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Mini LED 搭載フラグシップモデル 4K 液晶テレビ BRAVIA 9「XR90シリーズ」レビュー(その1)75インチ「K-75XR90」を開封、組み立て組み立てから初期セットアップまで。新旧の Mini LED・QD-OLED 搭載ブラビアと比較。


2024年新モデルの液晶フラグシップモデル4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)がついに発売。

2年前にMini LEDを搭載したブラビアは発売されていたけれど、BRAVIA 9は、ソニー独自のLEDドライバーを搭載することで、前モデルからMini LEDのゾーン制御を最大約325%増加・ピーク輝度約1.5倍と大きく進化している。

・BRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)製品ページ
・4Kブラビア史上最高輝度と豊かな色彩表現で映画への没入感を高める『BRAVIA 9』シリーズなど12機種を発売 | ニュースリリース | ソニー
・テレビ ブラビア | ソニー

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●4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)を開封、組み立て。

4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 9「K-85XR90」【85型】
ソニーストア販売価格:1,100,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-75XR90」【75型】
ソニーストア販売価格:825,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-65XR90」【65型】
ソニーストア販売価格:660,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

BRAVIA 9「XR90シリーズ」は、認知特性プロセッサー「XR」と、Mini LEDを搭載する液晶のフラッグシップモデル。

ゲーミング機能としては、HDMI2.1に対応、4K120p、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)といったゲーム向けの性能をこれまで通り搭載するほか、Dolby Vision Gamingにも対応。

ソニーのストリーミングサービス「SONY PICTURES CORE」や「Netflix」、「Prime Video」のコンテンツに最適化されたスタジオ画質モードを新たに搭載する。

そしてSoCの進化によって今まで以上に軽快な操作と、新しいUIや機能を備えたフルモデルチェンジしたBRAVIAでコンテンツを余すことなく楽しめる。


サイズは、65型と75型と85型の3モデル。すべてビックサイズ!

最も小さくても65インチとなるので、それよりも小さい55型などのテレビが欲しい場合は、Mini LEDを搭載するモデルならばBRAVIA 7「XR70シリーズ」BRAVIA 7「K-55XR70」【55型】の選ぶしかない。

もちろん65型、55型であれば、BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Lシリーズ」(QD-OLED)という選択肢もある。

今回到着したのは、Mini LED搭載モデルの75型BRAVIA 9「K-75XR90」【75型】

梱包サイズ(幅×高さ×奥行)は、179.0 x 110.9 x 20.2 cm、重量は約56kg。

2年前のモデルの「XRJ-75X95K」(179.0 x 110.9 x 20.2 cm、約57kg)に比べると、梱包サイズは変わっていないけれど、重量は1kg軽くなっている。

重量も大きさもヘビー級なため一人で組み立てるのは不可能。

しかも非常に高価なテレビなので説明書にある通り2人以上で行なうのが原則。

万全を期すならば、補助役もいれて3人体制で行なうとより安心。

なるべく広い場所を確保して、箱の上部を開けて付属品を取り出す。

箱を抜き出すと、テレビ本体の後方に背面の配線を隠すパネルがあるのでこちらも取り出す。

本体とは別に付属しているのは、BRAVIA CAM、リモコン、金具、背面パネル、転倒防止用ベルト、取扱説明書など。

組み立てするときに工具はほとんど必要ないものの、別途ドライバーは用意する必要がある。

本体重量(スタンド込み)
2024年モデルBRAVIA 9
「K-85XR90」:52.4kg(55.7kg)

「K-75XR90」:42.3kg(45kg)
「K-65XR90」:32.4kg(34.8kg)

2023年モデルX95Lシリーズ
「XRJ-85X95L」:51.8kg(53.8kg)
「XRJ-75X95L」:42.2kg(44.1kg)
「XRJ-65X95L」:32.2kg(33.7kg)

2022年モデルX95Kシリーズ
「XRJ-85X95K」:53.2kg(54.7kg)
「XRJ-75X95K」:42.7kg(44.1kg)
「XRJ-65X95K」:32.1kg(33kg)

