シャッターボタンを搭載、デザインを刷新した「Xperia 10 VII」を発表。OSアップ4回、セキュリティ6年サポートする安心感、Snapdragon 6 Gen 3搭載するミッドレンジスマートフォン。

ソニーは、今秋発売を予定していたミッドレンジモデル「Xperia 10 VII」を、2025年9月12日(金)に発表。
「Xperia 10 VII」は、カメラユニットが縦から横スタイルになり従来のモデルから大幅にデザインを変更。
アスペクト比21:9ディスプレイから、フラグシップモデルと同じアスペクト比の19.5:9 ディスプレイを採用。
リフレッシュレートについては、ついに120Hz対応となった。
SoCには、Qualcomm社製「Snapdragon® 6 Gen 3 Mobile Platform」を採用して、性能も向上している。
カメラには、シャッターボタンをXperia 10シリーズとして初めて搭載。
メインの広角カメラセンサーには5000万画素の大型化センサーを搭載して、低照度性能がアップしている。
高画素な広角カメラをクロップすることで、画質劣化のない光学2倍相当のズームにも対応、これにより超広角、広角、標準域(望遠)までを撮影できる。
スピーカーには、10シリーズとして初めてフルエンクロージャー構造フロントステレオスピーカーを搭載。
充電なしでも2日間バッテリーが持つ大容量バッテリー5000mAhを搭載して、4年経っても劣化しにくい長寿命バッテリーで安心して使用できる。
メモリ及びストレージは8GB/128GBを搭載。(従来よりもメモリー増量。)
カラーバリエーションは、チャコールブラック、ホワイト、ターコイズ。
発売は、9月中旬以降を予定。
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目次
●新スタンダードとなる Xperia 10 VII スペック
Xperia 10 VII
・Qualcomm社製「Snapdragon® 6 Gen 3 Mobile Platform」を採用
・メモリストレージは8GB / 128GB構成
・6.1インチFHD+(2340 x 1080) 19.5:9 120Hz対応ディスプレイ
・本体サイズ約72mm×約153mm×約8.3mm、重量約168gのスリム軽量ボディ
・10シリーズで初めてシャッターボタンを搭載
・超広角カメラ、広角カメラのイメージセンサーが大型化
・エンクロージャー構造フロントステレオスピーカーを搭載
・3.5mm有線オーディオジャック搭載、Bluetooth送信電力2倍、アダプティブビットレート、LDAC対応
・かこって検索、Google Geminiに対応
・OSアップデート最大4回、6年間のセキュリティアップデートに対応
・2日間バッテリーが持つ大容量バッテリー5000mAh
・4年後も快適に使える長寿命バッテリー設計

SoCは、Qualcomm社製「Snapdragon® 6 Gen 3 Mobile Platform」を採用。
今回のSnapdragon® 6 Gen 3は、Xperia 10 VIの Snapdragon 6 Gen 1 と比べて性能が明らかに向上。
普段使いはもちろん、極端に負荷の高いゲームでない限りは十分にプレイできるCPU・GPU性能。
搭載メモリー・ストレージは、RAM 8GB、ROM 128GB。
Xperia 10 VI からメモリーは2GB増量されている。
ストレージが128GBしかないため、大容量のゲームアプリを複数インストールするのは厳しい。

とは言え、microSDカードスロットを搭載するため、音楽や動画ファイルの保存や、サブスクアプリのキャッシュ用として利用できるため、容量の少なさをカバーできる。
最大2TBまでのmicroSDカードを利用できるため、クラウドに頼らずともローカルにデータを大量に保存できる。
ディスプレイは、約6.1インチのFHD+(2340 x 1080) 19.5:9 120Hz有機ELディスプレイを搭載。
アスペクト比がフラグシップモデルのXperia 1 VIIと同じになり、ようやく足並みが揃った。
そして、Xperia 10シリーズとしては初めて120Hzに対応したおかげで、サクサクの操作感が期待できる。
ただし、可変ではないので、バッテリーライフを長くしたい場合は、60Hzに設定変更するという方法もある。
ボディが新筐体となったことで、Xperia 10シリーズ初のフルエンクロージャー構造のスピーカーを採用。
筐体へのノイズを低減して低音域から高音域までよりクリアなサウンドが楽しめる。
そして、他社のスマホではほぼ絶滅しかけている3.5mm有線オーディオジャックを今なお搭載。
しかもただ搭載するだけでなく、従来よりもLRチャンネルクロストークを低減することで、クリアさや立体感、音圧を改善。
有線接続とワイヤレス接続いずれもハイレゾ音源に対応するというソニーならではのこだわりがある。

