「Xperia Z5 Premium / Xperia Z5 / Xperia Z5 Compact」を触ってきたよ。(その2)・・・指紋センサー他、外観含めていろいろ。
・「Xperia Z5 Premium / Xperia Z5 / Xperia Z5 Compact」を触ってきたよ。(その1)・・・4Kディスプレイと高速AFカメラ、発熱対策をチェックしてみた。
の続き。
「Xperia Z5 Premium (SO-03H)」の4Kディスプレイやカメラ周りの進化につづいて、Xperia Z5シリーズ共通の指紋センサーや、「Xperia Z5 (SO-01H)」、「Xperia Z5 Compact (SO-02H)」の外観含めた印象など。
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●象徴的な電源ボタンの改変、指紋センサーを搭載した電源ボタンへ。
あの、Xperia Zシリーズの象徴にもなっていた、アルミの削りだしの電源ボタンが廃止に。Xperia Z5シリーズからは、フレームに少しおくまった楕円形になった電源ボタンは、指紋センサーを採用。
うーん、平面で構成されるオムニバランスデザインだからこそ、あの少し飛び出した電源がアクセントになっていたような気がするのだけれども、生体認証というトレンドをふまえると致し方ないところなのか。
まぁ使い勝手によって印象はどっちにも転ぶものだし、ひとまずは試してみた。
指紋センサーを使うには、「設定」の中の[セキュリティ」にある【指紋設定】からセットアップ。
まずは、画面ロックを解除する方法として基本ベースとなる「PIN」もしくは「パスワード」を設定。指紋で解除できなかった時の保険。
それから、指紋センサーに指をあてて指紋を登録していくのだけど、ただ本と置くだけじゃなくて、指を多方向からいろいろズラして指全体の指紋を覚えこませるという感じ。
これで登録完了。指紋認証は、最大5つまで登録できるので、よく使う指を複数登録しておくと本体を持ち構えた時にどんな大勢でも解除しやすくなるかも。
さて実際にやってみる。電源をOFFにして、指紋登録した指で触れると、おおう!当たり前だけどロックが解除できた!
確かにいつも同じ持ち方をしているとは限らないから、ちょうど持ったときに触れる指を登録しておくとかなり楽ちんかも。
ちなみに指紋が違う(認識されない)と、ブルブルっと震えてやり直しを要求される。万が一しくじって何回も何回もやりつづけると、ブッブーと警告画面が出て、先に登録した「PIN」もしは「パスワード」を要求される。
なるほど使い勝手を理解。
まぁ生体認証だから100%大丈夫ってわけでもなくて、夜ぐっすり寝てるときに指をXperia Z5にポチってやられたら解除されちゃうんだから、セキュリティっていろいろ考えさせられるよねー(;゚∀゚)
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●ノイズキャンセリング機能を効かせながらハイレゾオーディオが聴けるよ!ただしヘッドセットは別売。
ポータブルアンプなしで単独でハイレゾオーディオ音源の再生できて、MP3やAACといった圧縮音源の解像度をハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE HX技術も搭載。
Bluetoothで接続しても、従来(SBC)の最大約3倍のデータを転送できる「LDAC」にも対応して、ワイヤレスでも高音質を楽しむ事ができるというところがXperia Z4までの進化と同じところ。
Xperia Z5シリーズには、新たにハイレゾ音源の再生をしながら、周囲の騒音を感知して騒音を最大約98.0%低減するデジタルノイズキャンセリング機能を組み合わることができるようになったよ!ということで、これも試してみたかったのだけど、そもそもノイズキャンセリング機能搭載ハイレゾ・オーディオ対応ヘッドセット「MDR-NC750」は別売で、今回の展示機にはそれらしきものがおいてなかったので試せず残念。
実際、ウォークマンの進化と同列でここまでXperia Z5シリーズでやってくれると、身近なオーディオプレーヤーとしてメインにもサブにもなりえてとても重宝するし、ノイズキャンセリング&ハイレゾ対応のヘッドホンとの組み合わせは、実機が手に入ったら試してみよう。
ちなみに、Xperia Z5シリーズのAndroidのOSのバージョンは、Android 5.1.1。
念のため現時点での「Xperia Z5 Premium」のビルドは、「32.0.8.0.327」となっていた。
あーそうだ!今回の「Xperia Z5」から、なんとフォントの変更もできるようになっていて、デフォルトの「ソニーモバイルUDゴシック」から、「ベビポップ」、「万葉行書」、「ハミング」、「モトヤマルベリ」、「UD角ゴ コンデンス80」と6種類から好みでフォントの変更もできるようになっていて、コレはいいなと。
いっそのこと、カスタマイズできるようになったら嬉しいのだけど、ここまで選べるようになっただけでもありがたいか。
