「CP+2017」ソニーブースレポート（その3）。動画撮影に特化したE PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」

2017.03.06

カメラ

「CP+2017」ソニーブースレポート（その3）。動画撮影に特化したE PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」

・「CP+2017」ソニーブースレポート（その1）。トロトロのボケ味と最新機能が合体したFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」
・「CP+2017」ソニーブースレポート（その2）。軽くて小さい機動性とAFも速くて扱いやすいFE 85mm F1.8 「SEL85F18」
の続き。

FE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」の撮影待機列のあまりの長さっぷりにヘトヘトになりつつも、その横にデデーンと存在感を放っていたE PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」をちょっぴり触ってみた。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●動画撮影に特化したE PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」

国内で4月に発売される新しいレンズ3本のうちの1本となるスーパー35mm/APS-Cフォーマットに対応したGレンズE PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」。

35mm換算で、広角側27mmから望遠側165mmまでF4通しで約6.1倍という高いズーム倍率が大きな特徴で、これ1本でインタビュー撮影時の全身からバストショットへのズームアップといった幅広い画角に対応できるという動画撮影に特化したレンズ。

低速から高速まで滑らかに駆動する「サーボ（電動）ズーム」と、操作がダイレクトに伝わる「メカニカルズーム」のどちらにも対応して、ワンタッチでズームの手動・電動の切り換えをしたり、スローズームにも対応して、ズームリングの回転方向を反転することもできる。

インナーズーム機構なので、レンズ全長が変化することもなくて、重心移動量も少ないし、AF/MFとFull MFを切り換えできるスライド式フォーカスリングでワンタッチでAF/MFの切り換えができて、MF時には距離目盛で直感的なピント合わせできたりと、まさに動画撮影に特化したレンズ。

大型レンズフロントキャップや角型バリア付きのフード、着脱式の三脚座が付属していて、装着時は相当な威圧感が。

拡張性も備えていて、0.8mmピッチフォーカスギアにアクセサリーをつけたり、レンズ先端を固定する1/4インチネジのレンズサポートや、1/4インチと3/8インチの三脚ネジ穴があり、動画用・静止画用どちらの三脚にも対応。

もちろん光学式手ブレ補正機構を搭載、屋外の使用を考慮して、防塵・防滴設計。

展示機は、デジタル一眼カメラα6500に装着されて、もはやプロが極めたイカツイ装備がされていて、まずこういう時じゃないとさわれない気がする。

しかしもうここまで出来たら完璧にプロ動画機。

さすがにフルアーマー装備状態のα6500＋「SELP18110G」を担いで撮影することはできなかったので、その隣にあったα7SⅡ＋FE PZ 28-135mm F4 G OSS 「SELP28135G」で試し撮りさせてもらった。

動画も撮影して持ち帰りOKだったので、帰って短いながらも手持ちの大きい画面でチェックできるのはとってもありがたい。

かなりトップヘビーな状態で、さらに不慣れな操作もあってまったく落ち着かない動画になってしまったけれどあくまでも雰囲気敵な参考になれば。

なめらかなズーム操作とか、自分がユレユレしていても手ブレをしっかり補正してくれて、静止画で見ていて綺麗なお姉さんがリアルに動いてその場にいるような質感で動かれた日にはもう(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

CP+ソニーブースでもα7SⅡの動画撮影での活躍っぷりがフォーカスされていたり、魚住誠一先生のポートレートのスペシャルセミナーでも、静止画に加えてショートムービーをオススメされたり、やたらクオリティの高い動画をたくさん見てしまうと、真似出来ないにしても動画撮影にハマッたらハマッたで凄く楽しそうだなと。

続く。

・「CP+2017」ソニーブースレポート（その1）。トロトロのボケ味と最新機能が合体したFE 100mm F2.8 STF GM OSS「SEL100F28GM」
・「CP+2017」ソニーブースレポート（その2）。軽くて小さい機動性とAFも速くて扱いやすいFE 85mm F1.8 「SEL85F18」
・「CP+2017」ソニーブースレポート（その3）。動画撮影に特化したE PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」
・「CP+2017」ソニーブースレポート（その4）。フラッシュを使ったプロのスタジオライティングを体験。
・「CP+2017」ソニーブースレポート（その5）。スピード撮影や暗所撮影といったαの性能を試せる撮影コーナーと充実しつつあるαのサポート。

・ぼけ味が最高になめらかなSTFレンズ「SEL100F28GM」、AFや手ブレ補正、マクロ切替を備える便利さと「G Masterレンズ」のクオリティをあわせもって登場。
・コンパクトで取り回しのしやすい大口径中望遠単焦点レンズ FE 85mm F1.8 「SEL85F18」が登場。
・スーパー35mm/APS-Cフォーマットで4K動画撮影に特化した電動ズームレンズ E PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」。
・「HVL-F43M」よりもコンパクトに光量アップした、電波式ワイヤレス通信対応外付けフラッシュ「HVL-F45RM」。
・デジタル一眼カメラ α99IIと縦位置グリップに、レリーズのストロークを調整する有料のカスタマイズサービスを3月2日(木)から開始。
・これからカメラを初める人やより高みを目指す人へ、プロから学べるカメラスクール「α Academy（αアカデミー）」を4月から開講。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●E PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」

E PZ 18-110mm F4 G OSS 「SELP18110G」
メーカー希望小売価格：444,000円（税別）
ソニーストア販売価格：40,5000円（税別）
●先行予約販売中（2017年4月発売予定）

レンズ構成：15群18枚
最短撮影距離：0.4m（ワイド端）-0.95m（テレ端）（AF/MF時）、0.95m（Full MF時）
最大撮影倍率：0.122倍
焦点距離イメージ：27-165mm（＊）
フィルター径：φ95mm
大きさ：最大径φ110mm、全長167.5mm
質量：約1,105g（三脚座除く）

「レンズ長期保証3年〈ワイド〉無料」、「αメンテナンス最大50%OFF」、「下取りサービス増額」といった特典が受けられる「αあんしんプログラム」

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

●95mm径に対応するアクセサリー

レンズフロントキャップ「ALC-F95S」
希望小売価格2,000円＋税
ソニーストア販売価格：1,880円（税別）
●先行予約販売中（2017年4月発売予定）