ソニー Xperia のAndroid 14 へのアップデート内容が判明。ハイエンドモデルの Xperia 1 V では、Photo Pro 新機能追加(ぼけ効果、120fps動画撮影)、外部モニターアプリ(USB3.0接続時)にカメラ側音声を利用できる入力改善。真のバックアップ録画が可能に。

Android端末の新OSとなるAndroid 14。

日本で販売されているXperiaにはまだ配信されていないものの、一部の国では配信を開始している。

アップデートの内容はモデルにより異なるが、共通して行なわれるものとしては、「ロック画面にショートカットを追加」することができるようになる。

ドコモが発表しているAndroid 14へのアップデート対象モデルは、以下の通り。

2022年発売機種
・Xperia 1 IV SO-51C
・Xperia 10 IV SO-52C
・Xperia Ace III SO-53C
・Xperia 5 IV SO-54C

2023年発売機種
・Xperia 1 V SO-51D
・Xperia 10 V SO-52D
・Xperia 5 V SO-53D

SIMフリーモデルについても、キャリアモデルと同等のモデルがAndroid 14へとアップデートされると思われる。

今回は、Android 14へアップデートすることにより追加される機能などの詳細がわかってきたので紹介してみる。

・Xperia(TM) スマートフォン | ソニー

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●Xperia Android 14で追加される機能

・Moving it forward!Introducing Android™ 14

海外ソニー公式サイトに記載されている内容は、以下の通り。

・Xperia以外の対応デバイスで「デバイスを探す」を利用可能に。
・ニアバイシェア機能により、Windowsとのデータ共有が簡単に。
・ロック画面にショートカットを追加、カスタマイズが可能に。
・ゲーム エンハンサー、フォト プロ、ビデオ プロ、および外部モニター アプリのアップデート

この内、上3つの「デバイスを探す」、「ニアバイシェア」、「ロック画面」については、Android 14標準の機能追加と言っても問題なく、Xperia独自というものではないので割愛。

注目ポイントは最後のアプリ関係のアップデートとなる。

アプリのアップデート内容は、Xperia 1 Vはおおまかに紹介されていて、以下のようになる。

ゲーム エンハンサー：新しいUIデザイン
フォト プロ：Photo Proアプリで120fps/スローモーション動画撮影が可能に。
　　　　　　ぼけ効果の追加。
ビデオ プロ：Video Creatorアプリが利用可能に。

この内容、かなり簡単に説明されているため、具体的にどのようなことが変わったかわかりにくい。

しかもVideo Creatorアプリに関しては、Android 14でなくても利用可能になっているものである。

ややこしいのが、こういったアプリの機能追加は、Android 14となるすべてのXperiaに追加されるものではない。

Xperia 10 Vを例にすると、ゲーム エンハンサー、フォト プロ、ビデオ プロ、外部モニター アプリはそもそも搭載されていないため、仮にAndroid 14になったとしても機能が追加されるわけではない。

Xperia 10 Vでは、「デバイスを探す」、「ニアバイシェア」、「ロック画面」といったAndroid 14標準の機能追加となるはず。

ということで、アプリ自体のアップデートもされるXperia 1 Vに追加される機能をもっと詳しくまとめてみた。

Xperia 1 V Android 14アップデート内容

①Photo Proの新機能

主に静止画撮影時に利用する「Photo Pro」では、以下のような機能が追加。

・動画モード時に、スローモーションへの切り替えが簡単に。（Xperia 5 V搭載機能）
・4K 120fps/FHD 120fpsの動画撮影に対応。（Xperia 5 V搭載機能）
・ぼけ効果の追加。（Xperia 5 V搭載機能）

