1.0型イメージセンサーを搭載したスマートフォン「Xperia PRO-I」をソニーストアで触ってきたレビュー(その3)
・1.0型イメージセンサーを搭載したスマートフォン「Xperia PRO-I」をソニーストアで触ってきたレビュー(その1)
・1.0型イメージセンサーを搭載したスマートフォン「Xperia PRO-I」をソニーストアで触ってきたレビュー(その2)
の続き。
「Xperia PRO-I」に新たに備わった動画撮影のための専用アプリ「Videography Pro」。
1.0型イメージセンサー「Exmor RS」をうまく活用してムービー撮影の楽しさがなかなか極まっている。
・Xperia PRO-I(XQ-BE42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<参考>
・「Xperia PRO-I」は1.0型センサーを有効活用できていないって本当?クロップは悪なのか?を考察。ガチカメラを搭載したソニー製スマホが欲しいという欲求の行く先。
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目次
●「Xperia PRO-I」に新たに搭載された「Videography Pro」の魅力。
従来のXperiaシリーズで動画を撮ろうとした場合、、「Photography Pro」のBASICモードから動画モードをシンプルに撮る方法。
もしくは、「Cinematography Pro」を利用して21:9アスペクト比で、映画のような撮影するかのいずれか。
「Photography Pro」の動画撮影は静止画からすぐに切り替えて動画撮影ができるのが利点ではあるけれど、自由度がほとんどない。
「Cinematography Pro」は、ソニーの教務用カメラの使い勝手をスマホにおろした形で、ありとあらゆる機能がマニュアル設定のため何しろマニアック。
じっくり撮影する時以外にはあまりにも厳しすぎる。
そこに、「Xperia PRO-I」では「Videography Pro(ビデオグラフィプロ)」を新たに搭載。
ズームやフォーカス、露出やホワイトバランスなどの設定変更を、素早く直観的に調整しつつ撮影できるという楽しみがある。
かなり便利に使えるのが、シャッターキーの横に備えるショートカットキー。
デフォルト(初期設定)で、このボタンを押すと、「Videography Pro」が立ち上がる。
シャッターキーと違って飛び出すことなく、サイドフレームとツライチになっていて誤動作させることはなく、触感の違いからもボタンの押し分けもできる。
ちなみにこのショートカットキーは、設定から好みのアプリを割り当てることもできる。
このあたりは、Xperia PRO と共通。
「設定」から[システム]⇒[ジェスチャー]⇒[ショートカットキー]とすすむ。
あらかじめ4つのアプリを選んでおくと後々の変更も楽。
例えばTwitterアプリを割り当てておけば、ショートカットキーひと押しで即Twitterが立ち上がるといった具合。
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●「Videography Pro」で撮影してみる。
飛び出しているシャッターキーは長押しで「Photography Pro」起動に対して、ショートカットキーはワンプッシュで「Videography Pro」起動。
どちらもスリープ状態からでもすぐさま撮れる。
パスワードや指紋認証でロックされていても撮れる状態になる。
あくまでも撮影が出来るだけで、すでに記録していた静止画や動画へアクセスするにはロック解除が必要。
すぐに撮りたいといったときの、このレスポンスの素早さが心地よい。
一見すると、左にアスペクト比16:9の画面、右側に操作系のUIが集中。
[フォーカス調整]、「デジタルズーム]、[ディスプレイ表示]、[AUTOモード]、[誤操作用ロックボタン]の操作などができる。
録画ボタンをタップ(もしくはシャッターキー)で録画開始。
この状態で、リアルタイム瞳AFやリアルタイムオブジェクトトラッキングも動作。
素のままの設定で、カメラにまかせて撮影しただけでも今までのスマホとは格段異なる高いクオリティの動画が撮れることを実感。
レンズは、撮影前に16mm・24mm・50mmから選ぶ必要があるけれど、ズームUIのスライダーを上下することで、デジタルズームしながらの撮影も記録できる。
指での動作だとうまくいかない場合は、ボリュームキーにズーム機能を割り当てていれば、かなりスムーズに操れる。
24mmのときに限っては、IRIS(絞り)をF2.0とF4.0から切り替えることもできる。
AFはかなり優秀で、動く被写体にリアルタイムでフォーカスが合い続けて動画が撮れるというのは、カメラとしては当たり前だけれどスマホで出来るとなると撮る価値が上がる。
