「Xperia 1 III SO-51B」に強制プリインストールされているキャリアアプリが悩ましい。不要なアプリをリストアップしてバッチファイルを作成、いらないアプリを一掃してみる。
「Xperia 1 III SO-51B」に強制プリインストールされているキャリアアプリが悩ましい。
・リスクの少ないアプリの無効化でストレスを軽減。
・アンインストールできない不要なアプリを、PCからadbコマンドを利用して削除してみる。
の続き。
前回は、android端末からは消せないプリインストールされたアプリを、PCからadbコマンドを利用して削除してみた。
がしかし、アプリを削除するために一つ一つコマンドを入力し実行していくのは正直手間。
一度ならまだしも、仮に機種変更や端末の初期化をするとプリインストールは全て復活してしまう。
そこで、自分では不要だと思うアプリをあらかじめまとめておいて、一括で削除する方法を試してみる。
【CAUTION!注意!】
目次
アプリを削除すると、動作が不安定になったり故障の原因になります。
この記事を読んで同様の事をして、万が一生じた損害は全て自己責任となり、当方やメーカーは一切その責を負いません。
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●一括で不要なアプリを削除する方法
あらかじめ不要なアプリのリストをまとめておけば、一括して削除する方法として、複数のコマンドをまとめて実行するバッチファイルを作成しておくと良い。
ごく個人的に、ドコモのプリインストールアプリをどうにかしたいということで、パッケージ名に”docomo”という文字列が含まれるアプリを検索する。
[Windows Powershell]を起動して以下のコマンドを実行。
.\adb shell pm list package docomo
すると、android端末からアンインストールできるものは先に削除していても、これだけの大量のドコモアプリがみつかる。
次に、adb.exeがあるフォルダの空白の部分で「右クリック」から「新規作成」とすすんでテキストドキュメントを作成。
わかりやすい名前を付けておく。
今回は、仮に uninstall.txt としている。
そして、抽出したテキストデータをコピーして、テキストドキュメントに貼り付ける。
さて削除…といきたいところだけれど、これらのアプリのなかには、android端末自身のシステムに絡み合っているものもあって、全部を消すというのはあまりにも無謀すぎる。
事前に削除しても大丈夫そうなアプリ、そうでないアプリの情報を集めて整理するのがセオリー。
パッケージ名では何のアプリかわからない!という場合には、android端末にインストールした「Aplin ポスト無効化マネージャー」アプリが便利。
パッケージ名の一部の文字列を検索すると、アイコンとアプリ名を抽出してくれるので何のアプリかが把握しやすい。
以下は、自分なりに削除したい(してもよさそうな)アプリと残しておいたアプリ。
中には削除すると動作が著しく不安定になるものは避けているつもり。
※しつこいけど自己責任です。
削除したいアプリ一覧
ドコモ電話帳
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.android.contacts
DOCOMO Initialization
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.initialization
docomo Application Manager
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.applicationmanager
dアカウント設定
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.idmanager
dマーケット
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.store
dメニュー
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.dmenu2
my daiz
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.mascot
おすすめ使い方ヒント
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.devicehelp
おまかせロック
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.remotelock
スグアプ
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.phonemotion
スケジュール&メモ
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.schedulememo
スケジュール/メモ・トルカ同期
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.databackup
ドコモクラウド設定
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.cloudset
ドコモサービス
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.docomoset
ドコモデータコピー
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.sdcardbackup
ドコモメール
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 jp.co.nttdocomo.carriermail
ドコモ位置情報
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 jp.co.nttdocomo.lcsapp
ネットワークサービス
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.networkservice
マイマガジン
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.mymagazine
災害用キット
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 jp.co.nttdocomo.saigaiban
遠隔初期化
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.wipe
あんしんモード
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 jp.co.nttdocomo.anshinmode
docomo Application Manager
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.applicationmanager
