SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」は、5G SAに対応しているのか？（実践編）ドコモ回線の 5G SA に接続、高速通信を確認！ただし、バンドやキャリアによっては接続できない可能性もある。

・SIMフリーモデル「Xperia 1 V」は、5G SAに対応しているのか？（準備編）ドコモ 5G SA を利用するために必要な申し込みとSIMカード（ドコモUIMカード）。
の続き。

SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」で、「5G SA（Stand Alone）」が利用できるのか？

前回は事前準備として、ドコモUIMカード（SIMカード）の交換と、5G SAサービスの加入までできたので後は実際に試すのみ。

がだしかし、いざ「5G SA」エリアに行ってみようと思ったら、提供エリア・スポットが異常に少ない。

自宅から、「5G SA」を浴びられる場所までいくタイミングがなかなかなくて、やっとのことテストできた。

・Xperia 1 V（XQ-DQ44） | Xperia(TM) スマートフォン | ソニー
・Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

・ドコモオンラインショップ
・auオンラインショップ
・ソフトバンク

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●「5G SA」を体験しやすいのはショッピングモールのドコモショップ周辺

地域別サービス提供状況

そもそも「5G SA（Stand Alone）」提供エリアが少すぎる問題。

地方に住んでいるから少ないのかと思ったら全国的に圧倒的に少ない様子。

しかも、”提供エリア”とされている場所は、大雑把すぎて確実性がないうえに、もしかすると一般人が立ち入れない可能性もあったりと不確定要素が多すぎるため除外。

「5G SA」提供施設・スポット一覧（PDF形式：487KB）PDF

”提供施設・スポット”についても、空港の待合室・展示見本市会場といったところは、通信テストのためだけに入場するにはハードルが高い。

地元で確実に試せそうなところでいうと、「おのだサンパーク 1Fセントラルコート、ドコモショップ周辺」。

おそらくどこの都道府県でも、店舗や駅周辺というのが間違いないと思われる。

現状でこれほどまでに限定的にしか利用できないのであれば、「5G SA（Stand Alone）」で月額550円が無料になっているのもうなづける。

今回試してみたかったのは、SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」。

参考比較として、ドコモが販売している5G SA対応スマートフォン「Galaxy Z Fold4 SC-55C」も一緒に持って行ってみた。

もしも、SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」が、「5G SA（Stand Alone）」をつかまなかった場合、端末側によるものなのか？電波によるものなのか？を切り分けできる。

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●SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」でも、5G SAをつかむ！

早速、「5G SA（Stand Alone）」が利用できるであろう場所で検証してみる。

ちょうど日曜日という事もあってある程度の人手もあって通信スピードの測定には向かないまでも、第一目標は「5G SA」の接続確認。

1時間半の道のりをかけて現地へ到着。

遠路はるばるやってきて無駄足にならないか心配していたけれど、あっさりとSIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」でドコモ回線の「5G SA（Stand Alone）」を掴んで接続！

いとも簡単に「5G SA（Stand Alone）」に接続できて逆に驚いてしまった。

以前に、「Xperia PRO-I」でミリ波を受信しようと、山口、広島、大阪と駆けずり回って試したにもかかわらず、まともに入らなかった苦労を考えるとあれは一体なんだったのか…。

ミリ波体験できるはずの県内ドコモショップ2軒目。
アンテナ近くまで近づいてもまともに受信せず…。
もうね…、心が折れそうだわ…_(┐「ε:)_#5G #ミリ波 #Xperiapro pic.twitter.com/c9KUPWlMGV

— 君国泰将 (@kunkoku) February 16, 2021

大阪なら、大阪駅なら大丈夫だと信じてたんだ‥。
ミリ波のスポット付近でウロウロしたけど、一瞬拾ってもすぐ4Gに切り替わってしまって計測する間もなかった(;ﾟ∀ﾟ)=3ﾊｧﾊｧ#5G #ミリ波 #xperiapro pic.twitter.com/DZ3zYDkrvS

— 君国泰将 (@kunkoku) March 1, 2021

5Gエリアなのに全然ひろわねーよ(;ﾟ∀ﾟ)=3ﾊｧﾊｧ
ミリ波以前にSub6すらちっともつかまない(｀；ω；´)
(グリーンがLTE、ピンクが5G) pic.twitter.com/Nm6PJ4GqMa