Bluetooth接続のコーデックは、LDACに対応して高音質視聴が可能。
Xperia 1 VIIと同じく、Bluetooth送信電力が従来モデルよりも最大2倍に。
アダプティブビットレートにも対応なったおかげもあわせて、対応するワイヤレスヘッドホンであれば混雑した環境でもより途切れにくいという恩恵がある。
ソニー独自のAI技術で高精度にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」にも対応する。

カメラは、2つのレンズで3つの倍率(0.7倍、1.0倍、2.0倍)で撮影が可能。
焦点距離とセンサー構成は、以下の通り。
・16mm F2.4 有効画素数約1300万画素(記録画素数約1200万画素) 1/3″センサー
・24mm F1.9 有効画素数約5000万画素(記録画素数約1200万画素) 1/1.56″ Exmor RS™ for mobile センサー
48mm F1.9 記録画素数約1200万画素
具体的には、まず超広角カメラは、センサーサイズが1/4インチから1/3インチに大型化して、画素数も800万画素から1300万画素に向上している。
メインとなる広角カメラは、センサーサイズが1/2インチから1/1.56インチと1.6倍も巨大化。
暗所でも被写体を明るく、くっきりと撮影できる。
広角カメラの24mmは、2倍ズームのときは有効画素数5000万画素の中央部分をクロップして、1200万画素で記録。
通常のデジタルズームにくらべて画質劣化のない焦点距離48mmの撮影ができる。

そして、上位モデルXperia 1/5シリーズに搭載されていシャッターボタンをXperia 10シリーズとして初めて搭載。
半押しには対応しないものの、カメラアプリの起動、写真撮影が可能。
長押しすれば動画の撮影もできる。

また、カメラアプリ以外の場面でも、シャッターボタンを押すことでスクリーンショットを撮ることもできる。
例えば、ゲームプレイ中にシャッターを押すことでスクリーンショットを撮影できたりとかなり重宝する。

「Xperia 10 VII」は、Xperia 10 VIの縦長デザインから、本体デザインは実用性を優先したアスペクト比のデザインに変更。
具体的には、以下のようにサイズが変化。
Xperia 10 VII(横×縦×厚さ):約72mm×約153mm×約8.3mm、約168g
Xperia 10 VI(横×縦×厚さ):約68mm×約155mm×約8.3mm、約164g
横が4mm長くなり、縦が2mm縮んで、重さが4g増加した。
大きく変わったのはカメラユニットで、縦ではなくGoogle Pixelのような横の配置になっている。
そしてカメラユニットの隣にはSONYロゴが刻印されている。

また、側面のフレーム部分(左下)に、Xperiaのロゴが刻印されている。
サイドにXperiaロゴが入るのは、Xperia Zシリーズぶり。
デザインが大きく変わったことで新鮮な感覚を受けるし、オマケに床置きしたときにカタカタ揺れないという恩恵もある。

