「VAIO Phone Biz」のファームウェアアップデートで、ディスプレイサイズの自由度が増加。他、機能や動作安定性の改善。
7月27日に、「VAIO Phone Biz」のファームウェアアップデートの配信を開始。
Windows 10 mobileのアップデートではなくて、「VAIO Phone Biz」の各種機能の改良・追加と、動作安定性の向上。
・[VAIO Phone Biz] ファームウェア 1028.26.116.27412 アップデートプログラム
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●「VAIO Phone Biz」の進化した機能。
今回のアップデートプログラムのファームウェアは、「1028.26.116.27412」。
追加された機能は以下。
まず、スクリーンキーボードを小さく表示して、「右寄せ」もしくは「左寄せ」に配置できるように。
スクリーンキーボード上の言語切り替えボタンを長押しすると、切り替えメニューが表示されるので、好みの「キーボードポジションメニュー」を選んで変更できる。
そしてフォントサイズの変更。
デフォルト表示のフォントやアイコンのサイズが小さくなったため、スタート画面のタイル数を、ミドルサイズタイル基準で、横3列に加えて横4列にすつ事も可能に。
[設定]-[個人用設定]-[スタート]から、「タイル数を増やす」をのオン（横4列）、オフ（横3列）で切り替えられる。
また、表示サイズを、225%～300%（デフォルト 300%）から、175%～300%（デフォルト 225%）へと変更。
[設定]-[システム]-[ディスプレイ]から、「このディスプレイ上のテキスト、アプリ、項目のサイズ」を変更することで、175％という詳細な表示から、従来の見えやすい300%表示まで、好みで変更できる。
ちまにみ、右上の画像は、「175%」にした場合。もはや極小すぎて目がシパシパするので、適度に調整するのが良いかと。
カメラアプリでは、 撮影モードを「HDR（High Dynamic Range）」モード時の画質を改善。
HDRモード使用時は、撮影に画像処理を行うため、次の撮影ができるようになるまでに数秒の時間がかかる。
デフォルトではHDRモードオフに設定されているので、利用する場合には改めてオンにする必要がある。
また、動画撮影時に、画面が2分割したようになり画面が揺れて記録されることがある症状を修正した他、大音量で録音した場合に音割れが発生する症状を改善。
プリセットされている携帯ネットワーク接続プロファイル（APN）を追加。
[設定]-[ネットワークとワイヤレス]-[携帯ネットワークとSIM]からAPN設定をする際に、IM1の「携帯ネットワーク接続プロファイル」にあらかじめMNO/MVNO各社の設定がたくさん用意されていて、該当するものを選ぶだけで良いのでかなり楽。
最後に、ハードウェアボタンの操作だけで電話のリセット（工場出荷時状態への復元）を行う機能を追加。
1. 「VAIO Phone Biz」の電源をOFFにする。
2. 電源ボタンを2～2.5秒押して電源ONにする。
電話が応答せず、通常の電源オン操作ができない場合には、電源ボタンと音量-ボタンを同時に長押しして（約10～15秒）強制再起動する。
3. 短くブルブルっと震えたら電源ボタンを離して、すぐに音量-ボタンを押して、画面に［！］マークが表示されるまで長押しする。
4. ［！］マークが表示された後、音量+ボタン、音量-ボタン、電源ボタン、音量-ボタンの順に押す。
すると、すぐに電話のリセットが開始され再起動する。（リセットが完了するまで時間がかかる場合がある。）
この操作を行うと、電話に保存されている情報がすべて削除されるため、必要な時以外は行わないようにしよう。
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「VAIO Phone Biz」の久々のアップデートで、特にディスプレイサイズの自由度が増したのはいい感じ。
ハードウェアの所有欲の満たされ具合は良くて、基本使い勝手も改善されていて、もう本当になんとかしてほしいのは、肝心要のアプリだけ。
増えるどころか、なくなるアプリもあったりして、ビジネスを基本としている「VAIO Phone Biz」ではあるけれど、Windows 10 mobileアプリ側の発展性というか、もうちょっとどうにか良い方向に向かって欲しい。
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