DcmIpPushAggregator
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.pf.dcmippushaggregator
docomo Authenticator
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.accountauthenticator
DcmAccountWipeService
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.accountwipe
残しておいたアプリ
dポイントクラブ
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.dpoint
d払い
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.keitai.payment
ドコモスピードテスト
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 jp.co.nttdocomo.areainfo
削除しないほうがよさそうなアプリ
docomo LIVE UX
.\adb shell pm uninstall -k --user 0 com.nttdocomo.android.homezozo
他、システム系のアプリは削除しないほうが良い。
package: の文字部分を .\adb shell pm uninstall -k --user 0
に置き換えたら、改めて保存。
この時、メーカーやキャリアによってはアプリのパッケージ名が異なる場合があるので、アプリ名は確認して正確に入力することを忘れずに。
最後に、テキストオブジェクトの拡張子を.txt から .bat に変更して削除用のファイルは完成。
注意)これ以降、実行するとアプリが消えていきます。必ず準備が整ってから行ってください。
この削除用ファイル(ここでは、 uninstall.bat )をダブルクリックすると、コマンドプロンプトが起動して、先ほど書き込んだコマンドが実行されて抽出したアプリたちが次々へと削除されていく。
同様に再インストール用のバッチファイルを作成しておけば、元通りにアプリを戻すということも可能。
ただし、アプリは初期化されているため再度の認証などは必要。
また、100%元通りにならず、不具合など発生する場合もある。
完全にクリーンな状態で元に戻したい場合は、やはりandroid端末自身の初期化が必要となると思っておいたほうが良い。
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●参考
「おまかせロック」や「遠隔初期化」というアプリは、「デバイス管理アプリ」としてandroid端末の設定の中で選択されている。
そのままで削除しようとするとエラーで弾かれるため、前もって「設定」から「アプリと通知」→「特別なアプリアクセス」→「デバイス管理アプリ」と進み、無効にしておくと良い。
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●アプリ削除前と、アプリ削除後の違い。
アプリ削除前 | アプリ削除後 |
アプリを一括で削除したことで、「Xperia 1 III SO-51B」のアプリリストからドコモ系のアプリが一掃された。
画面に常駐していた(四角い豆腐のようなキャラアイコン)「my daiz」も消滅。
アプリ削除前 | アプリ削除後 |
ちなみに、アプリが削除されたといっても完全にアプリデータそのものが消滅するわけではなく。
動作するアプリはなくなって「未インストール」という状態になっている。
android端末のストレージの深層部分に、アプリのインストーラーは残っているので、初期化すると削除したアプリもまた復活するという事になる。
アプリ削除前 | アプリ削除後 |
それから、ドコモアプリを一掃してメモリーはどの程度変わるのか?
あくまでも初期状態ではなくて、すでに普段使いとして使い込んでいるために正確なデータではないという前置きをして。
確かに常駐するドコモアプリがいなくなったことで、バックグラウンドで動作するアプリは減り、ごくわずかに空きメモリーが増えたように見える。
けれども、さすがに「Xperia 1 III SO-51B」のメモリー領域は12GBもあり、その影響は軽微だと思われる。
それでも、視覚的にスッキリして、あのアプリが目障りだ…というストレスは解消されるのかもしれない。
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●自己責任の踏まえてなら、試してみる価値アリ。
こうして、あらかじめ自分が不要なアプリをまとめておけば、初期化したり新しくキャリアモデルを購入した場合などでもスムーズに自分仕様にできるようになるというのはとても便利。
ただ何度も言うように、このような作業は動作が不安定になったり、最悪アプリが起動できなくなるといった危険性もある。
アプリの削除については、しっかりと下調べをするのが鉄則。
かつ自己責任だという事を踏まえて楽しむのがベター。
比較的リスクの少ない「無効化」でもそこそこ効果はあるので、自身のスキル(と好奇心)にあわせて試してみよう。
もしくは、こんなめんどくさい事やってられないよ!という人は、おそらくもうすぐ出てくるであろう Xperia 1 III のを待ってみるのも良いかもしれない。
<Xperia 1 III関連記事>
・「Xperia 1 III」を発売日に手に入れるまでのとても長い道のり。(Xperia 1 IIIのレビューじゃないよ。)
・性能も上がったけど、価格も跳ね上がった5G 対応フラッグシップレンジスマートフォン「Xperia 1 III SO-51B」。初期セットアップと、データの引き継ぎ、はじめの一歩。
・「Xperia 1 III SO-51B」の性能はどれほど上がったのか?「Xperia 1 II (XQ-AT42)」や「Xperia 1 (J9110)」とのベンチマークテスト比較。
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●SIMフリーモデル Xperiaレビュー
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」のSIMカードの利用方法とAPN設置。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMが最高に便利。5G利用時の注意点。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II (XQ-AT42) / Xperia 5 (J9260)」を買ったら、「モバイルSuica」の設定をしておこう。 Xperia 1 (J9110)は「おサイフケータイ」非対応なので注意。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II / Xperia 5」に「モバイルSuica」を設定したら、よりお得に使う方法を検討してみよう。「JRE POINT」の登録や、「ビューカード」、「楽天ペイ+楽天カード」との連携。
