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「Xperia Z4」をいろいろ使ってみたレビューまとめ。 #Xperiaアンバサダー #Xperia

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・「Xperia Z4」の外観を歴代Xperia Zシリーズを比べて見てみた。
の続き。

Xperia Z4の性能をチェックしつつ、いろいろ使ってみての雑感をまとめてみた。

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●明るくなって、水に濡れた指で触っても誤動作しなくなったディスプレイ

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「Xperia Z4」のディスプレイサイズは、5.2インチ(解像度1920 x 1080)と「Xperia Z3」とディスプレイサイズも解像度も変わらず。それでも、当然ソニーのBRAVIAで培った技術をそのまま投入しているのでさすがに高画質。

バックライトに”Live Color LED”バックライトを採用して、幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」や、動画をよりくっきり綺麗に見せるソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」を搭載しているので、自然な色合いはもちろん、色域も高くハッキリ鮮明に表現されていて、撮った写真を見たり、動画を見ていても記憶色に訴えかけてくる心地よさはある。

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動画をよりクッキリ綺麗にみせる「X-Reality for Mobile」は、さらにもう一段階、色を強調して鮮やかにする「ダイナミックモード」が搭載されているけれど、試してみると、かなりド派手な色付けになるので、コンテンツによって切り替えてみるといいかも。

静止画の色合いが微妙に個人個人で違うのも、違和感があれば「ホワイトバランス」で調整すれば、画像が自然に見える色合いにできる。

 

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(左:Xperia Z3、右:Xperia Z4)

進化したところと言えば、「Xperia Z3」と比べて輝度が16%明るくなっていて、これは、単純に「Xperia Z3」と「Xperia Z4」を最高輝度にして並べてみると、その差がわかるほど。室内ではほぼ不要でも、屋外でディスプレイを見てもより明るく見えやすいというメリットがある。

 そしてもうひとつ、もちろん今までも防水機能が備わっていたものの、実際に水に濡れると指の動作にうまく追従してくれなかった事がよくあってこれがまたストレスだったりして。それが、「Xperia Z4」ではディスプレイが水に塗れていても、誤動作なく思った通りにタッチ操作ができるようになっていて、これは素直に凄い!

とは言いながらも、さすがにドバーっと画面を濡らしたり、ぶくぶくと沈めてしまうとタッチの反応はしないので過信は禁物という事で。

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●中身のスペックをチェックしてみる。

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「Xperia Z4」auモデルの初期のビルド番号は、「28.0.D.5.9」で、その後、「28.0.D.5.10」へのアップデートされていて現在に至る。(2015年7月1日)

Android OSのバージョンは、5.02(Lollipop)。

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ストレージ容量(ROM)は、32GBとなっていて、初期段階で利用できる空き容量は21.00GB。

メモリー(RAM)は、3GBで、デフォルトの状態でシステムが約770MB、アプリで654MB使用している状態で、未使用領域が約1.4GBとなっていた。

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●プロセッサーのパフォーマンスと気になる熱上昇。

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「Xperia Z4」のプロセッサーは、64ビットのQualcomm Snapdragon 810(MSM8994)/2.0GHz+1.5GHzオクタコア(GPU Adreno 430)。

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「Xperia Z3」のプロセッサーは、32ビットのQualcomm Snapdragon 801(MSM8974AC) 2.5GHz クアッドコア(GPU Adreno 330)。

オクタコアになったプロセッサーのパフォーマンスの成果を測ってみると、「Antutu」ベンチマークテストアプリと「PC Mark」ベンチマークテストアプリそれぞれを見ると、スコアは確かに「Xperia Z4」のSnapdragon 801が好成績を残しているのがわかる。

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次に、グラフィックのベンチマークテスト「3D Mark」を走らせながら、温度上昇もチェックしてみる。「Xperia Z4」のSnapdragon 801のスコアは非常に高いのがわかるけれど、本体内の温度がなかなか上昇しているのがわかる。

