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Xperia 10 VII の公式分解動画をSony UK(ソニーイギリス)のサポートページに公開。専門リサイクル業者向けの情報として掲載。


Sony UK(ソニーイギリス)では、新発売されたXperia 10 VIIの分解動画を公開。

ただしこの動画は、イギリスの専門リサイクル業者向けに公開しているもので、一般向けではない点については留意が必要。

動画内では、ディスプレイパネルや背面パネルを取り外し、各種基板・部品の取り外ししている様子がわかる。

日本では、専門業者以外での修理などは電波法違反の可能性があるので注意が必要。

・Xperia 10 VII 製品ページ

・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー

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●Xperia 1 VIIの分解動画


Xperia 10 VIIの分解動画は、Sony UK(ソニーイギリス)の公式サイト内にあるXperia 10 VIIサポートページに掲載。

一般向けではないので、専門リサイクル業者向けの情報と記載されている。

背面パネルの取り外し


分解にはまず背面パネルの取り外しから行う。

取り外し前に、前もって取り出しておけるSIMトレイ(microSDトレイ)を取り出しておく。


動画では、背面に吸盤を取り付けてシーリングが外れるように物理的に隙間をこじ開けるという思ったよりも力技で隙間を作っている。

人の手で無理に1か所に力を入れるよりも確実で安全に取り外すための隙間を開けることもできるのだろう。


その後、空いた隙間にギターピックを挿し込み周囲のシーリングを取り外す。


Xperia 10 VIIの場合、背面には重要な部品やワイヤレス充電用のパッドを搭載していないようで、背面パネル自体はフレキを切ってしまう心配があまりない模様。

背面部分には、フラッシュなどの部品もないので安心して取り外せる。

基板①の取り外し


背面パネルを取り外しただけではまだ背面パッドやメインではない基板(フレーム)があるためそれを取り外す。

動画ではネジ留め箇所も教えてくれているのでわかりやすいものの、修理業者向けの動画のため、一旦使用したネジについては再利用しないように案内されている。


ネジを取り外した後に、基板を取り外す。

固定用のホックの位置も教えてくれるのは、業者向けの解説動画ならでは。


裏面のフレームなどの取り外しが完了。

黒いシートのようなものは、熱伝導性を高めるグラファイトシートと思われる。

ここでようやくカメラユニットや、メイン基板の全体が確認できる。

メインの広角カメラは、これまでよりも非常にユニットが大きいことがわかる。

Xperia 10 VIIの内部を見ると、接着で固定している部分がほとんどないことがわかる。

分解も容易で、部品の調達が難しいこと以外は修理自体は比較的簡単な部類に見える。

バッテリーの取り外し

バッテリーの取り外し前に、バッテリーの接続と、メイン基板以外の接続を行っているFPCをあらかじめ外しておく。

バッテリー取り外しのさいに、接着剤と一緒に外れて基板を破壊するのを防ぐためのようだ。


内蔵バッテリーは接着されているとはいえ、一応取り外し用のフィルムがあるので、そのフィルムを引っ張れば取り外すことができる。


きれいに剥がせればフィルムを切ることなく取り外しできる。

iPhoneの分解動画などをみると、ほとんどの場合途中でフィルムが切れていることが多いので、Xperia のほうがバッテリーは取り外しやすいように思える。

最新のiPhone 17シリーズのように、バッテリーごとねじ止めするようなモジュール化されているとより交換しやすいけれど、Xperia 10 VIIのようなバッテリー固定方法でも外しやすいだろう。