・データ1GBまで0円/月の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」の魅力と注意点。Xperia SIMフリーモデルでの利用方法やAPN、デュアルSIMの設定。1GBを超えないためのチップスなど。
・Xperia SIMフリーモデルで利用するならどれ?3キャリアの新料金プラン「ahamo」「LINEMO」「povo」を、楽天モバイル( Rakuten UN-LIMIT V )を含めて比較してみる。
・「ahamo」は、NTTドコモの既存プランと比べて本当にオトクなのか?を検討してみる。スマホ/PCのwebから申し込み。「ahamo」に対応するXperiaの機種を確認。
・「ahamo」の利用方法とAPN設定。Xperia SIMフリーモデルのデータ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMの設定など。
・「ahamo」を新規契約して、Xperia SIMフリーモデルのAPN設定や開通作業のやり方。デュアルSIM利用時のデータ通信や音声通話を使い分けの設定など。
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●ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ
Xperia PRO (XQ-AQ52)
ソニーストア販売価格:249,800(税込)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 10,400円(税込)
1回目のみ10,601円(税込)
・Xperia PRO(XQ-AQ52) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<Xperia PROレビュー記事>
・ついに手にしたぞ!5Gミリ波帯対応スマートフォン「Xperia PRO」レビュー。無骨な外観を「Xperia 1 II」と比較、開封から初期セットアップまで。
・「Xperia PRO」だけが持つHDMI micro端子。カメラと接続して「外部モニター」や「ライブ配信」をしてみる。
・「Xperia PRO」を有線接続のオーディオプレーヤー化してみる。ステージモニターインナーイヤー「IER-M9/M7」や、業務用モニターヘッドホン「MDR-M1ST」と組み合わせた漢気セット。
Xperia 1 II (XQ-AT42)
ソニーストア販売価格:118,800 円(税込)
カラー:特別色フロストブラック/ホワイト/パープル
Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)
24回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 4,900円(税込)
1回目のみ6,100円(税込)
・Xperia 1 II(XQ-AT42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<Xperia 1 IIレビュー記事>
・「Xperia 1 II」に備わる「Photography Pro」の項目とメニューをすべてチェックしてみた。撮るそのときに自分の想いを反映する楽しさがあるカメラアプリ。
・ついに手にした SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」、フロストブラックの質感の高さが異常なまでのカッコよさ!
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」を初期セットアップとスペックを知るためのベンチマークテスト。メモリー(RAM)12GB、ストレージ(ROM)256GBの恩恵は大きい。
・いつも持ち歩くXperiaで高音質ストリーミングを聴こう。サブスク(音楽聴き放題サービス)がハイレゾ化すると音楽ライフが一段と楽しくなる。
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」のSIMカードの利用方法とAPN設置。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMが最高に便利。5G利用時の注意点。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II (XQ-AT42) / Xperia 5 (J9260)」を買ったら、「モバイルSuica」の設定をしておこう。 Xperia 1 (J9110)は「おサイフケータイ」非対応なので注意。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II / Xperia 5」に「モバイルSuica」を設定したら、よりお得に使う方法を検討してみよう。「JRE POINT」の登録や、「ビューカード」、「楽天ペイ+楽天カード」との連携。
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II / Xperia 1 / Xperia 5」のデュアルSIMを活かす。サブ回線として、1年間無料&解約料無料の「Rakuten UN-LIMIT V」を使ってみる。
・スマートフォン「Xperia 1 II (XQ-AT42)」をソニーストアで大幅値下げ!デュアルSIM搭載&メモリー/ストレージ増量のSIMフリーモデルがお買い得に!
Xperia 5II (XS-AS42)
ソニーストア販売価格: 114,400 円(税込) ⇒108,900円(税込)
カラー:ブラック、グレー、ブルー、ピンク
Xperiaケアプラン(月払い500円/年払い5,000円)
24回まで分割払手数料【0円】
月々の支払い 4,500円(税込)
1回目のみ 5,400円(税込)
・Xperia 5II(XQ-AS42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
<SIMフリーモデル Xperia 5 II レビュー>
・5G対応 SIMフリー コンパクトモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」。初期セットアップと基本スペックの確認、「Xperia 5 (J9260)」とのベンチマークテスト比較。
・SIMフリーモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」のSIMカードの利用方法とAPN設定。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMの便利機能。5G利用時の注意点。
・ハイエンド機能をコンパクトボディに詰め込んだ 5G対応 SIMフリーモデル「Xperia 5 II (XQ-AS42)」。カメラ、オーディオ、ゲームや機能性能をチェックする。
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●Xperia SIMフリーモデル
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