大幅に性能が上がっているとはいえ、Mini LEDのモデルごとに本体重量はほぼ変わらず。

スタンドとテレビはそれぞれ2本のネジで取り付けする。

スタンドを片側ずつ取り付けるので作業は随分と楽。(とはいえ巨大かつ重いので作業は慎重に。)

このとき、スタンドの取り付け位置や高さを変えることで、4種類の設置スタイルが選べる。

サウンドバーをテレビの前に設置しても画面に被らない足長なスタイルにすることもできて、スタンドを内側にした場合でも、スタンドが平べったいデザインのため最新のサウンドバーであればスタンドに干渉することなく設置ができる。

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●BRAVIA 9の接続端子と、背面から見てもスタイリッシュなボディライン

BRAVIA 9「K-75XR90」の背面側を見てみると、2024年モデルから端子類は正面から向かって左側にすべて集約されている。

今までの2023年以前のモデルは、左側底面と側面に分かれて配置されていた。

 

搭載端子一覧
・USB端子×2
・S-センタースピーカー入力端子×1(光デジタル音声出力端子[丸型]と兼用)
・ヘッドホン出力端子×1

・HDMI入力端子×4
(eARC[HDMI3のみ]、4K/120fps・VRR・ALLM[HDMI3,4のみ])
・LAN端子(100BASE-TX/10BASE-T)×1
・日本向け地上波、BS/CS端子×各1

備わっている端子類は上記の通り。

今までと変わったのは、S-センタースピーカー入力端子と兼用だった、ビデオ入力端子がなくなったこと。

2024年モデルは、S-センタースピーカー入力端子光デジタル音声出力端子[丸型]が兼用となっている。

丸型の光デジタル端子なんて今どき持っている人がいるのか?と思ったら、付属品として角型から丸型への変換アダプターが入っていた。

S-センタースピーカー入力端子は、サウンドバー・ホームシアターシステムとの接続時にテレビをセンタースピーカーとして使用できる「アコースティック センター シンク」対応するために必要な端子。

2024年モデルからは、テレビのスピーカーから音が鳴るだけでなく、サウンドバー・ホームシアターシステムと自動的に最適化され、一つのスピーカーシステムとして動作する。

電源コードはテレビに直付けで、長さは約2.0 m。

向かって右側の内側スタンド取付金具近くにあり、根本が本体につながっていてケーブルの太さは比較的細いものが採用されているので、配線は楽にできる。

着脱式ではないため、壁掛けのさいには取り回しには注意が必要。

中央上面には謎のくぼみがあり、背面パネルを取り付けることで隠せるようになっている。

特に説明もないけれど、おそらくBRAVIA CAMを取り付けし易いようにしているのだと思われる。

ただ色々調べてみると、ケーブルレスのマグネット式BRAVIA CAMを取り付けできる端子があった名残とも思える画像があるので、開発時は同梱モデルについても考えていたのかもしれない。

背面カバーは、一部をはずすことができる。

これは、テレビを取り付けたときに本来下側から出るケーブルが露出しないように後ろに逃がせる穴。

とはいえ開口部はかなり小さくて、USBケーブル、Sセンサースピーカーケーブル、HDMIケーブル、LANケーブル、放送波用アンテナケーブルなど複数のケーブルを通すのは難しいかもしれない。

壁掛けする場合は、接続するケーブルの選定も事前にしておくと良いかもしれない。

背面には、付属のパネルを取り付けることでよりスッキリと見せることができる。

スタンド部分×4、端子部分、上部中央部分に背面パネルを取り付ける。

ケーブル類は下側の隙間から出てくるので、ここから配線を後方へ逃がすことができる。

すべての目隠しパネルをつけると背面にデザイン上のライン以外は凹凸のないスタイリッシュな佇まい。

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●BRAVIA XR シリーズの初期セットアップ。<画像は別BRAVIA XR>