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こっちが「Xperia Z3」のSnapdragon 801の「3D Mark」ベンチマークアプリのスコアと、その直後の温度。比べてみると、本体内の温度は「Xperia Z3」でも上昇していたのだけれど、「Xperia Z4」ほどまでは上がっていない。

また、どちらにしてもしつこくベンチマークアプリを回しつづけると、制御がかかるのかスコアはだんだん落ちてくるので、このベンチマークテストも最初のコールドスタート時の成果だけでスペックを語るというのもなんとなくモヤモヤするところ。

 

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「Xperia Z4」の本体の裏の中央ロゴのちょうど上辺りが、熱くなってしまうのが指で触ってわかるというか、ちょうど裸のままで持ってると指がそこにピッタリ触ってしまうので、余計にあ、今熱くなってる!というのがわかってしまう。

プロセッサーパワーを必要とするアプリの時に上昇して、やめるとすぐに下がるというのと、カバーを付けてしまうと気づきにくくなってしまうので、これも回避しようがなくはないものの、カメラアプリを使っていて肝心な時に”終了します”となる事のほうが悲しいので、ここはできれば早く改善して欲しい。

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バッテリー容量は2,930mAhと、「Xperia Z3」よりも170mAh少なくなっているのは、本体の厚みを7.2mmから6.9mmへと薄型化した事で内部の体積はそうとうシビアになっていいて、そのギリギリのせめぎ合いで入れられた容量。

実際に「Xperia Z4」の分解した内部を見たけれど、中身はぎっしり詰まっていて、バッテリーの専有面積が大きいかがわかる。

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各所に省電力化をすすめつつ、待機中の動作を制限して駆動時間を延ばせる「STAMINA®モード」も使うと、さらに長持ちさせられるという事で実際に使ってみているけれど。

えー、えーと、負担は電源がある場所にいるからわかりにくのだけど、休みの日とか出張に1日持って行くと、結構バッテリーの減りが早い。今までとそう変わらない使い方をしてるのだけど減りが早い気がする。バッテリーの容量のうんぬんじゃなくて、ここもプロセッサーとWi-Fiに絡む減り方のような感じ。

これらのところで「Xperia Z4」の評価が決まってしまうのは、非常にもったいないので、アップデートで修正できるなら早々に修正して欲しいところ。

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●細かくブラッシュアップしてるいいところ。

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個人的にかなり感動したのが、日本語入力アプリの「POBox Plus」。

ローマ字入力する時に「PCキー」配列を使う時、文字をタップしての入力に加えて、そのタップした状態から上下にフリックすることで英字の大文字を選べたり、数字や特殊な記号をすぐに入力できるのが超便利!

今まではどうしても、キーボードモードを変更したり、画面の表示を変えたりして入力するとか、何しろ切り替えが必要でものすっごい面倒だったのに、これならササっと高速に文字入力できるので、英字入力は「Google日本語入力」よりも使うようになってしまった。コレはイイ!

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最近のXperiaに入っている「シンプルホーム」も便利なモード。

画面を大きい四角いタイル状のアイコンにして、スマートフォンが苦手な人でも使えるようにするよという画面モードで、今回からさらに時計の文字が大きくなっ たり、文字サイズを変更できたり、背景の壁紙に家族やペットの写真を設定したり、シンプルでも思った通りにカスタマイズできるようになっていて。

これは自分が使うというよりは、例えば自分の親とか明らかにスマホ苦手な人物に使ってもらう時に、この「シンプルホーム」にしておけば、まず使える。あの、「使い方わからないんだけどー」と何度も呼び出されては解説する苦痛から開放されるので、身内に「Xperia」をもたせる時にも有効。

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Wi-Fiも高速技術のMIMOに対応したおかげで、自宅内でのワイヤレス通信が高速化したおかげで、PS4のゲームをネットワーク経由で遊べる「PS4リモートプレイ」がものすごく安定していて、途中でカクつく事もなくプレイできるというのもかなり大きいメリット。