— 君国泰将 (@kunkoku) March 9, 2021

参考までに、SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」の側面の画像。

キャリアモデルの場合、ここに5G ミリ波 アンテナの電波を通しやすくするための切り欠きがある。

「ドコモスピードテスト」アプリで、「5G SA（Stand Alone）」に接続されたときの回線速度計測。

ダウンロード 速度は約1000Mbps、アップロード速度は約100Mbpsだった。

技術規格上の最大値ダウンロード：4.9Gbps、アップロード：1.1Gbps と比べると物足りないものの、それでも日常利用しているスピードと比べればかなり高速。

「ドコモスピードテスト」アプリで参照できる周辺の速度平均値と比べても、ダウンロード速度はかなり速い。

「5G SA（Stand Alone）」利用者が少ないこともあってか、日曜昼間のショッピングモールでも安定した速度が出たのだと思わる。

この後に何度かスピードテストをしてみたところ、約1000Mbpsを大きく超えることはなくほぼどれも同じ値。

たぶんこの場所では、基地局に接続されている物理的な回線に起因するものかこれ以上のスピードは見込めなさそうだった。

ドコモが提供している「5G SA（Stand Alone）」の周波数帯は、n78（3.7GHz帯）、n79（4.5GHz帯）、n257（28GHz帯）の3つ。

今回、SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」で接続したのはn78（3.7GHz帯）。

ミリ波であるn257（28GHz帯）と違って、3.7GHz帯という事もあって、提供エリアとされる場所から約50m～100mほど離れてもギリギリ接続していた。

施設で提供が始まれば結構な威力を発揮するかもしれない。

また、本体設定にある、「5Gスタンドアローン」を有効/無効に切り替えると、それにともなって接続される方式が変化していた。

無効の場合は「ノンスタンドアローン方式（NSA）」、有効の場合は「スタンドアローン方式（SA）」に接続。

提供エリアであえて無効にする事もないけれど、「5G SA」が全く利用できないエリアであれば無効にするとバッテリー消費を少しでも抑えられるかもしれない。

●（参考）「Galaxy Z Fold4 SC-55C」の場合

一方で、ドコモが販売している「Galaxy Z Fold4 SC-55C」もでも試したところ、「5G SA（Stand Alone）」に接続。

「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」がn78（3.7GHz帯）に接続されたのに対して、「Galaxy Z Fold4 SC-55C」はn79（4.5GHz帯）に接続されていた。

同じ場所でも、安定して掴むバンドが異なる。

SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」で試したさいには、5G SAのn79（4.5GHz帯）に接続されることはなかった。

だとすると5G SA n79には対応していないのか？

n79というバンド（周波数帯）は、今のところ採用しているキャリアが非常に少なく、日本でもドコモ以外のキャリアは利用していない。

あくまでも初めて1回目かつ1ヶ所での検証なので不確定要素も多く、今後 5G SAのエリアが増えれば改めて試してみたい。

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●SIMフリーモデルでもドコモ5G SAに接続は可能。ただしキャリア・バンドによって違いがあるかも

SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」で、「5G SA（Stand Alone）」が利用できるのか？

実際に提供エリアで検証してみたところ、ドコモの5G SAの利用ができたという事と、5G SAのn78（3.7GHz帯）に接続できたということ。

ただし、「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」が対応している5G SAバンドというのが不明なこともあって、ドコモのn79や、そのほかの5Gバンド対応、キャリアごとの対応については、さらに検証していく必要がある。

少なくともキャリア側が制限をかけない限りは、対応するバンド（周波数帯）で接続できるはずなので、これからSIMフリーモデルの「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」を手にした人が増えれば、全国の対応具合がわかってくると思われる。

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●Xperia 1 Vキャリアモデル発売！SIMフリーモデルレビュー。

SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」レビュー
・（その１）所有欲を満たすボディデザイン、シンプルな中身、メモリ16GB・ストレージ512GB 大容量というSIMフリーモデルの魅力。
・（その２）ベンチマークテストとゲームの挙動を比較。「Xperia 1 V」は前モデルを圧倒！、Xperia Streamを利用すれば高負荷なゲームも長時間安定してプレイ可能。

・発熱制限を緩和して、「Xperia 1 V」を長時間使うための「撮影持続モード」と「モニター持続モード」。SIMフリーモデルとキャリアモデル毎に対応の違い。
・「Xperia 1 V」と「Xperia 1 IV」で、高負荷 4K120P撮影の録画時間を検証。「Videography Pro」の撮影持続モードをオンにすると、さらなる長時間撮影が可能に。

・SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」で、「povo2.0」のeSIM新規契約申し込みと登録、そして物理SIMとeSIMのデュアルSIM運用を試す。「データSIM自動切換え」が便利。

SIMフリーモデル「Xperia 1 V」は、5G SAに対応しているのか？
（準備編）ドコモ 5G SA を利用するために必要な申し込みとSIMカード（ドコモUIMカード）
（実践編）ドコモ回線の 5G SA に接続、高速通信を確認！ただし、バンドやキャリアによっては接続できない可能性もある。

・「Xperia 1 V」を、物理キーひとつでいつでも瞬時に「Photo Pro」と「Video Pro」に切り替えて撮影できる最強仕様にカスタムしてみた。

・Xperia SIMフリーモデルに、「ドコモSIM」を入れて「ドコモメール」を使えるように設定してみる。「Gmail」アプリにドコモメールを設定する方法。

・ドコモ版「Xperia 1 V SO-51D」に強制プリインストールされている悩ましいキャリアアプリをどうにかしたい。
（初級編）リスクの少ないアプリの無効化で手軽にストレス軽減。
（中級編）消せない不要なプリインストールアプリを、PCを利用してadbコマンドで削除する。
（上級編）不要なアプリをリストアップしてバッチファイルを作成、いらないアプリを一掃する。

・「Xperia 1 V」の「外部モニター」アプリが、ピーキング / ゼブラパターン / 録画対応といったプロ用モニターと同等機能を搭載。高輝度モニターとして安定して使えるまでに神進化！
・Xperia 1 V「外部モニター」アプリの進化点と注意点。「外部モニター」に備わった機能の便利な表示プリセット設定や、USBストリーミング時のマイク仕様について徹底解説。

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