バッテリーと接着剤を取り外すとかなりすっきりとした外観となる。

フレキシブル基板は、メインボートと下部分の基板、ディスプレイ、サイドキーに接続するためのものとわかる。

基板②(メイン基板・カメラモジュール)の取り外し

メイン基板を外していくけれど、フロントカメラは今の状態からでも取り外し可能。

固定用 兼 放熱用のテープを外すとモジュールごと取り外すことができる。


メインの広角カメラも簡単により外せる。


次に超広角カメラのユニットも取り外す。


カメラのモジュールをすべて取り外した状態。

カメラ背面部分には熱を逃がすためのシートが確認できる。

フラグシップモデルのXperia 1 VIIよりもカメラのユニットは簡単に取り外すことができるようになっている。


カメラを取り外して、ようやくメイン基板を取り出す。

メイン基板も横からフックで上にあげつつ取り出すことになる。


メイン基板を取り外すと、あと本体側にあるのは、スピーカーのユニット、3.5mmオーディオジャックユニット、ワイヤレス用のアンテナなどだけになる。


3.5mmオーディオジャックユニットは、メイン基板を外さないと交換できないため、壊れないように注意しておいた方がよさそうだ。

下側ユニットの取り外し


下部のユニットの取り外し。

この中に、USB Type-C端子、スピーカー、振動用バイブレーター、マイクなどを含んだユニットが格納されているため、多くのネジで留められている。



Xperia 10 VIIの黒い丸はバイブレーター、白黒のケーブルはアンテナ用のケーブルとなる。

受話用マイクなどもこちらに搭載されている。

その他部品の取り外し


物理的なシャッターボタン、ボリュームキー、電源指紋認証ボタンなどは細いFPCで接続されている。

ただし、ボタン自体ははんだ付けされているわけではないので、電源ボタンなどもコネクタでの接続となっている。

ディスプレイの取り外し


ディスプレイの取り外し自体は、背面パネルと同様に吸盤をくっつけて引っ張り隙間を作ることで中にアクセスしていく。


背面パネルと違い、ディスプレイは割れやすいため慎重に接着剤を剥がしていく。


右下側には、ディスプレイと基板の接続用のフレキシブル基板があるため切らないように注意しよう。


ねじ止めを取り外して、ディスプレイを交換できる。


背面から見た時に、LCMと書かれているフレキシブル基板と接続されている赤枠部分がディスプレイのフレキシブル基板部分。

動画ではわざわざすべて分解しているけれど、ディスプレイ交換だけであれば、背面にアクセスしなくてもディスプレイを取り外すことは可能のように見えるため、修理も簡単にできそうだ。


全体的にXperia 10 VIIの分解動画を見る限りでは、分解自体は比較的容易に見える。

正直なところ日本でわざわざ分解する必要性はないけれど、不可逆的な箇所がほぼないためハード設計自体はとても良く出来ている。

そんなことより、日本向けのXperia 10 VIIの発表を早くしてほしいところだけれど、中身が気になる人も購入後分解してしまう必要がなくなる公式動画はありがたい。

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●Xperia 10 VII 商品情報


Xperia 10 VII
ソニーストア販売価格:未定

2025年9月中旬頃発売予定

カラー:チャコールブラック、ホワイト、ターコイズ

スペック:Snapdragon 6 Gen 3、メモリ8GB、ストレージ128GB、デュアルSIM対応

SIMフリーモデル対応バンド
5G:n1, n3, n28 , n77, n78, n79
LTE:Band 1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 41, 42

・Xperia 10 VII 製品ページ


Xperia 10 VII

・Qualcomm社製「Snapdragon® 6 Gen 3 Mobile Platform」を採用
・メモリストレージは8GB / 128GB構成
・6.1インチFHD+(2340 x 1080) 19.5:9 120Hz対応ディスプレイ
・本体サイズ約72mm×約153mm×約8.3mm、重量約168gのスリム軽量ボディ
・10シリーズで初めてシャッターボタンを搭載
・超広角カメラ、広角カメラのイメージセンサーが大型化
・エンクロージャー構造フロントステレオスピーカーを搭載
・3.5mm有線オーディオジャック搭載、Bluetooth送信電力2倍、アダプティブビットレート、LDAC対応
・かこって検索、Google Geminiに対応
・OSアップデート最大4回、6年間のセキュリティアップデートに対応
・2日間バッテリーが持つ大容量バッテリー5000mAh
・4年後も快適に使える長寿命バッテリー設計


Style Cover for Xperia 10 VII「XQZ-CBFE」
ソニーストア販売価格:未定

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●Xperia 1 VII ラインナップ 販売再開


Xperia 1 VII(XQ-FS44) 
ソニーストア販売価格:

12GB/256GBモデル:204,600円(税込)
12GB/512GBモデル:218,900円(税込) 
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル

スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応

・Xperia 1 VII 製品ページ

ソニー フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII 」のことがわかる記事まとめ。実機レビュー、モデル比較、検証や設定チップスなど。

Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。

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ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ


Xperia 5 IV(XQ-CQ44)
ソニーストア販売価格:89,100円(税込)⇒84,700円(税込)
カラー:ブラック/エクリュホワイト/グリーン
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)

36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 2,300円(税込)
1回目のみ 4,200円(税込)

スペック:Snapdragon 8 Gen 1、メモリ8GB、ストレージ256GB、デュアルSIM対応

・SIMフリーモデル「Xperia 5 IV(XQ-CQ44)」実機レビュー。余計なロゴや消せないシステムアプリもなく、ストレージ256GBへ大容量化、多バンド対応。「Xperia 1 IV」の性能をコンパクトボディに凝縮。

・Xperia 5 IV 製品ページ


Xperia 10 VI(XQ-ES44)
ソニーストア販売価格:59,400円(税込)⇒53,900円(税込)(-5,500円)
カラー:ブルー、ブラック、ホワイト

スペック:Snapdragon 6 Gen 1、メモリ6GB、ストレージ128GB、デュアルSIM対応

・「Xperia 10 VI(XQ-ES44)」SIMフリーモデル 実機レビュー。Snapdragon 6 Gen 1 を搭載してバランス良いミッドレンジスマートフォンに進化。

・Xperia 10 VI 製品ページ


5G対応ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」
ソニーストア販売価格:159,500円(税込)
10%OFFクーポン適用価格:143,550円(税込)

●ソニーストア割引クーポン10%OFF
●提携カード決済で3%OFF

スペック:Snapdragon 8 Gen 2、メモリ8GB、ストレージ256GB、デュアルSIM対応、非Xperia、非防水

・5G対応ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」購入ページ

・ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」実機レビュー。カメラとUSBで接続して「Creatos’ App」アプリを即起動、USBテザー撮影(リモート撮影)や画像の高速転送が超快適。

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