SIMフリーモデル「Xperia 1 V」は、5G SAに対応しているのか?(準備編)ドコモ 5G SA を利用するために必要な申し込みとSIMカード(ドコモUIMカード)。
「Xperia 1 V」のSIMフリーモデルは、キャリアモデルと異なり5G[ミリ波]には非対応。
そのかわり、それぞれのキャリアでは未対応のバンドも広範囲に網羅しているおかげで、どこのキャリアのSIMを使っても納得のいくネットワークを利用できるという利点がある。
とは言え、対応バンドは公開されてはいるものの、各キャリアが提供している「5G SA(Stand Alone)」についてまでは実際に試してみない事には利用できるかどうかわからない。
「5G SA(Stand Alone)」のテストする”準備編”として、ドコモの5G SAへの申し込みをしてみた流れを解説。
SIMカードのVer.が古いと、カードの交換も必要なので、備忘録的な意味も込めて掲載。
・Xperia 1 V(XQ-DQ44) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
・Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
・ドコモオンラインショップ
・auオンラインショップ
・ソフトバンク
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目次
●Xperia 1 V(XQ-DQ44)の5G SA対応は?
SIMフリーモデル「Xperia 1 V(XQ-DQ44)」の対応バンドは、上記の表のとおり。
キャリアモデルと異なるのは、5G[ミリ波]に非対応ということ。
とは言え、それぞれのキャリア毎に未対応のバンドもSIMフリーモデルは広範囲に網羅しているのが特徴。
ここでややこしいのは、ドコモ、au、SoftBankなどが対応を始めている「5G SA(Stand Alone)」について。
SIMフリーモデルのスペックを見る限りでは、対応非対応にまつわる記述がない。
「5G SA(Stand Alone)」というのは、5G専用のコアネットワーク設備である5GC(5G-Core)と、5G基地局を組み合わせて通信をする方式のこと。
通常の5G(NSA)よりも、さらなる高速大容量通信が可能になる。
各社説明している解説図では、5G専用の設備による低遅延、多数同時接続をウリにしている。
ドコモでは、対応エリアで利用時には、受信時最大4.9Gbps、送信時最大1.1Gbpsの通信が可能となり『上下ギガ超え』の通信速度を実現するとある。
ところが、「5G SA(Stand Alone)」はサービスとして開始されたばかりのもので、一筋縄には行かない様子。
キャリアによって対応する機種が違ったり、5G SA対応のSIMカードへの変更やオプションの契約が必要だったりと、利用にはかなりハードルが高い。
さらにエリアもミリ波以上に限られていて、実際使用できるかどうか確認することも困難。
今のところキャリアモデルですらこうした状況で、メーカーが販売するSIMフリーモデルについては詳細な情報が全くない。
キャリアが販売するモデルは自社回線での5G SAには対応しているようだが、SIMフリーモデル「Xperia 1 V(XQ-DQ44)」を利用した場合、どうなるかは試してみるまで分からないのだ。
※イギリスで販売されているモデルの対応バンド
参考までに、海外で販売されるXperia 1 Vには、5G NSA(Non – Stand Alone)と5G SA(Stand Alone)が分かれて記載されており、ハード的に対応していないということはないと思われる。
何はともあれ、5G SAのサービスを利用できるSIMカードを用意しておく事が第一歩となる。
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●ドコモの5G SAに申し込み。非対応のSIMカードでは交換が必要に。
ドコモの場合、何もしなくても5G SAのサービスを利用できるわけではなく、必ず「5G SA」サービスを利用する申し込みが必要。