そのAFの精度の高さもありながら、MFに切り替えて、[Near]から[∞(無限大)]にかけてスライダーを上下することで、焦点を移動させて撮るといったこだわった撮り方もかんたんにできる。
UIがシンプルなのに、撮りたい意図を動画に盛り込めるのがまた楽しい。
動画撮影時は、光学手ブレ補正にくわえて、電子手ブレ補正をくみあわせて、手持ちで歩き撮りをしてもしっかりとブレを抑えて安定した映像を撮影できる。
この電子手ブレ補正は、1.0型センサーの2100万画素のうちの1220万画素しか使っていないものの、その余剰部分を利用。
さすがに、過信して大雑把にドタドタ歩くとブレは吸収しきれるものではないにしても、揺れ幅の少ないあるき方を心がければ気にならないレベルにまでもっていける。
また、4K動画撮影時に、フレームレートを60fpsや120fpsと上げることでよりなめらかな動画を撮ることもできるあたり、かなり納得の動画を撮れそうである。
もちろんHDRをオンにして、最高4K HDR 120fps撮影もできる。
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●「Videography Pro」の設定項目をチェック。
「Videography Pro」の設定についても細かく調べてみた。
動画撮影画面の赤枠部分にある[シャッタースピード]、[ISO感度]、[露出設定]、[ホワイトバランス]、[音量設定]については、ダイレクトにタップすることですぐに設定変更できる。
「Menu(メニュー)」をタップすると、各種撮影設定一覧が表示される。
1ページ目は、主に撮影前に設定するもので、2ページ目は撮影中でも変更できるものといった具合。
各々をタップすると詳細に項目を変更できる。
Menu(1)
Menu(2)
設定
メニューとは別に、その横にある「設定」アイコンを押すと、設定項目が現れる。
この設定項目はなぜか全て日本語表記ではなく英語表記。
表示形式やボタンの割当、Bluetoothのペアリング、水準器調整といった設定ができるようになっている。
「Xperia PRO-I」では、ワイヤレスにカメラと接続できるタイプのワイヤレスリモートコマンダー機能付シューティンググリップ「GP-VPT2BT」などが推奨されている。
[新しいリモコンとペア設定]をタップしたのちに、「GP-VPT2BT」の[PHOTOボタン]と[ズームボタンのT側]の2つのボタンを同時に7秒以上押すとペアリング。
またBluetoothでリモコンと接続している時にの利用できる[撮影維持モード]がある。
これは本来、本体の負荷が高くなって高温になったときに機能が制限されてしまうけれど、[撮影維持モード]をオンにしておくと、より長時間撮影ができる。
Bluetoothリモコンとの接続が切れると同時にこの機能も無効になることには留意する必要がある。
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●静止画も動画も強い「Xperia PRO-I」
「Xperia PRO-I」は静止画撮影ばかりに気を取られがちだけれど、動画撮影が思っていたよりも相当に楽しい。
それは、もちろんセンサーや「BIONZ X for mobile」と「フロントエンドLSI」といった映像処理性能によるところが大きい。
それに加えて「Videography Pro」アプリで、今まで以上に手軽さとこだわりをうまく組み合わせて撮れる楽しさがある。
ここから「Xperia PRO-I」専用のVlog Monitorやワイヤレスリモートコマンダー機能付シューティンググリップ「GP-VPT2BT」と組み合わせれば、もっと本格的なVLOGカメラにもなりうる。
20万円弱というスマホとして考えると高い気はするけれど、「Xperia 1 III」 に近いスマートさを持ちつつ、無骨な筐体デザインと静止画と動画の両方に強いカメラ性能を持ち合わせていると考えると、これはあって然るガジェットなんじゃないかと思えてくる。
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●ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ
Xperia 1 III (XQ-BC42)
ソニーストア販売価格:159,500 円(税込)
カラー:フロストブラック/フロストグレー/フロストパープル/フロストグリーン
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 6,600円(税込)
1回目のみ 7,700円(税込)
・Xperia 1 III(XQ-BC42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
・Xperia 1 III SIMフリーモデルと キャリアモデルをいろんな角度から比較。仕様や価格、保証まで比べてみるとかなり魅力的なSIMフリーモデル!?