・動画モード時に、スローモーションへの切り替えが簡単に。（Xperia 5 V搭載機能）

動画モードの左上（A）にスローモーションへの切り替えができるボタンが追加されるようになった。

切り替えが簡単になるUIの改善。

・4K 120fps/FHD 120fpsの動画撮影に対応。（Xperia 5 V搭載機能）

Xperia 1 Vは、「Photo Pro」に機能として搭載されていない4K 120fps/FHD 120fpsの動画撮影に対応する。

これはXperia 5 V搭載機能で、一応Xperia 1 VでもVideo Proの方で利用できたけれど、Photo Proアプリの方でも使用できるようになる。

・ぼけ効果の追加。（Xperia 5 V搭載機能）

Xperia 5 V搭載機能であるソフトウェアとしてぼけを追加する、ぼけ効果がXperia 1 Vにも追加。

ぼけ効果は、超広角、広角、望遠どのレンズでも利用することができる。

24mm、85mm、125mmの画角で利用することが可能になる。（広角レンズ、望遠レンズ）

全体的に、最新モデルのXperia 5 Vに搭載されている機能を追加した形。

アップデート内容を確認しても、24mmレンズを48mm相当へ2倍ズームする機能は追加されないものと思われる。

②ゲームエンハンサーの新しいUIデザイン

ゲームエンハンサーのアップデート内容は、デザイン変更しか書かれていない。

こちらもおそらくXperia 5 Vで採用されているゲームの世界へ没入できるデザインへとアップデートされるものと思われる。

③外部モニターアプリの機能追加

・Xperia 1 V「外部モニター」アプリの進化点と注意点。「外部モニター」に備わった機能の便利な表示プリセット設定や、USBストリーミング時のマイク仕様について徹底解説。

Xperia 1 Vから機能が追加され大幅進化した「外部モニター」アプリ。

ストリーミング機能、ピーキング表示、バックアップ録画機能など超便利になっているのだが、実は不思議な制限があり不便な仕様だった。

それが「外部モニター」で収録する音声についてで、Android 13時点では、以下のような仕様となっていた。

Android 13
接続ケーブルがUSB 2.0の場合
映像：720p以下
音声：カメラのマイクが出力

接続ケーブルがUSB 3.0の場合
映像：1080p以上可能
音声：Xperiaのマイクが出力

USB3.0の場合、解像度の高い映像に対応するかわりに、音声収録がXperiaのマイクとなってしまうという問題。

この仕様によって、カメラにいくら良いマイクを接続したとしてもXperiaのマイク音声が録音されてしまうため、バックアップ録画したとしても、映像はカメラ、音声はXperiaという音声のクオリティが異なる録画となってしまっていた。

この問題が、Android 14へのアップデートのタイミングで改善されるというわけだ。

改善内容は、以下の通り。

・USB 3.0 Super Speed ケーブルを使用してビデオ デバイスを接続する場合、オーディオ入力をカメラ側から入力された音声を利用可能に。

Android 14
接続ケーブルがUSB 2.0の場合
映像：720p以下
音声：カメラのマイクが出力

接続ケーブルがUSB 3.0の場合
映像：1080p以上可能
音声：カメラのマイクが出力

USB 3.0で接続した場合でも、カメラの高い映像と音声を利用できるため、高いクオリティの録画やストリーミングが可能となる。

この改善はカメラに限った話ではなく、ゲームプレイの映像をキャプチャーする際にもゲーム音声をそのまま保存できるようになるので、刺さる人にはとことん刺さる改善点。

真の意味で、「バックアップ録画」が可能となる今回のアップデート。

日本のXperia 1 Vや、Xperia 5 Vに配信されたら早速試してみたい。

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●Xperia 5 V SIMフリーモデルレビュー。

SIMフリーモデル「Xperia 5 V (XQ-DE44)」レビュー
・（その１）「Xperia 1 V」と同じSoCと最新イメージセンサー「Exmor T for mobile」を搭載するフラッグシップコンパクトスマホ。
・（その２）ベンチマークテストとゲームの挙動を比較。単体でのパフォーマンスもかなり良好、高いパフォーマンスをより長い時間維持できるポテンシャルの高さ。