申し込みサイトを見ると、月額使用料金は550円(税込)とある。
が、終了日未定の無料キャンペーンを実施しているため、実際には無料で利用できる。
さっそく、利用予定のSIMカードが入ったスマートフォンから「My docomo」アプリで手続をしてみる。
[お手続き]のタブから、「5G SA」と検索すればすぐに見つかる。
申し込みのさい、使用しているSIMカード(ドコモUIMカード)が、5G SAに対応していない場合、手続きを進めることができない。
確認すると、「5G SAサービスのご利用にはVer.6以上のSIMが必要」となっている。
わかりやすい目安としては、SIMカード(ドコモUIMカード)の色が、グリーンであればVer.7、水色(スカイブルー)であればVer.6。
案内を確認すると、「無料で新しいドコモUIMカードへ交換させていただきますので、最寄りのドコモショップなどへご来店ください。」となっていて、SIMカードの交換自体は無料の様子。
※Ver.5のSIMカード(ドコモUIMカード)AX05n(OTA)では、5G SAサービスに非対応。
ドコモショップでSIMカードの交換をするさいには、来店客が多くて長時間待たされる可能性が高いので、前もって来店予約をするのが鉄則。
注意点としては、通常ユーザー側からSIMカードの交換を申し込むと、ドコモオンラインショップでは1,100円(税込)、ドコモショップ/d gardenでは2,200円(税込)の手数料がかかる。
また2023年7月1日から、店頭での事務手数料改定に伴って、店頭では手数料が2,200円(税込)⇒3,850円(税込)に大幅に値上げされる。
・店頭での事務手数料を改定 -各種手続きに関わる手数料を一律3,850円に改定- | お知らせ | NTTドコモ
特に理由も告げずに、カードの交換だけをお願いすると手数料がかかってしまう可能性が高い。
そのため、事前にスマホで5G SAの申し込みを行なった際のエラーとなった画面をスクショしておいて、「5G SAの申し込みの際に、カードの交換が必要と出た。無料で交換できると案内されたので来店した。」と説明するとスムーズに手続きが進むと思われる。
SIMカードを交換したら、再度5G SAの申し込みを行なえば手続きが完了する。
契約情報を見てみると、5G SAも契約中ステータスとなっていることがわかる。
これで、SIMフリーモデル「Xperia 1 V(XQ-DQ44)」で5G SAを利用する事前準備が整ったことになる。
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●あとは提供エリアでテストするだけ…のはずが。
「5G SA(Stand Alone)」の前準備ができれば、あとは対応したエリアで使えるかどうかを試すだけ。
ではあるのだけれど、「5G SA(Standalone)」は、まだ開始間もないこともあって提供されているエリアやスポットがかなり限定。
ドコモHPの「5G SA」の提供エリアを調べてもマップすら表示されていない。
[提供施設・スポット]が掲載されたPDFと、地域別サービス提供状況のテキストデータのみ。
「5G SA」提供施設・スポット一覧(PDF形式:487KB)PDF |
これだけの情報をもとに”提供エリア”とされる場所に行ってドコモアンテナを探すところから始めないといけない。
地方だから少ないという問題以前に、そもそも全国的にも「5G SA」該当エリアが異常なほどに少ない。
しかもこの場所にたどり着いたとして、果たして本当に5G SA の電波を浴びられるのか、心配しかない。
おまけ
地元近くの「5G SA」提供エリア(周南市大字須々万奥字黒瀬周辺)を調べていたら、現れたミリ波提供エリア。
こんなところにミリ波を浴びれる場所が!と思って調べてみたら、とんでもない山と森に囲まれた秘境。
人里はなれて、道路からも大きくそれたこの場所になぜミリ波を発するエリアが存在するのか?
我々はその謎を解き明かすべく、現地へ向かうのであった…(フラグ
SIMフリーモデル「Xperia 1 V」は、5G SAに対応しているのか?
