「Xperia Z5 Premium / Xperia Z5 / Xperia Z5 Compact」を触ってきたよ。(その1)・・・4Kディスプレイと高速AFカメラ、発熱対策をチェックしてみた。
9月29日にauから発表された「Xperia Z5 (SOV32)」を皮切りに、9月30日には、ドコモから「Xperia Z5 Premium (SO-03H)」、「Xperia Z5 (SO-01H)」、「Xperia Z5 Compact (SO-02H)」の発表。
キャリアから発表されると同時にその日から展示実機を触れる事がわかってたので、相変わらずいてもたってもいられなくて、日帰りで突撃してきましたよ。
その日にアップしなくて2日も遅れたのかというと、単なる遅筆じゃないのかというツッコミは置いといて、実際に自分の触った機体と一部webで語られてる内容が多少食い違っていて、自分のほうを疑ってみたもののどうにも納得できなくて、他の人にもいろいろ調べてもらってのある程度の確証がないと書きづらいなーと思って情報を集めて、ようやく書けそうかなと。
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●まずは気になるXperia Z5 Premium(S0-03H)の4Kディスプレイを観てみよう。
まずは、まるっきり新しい筐体になるから興味津々の「Xperia Z5 Premium (SO-03H)」。
って、いきなりグローバルモデルにあったゴールドが抜けて、クロームとブラックの2色になって結構ガッカリ。それでもクロームかっこよさそうじゃないかーと思って実物みたら、どうだいこの光沢っぷり!
今までの光沢なんて比じゃないほどのツルッツルのピッカピカ!ブラックもクロームも恐ろしいほどに反射するわ、触ると指紋がつくわ。
もう撮影するときは、ずっと持参したクロスで何度もフキフキしていたからハタメにはかなり怪しさを醸し出してた可能性もある。
ちなみに展示実機はブラックで、クロームはコールドモック。
「Xperia Z5 Premium (SO-03H)」の本体サイズは、長さ約154 mm×幅約76 mm×厚さ約7.8 mm、質量は、約181g。
手にとった印象としては、ディスプレイサイズが大型化しながらも左右のベゼルが狭くなっていて、「Xperia Z5」と比較しても4mmの差にとどまっているから思ったほど大きさを感じないのと、本体の大きさに対しての印象からか随分と軽く感じる。
そして、「Xperia Z5 Premium (SO-03H)」の最大の特徴ともいえるのが4K(解像度3,840×2,160)の5.5型ディスプレイ。
画面サイズに対する画素の密度、キメの細かさは806PPIにもなってコレは凄いぜ!というところではあるのだけど、どうもその4K超高解像度を活かせるのはコンテンツによって限られていて、例えば撮影した4K動画を見るときとか、高画素な写真を見るときにその恩恵を得られるようになっている。
ずっと4Kディスプレイ表示してたらバッテリーの持ちが悪くなって、あっという間に実用性に乏しくなってしまうからだそうで。
あぁ、X-Reality for mobileをオンにすると、フルHDの動画や静止画を4Kにアップスケーリングする機能もあるみたいだけど、試してみるのを忘れてしまった(;´∀`)
だからいつでも4K表示ではないし、基本はフルHD表示と思って使ったようが良さげ。
4Kディスプレイになったぶん開口率が下がって暗くなるという事だったのだけど、「Xperia Z5」と厳密に比べたわけではないので確証はないものの、室内使用では特に問題なさそうだった。
”4Kの恩恵に預かれるのが限定的”ではあるものの”Xperia Z5と比較してもサイズ感と質量の体感差は少ない”という事を踏まえると、ディスプレイのサイズアップや鏡のようなピッカピカの光沢感といった違いに魅力を感じられれば、従来のXperia Zシリーズから違和感なくステップアップできそう。
自分個人的には悪く無い印象。(ツルツルピカピカのボディ以外は。)
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●Xperia Z5シリーズの進化したカメラ機能を使ってみた。
Xperia Z5シリーズ共通して進化したのが、1/2.3型の約2,300万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileを搭載したカメラ。
従来の2,070万画素よりもさらに高画素化した積層型CMOSセンサーに、F2.0のGレンズという明るく24mmという広角なレンズを採用。
単純に画素が上がったというだけではなく、ソニーのデジタル一眼カメラαシリーズに採用されているコントラストAFと像面位相差AFを組み合わせたハイブリッドAFを搭載して最速0.03秒のAFがウリ。
いやこれは速い!今までのまぁスマホってこんなものよねーと思っていた感覚からするとめちゃくちゃ速い!