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●Xperia Z5(SO-01H)
さて、「Xperia Z5 (SO-01H)」と「Xperia Z5 Compact (SO-02H)」の外観についても個別にみてみよう。
各キャリアからも発売されてメイン端末と言える「Xperia Z5」。
本体サイズは、長さ約146 mm×幅約72 mm×厚さ約7.3 mm、質量は、約154g。
ディスプレイサイズは5.2インチと「Xperia Z3/Z4」と同サイズ同解像度で、本体の厚みに関しては0.4mmほど厚く、質量も10g増えている。
5.2インチ(解像度1920 x 1080)のディスプレイは幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」や、動画もよりリアリティー豊かに再現するソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」といった高画質機能を搭載するというのは従来通り。
暗い背景に明るい被写体が映った動画でも、高コントラストの美しい動画の再生する「ダイナミックコントラストエンハンサー」や、センサーが強い光を感知すると、単にディスプレイを明るくするだけでなく、画質を自動で最適化したというのが新しい要素。
屋外で見ると従来モデルよりももっと明るく見えるかもしれないけど、そもそも外に持ち出せないので、これも実機が来た時に比較して比べてみよう。
カラーバリエーションはホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色展開。
デザイン上近いXperia Z3やZ4の全体的に光沢のあったものから一転、かなりマットな印象に。
特に背面のガラスは、サンドブラストと化学処理を施したフロストガラスになっていてかなり落ち着いた雰囲気に。「Xperia Z5 Premium」のような周りがうつりこむような鏡面で触ったら指紋ベタベタとは真逆に、サラサラとした質感が特徴。
側面のフレームもゆるくラウンドしてたものから、平らな面が増えていて、左側面には「XPERIA」のロゴが刻印されている。
背面には、中央にdocomoロゴが入り、下側にXPERIAロゴがはいるのだけど、文字の見え方は光の加減にもよるけれど随分と控えめで主張し過ぎないのは良い。
あわせて、どのカラーリングも背面のフロストガラスを側面のフレームは同一色で一体化させていていたり、サイドの処理の仕方に好みも別れるところだけれど、一つの塊感があってこのマットな雰囲気は嫌いじゃない。
厚みとしては、「Xperia Z4」が6.9mmまで薄くなった事を思うと、逆戻りした感はあるけれど、発熱しきれていなかった事を思えば、「Xperia Z5」は性能を発揮出来るバランスをとってのサイズになったとも思えなくもない。
純粋なブラックというカラーリングは存在せず、グラファイトブラックがそれの代わりにあたる。ホワイトもオフホワイトのやわらかい印象に。
ゴールドもトーンの落ち着き目で、ハデさは控えめ。グリーンが個人的にはとても綺麗な色だと思えるほど新鮮味があって好きな色。
あ、もちろんIP65/IP68相当の防水性能と防塵性能はもちろん引き続き備えていて、トータルな出来栄えとしては良いんじゃないかと。
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●Xperia Z5 compact(SO-02H)
性能としては、「Xperia Z3 compact」から1年ぶりのモデルチェンジで、ディスプレイこそ4.6インチ(解像度1280 x 720)と変化なかったものの飛躍的に性能が上がった「Xperia Z5 compact」。
プロセッサーにQualcomm Snapdragon 810 (MSM8994)Adreno 430 GPU、メモリー2GB、内部ストレージ(ROM)は32GB、外部メモリーは、microSDXC 200GBまで対応。
バッテリー容量は2,700mAhと、Xperia Z3 compactの2,600mAhよりも100mAh増加。
ディスプレイがそろそろフルHDになってくれるかも?という期待はXperia Z1f以降かなわなくてちょっとガッカリ。
外観的にも「Xperia Z5」同様に新しい配置、MicroUSB端子のカバーがなくなり本体真下に移動してキャップレス防水になり、マグネットタイプの充電端子もなくなって全体の印象はよりシンプルになっている。
「Xperia Z5 compact」の本体サイズは、長さ約127 mm×幅約65 mm×厚さ約8.9 mm、質量は、約138g。
性能面では前向きに捉えられるもののい厚みが0.3mmほど厚くなったことに加えて、サイドを1面にしてしまった事がよけいに厚みを強調してしまって、「Xperia Z5 Premium」や「Xperia Z5」に比べてえらく分厚く感じてしまう。
背面は「Xperia Z5」と同じくフロストガラスになっているので質感は変わらないはずなのに、サイドのフレームのもっちり具合が印象を変えているのかイマイチ洗練さがないような。