(実践編)ドコモ回線の 5G SA に接続、高速通信を確認!ただし、バンドやキャリアによっては接続できない可能性もある。
へ続く。
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●Xperia 1 Vキャリアモデル発売!SIMフリーモデルレビュー。
SIMフリーモデル「Xperia 1 V(XQ-DQ44)」レビュー
・(その1)所有欲を満たすボディデザイン、シンプルな中身、メモリ16GB・ストレージ512GB 大容量というSIMフリーモデルの魅力。
・(その2)ベンチマークテストとゲームの挙動を比較。「Xperia 1 V」は前モデルを圧倒!、Xperia Streamを利用すれば高負荷なゲームも長時間安定してプレイ可能。
・発熱制限を緩和して、「Xperia 1 V」を長時間使うための「撮影持続モード」と「モニター持続モード」。SIMフリーモデルとキャリアモデル毎に対応の違い。
・「Xperia 1 V」と「Xperia 1 IV」で、高負荷 4K120P撮影の録画時間を検証。「Videography Pro」の撮影持続モードをオンにすると、さらなる長時間撮影が可能に。
・SIMフリーモデル「Xperia 1 V(XQ-DQ44)」で、「povo2.0」のeSIM新規契約申し込みと登録、そして物理SIMとeSIMのデュアルSIM運用を試す。「データSIM自動切換え」が便利。
SIMフリーモデル「Xperia 1 V」は、5G SAに対応しているのか?
(準備編)ドコモ 5G SA を利用するために必要な申し込みとSIMカード(ドコモUIMカード)
(実践編)ドコモ回線の 5G SA に接続、高速通信を確認!ただし、バンドやキャリアによっては接続できない可能性もある。
・「Xperia 1 V」を、物理キーひとつでいつでも瞬時に「Photo Pro」と「Video Pro」に切り替えて撮影できる最強仕様にカスタムしてみた。
・Xperia SIMフリーモデルに、「ドコモSIM」を入れて「ドコモメール」を使えるように設定してみる。「Gmail」アプリにドコモメールを設定する方法。
・ドコモ版「Xperia 1 V SO-51D」に強制プリインストールされている悩ましいキャリアアプリをどうにかしたい。
(初級編)リスクの少ないアプリの無効化で手軽にストレス軽減。
(中級編)消せない不要なプリインストールアプリを、PCを利用してadbコマンドで削除する。
(上級編)不要なアプリをリストアップしてバッチファイルを作成、いらないアプリを一掃する。
・「Xperia 1 V」の「外部モニター」アプリが、ピーキング / ゼブラパターン / 録画対応といったプロ用モニターと同等機能を搭載。高輝度モニターとして安定して使えるまでに神進化!
・Xperia 1 V「外部モニター」アプリの進化点と注意点。「外部モニター」に備わった機能の便利な表示プリセット設定や、USBストリーミング時のマイク仕様について徹底解説。
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●Xperia 1 V と、対応する関連アクセサリー
Xperia 1 V(XQ-DQ44)
ソニーストア販売価格:194,700円(税込)
カラー:ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン
発売日:2023年7月14日(金)
36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 5,400円(税込)
1回目のみ 5,700円(税込)
Style Cover with Stand for Xperia 1 V(XQZ-CBDQ)
ソニーストア販売価格:4,730円(税込)
カラー:ブラック、プラチナグレー、カーキグリーン
Xperia Stream(XQZ-GG01)
ソニーストア販売価格:23,100円(税込)
カラー:ブラック
※ゲーミングギアのみ、別途Xperia 1 VまたはXperia 1 IVが必要
Vlog Monitor(XQZ-IV01)
ソニーストア販売価格:24,200 円(税込)
●ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ
Xperia 1 IV(XQ-CT44)
ソニーストア販売価格:174,900円(税込)⇒149,600円(税込)
カラー:ブラック/アイスホワイト/パープル
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 4,100円(税込)
1回目のみ 6,100円(税込)
・「Xperia 1 IV」SIMフリーモデルのベンチマークはいかに?SIMフリーモデルとキャリアモデルの処理性能の差は軽微。ところがゲーミングギアを装着するとベンチマーク結果が35%向上!