BRAVIA XRシリーズのOSは「GoogleTV」で、バージョンは最新のAndroid TV 12。

初期セットアップでは、GoogleアカウントでログインすることでGoogleの連携する機能がそのまま利用できる。

ネット接続やGoogleアカウントでログインしない場合の機能制限された「ベーシックモード」というのもある。


基本、自分のGoogleアカウントでサインインしてるスマホがあれば、セットアップはかんたん。

スマホから「Google Home」アプリを起動して、Google TVデバイスとして使う場所、Wi-Fi、サービスの連携、Chromecast の管理などをすすめていくだけ。

テレビのリモコンでテキスト入力するという苦痛から開放されるのはとても楽ちん。

後半は、テレビとしての機能設定。

リモートスタートのオンオフ、省電力設定(切/弱/強)、地上放送の受信設定、接続機器の設定、設置方法(フロントポジションスタイル or バックポジションスタイル/壁掛け)、自動音場補正、カメラの設定、サポートの登録、Apple AirPlayとHomeKitといった設定を画面どおりにすすめる。


追加のアプリのインストールが終われば、初期設定は終了。

その他やることといえば、各アプリからサインインサービスしていくこと。

基本これもスマホからQRコードを読み取ってサインインできるので、リモコンで操作するよりも簡単。

 

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●ゾーン制御とピーク輝度が圧倒的!4K液晶ブラビアの最高峰


従来の液晶テレビというと、暗闇の表現が苦手だったり、暗がりで光を放つ表現をするさいにボワっと光漏れしたりという弱点があった。

液晶も部分駆動という方式で明るさを制御するという進化をして来たけれど、Mini LEDを採用した事で有機ELに迫るコントラストを出せるようになってきた。

そして、2024年の4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」のインパクトは、なんといっても明るい場面や光源が非常に力強く発光したときのそのまばゆさ。

単純に輝度が高いわけではなくて、本物に近い生っぽさが増した。

上の動画は、条件を揃えて、Mini LEDのBRAVIA 9(2024年モデル)、X95K(2022年モデル)、QD-OLEDのA95L(2024年モデル)、A95K(2022年モデル)を比較したもの。

設定としては、もっともわかりやすくするために、あえて画質モードを「ダイナミック」、明るさを最大、省電力設定はオフとしている。

観るとわかるとおり、Mini LEDの輝度の高さが最も顕著にあらわれている。

QD-OLEDはピーク輝度が非常に高くなったけれど、それはあくまでも有機ELテレビでの話。

仮に日中に外光などが入ってくるような周囲が明るい環境で視聴するなら、Mini LEDの輝度の高さは圧倒的。

まず大前提として、QD-OLEDは白色のサブピクセルを使用しない発色のおかげで、輝度が高いシーンの色再現性は非常に高い。

とはいえ、明るいシーンで様々な色を表現する場合でも、ピーク輝度の高さにおいてはMini LEDの性能の高さがうかがえる。

※あえて画像は暗くしています。

そして最もわかりやすいのは、画面全体が明るいシーンの場合。

QD-OLEDではRGBのサブピクセルを全て発光する白色が多くなると、画面の明るさを維持するのが難しくなる。

けれど、Mini LEDは発色に縛られない発光ができるため、画面全体で強烈に明るい表現ができる。

上の画像のように比べてしまうと、単体では十分に発光していると思える有機ELテレビも、Mini LEDの輝度と比べるとその違いがわかる。

※あえて画像は暗くしています。

そして、同じMini LEDでも、X95K(2022年モデル)と比べるとBRAVIA 9の輝度はさらに高くなっている。

そんなに目が痛くなるほどの輝度が必要なのか?と思いがちだけれど、実際に自然界にその明るいものが存在していて、それらを肉眼で見て知っている。

すると、表現できる色の幅だけではなくて明るさの幅が広がると、それはよりリアルに感じられることになる。

 

