NTTドコモだけで販売されるソニーモバイルの「Xperia A4 (SO-04G)」、6月中旬に発売。
ソニーモバイル製の「Xperia Z4」「Xperia A4」「Xperia Z4 tablet」をNTT docomoが発表。その中で、docomoだけで扱われる「Xperia A4」。
・進化したフラッグシップスマートフォン『Xperia™ Z4』、世界最薄・最軽量タブレット『Xperia™ Z4 Tablet』、約4.6インチ画面のコンパクトな『Xperia™ A4』をNTTドコモより発売
・Xperia™ A4 SO-04G | ソニーモバイルコミュニケーションズ
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●Xperia™ A4(So-04G)
「Xperia A4」のdocomoの型番としては、「SO-04G」。
ディスプレイサイズは、4.6インチ(解像度1280 x 720)に、本体サイズサイズは、長さ約128 mm×幅約66mm×厚さ約9.1mm、質量は、約129gというコンパクトなサイズのモデル。
デザインは、表面と裏面がフルフラットで、側面がなだらかにカーブしているラウンドフォルムとの組み合わせ。シン プルで、かつ持ちやすさを重視したデザインで、スペックから照らしあわせてもグローバルモデルとしても扱われる「Xperia Z3 Compact」の路線とは関係なく、去年同じくdocomoのみで発売された「Xperia A2」の後継機種といえる。
背面はマットな樹脂となっていて、サイドの作り込みもカーブさせたフレームになって、樹脂に光沢処理を施してある。電源ボタンはアルミのシルバーで、ボリュームボタン、カメラボタンは本体と同色系に塗装されている。
防水防塵性能を備えていて、水中で30分間沈めていても耐えうる防水(IPX5/IPX8)や防塵性能(IP5X)に準拠。
イヤホンは、フタの開け閉めなくダイレクトにイヤホンを差せるキャップレスになっているものの、Xperia Z4のようにMicroUSB端子はキャップレスにならず従来モデルのままカバーで開け閉めするスタイルのまま。というよりも、マグネット端子も残っていて、配置含めて「Xperia Z3 Compact」と全く同じ。
ディスプレイはより視野角の広いIPSパネルを採用、幅広い色再現領域を持つ「トリルミナスディスプレイ for mobile」やLive Color LEDを搭載してより鮮やかに映像に表現、ソニー独自の超解像技術「X-Reality for mobile」を搭載して、動画もよりリアリティー豊かに再現する。
カメラは、1/2.3型、約2,070万画素のイメージセンサーExmor RS for mobileと、画像処理エンジンBIONZ for mobile(ビオンズ)、Gレンズは25mmと広角撮影が可能。画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を搭載してISO感度も、スマートフォンでありながら静止画でISO12800、動画時でも3200と非常に高感度に、暗所でもノイズを低減した、動く被写体もブレを抑えた鮮明な画像を撮影できる。動画撮影は、4K(3840×2160/30p)で記録ができる。
オーディオ機能としては、CDを上回る豊かな情報量を持つハイレゾオーディオ音源の再生も可能。MP3やAACといった圧縮音源の解像度を
ハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE HX技術を搭載する。
専用のイヤホンを使用することで、周囲の騒音を約98.0%カットできるデジタルノイズキャンセリング機能も搭載する。
ただし、Xperia Z4に搭載された高音質なワイヤレス転送ができる「LDAC」には非対応。
プロセッサーには、64ビットのQualcomm Snapdragon 801 MSM8974AC(クアッドコア 2.5GHz)を採用、メモリーは2GBのRAM、内部ストレージ(ROM)は16GB。OSは、Android 5.0(Lollipop)。
バッテリー容量は2,600mAhで、待機中の動作を制限して駆動時間を長持ちさせる「STAMINA®モード」も搭載する。
カラーバリエーションはBlue、Gray、Pink、Whiteの4色展開。
ワンセグ、フルセグの視聴に対応(録画はワンセグのみ)、NOTTV、おサイフケータイも搭載する。
「Xperia A4(SO-04G)」は、ドコモショップで2015年6月中旬から販売予定。
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いったいどこが「Xperia Z3 Compact」と違うのだろう?と必死にスペックシートを見たものの、ぶっちゃけ「Xperia A4」の中身は「Xperia Z3 Compact」まんま。それでいてボディのデザインテイストは、「Xperia A2」というXPERIAのコンパクトモデルという路線をどう展開してるのか頭を悩ませる。けれど、あくまでも”XPERIA Aシリーズ”というものが、docomoの販売戦略として必要としたモデルと考えるとまぁなんとなくわからないでもない。
(上記画像は、「Xperia J1 Compact」(Xperia A2と同等モデル)と比較して撮影したもの。)
去年(2014年6月)に発売された「Xperia A2」からすると、本体サイズはほぼそのままにディスプレイサイズは大型して、スペックも上がって、4K動画撮影やハイレゾ対応といったXperia Z3/Z3 compact相当のフラッグシップ級の性能になったとも言える。
ただ、あまりにも「Xperia Z4」のキャップレスMicroUSB端子とマグネット端子の廃止のインパクトが強かっただけに、おいおいこっちは変化せずなのかよと突っ込みたくもなる。
当然背面の中央にはNTT docomoというシルバーのロゴが入る。少なくとも「Xperia Z3」と違いのある「Xperia Z4」と違い、ここまで中身が同じだと、キャリアの販売の傾向として、先に発売されたモデルが安売りされるのは常で、結局「Xperia Z3 compact(SO-02G)」でよかったんじゃ?となる気がするのだけれど、もしかすると早々に売り切って、「Xperia A4」にシフトするのかもしれない。
と、冷ややかに「Xperia A4」を見ながらも、手に持った時のしっくり感は良いのは良いし、なにしろ新色のブルーがやたらと新鮮味があって、またもや色だけで買ってしまいそうな気持ちを抑え中。
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