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●Xperia 1 V SIMフリーモデルレビュー。

SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」レビュー
・（その１）所有欲を満たすボディデザイン、シンプルな中身、メモリ16GB・ストレージ512GB 大容量というSIMフリーモデルの魅力。
・（その２）ベンチマークテストとゲームの挙動を比較。「Xperia 1 V」は前モデルを圧倒！、Xperia Streamを利用すれば高負荷なゲームも長時間安定してプレイ可能。

・発熱制限を緩和して、「Xperia 1 V」を長時間使うための「撮影持続モード」と「モニター持続モード」。SIMフリーモデルとキャリアモデル毎に対応の違い。
・「Xperia 1 V」と「Xperia 1 IV」で、高負荷 4K120P撮影の録画時間を検証。「Videography Pro」の撮影持続モードをオンにすると、さらなる長時間撮影が可能に。

・SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」で、「povo2.0」のeSIM新規契約申し込みと登録、そして物理SIMとeSIMのデュアルSIM運用を試す。「データSIM自動切換え」が便利。

SIMフリーモデル「Xperia 1 V」は、5G SAに対応しているのか？
（準備編）ドコモ 5G SA を利用するために必要な申し込みとSIMカード（ドコモUIMカード）
（実践編）ドコモ回線の 5G SA に接続、高速通信を確認！ただし、バンドやキャリアによっては接続できない可能性もある。

・「Xperia 1 V」を、物理キーひとつでいつでも瞬時に「Photo Pro」と「Video Pro」に切り替えて撮影できる最強仕様にカスタムしてみた。

・Xperia SIMフリーモデルに、「ドコモSIM」を入れて「ドコモメール」を使えるように設定してみる。「Gmail」アプリにドコモメールを設定する方法。

・ドコモ版「Xperia 1 V SO-51D」に強制プリインストールされている悩ましいキャリアアプリをどうにかしたい。
（初級編）リスクの少ないアプリの無効化で手軽にストレス軽減。
（中級編）消せない不要なプリインストールアプリを、PCを利用してadbコマンドで削除する。
（上級編）不要なアプリをリストアップしてバッチファイルを作成、いらないアプリを一掃する。

・「Xperia 1 V」の「外部モニター」アプリが、ピーキング / ゼブラパターン / 録画対応といったプロ用モニターと同等機能を搭載。高輝度モニターとして安定して使えるまでに神進化！
・Xperia 1 V「外部モニター」アプリの進化点と注意点。「外部モニター」に備わった機能の便利な表示プリセット設定や、USBストリーミング時のマイク仕様について徹底解説。

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●ソニーストア Xperia SIMフリーモデルラインナップ

Xperia 5 V（XQ-DE44）
ソニーストア販売価格：139,700円（税込）
カラー：プラチナシルバー、ブルー、ブラック

36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い　3,800円(税込)
1回目のみ　6,700円(税込)

Xperia 1 V（XQ-DQ44）
ソニーストア販売価格：194,700円（税込）
カラー：ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン

36回まで分割払手数料が【0円】
月々の支払い　5,400円(税込)
1回目のみ　5,700円(税込)

SIMフリーモデル「Xperia 1 V（XQ-DQ44）」レビュー
・（その１）所有欲を満たすボディデザイン、シンプルな中身、メモリ16GB・ストレージ512GB 大容量というSIMフリーモデルの魅力。
・（その２）ベンチマークテストとゲームの挙動を比較。「Xperia 1 V」は前モデルを圧倒！、Xperia Streamを利用すれば高負荷なゲームも長時間安定してプレイ可能。

・「Xperia 1 IV」SIMフリーモデルのベンチマークはいかに？SIMフリーモデルとキャリアモデルの処理性能の差は軽微。ところがゲーミングギアを装着するとベンチマーク結果が35％向上！
・ゲーミングギア「Xperia Stream 」は「Xperia 1 IV」を本格的なゲーミングマシンへと変貌させる。高負荷なゲームを長時間安定してプレイできる冷却性能と、自由度の高いカスタマイズ性。

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