有機ELテレビが得意とする夜景のシーン。

本来、夜景になると発行しないエリアが多くなると、有機ELテレビでもその分ピーク輝度を上げられてとても美しいコントラスト表現になる。

一方で液晶テレビはコントラストを出しづらくなる。

けれど、Mini LEDというデバイスと、ソニー独自の微細な制御をするBRAVIA 9の映像は、コントラストの高さはもちろんのこと明暗部の階調表現も輝いている部分と漆黒部分とのメリハリがより一層くっきりと映し出されている。

厳密に言えば、こうした真っ暗闇に光を放つようなシーンではMini LEDといえど、 黒背景に光が漏れる現象(ハロー)が出てしまう。

こればっかりは一つ一つが発光する有機ELに軍配があがる。

けれど、BRAVIA 9 ではその制御するブロックが細かくなったことでかなり改善されているし、表面に低反射な新素材を採用した低反射パネル「エックス アンチ リフレクション」のおかげもあって、映り込みも随分と抑えられている。

QD-OLED  A95Lシリーズのアドバンテージも知ったうえで、Mini LED 最高峰のBRAVIA 9をのどちらを選ぶべきか?

ここは、自分自身が好んで視聴するコンテンツによって好みが分かれるところだと思われる。

Mini LEDのゾーン制御を最大約325%増加・ピーク輝度約1.5倍という大きな進化を果たしたBRAVIA 9は、 視聴環境が明るい日中などで観ることが多いテレビとして考えると、Mini LED の圧倒的優位性が画質に現れることも事実。

今回まったく触れていなかったけれど、上方向の音を強化する「ビームトゥイーター」の恩恵もあって、テレビとは思えないくらいに音質も良くなっている。

次回、さらに突っ込んで検証してみる。

 

<BRAVIA 9・ブラビア2024年モデル実機レビュー>

Mini LED 搭載フラグシップモデル 2024年最新の 4K 液晶テレビ BRAVIA 9「XR90シリーズ」を、ソニーストアで観てきたレビュー。

最新 2024年ブラビアに備わる「PS Remote Play」アプリ。 BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Lシリーズ」で、PS5とのPSリモートプレイを試してみた。

BRAVIA 2024年モデル の進化!ネックバンドスピーカー・イヤホン・ヘッドホンと直接つないで楽しめる3Dサラウンド(立体音響)、テレビスピーカーと同時音声出力。

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●BRAVIA ラインナップ

2024年モデル

4K液晶テレビBRAVIA 9「XR90シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 9「K-85XR90」【85型】
ソニーストア販売価格:1,100,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-75XR90」【75型】
ソニーストア販売価格:825,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 9「K-65XR90」【65型】
ソニーストア販売価格:660,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

発売中


4K液晶テレビBRAVIA 7「XR70シリーズ」(Mini LED)
4K液晶テレビBRAVIA 7「K-85XR70」【85型】
ソニーストア販売価格:715,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-75XR70」【75型】
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-65XR70」【65型】
ソニーストア販売価格:440,000円(税込)

4K液晶テレビBRAVIA 7「K-55XR70」【55型】
ソニーストア販売価格:352,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

2024年8月31日(土)発売

BRAVIA XR 4K有機ELテレビ「A95Lシリーズ」(QD-OLED)
4K有機ELテレビ「XRJ-65A95L」【65型】
ソニーストア販売価格770,000円(税込)

4K有機ELテレビ「XRJ-55A95L」【55型】
ソニーストア販売価格:605,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

発売中


4K有機ELテレビBRAVIA 8「XR80シリーズ」(WOLED)
4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-77XR80」【77型】
ソニーストア販売価格935,000円(税込)

4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-65XR80」【65型】
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)

4K有機ELテレビBRAVIA 8「K-55XR80」【55型】
ソニーストア販売価格:418,000円(税込)

●長期保証<3年ベーシック>付
●ソニーストア割引クーポン10%OFF

2024年8月31日(土)発売

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●ブラビアでおうちシネマキャンペーン

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購入製品によって、キャッシュバック金額が決まっているため、ロトキャンペーンのように人によって金額が変わらないので安心。

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