・ゲーミングギア「Xperia Stream 」は「Xperia 1 IV」を本格的なゲーミングマシンへと変貌させる。高負荷なゲームを長時間安定してプレイできる冷却性能と、自由度の高いカスタマイズ性。
Xperia 5 IV(XQ-CQ44)
ソニーストア販売価格:119,900円(税込)
カラー:ブラック/エクリュホワイト/グリーン
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 3,300円(税込)
1回目のみ 4,400円(税込)
Xperia 10 IV(XQ-CC44)
ソニーストア販売価格:60,500円(税込)
カラー:ブラック/ホワイト
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 1,600円(税込)
1回目のみ 4,500円(税込)
・5G対応 SIMフリーモデル「Xperia 10 IV(XQ-CC44)」をレビュー。約161gの軽さと5000mAhの大容量バッテリーを備えた扱いやすいミッドレンジスマホ。
Xperia PRO-I (XQ-BE42)
ソニーストア販売価格:139,700円(税込)⇒119,900円(税込)
カラー:フロストブラック
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 3,300円(税込)
1回目のみ 4,400円(税込)
・Xperia PRO-I(XQ-BE42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
・これを待っていた!悲願の1.0型イメージセンサーを搭載したスマートフォン「Xperia PRO-I」現る!ポケットから一瞬で取り出して撮れる静止画と動画に納得のクオリティ。
・「Xperia PRO-I」は1.0型センサーを有効活用できていないって本当?クロップは悪なのか?を考察。ガチカメラを搭載したソニー製スマホが欲しいという欲求の行く先。
・「Xperia PRO-I」は1.0型センサーを有効活用できていないって本当?クロップは悪なのか?を考察。ガチカメラを搭載したソニー製スマホが欲しいという欲求の行く先。
Xperia 5 III (XQ-BQ42)
ソニーストア販売価格:99,000円(税込)⇒89,100円(税込)
カラー:ブラック/ピンク/グリーン
Xperiaケアプラン(月払い550円/年払い5,500円)
36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い 2,400円(税込)
1回目のみ 5,100円(税込)
・Xperia 5 III(XQ-BQ42) | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
・5G対応 SIMフリーモデル「Xperia 5 III(XQ-BQ42)」レビュー。フラッグシップモデル「Xperia 1 III」と同等のスペックと機能を詰め込んだコンパクトボディが魅力。
・「スマホあんしん買取サービス」&「Xperia乗り換えキャンペーン」
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●SIMフリーモデル Xperiaの使い方
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II (XQ-AT42)」のSIMカードの利用方法とAPN設置。データ通信や音声通話を使い分けできるデュアルSIMが最高に便利。5G利用時の注意点。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II (XQ-AT42) / Xperia 5 (J9260)」を買ったら、「モバイルSuica」の設定をしておこう。 Xperia 1 (J9110)は「おサイフケータイ」非対応なので注意。
・国内SIMフリーモデル「Xperia 1 II / Xperia 5」に「モバイルSuica」を設定したら、よりお得に使う方法を検討してみよう。「JRE POINT」の登録や、「ビューカード」、「楽天ペイ+楽天カード」との連携。
・SIMフリーモデル「 Xperia 1 II / Xperia 1 / Xperia 5」のデュアルSIMを活かす。サブ回線として、1年間無料&解約料無料の「Rakuten UN-LIMIT V」を使ってみる。
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●ソニーストア 直営店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)
※ソニーストア直営店(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)にて購入の際、ショップコード「2024001」を伝えていただくと当店の実績となります。
ご購入される方はよろしければ是非ともお願い致します。
ソニーショールーム / ソニーストア 銀座
街の中心にある銀座四丁目交差点に面したGINZA PLACE(銀座プレイス)4階~6階。
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」A4出口直結
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 札幌
地下鉄「大通駅」12番出口から徒歩1分。4丁目交差点すぐ
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 名古屋
名古屋市営地下鉄栄駅サカエチカ8番出口。丸栄百貨店南隣
営業時間:11:00~19:00
ソニーストア 大阪
大阪駅/梅田駅から徒歩5分程度。ハービスエント4階
営業時間:11:00~20:00
ソニーストア 福岡天神
西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩5分。西鉄天神CLASS
営業時間:11:00~19:00