カラーバリエーションはベーシックカラーのチャコールブラックやホワイトに加えて、個性の強い印象的なターコイズの3色。

本体は、防水性能 IPX5/IPX8、防塵 IP6Xに対応。
ディスプレイには耐衝撃性や耐久性にすぐれたCorning® Gorilla® Glass Victus2を採用している。
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5000mAhの大容量バッテリーを搭載して、2日間充電なしで使えるスタミナ設計。
<参考>
Xperiaユーザーのバッテリー使用プロファイル標準値から、インターネット閲覧・動画閲覧・ゲーム・その他の機能を1日あたり360分利用(1080分の待機時間)することを想定したテストで、48時間利用してもバッテリーが残ることを意味します。実際のバッテリー残量はお客さまのご使用環境やご利用状況によって異なります。
いたわり充電とXperia独自の充電最適化技術により、充電時のバッテリーへの負荷を軽減することで、4年使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーを実現している。

AI機能としては、Googleの「かこって検索」、「Gemini」に対応している。
10シリーズとしては、かこって検索に初めての対応。

OSアップデート最大4回、6年間のセキュリティアップデートに対応。
サポート期間は、フラグシップモデルのXperia 1 VIIと同じ長期間となって、より長く安心して利用できる。

Google™が提供するスマートフォンを安全かつ簡単に利用するための公式推奨プログラムにも認定されている。

今回もお約束として用意されいる本体同色のStyle Cover for Xperia 10 VII「XQZ-CBFE」。
ただこれが従来のものとは全く異なって、とても意欲的。

というのも、カバー背面はグラデーション仕様となっていること。
上部は本体に合わせたカラーでありながら、下部へいくにつれて透明なクリア素材になっている。

そのまま使えば本体カラーを活かしたケースにもなるし、スマホ本体とケースの間にステッカーやフォンタブなど入れて自分仕様にカスタマイズもできる。
時間が経っても黄変しにくい素材を採用しているため、TPUケース にありがちな使っているとすぐに黄色くなってガッカリという事もない。
確認した限りでは、ケース自体にストラップホールがないため、フォンタブなどを活用したストラップを取り付けると良い。
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●Xperiaとして欲しい機能を備えた、数年ぶりに物欲を刺激するXperia 10 シリーズ

Xperia 10シリーズはどちらかというとミッドレンジがゆえにスペックは抑え気味。
ところが2年前のXperia 5 Vを最後に、Xperia 5シリーズが登場しなくなった事もあって、フラッグシップモデルとの差が開きすぎていた。
そこで今回登場した「Xperia 10 VII」は、採用されているSoCは、Qualcomm社製「Snapdragon® 6 Gen 3 Mobile Platform」となっていて、さすがにフラッグシップモデルには及ばないものの、従来モデルよりは動作も改善して、ゲームするにしてもXperia 10 VIよりも期待が持てる。
ディスプレイも一般的に扱いやすい19.5:9のアスペクト比を採用して、Xperia 1 VIIと足並みを揃えてきた。
そして、待望のリフレッシュレートが120Hzに対応してくれたことで操作時の快適性が大きく向上する。
カメラセンサーも大型化して画質が上がっていて、シャッターボタンが備わったことでもよりXperiaらしく使いやすくなった。
スピーカー性能も有線・無線接続のオーディオ性能も着実にブラッシュアップしていたり、Bluetoothも途切れにくくなったりとこのあたりも抜かりがない。
使いはじめてきになるバッテリーの長寿命化や、なによりOSバージョンアップ回数とセキュリティアップデート期間が大幅に延びたことで、買う時の安心感にもつながる。
Xperia 10 シリーズはデザインもあまりにも変わらなさすぎてトキメキを失っていたけれど、Xperia 10 VIIを見ると今までにない新鮮さが心をつかむ。
ケースに推しを入れてカスタムできることもイマドキをちゃんとおさえている。
いわゆる手の届きやすいミッドレンジのXperiaが、数年ぶりにステキモデルに仕上がっている。
さて、発表はされたものの現時点で日本での発売日やキャリア・SIMフリーモデルの詳細な情報はまだ発表されていない。
このあたりの日本向け情報が出たら、随時情報をアップする予定。
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●Xperia 10 VII(XQ-FE44)販売開始。2025年10月9日(木)発売