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地味なところで、フルセグの録画も出来るように。と思ったものの、自分の住んでるところが悪いのかワンセグがどうにかギリギリでフルセグ は受信がそうとう難しく、電波環境がいいところで使えばいいかなと思ったけど、だいたいそういう時に限ってアンテナを忘れるオチが待ってたりして。

他にも、ソニー製のBDレコーダーやnasneを録画したり視聴できる「TV SideView」アプリで、「500円」のプラグインが必要なく全機能が使えるのもいいところ。

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●薄くてもフラットなメインカメラ、皆で撮るのが超楽しいフロントカメラ

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Xperia のウリの1つとなるのがカメラ。

背面の左上に、一般のコンパクトカメラと同等サイズの1/2.3型の約2,070万画素裏面照射積層型CMOSイメージセンサーExmor RS for mobile”を採用するカメラでGレンズのロゴマークと、1/2.3 20.7MPとのマーキングが入っている。

このレンズ部分を見ると、「Xperia Z4」の6.9mmという激薄な本体ながらレンズがまったく飛び出ておらす、背面のガラスと同化しているのでレンズラ部分を指で触っても凹凸もなく一枚板になっているのがわかる。

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そして、最近ではすっかり自撮りがブームになっていますが、フロントカメラではそれを反映して、「Xperia Z4」のフロントカメラは500万画素の”裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R for mobile”高画質化したセンサー広角25mmのレンズと大きく進化。

実際に撮ってみると、自分にの周囲の背景が広々と映っていて、しかも広角レンズだとありがちな周囲にいくほど歪んでしまうところもしっかりと抑えられてたり、ブレ防止用に「0.5秒」、ポーズ撮影用なら「2.0秒」、ハンズフリー用なら「10秒」といった具合にセルフタイマーを使っての撮影もできるので、まさに自撮りして下さいと言わんばかりの機能が盛りだくさん。

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加えて、Xperiaシリーズには、撮影が楽しくなるカメラアプリがたくさん入っているけれど、今回「Xperia Z4」に加わったカメラアプリがこれまたよく出来ていて、テーマにあわせて人の顔をアレンジできる「スタイルポートレート」や、自分や友達の顔を合成して遊べる「ARマスク」が面白い。

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 こういったカメラアプリは一人だとあまり使わいかな?と思いつつも、実際に友達や家族で使ってみるとこれがまた予想がに盛り上がりまくりで、いや、コレは使える!飲み会でも使える!

カメラアプリは、背面のメインカメラはもちろん、フロントカメラでも使えるから、一緒に撮りたい誰かがいればアプリをネタにしてツーショットに持ち込む事もできる。アプリがおもしろいだけで、撮影したい気持ちが盛り上がるってのはなかなか今までになかったかも。

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あ、イッコだけ弱点があるとすれば、前述したとおり、4K動画の時にもあったことだけど、AR系のカメラアプリを使うと、本体の温度が上昇しやすくて、ちょうどいいところで!なんて事が起きる。カメラアプリを落としてしばらくすれば復活するけど、せっかくあの人(あのコ)とツーショットのチャンス!なんて時に撮れませんなんてなったらシャレにならないので、早く直して下さい(;゚∀゚)=3ハァハァ

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●音楽プレーヤーとしてかなり優秀なオーディオ機能。

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Xperiaのオーディオプレーヤーとしての機能の充実っぷりは凄い。まず、便利な機能として重宝するのが、デジタルノイズキャンセリング機能。

ノイズキャンセリング機能というのは、「Xperia Z4」にノイズキャンセリングヘッドホンを接続すると、そのイヤホンに付いているマイクで周囲の騒音を拾って、騒音を打ち消す逆位相の波を発生さることで騒音を約98.0%もカットしてくれるというもの。

電車やバスで移動する時、飛行機の中、まわりのガヤガヤした音を気にすることなく音楽が聴けるスグレモノの機能で、音楽に限らず動画を見ている時も、全く何も再生していない時にも使えるので、集中したいときにも便利。

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それから、CDの音質を上回るハイレゾ音源に対応しているという事。