カラーリングはホワイトとグラファイトブラックは、「Xperia Z5」と同じ流れで、残り2色が、イエローとコーラル。
かなりポップな印象を受けて、好みのカラーであればハマるかも。
ホワイトのみ、前面のベゼルまで全てホワイトで統一されていて、他3色のベゼルはブラック。
「Xperia Z4」と同じアツイプロセッサーや、高性能カメラ、指紋センサーといった新要素を、このタテヨコサイズの中に詰め込んだその結果として厚みが増える事になったのだろうと推測できる。
それはわかってはいるうえで、サイドの処理の見え方もあって若干安っぽく見えてしまってるのがちょっともったいない気がする。
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ぶっちゃけ、「Xperia Z4」をカウントすると、発売から4ヶ月という短いスパンになってしまうけれど、「Xperia Z3」、「Xperia Z3 compact」からの1年後のモデルチェンジとして考えると、着実な進化点がいくつも見られる「Xperia Z5 Premium」、「Xperia Z5 」、「Xperia Z5 Compact 」。
初代Xperia Zシリーズからオムニバランスデザインを踏襲している事もあって代わり映えがしないと突っ込まれるけれど、iPhoneは今でも外観は2年周期を安定させている事を考えると、どっちが戦略として良いのかどうかというのはまぁ自分にはわからないにしても、産みの苦しみの結果としてここまでモデルチェンジをして前進はしている事は確かで。
逆に考えれば、自分の買い替えサイクルとして俯瞰してみれば良いだけで、マニアたる人たちが(自分を含め)あーでもないこーでもないとかブツブツ言いながら、毎回買うのも酔狂かなと。
「Xperia Z4」で総ツッコミにあった発熱にしても、同じSnapdragon 810を搭載してきたXperia Z5シリーズに一瞬マジかよ…と不安をつのらせたものの、今回展示機とはいえ自分(と別の方)が触って高い負荷のかかる作業を試してみた限りでは、かなり改善されているし、カメラ機能は素でスゲーと思えたしかなり好感触。
「Xperia Z5 Premium」は、控えめに見て限定的に4Kが楽しめるくらいに考えておけば、5.5インチの大きめXperia Zシリーズとしてみてもいんじゃないかと。
しつこいけど「Xperia Z5 compact」はフルHDにして欲しかったし、いろいろモヤモヤはするけど、コンパクトシリーズはどうしても欲しくなってるからやっぱり買うんだろうなと。3機種は買えないからせめて2機種くらいに…(;´∀`)
後は、また実機が来たらきっちりテストしてレビューをしてみよう。
<Xperia Z3+ Dual(E6533)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia Z3+ Dual(E6533)」をいじってみたレビュー。
<Xperia M4 Aqua Dual(E2363)グローバルモデルのレビュー>
・グローバルモデル「Xperia M4 Aqua Dual(E2363)」をいじってみたレビュー。
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・「Xperia Z4」をいろいろ使ってみたレビューまとめ。
・神戸開催の「Xperia Z4、Xperia A4 タッチ&トライ」アンバサダーミーティングに行ってきたよ。
・「Xperia Z4、Xperia A4 タッチ&トライ」 アンバサダーミーティングに行ってきたよ(前編)
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<Xperia Z3 Tablet Compactのレビュー>
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・ついつい手に持ってウロウロ連れて行きたくなる「Xperia Z3 Tablet Compact」
<Xperia Z4 のレビュー>
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・「Xperia Z4」の外観を歴代Xperia Zシリーズを比べて見てみた。 #Xperiaアンバサダー #Xperia
<Xperia Z4 Tablet(国内版Wi-Fiモデル)のレビュー>
・高解像度になって、小さくて薄くて軽くなった「Xperia Z4 Tablet」を使ってみた。
<週刊アスキー掲載>
・フロントカメラだけじゃない! Xperia Z4をZ3と比較しながら実機レビュー – 週刊アスキー #XperiaZ4
・Xperiaヒストリー(毎週土曜日更新)
<アンドロナビ掲載>
・Xperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」をあますことなく紹介~外観編~
・Xperia Zシリーズの最新モデル「Xperia Z4」をあますことなく紹介~カメラ・オーディオ編~
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