Xperia 10 VII(XQ-FE44)
ソニーストア販売価格:74,800円(税込)
発売日:2025年10月9日(木)発売
カラー:チャコールブラック、ホワイト、ターコイズ
スペック:Snapdragon 6 Gen 3、メモリ8GB、ストレージ128GB、デュアルSIM対応
SIMフリーモデル対応バンド
5G:n1, n3, n28 , n77, n78, n79
LTE:Band 1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 28, 38, 39, 41, 42

Xperia 10 VII
・Qualcomm社製「Snapdragon® 6 Gen 3 Mobile Platform」を採用
・メモリストレージは8GB / 128GB構成
・6.1インチFHD+(2340 x 1080) 19.5:9 120Hz対応ディスプレイ
・本体サイズ約72mm×約153mm×約8.3mm、重量約168gのスリム軽量ボディ
・10シリーズで初めてシャッターボタンを搭載
・超広角カメラ、広角カメラのイメージセンサーが大型化
・エンクロージャー構造フロントステレオスピーカーを搭載
・3.5mm有線オーディオジャック搭載、Bluetooth送信電力2倍、アダプティブビットレート、LDAC対応
・かこって検索、Google Geminiに対応
・OSアップデート最大4回、6年間のセキュリティアップデートに対応
・2日間バッテリーが持つ大容量バッテリー5000mAh
・4年後も快適に使える長寿命バッテリー設計

Style Cover for Xperia 10 VII「XQZ-CBFE」
ソニーストア販売価格:4,378円(税込)
・Style Cover for Xperia 10 VII XQZ-CBFE| Xperia(エクスペリア) | ソニー
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●Xperia SIMフリーモデル ラインナップ
Xperia 1 VII(XQ-FS44)

Xperia 1 VII(XQ-FS44)
ソニーストア販売価格:
12GB/256GBモデル:204,600円(税込)
12GB/512GBモデル:218,900円(税込)
16GB/512GBモデル:234,300円(税込)
カラー:スレートブラック、モスグリーン、オーキッドパープル
スペック:Snapdragon 8 Elite、メモリ12GB~16GB、ストレージ256GB~512GB、デュアルSIM対応
ソニー フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII 」のことがわかる記事まとめ。実機レビュー、モデル比較、検証や設定チップスなど。
Xperia 1 VII(XQ-FS44)SIMフリーモデル ベンチマーク( Antutu、3D Mark、ストレージ性能)レビュー。高温でも Xperia 1 VI を超えるベンチマーク結果。
Xperia 10 VII(XQ-FE44)

Xperia 10 VII(XQ-FE44)
ソニーストア販売価格:74,800円(税込)
カラー:チャコールブラック、ホワイト、ターコイズ
スペック:Snapdragon 6 Gen 3、メモリ8GB、ストレージ128GB、デュアルSIM対応
発売日:2025年10月9日(木)発売
従来のXperia 10シリーズのデザインとカラーから脱却を果たした「Xperia 10 VII」。自分仕様にアレンジできるソニー純正スタイルカバー。
Xperia 10 VI(XQ-ES44)

Xperia 10 VI(XQ-ES44)
ソニーストア販売価格:53,900円(税込)
カラー:ブルー、ブラック、ホワイト
スペック:Snapdragon 6 Gen 1、メモリ6GB、ストレージ128GB、デュアルSIM対応
「Xperia 10 VI(XQ-ES44)」SIMフリーモデル 実機レビュー。Snapdragon 6 Gen 1 を搭載してバランス良いミッドレンジスマートフォンに進化。
Xperia 5 IV(XQ-CQ44)

Xperia 5 IV(XQ-CQ44)
ソニーストア販売価格:84,700円(税込)
カラー:ブラック
スペック:Snapdragon 8 Gen 1、メモリ8GB、ストレージ256GB、デュアルSIM対応
・Xperia(TM) スマートフォン(SIMフリー) | ソニー
5G対応ポータブルデータトランスミッター「PDT-FP1」
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スペック:Snapdragon 8 Gen 2、メモリ8GB、ストレージ256GB、デュアルSIM対応、非Xperia、非防水
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