「Xperia Z2」では、別途ポータブルアンプを用意しないといけないという制約が、「Xperia Z3」からはヘッドホン出力でもハイレゾ音源が聴けるようになり、さらに今回は、「Xperia Z3」では96kHz/24bitまでの対応だったものから、「Xperia Z4」では192kHz/24bitまで対応に。

ハイレゾ音源を聴こうとすると、普通はハイレゾ音源対応のウォークマンなどを買わないといけないところが、「Xperia Z4」に専用のイヤホンさえ用意すれば、ハイレゾ音源を聴けてしまうので、これだけでも音楽プレーヤーとしての価値がある。

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さらに凄いのは、「Xperia Z4」では、Bluetoothで接続してワイヤレスで音楽を楽しむ時に、従来(SBC)の最大約3倍のデータを転送できる「LDAC」にも対応した事。

仮にハイレゾ音源をワイヤレスで聴こうとした場合、今までのBluetooth(SBCコーデック)では音楽が圧縮されてしまいガッカリ音質になってしまっていたけれど、「LDAC」に対応のワイヤレス機器(ワイヤレスヘッドホンやワイヤレススピーカー)と接続すると、高音質のままで音楽を聴く事ができるようになる。

カンタンに、しかもワイヤレスで高音質の音楽を聴ける環境に慣れてしまうと、後戻りできなくなるほどにドップリとハマれてしまう。

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最後にもうひとつ、デジタルノイズキャンセリング、ハイレゾ音源ほどでなくても、今ある環境で少しでもイイ音で聞けたらいいのに、という場合に使えるのが、「ヘッドホンの音質補正」。

これはもう用意するヘッドホンは何でも構わなくて、自分の手持ちのイヤホンを「Xperia Z4」につないで、設定から「自動最適化」をオンにするだけ。しばらく音楽を聴いていると、自動的に自分の使っているヘッドホンの出力特性を補正してより良い音で聴けるようにしてくれるというもの。これも若干個性というかクセがあるので、好みがわかれてしまうところだけど、めんどくさい設定は苦手な人にはピッタリな機能。

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「Xperia Z4」を実際に使い始めてみると、今まではメインカメラしか使っていなかったのに、フロントカメラも使うようになったし(まんまと”自分入り”の写真を撮りだしてたり)、カメラアプリも秀逸で、コミュニケーションツールとしても相当お役立ち。

音楽プレーヤーとしても、ハイレゾ音源をイヤホンでも楽しめて、しかもLDAC対応機器を持っていればワイヤレスでも高音質で楽しめるというだけで、利用シーンも随分と変わってくる。無理にハイレゾ音源じゃなくても圧縮音源(mp3、AAC)も「DSEE HX」のおかげで、自分コレクションもよりイイ音で聴ける環境にあるし。

ディスプレイの輝度とか濡れた指でも動くとか、文字入力とか、細かく改善されていて、イイところは本当に良くなってるだけに、プロセッサーの熱い&バッテリー早くなくなる問題が突っ込みどころになってるのがもったいない。このプロセッサーはどうやら他の機種でも共通に起きている問題らしくて、ここは、ファームウェアのアップデートなり何なりで制御できるようにしてくれると、また違った評価になるのかなと思ったりするので、もうちょっと見守って使っていってみよう。

 <Xperia Z4 Tablet(国内版Wi-Fiモデル)のレビュー>
・高解像度になって、小さくて薄くて軽くなった「Xperia Z4 Tablet」を使ってみた。

<Xperia Z3 Compact(D5833、D5803)グローバルモデルのレビュー>
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・暗がりでも撮れる写真、ブレない動画がもはやコンデジ級の「Xperia Z3/Z3 Compact」カメラ。
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 <Xperia Z3(D6653)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z3(D6653)」の外観ファーストインプレ!
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<Xperia Z3 Tablet Compactのレビュー>
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<Xperia Z2 Tablet(国内版Wi-Fiモデル)のレビュー>
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<Xperia Z2 Tabletグローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z2 Tablet(SGP511)」の外観ファーストインプレ!
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・EXPANSYS(エクスパンシス)

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