモリーは、microSDXC 128GBまで対応。MicroSDカードとnanoSIMカードは同じトレイに載せて本体に挿入するタイプに変更となっている。
通信機能としてはLTEのカテゴリー6に対応して、下り最大225Mbpsに。Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)に加えて、複数のアンテナを利用して高速化できるMIMOも新たに備える。他、Bluetooth 4.1、近距離無線通信規格のNFCを装備。
バッテリー容量は2,930mAhで、バッテリー容量としては「Xperia Z3」よりも170mAh少なくなっているものの、約17時間の長時間連続通話時間(3G)を保ち、待機中の動作を制限して駆動時間を長持ちさせる「STAMINA®モード」も搭載する。
OSは、Android 5.0(Lollipop)。
ディスプレイはより視野角の広いIPSパネルを採用、幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」やLive Color LEDを搭載してより鮮やかに映像に表現、ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」を搭載して、動画もよりリアリティー豊かに再現する、といったXperiaの高画質部分は継続。
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背面カメラには、コンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型の約2,070万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileを搭載。Gレンズは25mmと広角撮影が可能。画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を搭載してISO感度も、スマートフォンでありながら静止画でISO12800、動画時でも3200と非常に高感度に、暗所でもノイズを低減した、動く被写体もブレを抑えた鮮明な画像を撮影できる。動画撮影は、4K(3840×2160/30p)で記録が可能。
フロントカメラには、焦点距離25mmの広角レンズと約510万画素のイメージセンサー Exmor R for mobileを搭載。シャッターを押す際のブレ防止や、0.5/2/10秒と、3種類のセルフタイマーのパターンの設定ができるので、自撮り機能を大幅に強化した。
新しく追加された機能として、プレミアムオートに料理をより綺麗に撮影できる「料理モード」を追加。他、好みのスタイルを選択し、被写体を特徴的に際立たせる「スタイルポートレート」や、撮影した顔を動物などの顔と合成ができる「ARマスク」といった新しいカメラアプリも追加されている。
オーディオ機能としては、CDを上回る豊かな情報量を持つハイレゾオーディオ音源の再生も可能。MP3やAACといった圧縮音源の解像度を
ハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE HX技術を搭載する。
専用のイヤホンを使用することで、周囲の騒音を約98.0%カットできるデジタルノイズキャンセリング機能も搭載する。
今回、Xperia Z4には、Bluetoothで接続した際に、従来(SBC)の最大約3倍のデータを転送できる「LDAC」にも対応。ワイヤレスでもハイレゾ音源に限りなく近いデータ量で高音質を楽しむ事ができる。
また、使用しているヘッドホンで一定時間音楽を聴いていると、ヘッドホンの周波数特性を測定して、最適な音質になるよう自動調整する機能も搭載するので、自前のヘッドホンでもよりイイ音で楽しむ事ができる。
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今回はMWC2015に間に合わなかっ「Xperia Z4」がここにきてようやくお披露目。実際、姿を現しただけにすぎなくて、発売は今年の夏を予定という事で国内でどういったふうにどこから発売されるのかは伏せられたままになっている。
というか、スマートフォンのフラッグシップ機が国内先行で発表されるという事自体がかなり珍しい事のように思える。(発表会では、「Xperia Z4」はグローバルモデル標準という立ち位置とはちょっと異なるような言及の仕方だったけれど。)
今回の「Xperia Z4」のスペックを見渡すと、「Xperia Z3」からスペックアップをしているものの、劇的な進化というものがあるわけではなくて、まぁそれは、「Xperia Z2」の後に「Xperia Z3」が登場した時もその変化量は大きくはないけれど、「Xperia Z/Z1」あたりのモデルからすると進化点も随所にあるので、買い替えタイミングとしてはいいかもしれない。
中身としては確実に性能が上がっていながら6.9mmという薄さは、一時期「Xperia Z1」の8.5mmや「Xperia Z2」の8.2mmからすると、相当な薄型化でこれは手にするとかなりのインパクトになると思われる。しかも、今回フレームがより金属の質感を重視した処理になっている事もあわせて、質感はかなり良くなっているので、これは実機を自分の手で握ってサワサワスリスリして確かめてみたい。
出来るなら、So-netのMVNOという展開で、ソニーストアから素の「Xperia Z4」として出して欲しくて、ぶっちゃけキャリアに改悪されるのはカンベンして欲しいけど、今回もやっぱり無理かなー(;◔ิд◔ิ)
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