・待ちに待った 国内 SIMフリーモデル「Xperia 1 III(XQ-BC42)」は11月19日発売。限定カラーのフロストグリーンの実機を確認。Xperia Z5 グリーンとの違い。
・SIMフリースマートフォン「Xperia 1 III(XQ-BC42)」は、5Gと4G LTE 国内キャリアのどこまでカバーしているのか?楽天モバイル 5G(Sub6)や、キャリア4G周波数の5G転用バンドに対応しているか実際に試してみた。
Style Cover with Stand for Xperia 1 III(XQZ-CBBC)
ソニーストア販売価格:3,830 円(税込)
Xperia View(XQZ-VG01)
ソニーストア販売価格:29,700 円(税込)
Xperia PRO-I (XQ-BE42)
ソニーストア販売価格:198,000 円(税込)
カラー:フロストブラック
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 8,200円(税込)
1回目のみ 9,400円(税込)
・Xperia PRO-I(XQ-BE42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
・これを待っていた!悲願の1.0型イメージセンサーを搭載したスマートフォン「Xperia PRO-I」現る!ポケットから一瞬で取り出して撮れる静止画と動画に納得のクオリティ。
・「Xperia PRO-I」は1.0型センサーを有効活用できていないって本当?クロップは悪なのか?を考察。ガチカメラを搭載したソニー製スマホが欲しいという欲求の行く先。
Vlog Monitor(XQZ-IV01)
ソニーストア販売価格:24,200 円(税込)
Style Cover Leather for Xperia PRO-I(XQZ-CLBE)
ソニーストア販売価格:8,800 円(税込)
Xperia 5II (XS-AS42)
ソニーストア販売価格:99,000円(税込)
カラー:ブラック、グレー、ブルー、ピンク
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 4,100円(税込)
1回目のみ 4,700円(税込)
・Xperia 5II(XQ-AS42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<SIMフリーモデル Xperia 5 II レビュー>
・5G対応 SIMフリー コンパクトモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」。初期セットアップと基本スペックの確認、「Xperia 5 (J9260)」とのベンチマークテスト比較。
・SIMフリーモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のSIMカードの利用方法とAPN設定。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMの便利機能。5G利用時の注意点。
・ハイエンド機能をコンパクトボディに詰め込んだ 5G対応 SIMフリーモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」。カメラ、オーディオ、ゲームや機能性能をチェックする。
Xperia PRO (XQ-AQ52)
ソニーストア販売価格:249,800(税込)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 10,400円(税込)
1回目のみ 10,601円(税込)
・Xperia PRO(XQ-AQ52) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<Xperia PROレビュー記事>
・ついに手にしたぞ!5Gミリ波帯対応スマートフォン「Xperia PRO」レビュー。無骨な外観を「Xperia 1 II」と比較、開封から初期セットアップまで。
・「Xperia PRO」だけが持つHDMI micro端子。カメラと接続して「外部モニター」や「ライブ配信」をしてみる。
・「Xperia PRO」を有線接続のオーディオプレーヤー化してみる。ステージモニターインナーイヤー「IER-M9/M7」や、業務用モニターヘッドホン「MDR-M1ST」と組み合わせた漢気セット。
Xperia 1 II (XQ-AT42)
ソニーストア販売価格:108,900 円(税込)
カラー:特別色フロストブラック/ホワイト/パープル
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 4,500円(税込)
1回目のみ 5,400円(税込)
・Xperia 1 II(XQ-AT42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<Xperia 1 IIレビュー記事>
・「Xperia 1 II」に備わる「Photography Pro」の項目とメニューをすべてチェックしてみた。撮るそのときに自分の想いを反映する楽しさがあるカメラアプリ。
・ついに手にした SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」、フロストブラックの質感の高さが異常なまでのカッコよさ!
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」を初期セットアップとスペックを知るためのベンチマークテスト。メモリー(RAM)12GB、ストレージ(ROM)256GBの恩恵は大きい。
・いつも持ち歩くXperiaで高音質ストリーミングを聴こう。サブスク(音楽聴き放題サービス)がハイレゾ化すると音楽ライフが一段と楽しくなる。
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」のSIMカードの利用方法とAPN設置。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMが最高に便利。5G利用時の注意点。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II (XQ-AT42) / Xperia 5 (J9260)」を買ったら、「モバイルSuica」の設定をしておこう。 Xperia 1 (J9110)は「おサイフケータイ」非対応なので注意。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II / Xperia 5」に「モバイルSuica」を設定したら、よりお得に使う方法を検討してみよう。「JRE POINT」の登録や、「ビューカード」、「楽天ペイ+楽天カード」との連携。
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II / Xperia 1 / Xperia 5」のデュアルSIMを活かす。サブ回線として、1年間無料&解約料無料の「Rakuten UN-LIMIT V」を使ってみる。
・スマートフォン「Xperia 1 II (XQ-AT42)」をソニーストアで大幅値下げ!デュアルSIM搭載&メモリー/ストレージ増量のSIMフリーモデルがお買い得に!
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●Xperiaキャンペーン
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市中区錦3丁目24-17 日本生命栄ビル 3階
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。
営業時間:11:00~19:00