近くの被写体から遠くの被写体に適当にあわせて撮ってもちゃんとピントがあって写真が撮れてる。しかも、カメラボタンをポチっと押してからの起動も早くて、あっ!撮りたいと思った時のシャッタチャンスを逃さなくなってるのがかなり大きいアドバンテージでかなり気持ちいい。
さらに画像処理エンジンBIONZ for mobileとの組み合わせで、解像感を保ちながら約5倍のズームが出来るよという事。
使ってみたけれど、若干ねむたい画質にはなるけどこれだけ大きく切り取れるメリットは大きくて、ないより全然マシ。
いつもデジタル一眼カメラとかコンデジを持ってればいいけどそうもいかない時はやっぱり使える。
オマケに?「プレミアムおまかせオート」で撮影するときに、画面に表示されている2つバーを上下させて好みで「明るさ」と「色合い」をいじれるようになっている。
撮った後に画像加工アプリでいじればいいじゃないかという話もあるけど、撮るときに自分のイメージをすぐに入れ込めるのはいいんじゃないかと。
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●発熱対策がどうなってるか超気になる、Xperia Z5シリーズで「4K動画撮影」と「ARマスク」の撮影時間を試してみた。
それから動画撮影。
もうすでにXperia Z3やZ4で4K動画撮影できるようにはなっていたけど、何が気になるかというと、 その撮影時間。
特にプロセッサーにQualcomm Snapdragon 810 (MSM8994)Adreno 430 GPUを搭載するXperia Z4の発熱っぷりがなかなか凄くて、撮影を始めたらだいたい3分くらいで「本体の温度が上昇したからカメラを終了します。」というメッセージとともに強制終了というワナ。
これが気になっていて、さっそく「Xperia Z5」でも4K動画を撮ってみた。
一番最初に試したのは、グランフロント大阪にあった「Xperia Z5 Premium」で、4K動画を撮り続けて15分以上たっても全然落ちない。背面は確かに熱くはなるものの、このくらいならXperia Z2やZ3でもなる程度。これ以上は他の人もいる手前引っ張れなくてあえなく撮影を終了。
あ、あれ?すぐ落ちるんじゃなかったっけ?(;´∀`)
どうにも自分がやっただけじゃ信じられなくて、別の人にドコモショップ丸の内にあった「Xperia Z5」でも同様に4K動画撮影のテストしてもらったら、なんと30分超え…。なんじゃそりゃ!?
以下の写真が、実際に4K動画を30分撮り続けた動画の塊、11.8GB…。ストレージ残量があっという間になくなるw
こうなったら、最短発熱落ちナンバーワンのカメラアプリ機能「ARマスク」を試してみる。コレ、「Xperia Z4」の異常発熱で一番負荷が高いんじゃないかとおもえるアプリで、まず2分持ったら良いほうで長く使えた記憶は一度もなし。
で、「Xperia Z5」で試してみたところ、背面は熱くはなるものの、これも約10分超え。(その後は不明。)
展示機だからだったのか?と勘ぐりたくもなるけれど、今までの逆パターンで展示機がダメだからと思ったら実機も同じだったなんて事はよくあるの事だし、あながち間違ってない結果なんじゃないかと。
これは「Xperia Z4」と同じプロセッサーでも、しっかりと改良が加えられてるって事なんじゃないだろうか!?
あくまでも、2ヶ所にあった展示機での結果なのでこれが全てじゃないにしても、「Xperia Z4」でのガッカリとはまるで違う結果に驚いた!
あ、それから、撮った4K動画から、フォトキャプチャーして800万画素の写真を切り出す事も出来るようになっていてこれも便利かも。
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ということで、指紋センサーとか外観とか、他いろいろあるので続く。
<Xperia Z3+ Dual(E6533)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z3+ Dual(E6533)」をいじってみたレビュー。
<Xperia M4 Aqua Dual(E2363)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia M4 Aqua Dual(E2363)」をいじってみたレビュー。
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・神戸開催の「Xperia Z4、Xperia A4 タッチ&トライ」アンバサダーミーティングに行ってきたよ。
・「Xperia Z4、Xperia A4 タッチ&トライ」 アンバサダーミーティングに行ってきたよ(前編)
・「Xperia Z4、Xperia A4 タッチ&トライ」 アンバサダーミーティングに行ってきたよ(前編)
<Xperia Z3 Tablet Compactのレビュー>
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・「Xperia Z3 Tablet Compact」に使えるアクセサリー類いろいろ。
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・ついつい手に持ってウロウロ連れて行きたくなる「Xperia Z3 Tablet Compact」
<Xperia Z4 のレビュー>
・「Xperia Z4」をいろいろ使ってみたレビューまとめ。
・「Xperia Z4」の外観を歴代Xperia Zシリーズを比べて見てみた。 #Xperiaアンバサダー #Xperia
<Xperia Z4 Tablet(国内版Wi-Fiモデル)のレビュー>
・高解像度になって、小さくて薄くて軽くなった「Xperia Z4 Tablet」を使ってみた。
<週刊アスキー掲載>
・フロントカメラだけじゃない! Xperia Z4をZ3と比較しながら実機レビュー – 週刊アスキー #XperiaZ4
・Xperiaヒストリー(毎週土曜日更新)
<アンドロナビ掲載>
・Xperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」をあますことなく紹介~外観編~
・Xperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」をあますことなく紹介~カメラ・オーディオ編~
・コンパクトながらもハイスペック!「Xperia A4 SO-04G」の魅力を紹介~外観編~
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<モバレコ掲載>
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